COMPANY PROFILE / ペロブスカイト太陽電池
纖納光電(Microquanta)
― 最初に「売った」専業。100MWラインから実証電站へ、そしてシリコンとの4端子タンデムへ
纖納光電(Microquanta)は、2015年に杭州で設立されたペロブスカイト太陽電池の専業メーカーです。 同社は2022年5月に「世界初の商用ペロブスカイトモジュール α」を発売し、100MW級の量産ラインを3年以上動かしてきたと説明しています。 実証発電所の合計は30MWを超え、2024年11月にはペロブスカイト/シリコンの4端子タンデムモジュールの量産出荷も始めました。 一方、効率の看板は19.48cm²の小さなモジュールでの23.9%(効率表に収録と会社が説明)で、 量産品の2.88m²モジュールは18.60%(TÜV SÜD認証と会社が発表)です。 研究と量産の距離、そして非上場ゆえに見えないことを、同社の公式発表から整理します。
- 30秒でわかる纖納光電と、ペロブスカイト太陽電池での立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- ペロブスカイト太陽電池の世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模(非上場。ラインと実証で見る)
- ペロブスカイトにかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社はペロブスカイト太陽電池で何を目指しているか
- ペロブスカイト分野の提携マッピング
- 提供している技術・製品・サービス
- この企業が抱えるリスク
- 用語集/出典/主張と出典の対応表
1. 30秒でわかる纖納光電と、ペロブスカイト太陽電池での立ち位置
浙江省衢州市生産拠点は衢州(衢州纤纳新能源科技)
(留学帰国組の創業)CEO 姚冀衆氏・CTO 顔歩一氏が共同創業
+シリコンとの4端子タンデムα²(125W)、2.88m²(509W)、彩色・透光品
ペロブスカイト太陽電池に取り組む企業は、大きく既存の太陽電池大手・専業スタートアップ・素材や電機の異業種の3種類に分かれます。 纖納光電は専業スタートアップですが、他の専業と比べて「実際に作って、納めて、発電させた」実績が早くから積み上がっているのが特徴です 事実。 そのうえで同社は2024年から、自社のペロブスカイトを「上に貼る板」として、他社のシリコンセルと組み合わせる4端子タンデムを量産出荷しています。 シリコンの大手と競うのではなく、シリコンの上に載る部材として組む道を、専業の中で最も早く製品化した会社です。
2. ロゴと社名の表記について

ロゴは同社の商標です。本稿では生成画像による再現を行わず、公式サイトのロゴ画像を img/microquanta_logo.png として設置しています。
表記の注意:法人名は「杭州纤纳光电科技股份有限公司」(2025年5月の同社記事の表記)、ブランドの英字は MICROQUANTA です。 英文の正式な法人名は、本稿が確認した一次資料では確認できませんでした。 日本語の定まった読みはなく、本稿では日本の漢字で「纖納光電」(簡体字は「纤纳光电」)と書き、英字の Microquanta を併用します。 生産を担う衢州の拠点は、同社の記事で「分公司の衢州纤纳新能源科技有限公司」と書かれています。
公式サイト:https://www.microquanta.com/3. ペロブスカイト太陽電池の世界で、この会社はどこにいるか
製品の形は2系統です 事実。 (1) ガラス型の単接合モジュール:2022年発売の α(0.79m²)、後継の α²(125W)、2025年11月発表の2.88m²(2400mm×1200mm)、公式サイトの製品一覧にある彩色品・透光品。 (2) ペロブスカイト/シリコンの4端子タンデム:半透明のペロブスカイト上側セルと通常のシリコン下側セルを別々に作り、物理的に積層(ラミネート)する方式で、上下に電気的なつながりはありません。 フィルム型(フレキシブル)の量産品の発表は、本稿が確認した一次資料にはありません。
4. 会社の規模(非上場。ラインと実証で見る)
纖納光電は非上場で、売上高・損益・従業員数・資金調達額を公表していません 未確定/将来。 代わりに、会社が公表している生産ライン・実証電站・販売の規模で大きさを見ます。
| 項目 | 会社の公表内容 | 時点 |
|---|---|---|
| 単接合の量産ライン | 「世界初の100MW級ペロブスカイト量産ライン」。3年以上連続運転、組件良率98.5% | 2025年9月・12月の記事 |
| 4端子タンデムのライン | 衢州に「国際初の自動化度の高い100MW級4端子タンデムモジュール生産ライン」を設計・開発 | 2025年8月の記事 |
| GW級ライン | 「GW級量産ラインは3月に正式に稼働予定」と記載(2025年2月)。その後の稼働の発表は本稿の確認範囲では見当たらない | 2025年2月の記事 |
| 実証・商用電站の累計 | 総設備容量30MW超 | 2026年8月の記事 |
| 海外販売 | 2026年上期までに海外販売額が「千万元級」、欧州・中東・豪州の複数国に進出 | 2026年7月の記事 |
| 売上高・損益・従業員数・調達額 | 非公表 | ― |
2025年5月の同社記事は「2024年の出荷量が世界のペロブスカイト市場の52.2%」と書き、同年12月の記事も「市場シェア50%超」としています 事実。 しかし、この数字は記事の中で「市場シェアの推計」とされているだけで、分母となる市場規模の出所や算定方法が示されていません。 本シリーズでは調査会社などの推計に基づく市場シェアを採用しない方針のため、本稿ではこのシェアを事実として扱いません 未確定/将来。
5. ペロブスカイトにかけているリソース
| リソースの種類 | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 人 | 2015年に海外から帰国した姚冀衆氏(CEO)と顔歩一氏(CTO)が共同創業。研究・量産工程・装置・製造の開発チームを持つと説明。従業員数は非公表 | 事実(人数は非公表) |
| 金(研究費・設備投資・調達額) | いずれも非公表 | 非公表 |
| 大学・研究機関 | 浙江大学(3D層流風場技術、2025年Science、2025年度光伏分野重大科技進展)、浙江理工大学(同論文の協力)、北京化工大学(4端子タンデムの共同開発)、南開国家新材料研究院(2024年12月に協力覚書)、中国三峡集団科学技術研究院(タンデムの屋外性能の研究) | 事実 |
| 公的資金・国の認定 | 浙江省「尖兵領雁+X」科技計画(2025年度)に「GW級ペロブスカイト電池の稳効協同技術と装置の開発」が採択(衢州の拠点が担当)。国家能源局の能源分野首台(套)重大技術装備(第5批)に4端子タンデムと100MW級生産工程が入選。いずれも金額は非公表 | 事実(金額は非公表) |
| 標準化 | 初のペロブスカイト国家標準(GB/T 6495.12—2026、I-V特性の測定方法)の起草に参加。IEC TC82 WG2の国際標準の議論にも参加 | 事実 |
| 外部への出資・買収 | 他社への出資・買収の発表は見当たらない | 確認できず |
6. これまでの取り組み
纖納光電の発表は、小さなモジュールの効率記録と、量産品・実証電站の2本立てです。面積と認証を分けて読んでください。
| 時期 | できごと | 面積・認証 |
|---|---|---|
| 2015年 | 設立 | 公式サイト |
| 2022年5月 | 「世界初の商用ペロブスカイトモジュール」αを発売(0.79m²) | 会社発表 |
| 2022年 | 浙江・衢州で分散型のペロブスカイト屋根電站を系統連系(「世界初」と会社が説明) | 会社発表 |
| 2023年 | 内蒙古・庫布其で兆瓦(MW)級の地面電站を系統連系 | 会社発表 |
| 2024年11月 | 4端子タンデムモジュールの量産出荷(三峡能源の峄城50MW項目向け)。浙江・松陽の8.6MW電站を系統連系 | 会社発表 |
| 2024年11月 | 「冻晶(冷凍レーザー修復)」技術で6cm×6cmモジュール23.65%、766cm²で21.5% | 会社発表 |
| 2025年1月 | 810cm²モジュールで全面積21.86% | 810cm²/国家光伏産業計量測試中心(会社発表) |
| 2025年3月 | 19.48cm²モジュールで24.12%(逆掃引)、全面積の定常効率23.93% | 19.48cm²/同上(会社発表) |
| 2025年5月 | 3D層流風場(LAD)技術をScienceに発表 | 論文(会社の紹介) |
| 2025年 | 500kWの4端子タンデム実証電站を系統連系。国家能源局の首台(套)装備に入選(8月) | 会社発表 |
| 2025年8〜12月 | 三峡能源の青海・格爾木5MW項目にα²モジュール5万枚超を出荷、12月に系統連系。中国華能の青海5MW実証基地に供給 | 会社発表 |
| 2025年11月 | 2.88m²モジュール:509.21W、効率18.60%。他社と共同開発の平米級ペロブスカイト/TBC 4端子タンデムで26.49% | いずれもTÜV SÜD(会社発表) |
| 2025年12月 | 4端子タンデムを大慶の国家光伏・蓄電実証実験平台に出荷 | 会社発表 |
| 2026年1月22日 | ペロブスカイト・タンデムモジュールでIEC 61215・61730全序列の認証を取得(出力130〜170W、最高効率26.49%) | TÜV SÜD(会社発表) |
| 2026年2月・6月 | 19.48cm²モジュールの全面積定常効率23.9%が効率表第67版・第68版に収録 | 会社発表 |
| 2026年9月 | 初のペロブスカイト国家標準の起草単位の1つとして標準が公布(2027年3月施行) | 会社発表 |
NLR(旧NREL)のチャンピオンモジュール効率チャートの「ペロブスカイト単接合」の系列には、過去の記録保持者としてMicroquantaの名前が載っています 事実。 ただし本稿の確認時点で、同じ系列の最新記録(22.1%)の保持者は仁爍光能と南京大学です。 23.9%は19.48cm²(約4.4cm角)の小さなモジュールで、量産品の2.88m²(18.60%)とは面積が約1,500倍違います 本稿の計算。 効率表への収録は会社の記事による説明で、本稿は効率表の原本を確認していません 未確定/将来。
7. 今後の計画
2026年2月の記事で同社は、2026年を「ペロブスカイト-シリコン・タンデムに集中し、効率と総合的な安定性の両面で突破する年」と位置づけ、 タンデムモジュールをより大規模な商業化の段階に進めると書いています 事実。 単接合の量産で実績を積んだ会社が、次の主役をシリコンとの4端子タンデムに据えたことが読み取れます。
次はいずれも纖納光電の公式発表に記載がありません 未確定/将来。
売上高・損益・出荷量(MW)/資金調達の額と出資者/従業員数/GW級ラインの稼働の有無・時期・投資額/ 4端子タンデムの生産量と顧客名(TBCタンデムの相手は「国内某能源公司」とだけ記載)/製品価格。
8. この会社はペロブスカイト太陽電池で何を目指しているか
ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| シリコン大手の「上に載る部材」として組む | 4端子タンデムは一道新能源のTOPCon下側セルや他社のTBCと組み合わせて開発。上下を別々に作る方式を「工程の相性と電流整合の問題を避けられる」と説明 | 推測 |
| 顧客は大型の国有エネルギー企業が中心 | 三峡能源、中国華能、国家実証平台(大慶)への供給。2025年12月の記事は「大型の中央・国有企業を代表とする顧客に供給」と記載 | 事実 |
| 実証データで「売れる証拠」を積む戦略 | 海南(CQCに委託した実証)・青海・松陽・大慶など各気候区の実証電站を次々に公表し、海外受注の説明でも実証データを前面に出している | 推測 |
| 標準づくりで先行者の地位を固める | 国家標準の起草、IEC TC82 WG2への参加、タンデムでの「世界初」のIEC全序列認証 | 推測 |
2025年8月の記事は、国家能源局の首台(套)装備に入った4端子タンデムについて 「半透明のペロブスカイト上側セルと通常のシリコン下側セルを物理的なラミネートでつなぎ、上下を別々に作るので電気的なつながりがない。 上下の工程の相性と電流の整合の問題による性能損失を避けられ、産業化で先行できる可能性がある」と説明しています 事実。 これは、LONGiやJinkoSolarが研究している1枚に積み上げる2端子型とは逆の選択です。 2端子型は理論上の効率で有利ですが、シリコンの工場の中でペロブスカイトを成膜する必要があります。 4端子型なら、纖納光電は自社の単接合ラインの延長で上側セルを作り、シリコン側は既存のメーカーの製品をそのまま使える。 本稿は、同社がこの分業によってシリコン大手と競合せずに組める立場を取りにいっていると読みます 未確定/将来。 ただし、配線とガラス・封止材が1組増える分、モジュールのコストと重さは増えると考えられ、その経済性は一次資料では示されていません。
9. ペロブスカイト分野の提携マッピング
10. 提供している技術・製品・サービス
| 製品・技術 | 一次資料の記述 |
|---|---|
| α²モジュール(単接合) | VDE認証で125W(2025年)。格爾木5MWなどに大量供給。海南の実証(CQCに委託)では110W品49枚を使用 |
| 2.88m²モジュール(単接合) | 2400mm×1200mm、509.21W、効率18.60%(TÜV SÜD)。2.8m²超品でIEC 61215・61730・61701(耐塩霧)の認証 |
| 4端子タンデム | 半透明ペロブスカイト上側セル+シリコン下側セル(TOPConやTBC)をラミネートで積層。IEC 61215・61730全序列認証、130〜170W、最高26.49% |
| 彩色・透光品 | 公式サイトの製品一覧に「彩色組件」「透光組件」がある(建物向け) |
| 製造技術 | 3D層流風場(LAD)による大面積結晶化(残留溶媒を90%削減と説明)、「冻晶」(冷凍レーザー修復)による表面欠陥のパッシベーション |
ペロブスカイトの塗布膜は、溶媒が抜ける速さが場所ごとにばらつくと、結晶の大きさや向きがそろわず、効率と耐久性がばらつきます。 研究室の回転塗布(スピンコート)は小さな基板なら均一にできますが、1m²を超える基板では使えません。 纖納光電の3D層流風場(LAD)は、理論計算と3Dプリントで作った治具で大面積の上に均一な気流を流し、 回転塗布と真空フラッシュの空気力学上の長所を組み合わせたと説明されています 事実。 同社はこの技術で膜中の残留溶媒を90%減らし、良率の低さを根本から解決したと述べています。
材料側から見ると、これは「インクの処方を変える」のではなく「乾燥の場を設計する」アプローチです。 塗工の世界では乾燥炉の風量・風向の設計がそのまま膜質を決めることはよく知られており、 ペロブスカイトでもそれが良率を決める要因になっていることを示す例です。 塗布製膜の考え方は本シリーズの技術解説『塗布製膜』も参照してください。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 財務が見えない | 非上場で売上・損益・調達額・従業員数が非公表。資金の持続性を外部から評価できない | 未確定/将来 |
| GW級ラインの状況が不明 | 2025年3月稼働予定と書いたが、その後の稼働の発表が見当たらない。2025年後半の記事でも「100MW級ライン」を主語にしている | 事実 |
| 量産品の効率がシリコンより低い | 2.88m²品は18.60%。弱光・温度特性の優位を実証データで訴求しているが、定格効率ではシリコンの量産品に届かない | 事実 |
| 顧客の集中 | 主な納入先が大型の国有エネルギー企業と国家実証平台で、実証目的の案件が多い | 推測 |
| 4端子タンデムの経済性 | ガラス・封止材・配線が増える構造のコストが一次資料で示されていない | 推測 |
| 根拠の示されない市場シェアの主張 | 「世界市場の52.2%」などの数字に算定根拠が示されていない | 事実 |
12. 用語集
- 単接合
- 発電層がペロブスカイト1層だけの太陽電池。纖納光電のα・α²・2.88m²品はこれ。
- 4端子(4T)タンデム
- 上下のセルを別々に作り、電気的に独立させて積層したタンデム。上下の電流を揃える必要がない。
- TBC
- TOPCon型のパッシベーション接触を使った裏面電極型のシリコンセル。
- 3D層流風場(LAD)
- 大面積の塗布膜の上に均一な気流を流して乾燥と結晶化をそろえる、纖納光電の技術。
- 定常効率
- 最大出力点で一定時間動かして安定した値。瞬間的な測定より低くなりやすい。
- 首台(套)重大技術装備
- 中国の国家能源局などが認定する、国内で初めて実用化された重要設備の制度。
- 尖兵領雁+X
- 浙江省科学技術庁の重点研究開発計画。
- IEC 61215/61730
- 太陽電池モジュールの信頼性(61215)と安全性(61730)の国際規格。
13. 出典
- 纤纳光电 公式サイト(会社紹介「关于纤纳」、ニュースセンター、ロゴ画像の取得元)(中国語)。2015年設立、全球初の量産、主要な電站の系統連系。 https://www.microquanta.com/
- 纤纳光电(公式アカウント) 「第16次登榜!纤纳光电稳守钙钛矿小组件效率世界纪录」(16回目の効率表収録、小型モジュールの記録を維持)(中国語)(2026年6月4日)。19.48cm²全面積定常効率23.9%、2.8m²超品のIEC認証。 https://mp.weixin.qq.com/s/dnwIslm8Sf5X4I64ZrDu2g
- 纤纳光电(公式アカウント) 「全球最大!TÜV南德认证!纤纳光电2.88m²全尺寸钙钛矿组件」(世界最大、2.88m²全サイズモジュールがTÜV SÜD認証)(中国語)(2025年11月3日)。509.21W・18.60%、0.79m²品との比較。 https://mp.weixin.qq.com/s/nWE0gh30mlavtRUNiOIF_Q
- 纤纳光电(公式アカウント) 「全球首个!纤纳光电钙钛矿叠层组件通过IEC61215 & IEC61730全序列稳定性认证」(タンデムモジュールがIEC全序列認証)(中国語)(2026年1月22日)。TÜV SÜD・禾金実験室、130〜170W、最高26.49%、各地の実証。 https://mp.weixin.qq.com/s/MsQb6p7AGO4DKNJcX5X5tg
- 纤纳光电(公式アカウント) 「共创商用平米级钙钛矿/TBC叠层组件效率新高」(平米級ペロブスカイト/TBCタンデムの効率)(中国語)(2025年12月31日)。26.49%(TÜV SÜD、2025年11月11日)、4端子構造、衢州からの出荷、大慶での系統連系。 https://mp.weixin.qq.com/s/R_vKJVhxa3ApNSLt_B0frg
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电共同研制装备入选第五批能源领域首台(套)重大技术装备公示名单」(首台(套)重大技術装備に入選)(中国語)(2025年8月21日)。4端子タンデムの構造、共同開発先、100MW級4端子ライン、峄城50MWへの出荷、500kW実証。 https://mp.weixin.qq.com/s/rYLYU5Aa1dr6ja9NT2rPBA
- 纤纳光电(公式アカウント) 「十五连冠,策马奔腾!纤纳光电将以“稳效协同”驱动钙钛矿叠层大规模商业化」(15回目の収録、タンデムの大規模商業化へ)(中国語)(2026年2月1日)。23.9%、2024年の4端子タンデム出荷、500kW電站、2026年の方針。 https://mp.weixin.qq.com/s/Mh31EZq3CNA1Q_994mfM3A
- 纤纳光电(公式アカウント) 「中国企业首次以独立第一作者单位在《Science》发表研究型论文」(中国企業として初めて単独の筆頭機関でScienceに論文)(中国語)(2025年5月23日)。2015年の共同創業、3D層流風場技術、法人名、市場シェアの推計(本稿は不採用)。 https://mp.weixin.qq.com/s/GQq9rYwOI-2a2O2HKNAoKQ
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电荣膺国家级专精特新“小巨人”企业称号」(国家級「小巨人」企業に認定)(中国語)(2025年12月9日)。100MWライン、良率98.5%、顧客層、市場シェアの主張(本稿は不採用)。 https://mp.weixin.qq.com/s/UvThAReHvwhtOKwtDRksiQ
- 纤纳光电(公式アカウント) 「810cm²!纤纳光电刷新大面积钙钛矿组件效率纪录」(810cm²モジュールの効率記録)(中国語)(2025年2月7日)。21.86%(国家光伏産業計量測試中心)、冻晶技術、GW級ラインの3月稼働予定と2.88m²の目標。 https://mp.weixin.qq.com/s/B8IkZOCzXn5Zd4VP6XWiBA
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电钙钛矿组件连续认证成功,转换效率突破24%」(連続認証で効率24%突破)(中国語)(2025年3月11日)。19.48cm²で24.12%・定常23.93%、766cm²で21.5%。 https://mp.weixin.qq.com/s/BVoqW0CyKSWudUUewXvPTQ
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电赋能中国华能全球首个5兆瓦商用级钙钛矿光伏实证基地」(中国華能の5MW実証基地に供給)(中国語)(2025年9月5日)。α²の125W(VDE)、良率98.5%、ラインの3年以上の連続運転。 https://mp.weixin.qq.com/s/Ophctj4ZHSM6skWGhBE4nA
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电青海格尔木5MW钙钛矿项目顺利并网」(格爾木5MW項目の系統連系)(中国語)(2026年2月28日)。三峡能源との協力、2025年12月の系統連系。 https://mp.weixin.qq.com/s/ABtywOxn8OPtNBJsY0gNyg
- 纤纳光电(公式アカウント) 「8.6MW钙钛矿电站投运满一年」(8.6MW電站の運転1年)(中国語)(2026年2月28日)。松陽8.6MW(2024年11月系統連系)、衢州の屋根電站、各地の実証。 https://mp.weixin.qq.com/s/AmdyakC_Prg44dtOKnfPFg
- 纤纳光电(公式アカウント) 「千万级海外订单背后的纤纳底气」(千万元級の海外受注の背景)(中国語)(2026年7月31日)。海外販売額、進出地域、海南の実証(CQC委託)。 https://mp.weixin.qq.com/s/gWg-5XTAdj6zdeOzMkjABQ
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电技术成果入选“2025年度光伏领域重大科技进展”」(2025年度光伏分野の重大科技進展に入選)(中国語)(2026年8月26日)。浙江大学との3D層流風場技術、残留溶媒90%減、電站の累計30MW超。 https://mp.weixin.qq.com/s/oiRcdzqcAJktXH-EOWWQeQ
- 纤纳光电(公式アカウント) 「纤纳光电一项目入选浙江省“尖兵领雁+X”科技计划」(浙江省の科技計画に採択)(中国語)(2024年12月3日)。GW級の稳効協同技術と装置の開発、衢州拠点が担当。 https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzI4NzkzMjczOQ==&mid=2247495098&idx=2&sn=dbdeae058ded41ceddba220dcac71a60&chksm=ebc48596dcb30c8033b4c7a878737360e2bf5bca8e1602f8a5fd307e5aec646391c3cfc5ee04
- 纤纳光电(公式アカウント) 「首个钙钛矿光伏领域国家标准发布!纤纳光电参与起草」(初のペロブスカイト国家標準の起草に参加)(中国語)(2026年9月20日)。GB/T 6495.12—2026、2027年3月1日施行。 https://mp.weixin.qq.com/s/23xCWH1fwrXe46BD8dFG4w
- 纤纳光电(公式アカウント) 「叠层组件又出货!纤纳光电助力国家光伏、储能实证实验平台(大庆基地)四期工程建设」(大慶の国家実証平台へタンデムを出荷)(中国語)(2025年12月12日)。2024年11月の初の量産出荷、三峡集団科学技術研究院との研究。 https://mp.weixin.qq.com/s/hHlTHYmT9F3ABicHbkfWSw
- NLR(米国立研究所、旧NREL) Champion Module Efficiencies chart(チャンピオンモジュール効率チャート)。ペロブスカイト単接合系列の過去の記録保持者としてのMicroquanta、最新記録22.1%の保持者。 https://www.nlr.gov/docs/libraries/pv/champion-module-chart.pdf
14. 主張と出典の対応表
| 本文の主張 | 区分 | 出典 |
|---|---|---|
| 2015年設立、量産の実績、分散型屋根(2022)・地面電站(2023)・タンデム電站(2025)の系統連系、製品一覧(彩色・透光組件を含む) | 事実 | 出典1 https://www.microquanta.com/ |
| 法人名、2015年に姚冀衆氏・顔歩一氏が共同創業、3D層流風場のScience論文、浙江理工大学の協力 | 事実 | 出典8 https://mp.weixin.qq.com/s/GQq9rYwOI-2a2O2HKNAoKQ |
| 19.48cm²全面積定常効率23.9%と効率表への収録(会社の説明)、2.8m²超品のIEC認証 | 事実 | 出典2・7 https://mp.weixin.qq.com/s/dnwIslm8Sf5X4I64ZrDu2g |
| 2.88m²モジュール509.21W・18.60%(TÜV SÜD) | 事実 | 出典3 https://mp.weixin.qq.com/s/nWE0gh30mlavtRUNiOIF_Q |
| タンデムのIEC 61215・61730全序列認証(2026年1月22日、130〜170W、最高26.49%) | 事実 | 出典4 https://mp.weixin.qq.com/s/MsQb6p7AGO4DKNJcX5X5tg |
| 平米級ペロブスカイト/TBC 4端子タンデム26.49%、相手が「国内某能源公司」、大慶での系統連系 | 事実 | 出典5 https://mp.weixin.qq.com/s/R_vKJVhxa3ApNSLt_B0frg |
| 4端子タンデムの構造と利点の説明、共同開発先、100MW級4端子ライン、首台(套)装備、峄城50MWへの出荷、500kW実証 | 事実 | 出典6 https://mp.weixin.qq.com/s/rYLYU5Aa1dr6ja9NT2rPBA |
| 2026年の方針(タンデムに集中し大規模商業化へ) | 事実 | 出典7 https://mp.weixin.qq.com/s/Mh31EZq3CNA1Q_994mfM3A |
| 100MWライン、良率98.5%、大型の国有企業を中心とする顧客、「小巨人」認定 | 事実 | 出典9 https://mp.weixin.qq.com/s/UvThAReHvwhtOKwtDRksiQ |
| 810cm²で21.86%、冻晶技術、GW級ラインの2025年3月稼働予定、2.88m²の目標(20%超・25年) | 事実 | 出典10 https://mp.weixin.qq.com/s/B8IkZOCzXn5Zd4VP6XWiBA |
| 19.48cm²で24.12%・23.93%、766cm²で21.5%、6cm角で23.65% | 事実 | 出典11 https://mp.weixin.qq.com/s/BVoqW0CyKSWudUUewXvPTQ |
| 中国華能の5MW実証基地への供給、α²の125W(VDE)、ラインの3年以上の連続運転 | 事実 | 出典12 https://mp.weixin.qq.com/s/Ophctj4ZHSM6skWGhBE4nA |
| 格爾木5MW(三峡能源、2025年12月系統連系、5万枚超の出荷) | 事実 | 出典13 https://mp.weixin.qq.com/s/ABtywOxn8OPtNBJsY0gNyg |
| 松陽8.6MW(2024年11月)、衢州の屋根電站、庫布其の地面電站 | 事実 | 出典14 https://mp.weixin.qq.com/s/AmdyakC_Prg44dtOKnfPFg |
| 海外販売額が千万元級、進出地域、海南の実証(CQCに委託、110W品49枚) | 事実 | 出典15 https://mp.weixin.qq.com/s/gWg-5XTAdj6zdeOzMkjABQ |
| 浙江大学との3D層流風場技術、残留溶媒90%減、電站の累計30MW超 | 事実 | 出典16 https://mp.weixin.qq.com/s/oiRcdzqcAJktXH-EOWWQeQ |
| 浙江省「尖兵領雁+X」科技計画への採択 | 事実 | 出典17 https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzI4NzkzMjczOQ==&mid=2247495098&idx=2&sn=dbdeae058ded41ceddba220dcac71a60&chksm=ebc48596dcb30c8033b4c7a878737360e2bf5bca8e1602f8a5fd307e5aec646391c3cfc5ee04 |
| 国家標準GB/T 6495.12—2026の起草参加 | 事実 | 出典18 https://mp.weixin.qq.com/s/23xCWH1fwrXe46BD8dFG4w |
| 大慶の国家実証平台へのタンデム出荷、2024年11月の初の量産出荷、三峡集団科学技術研究院との研究 | 事実 | 出典19 https://mp.weixin.qq.com/s/hHlTHYmT9F3ABicHbkfWSw |
| NLRチャートのペロブスカイト単接合系列にMicroquantaの名前があり、最新記録22.1%の保持者は仁爍光能・南京大学であること | 事実 | 出典20 https://www.nlr.gov/docs/libraries/pv/champion-module-chart.pdf |
| ペロブスカイト太陽電池の3類型の区分 | 本稿の計算 | 本稿による整理。企業名は本シリーズで扱う企業から例示 |
| 19.48cm²と2.88m²の面積比が約1,500倍 | 本稿の計算 | 28,800cm²÷19.48cm²の概算 |
| 「世界市場の52.2%」「シェア50%超」を採用しないこと | 未確定/将来 | 出典8・9に算定根拠の記載なし。本稿の方針により不採用 https://mp.weixin.qq.com/s/GQq9rYwOI-2a2O2HKNAoKQ |
| 売上・損益・出荷量・調達額・出資者・従業員数・GW級ラインの稼働・タンデムの生産量と顧客名・製品価格・英文の正式法人名 | 未確定/将来 | 出典1〜19に記載なし。報道の数値は採用しない https://www.microquanta.com/ |
| 効率表の原本での23.9%の確認 | 未確定/将来 | 本稿は効率表の原本を確認していない。会社の説明として扱う https://mp.weixin.qq.com/s/dnwIslm8Sf5X4I64ZrDu2g |
| シリコン大手の「上に載る部材」として組むという読み、競合せずに組める立場を取りにいっているという読み | 推測 | 出典5・6の4端子の説明からの本稿の解釈 |
| 実証データで売れる証拠を積む戦略という読み | 推測 | 出典13〜15の構成からの本稿の解釈 |
| 標準づくりで先行者の地位を固めるという読み | 推測 | 出典4・18からの本稿の解釈 |
| 顧客の集中、4端子タンデムの経済性というリスク | 推測 | 出典6・9・12の記述からの本稿の解釈 |
最終更新:2026年9月25日/Troy Technical
本稿の数値は、纖納光電の公式サイトと、同サイトのニュースセンターからリンクされた同社公式アカウントの記事、NLR(旧NREL)の公開資料に基づきます。同社は非上場で法定開示がないため、会社の発表と第三者の効率表を区別して示しました。調査会社の推計値・報道ベースの数値・算定根拠の示されない市場シェアは使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。