SAE J3016|自動運転レベルの国際標準改定、韓国主導による定義の明確化

MoneyToday 韓国
概要
韓国の科学技術情報通信部と韓国電子通信研究院(ETRI)が、自動運転レベルの国際標準である「SAE J3016」の改定を主導した。今回の改定では、各自動運転段階におけるドライバーと車両それぞれの役割分担がより明確に定義されている。これにより、運転支援機能と完全自動運転の混同といった誤解を防ぎ、世界的な安全システムの設計基準が更新される。
詳細

主要成果

韓国の科学技術情報通信部と韓国電子通信研究院(ETRI)は、世界的な自動運転レベルの国際標準規格である「SAE J3016」の改定を主導した。本規格の2026年改訂版は、先月20日に正式に発行された。これまで米国中心に改定が進められてきたSAE J3016において、韓国の研究チームが主導して改定を行ったのは今回が初めてとなる。

技術・詳細

SAE J3016は、自動車の運転支援および自動運転技術のレベルを「レベル0」から「レベル5」までの6段階に分類し、それぞれの概念と用語を定義する国際標準である。2014年の策定以来、自動車メーカーや部品サプライヤー、各国政府、国際機関が技術開発や規制策定のベンチマークとして利用してきた。

今回の改定では、特に以下の点に焦点が当てられた。

  • 自動運転の各段階において、ドライバーと車両がそれぞれ果たすべき役割の明確な定義。
  • 既存の自動運転レベルに関する記述文の修正を行い、ドライバーと車両の役割分担をより明白にすることで、レベル間の差異を明確に理解できるようにしたこと。

この改定作業は、ETRIの知能情報標準研究室のCha Hong-gi室長率いる国内研究チームが、3年半にわたって主導したものである。

背景・業界の文脈

規格改定の背景には、近年の自動運転技術の普及と多様化がある。車線維持や速度制御といった運転支援機能が拡大したほか、一部の国ではドライバーが不在の「ロボタクシーサービス」が導入されるなど、実用化が進んでいる。こうした状況下で、既存の標準規格を再編する必要性が生じていた。

具体的には、単なる運転支援機能を「完全自動運転」であると誤認したり、車両側とドライバー側の役割分担に混乱が生じたりといった問題が発生する懸念があったため、定義の厳格化が求められていた。

今後の展望

今回改定された国際標準は、世界中の自動運転関連企業や機関投資家が機能を開発し、安全システムを設計する際の基準として適用される。科学技術情報通信部は、国内研究者が国際標準の改定を主導したことは顕著な成果であるとしており、今後も自動運転分野における国際標準化を韓国がリードできるよう、積極的な支援を継続する方針である。

元記事: https://www.mt.co.kr/index.php/en/tech/2026/10/29/2026102909515047023

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