COMPANY PROFILE / 全固体電池
フォルクスワーゲン
― QuantumScapeの筆頭株主として、自社の電池会社で量産する道を選んだ
全固体電池でフォルクスワーゲンの名前が挙がるのは、 米QuantumScapeの筆頭株主であり、議決権ベースで26.2%を握っているからです。 2024年7月には自社の電池会社PowerCoがQuantumScapeの技術を量産するための枠組みに合意し、 2025年9月にはグループ初の全固体電池搭載車として、Ducatiの電動バイクに QuantumScapeのQSE-5セルを最大980個積んだ実証車を公開しました。 本稿では自動車事業の規模は最小限にとどめ、全固体電池に何を投じ、誰と組み、何を目指しているかに絞ります。
- 30秒でわかるフォルクスワーゲンと、全固体電池での立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- 全固体電池の世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模(自動車事業は簡潔に)
- 全固体電池にかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社は全固体電池で何を目指しているか
- 全固体電池分野の提携マッピング
- 採用している技術方式
- この企業が抱えるリスク
- 用語集/出典/主張と出典の対応表
1. 30秒でわかるフォルクスワーゲンと、全固体電池での立ち位置
ヴォルフスブルク公式リリースの発信地表記
(出資+自社量産)出資型と内製型の中間
(米NYSE: QS)議決権26.2%の筆頭株主
電動バイク2025年9月・QSE-5を最大980個
全固体電池に取り組む企業は、大きく自動車メーカー・電池メーカー・スタートアップの3種類に分かれます。 フォルクスワーゲンはこのうち自動車メーカーですが、 この分野では出資型と内製型の両方の性質を持っている点が他社と違います 事実。 技術はQuantumScapeという社外のスタートアップのもので、フォルクスワーゲンはその筆頭株主です。 一方、実際にセルを量産するのはPowerCo SEというフォルクスワーゲンの100%子会社で、 ザルツギッターなどに自前の電池工場を持っています。 BMWやメルセデスが「出資はするが量産は他社」なのに対し、 フォルクスワーゲンはライセンスを買って自分で作る構図を目指しています。 ただしその正式なライセンス契約はまだ結ばれていません。この点は第5章で詳しく述べます。
2. ロゴと社名の表記について

上のロゴはフォルクスワーゲンの公式サイトから取得したワードマークです
(img/volkswagen_logo.svg)。白抜きのため濃色の背景に置いています。
ロゴは同社の登録商標であり、本稿では生成画像による再現は行っていません。
表記の注意:グループの親会社は Volkswagen AG、電池事業を担う子会社は PowerCo SE、 そしてセル技術の開発元は QuantumScape Corporation(米NYSE: QS)という3つの別法人です。 出資しているのは Volkswagen Group of America Investments, LLC という米国の投資子会社で、 ライセンスを受ける相手は PowerCo です。 本稿では、どの法人が何をしているかが重要な箇所では書き分けます。
公式サイト:https://www.volkswagen-group.com/en/battery-technology-190283. 全固体電池の世界で、この会社はどこにいるか
4. 会社の規模(自動車事業は簡潔に)
自動車事業そのものは本稿の主題ではないので、規模だけを押さえます 事実。
| 指標(百万ユーロ) | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 324,656 | 321,913 |
| 営業利益 | 19,060 | 8,868 |
| 税引前利益 | 16,806 | 9,307 |
| 当期純利益 | 12,394 | 6,904 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 従業員数 | 662,942人(2025年12月31日、中国合弁を含む)。前年比−2.4%。中国合弁を除くと602,659人 |
| うち研究開発部門 | 62,954人(2025年12月31日、中国合弁を含む)。全従業員の9.5% |
| 本社 | ドイツ・ヴォルフスブルク(Volkswagen AG) |
| 上場市場 | フランクフルト、Xetraほかドイツ国内7取引所。普通株 ISIN DE0007664005(VOW)、優先株 DE0007664039(VOW3) |
上の数字は会社全体のものです。全固体電池の事業規模を示す数字ではありません。 フォルクスワーゲンは全固体電池に関する投資額・専任人員数を個別には公表していません 未確定/将来。 2025年の営業利益が前年からほぼ半減している点には触れておく価値があります。会社は理由として ポルシェの製品計画見直しに伴う減損等47億ユーロ、米国の輸入関税29億ユーロなどを挙げており、 あわせて「電池事業分野の立ち上げに伴う費用の増加」も要因として挙げています。 全固体電池の費用はこの中に含まれているはずですが、内訳は開示されていません。
5. 全固体電池にかけているリソース
フォルクスワーゲンの特徴は、出資の規模が他の自動車メーカーと桁違いに大きいことです。 ただし数字はすべて出資先であるQuantumScape側の米国SEC提出書類から得られるもので、 フォルクスワーゲン自身が金額を公表しているわけではありません。本稿ではその区別を毎回明記します。
| リソースの種類 | 公表されている内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 外部への出資(持分) | Volkswagen Group of America Investments, LLCがQuantumScapeのクラスA株 68,236,103株(11.8%)とクラスB株 17,980,436株(48.6%)、合計86,216,539株・議決権ベース26.2%を保有(2026年4月提出の委任状説明書)。QuantumScapeの10-Kも2025年12月31日時点で約26.2%(2024年末は24.0%)と記載 | 事実(出資先の開示) |
| 外部への出資(時期) | フォルクスワーゲンは2012年からQuantumScapeに関与しており、主要投資家の1社だと同社が公表している | 事実 |
| 外部への出資(金額) | 累計出資額 | フォルクスワーゲンは公表していない |
| 外部への出資(ガバナンス) | フォルクスワーゲンはQuantumScapeの取締役を2名指名していた。2024年7月、PowerCoのCEOであるFrank Blome氏は利益相反を避けるため取締役を退任(2020年から在任) | 事実 |
| 共同開発への拠出金 | 2025年7月17日の契約修正で、PowerCoが今後2年間で最大1億3,070万ドルを共同スケールアップ計画に拠出することに合意。技術マイルストーンの達成が条件。2025年に実際に支払われたのは1,950万ドル | 事実(出資先の開示) |
| 自社の量産体制 | PowerCo SE(100%子会社)。ザルツギッターのギガファクトリーのほか、バレンシア(スペイン)、セント・トーマス(カナダ)。QuantumScapeセルの耐久試験もザルツギッターの電池ラボで実施 | 事実 |
| 共同のチーム | 両社の専門家からなる共同スケールアップチームを、QuantumScapeの本社(米カリフォルニア州サンノゼ)に設置 | 事実 |
| 人(専任人員) | 全固体電池の専任人員数 | 非公表 |
| 大学・研究機関との連携 | 全固体電池に関する大学との共同研究は、同社の公式資料で確認できなかった | 確認できず |
2024年7月の発表は「画期的な合意」と報じられましたが、 正式なライセンス契約(PowerCo IP License Agreement)は本稿執筆時点でまだ締結されていません 事実。 QuantumScapeの2025年12月期Form 10-Kは、両社が一定のマイルストーン達成を条件に 「ライセンス契約を締結する意向である(intend to enter into)」と書いており、 さらに「マイルストーンに到達できなければPowerCoにライセンス契約を締結する義務はなく、 当社は初回ロイヤリティを受け取れない」と明記しています。
つまり現時点で確定しているのは共同開発の枠組みと、最大1億3,070万ドルの拠出までで、 量産ライセンスそのものは条件付きの将来事項です 未確定/将来。 報道では「VWが最大85GWhの製造権を獲得」と書かれることがありますが、 正確には契約が成立した場合の上限です。
6. これまでの取り組み
| 時期 | できごと | 意味 |
|---|---|---|
| 2012年 | フォルクスワーゲンがQuantumScapeに関与を開始 | 本シリーズの自動車メーカーの中で最も早い部類 |
| 2020年 | QuantumScapeがSPAC(Kensington Capital Acquisition Corp.)との合併でNYSEに上場。PowerCoのFrank Blome氏が取締役に就任 | 出資が公開情報として追えるようになった |
| 2024年1月3日 | PowerCoがQuantumScapeのAサンプルセルの耐久試験結果を確認。1,000回超の充放電後も容量(放電エネルギー保持率)が95%以上。業界標準の目標は700サイクル・容量低下20%以内 | 試験はザルツギッターのPowerCo電池ラボで数か月にわたり実施 |
| 2024年7月11日 | PowerCoとQuantumScapeが工業化に向けた合意。非独占ライセンスで年間最大40GWh、追加で40GWhまで拡張可能(約100万台分)。旧来の合弁(共同製造)に取って代わる | Frank Blome氏はQuantumScape取締役を退任 |
| 2025年7月17日 | 契約を修正。PowerCoが最大1億3,070万ドルを2年間で拠出。さらに年5GWh分の追加製造権(フォルクスワーゲン外の顧客向けを含む)を加え、上限は年85GWhに | グループ外にも売れる枠が加わった |
| 2025年9月8日 | IAA Mobility 2025でグループ初の全固体電池搭載車を公開。DucatiのV21Lをベースにした電動バイクで、QSE-5セルを最大980個搭載。PowerCo・Ducati・Audiの共同 | 次のマイルストーンはレース用バイクでのサーキット試験 |
| 2025年9月8日 | 同時に、量産版のUnified Cellを発表。エネルギー密度約660Wh/L。ザルツギッターで年内に最初のセル生産 | Unified Cellは「全固体電池対応」と説明されている |
7. 今後の計画
終わりまでUnified Cellへの統合を目指す
でのサーキット試験四輪より先に二輪で詰める
会社は、PowerCoとQuantumScapeが全固体電池技術をUnified Cell(統一セル)に統合する作業を進めていると述べ、 2020年代の終わりまでに商用ソリューションを開発することを目標に掲げています 事実。 Unified Cellはグループ内の電気自動車の最大80%に使われる共通プラットフォームと位置づけられており、 そこに載せられるかどうかが全固体電池の普及規模を決めます。
次はいずれも公式資料に記載がありません 未確定/将来。
全固体電池の量産開始年/最初に搭載する四輪車種/どの工場で作るか/ セルのエネルギー密度・容量の実測値/フォルクスワーゲンの累計出資額/ ロイヤリティの料率/全固体電池向けの専任人員数。 QuantumScape側は「マイルストーンを達成できる保証はない」と繰り返し注意喚起しています。 報道ベースの量産時期・金額は本稿では採用しません。
8. この会社は全固体電池で何を目指しているか
ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| 目的は技術の確保ではなく製造能力の確保 | 旧来の合弁(共同製造)をライセンス方式に切り替え、PowerCoが自前で作る形にした | 推測 |
| セルの形を自分で決めたい | QuantumScapeの10-Kに、技術を「PowerCoが決めたセルサイズ」へ移管すると明記されている | 事実 |
| 四輪より先に二輪で詰めるつもり | 最初の搭載車がDucatiのバイクで、次のマイルストーンもレース用バイク。四輪の試験車は公表されていない | 推測 |
| 全固体電池は液系の置き換えではなく上乗せ | 同じ日にUnified Cell(液系、660Wh/L)の量産版を発表し、こちらは最大80%の電気自動車に使うと説明 | 事実 |
| グループ外への販売も視野に入れている | 2025年7月の契約修正で、フォルクスワーゲングループ外の顧客向けを含む年5GWhの枠を追加した | 事実 |
| QuantumScapeの資金繰りも支えている | 拠出金1,950万ドルは、返済不要でQuantumScape側では資本剰余金への拠出として会計処理された | 推測 |
2024年7月の発表で最も重要なのは、合弁をやめてライセンスに切り替えたという一点です 事実。 合弁なら、工場も利益も相手と分け合います。ライセンスなら、 工場はPowerCoのもので、相手に払うのはロイヤリティだけです。 QuantumScapeのCEOがこれを「資本を使わないビジネスのひな型(capital-light business approach)」 と表現しているのは、スタートアップ側から見た言い方で、裏返せば 設備投資の重荷はすべてフォルクスワーゲンが負うということです。
なぜそれを選んだのか。PowerCoはすでにザルツギッター・バレンシア・セント・トーマスに ギガファクトリーを持っており、設備は作らざるを得ない立場にあります。 だとすれば、そこに載せる技術は多いほどよく、 外から買うよりライセンスで引き込んで自社の稼働率に変えるほうが合理的です 未確定/将来。 同じ理由で、グループ外にも売れる5GWhの枠を後から足したことも説明がつきます。
9. 全固体電池分野の提携マッピング
10. 採用している技術方式
| 項目 | 公表されている内容 |
|---|---|
| 技術の出どころ | 米QuantumScape。製品名はQSE-5 |
| 電解質/セパレータ | 独自のセラミック固体セパレータ(酸化物系)。これによりリチウム金属負極が使えるようになる、と説明 |
| 負極 | 純リチウム金属。フォルクスワーゲン側の説明では「アノードレス(anodeless)」とも表現される |
| セルの構成 | 耐久試験に使われたセルは24層で、計画中の量産セルと同じ構成 |
| 確認済みの耐久性 | Aサンプル試験で1,000回超のサイクル後も容量(放電エネルギー保持率)95%以上。業界標準の目標は700サイクル・容量低下20%以内。急速充電・安全性・自己放電の要件も満たした |
| 試験の場所 | PowerCoのザルツギッター電池ラボ。数か月にわたる試験 |
| 量産セルへの統合 | PowerCoのUnified Cell(角形)は「solid state-ready(全固体電池対応)」と説明されている。現行の液系Unified Cellはエネルギー密度約660Wh/L |
| 数値の開示 | QSE-5セルのエネルギー密度・容量・寸法の絶対値はフォルクスワーゲン側からは公表されていない |
QuantumScape方式の特徴は、製造時には負極を作らないことです 未確定/将来。 セルを組み立てる時点ではセパレータと正極だけがあり、 最初の充電で正極から出たリチウムがセパレータの裏側に金属として析出して負極になります。 だから「アノードレス」と呼ばれます。 黒鉛もリチウム箔も入れないので、そのぶん体積と重量が減り、材料費も下がります。
問題は、析出したリチウムが平らに広がってくれるとは限らないことです。 針状に伸びればセパレータを突き破って短絡します。 QuantumScapeがセラミックのセパレータにこだわっているのは、 硬い板で物理的に止めるという解き方だからです。 一方で、硬い材料は割れます。だから大面積で薄く、欠陥なく焼くことが量産の最大の壁になります。 PowerCoが確認した試験セルが24層で量産セルと同じ構成だったと明記されているのは、 枚数を増やしても歩留まりが崩れないかという、この壁に関わる情報だからです 本稿の計算。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| ライセンス契約が未締結 | マイルストーン未達なら、PowerCoにライセンス契約を締結する義務はない。量産権はまだ確定していない | 事実(出資先の開示) |
| 1社への集中 | BMWやメルセデスが複数の技術元と組むのに対し、全固体電池についてはQuantumScape1社に依存している | 推測 |
| 出資先が赤字継続 | QuantumScapeの2025年12月期の純損失は4億3,505万ドル。売上はまだ立っていない | 事実(出資先の開示) |
| 非独占ライセンス | QuantumScapeは他の自動車メーカー・電池メーカーにも同じ技術を供与できる。先行者利益は限定的 | 事実 |
| 自社の収益環境 | 2025年の営業利益は88.7億ユーロで前年から半減。電池事業の立ち上げ費用も要因に挙げられている | 事実 |
| 四輪での実証がまだない | 公開されている搭載車は二輪1台のみ。四輪の実証車は公表されていない | 未確定/将来 |
| 酸化物系セパレータの量産性 | セラミックを大面積・薄く・欠陥なく作る工程は確立されていない。PowerCoにその経験があるとは公表されていない | 推測 |
12. 用語集
- 全固体電池
- 電解質を液体ではなく固体にした電池。新しい負極材を使えるようになる。
- セラミックセパレータ
- 正極と負極を隔てる硬い酸化物系の板。イオンは通すが金属の析出を物理的に止める。
- アノードレス
- 製造時に負極を作らず、初回充電で析出したリチウム金属をそのまま負極にする方式。
- Aサンプル
- 試作品の成熟度を示す呼び方。Aは初期試作、Bは車載評価に使える段階のもの。
- Unified Cell
- PowerCoが設計した角形の共通セル。グループの電気自動車の最大80%に使う計画。
- GWh
- ギガワット時。電池工場の年間生産能力を表す単位。1GWhでおおよそ1万台分。
- ロイヤリティ
- 他社の特許や技術を使って製品を作るときに支払う対価。
- 非独占ライセンス
- 同じ技術を他社にも供与できる契約形態。独占権は付かない。
AI生成の概念図13. 出典
- Volkswagen Group Annual Report 2025「Results of Operations」。売上高・営業利益・税引前利益・当期純利益(2024年・2025年)、電池事業立ち上げ費用に関する記述。 https://annualreport2025.volkswagen-group.com/group-management-report/results-of-operations-financial-position-and-net-assets/results-of-operations.html
- Volkswagen Group Annual Report 2025「Total Workforce」。従業員数662,942人(2025年12月31日)・中国合弁を除く602,659人・車両販売9,022千台。 https://annualreport2025.volkswagen-group.com/group-management-report/business-development/total-workforce.html
- Volkswagen Group Annual Report 2025「Research and Development」。研究開発部門の従業員62,954人・特許出願7,915件。 https://annualreport2025.volkswagen-group.com/group-management-report/sustainable-value-enhancement/research-and-development.html
- Volkswagen Group Annual Report 2025「Share key figures」。上場市場・普通株および優先株のISIN・ティッカー。 https://annualreport2025.volkswagen-group.com/group-management-report/shares-and-bonds/share-key-figures.html
- Volkswagen Group プレスリリース「PowerCo confirms results: QuantumScape's solid-state cell passes first endurance test」(2024年1月3日)。1,000サイクル超で容量95%以上・24層セル・ザルツギッターの電池ラボ・2012年からの関与・Unified Cellの適合性。 https://www.volkswagen-group.com/en/press-releases/powerco-confirms-results-quantumscapes-solid-state-cell-passes-first-endurance-test-18031
- Volkswagen Group プレスリリース「PowerCo and QuantumScape Announce Landmark Agreement to Industrialize Solid-State Batteries」(2024年7月11日)。非独占ライセンス・年40GWhと80GWhへの拡張オプション・合弁の置き換え・セラミックセパレータと純リチウム金属負極・Frank Blome氏の取締役退任・フォルクスワーゲンが筆頭株主であること。 https://www.volkswagen-group.com/en/press-releases/powerco-and-quantumscape-announce-landmark-agreement-to-industrialize-solid-state-batteries-18494
- Volkswagen Group プレスリリース「Made in Europe: Volkswagen, PowerCo and Elli launch pioneering battery and energy technologies」(2025年9月8日)。グループ初の全固体電池搭載車(Ducati V21Lベース、QSE-5を最大980個)・共同工業化チームのサンノゼ設置・2020年代末までの商用化目標・Unified Cellの660Wh/Lと最大80%採用計画。 https://www.volkswagen-group.com/en/press-releases/made-in-europe-volkswagen-powerco-and-elli-launch-pioneering-battery-and-energy-technologies-19801
- QuantumScape Corporation Form 10-K for the fiscal year ended December 31, 2025(米国SEC提出、2026年2月25日)。2025年7月17日の契約修正・最大1億3,070万ドルの拠出・2025年に受領した1,950万ドル・年85GWhへの拡張・ライセンス契約が未締結であること・議決権26.2%・純損失4億3,505万ドル。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1811414/000119312526071556/qs-20251231.htm
- QuantumScape Corporation 委任状説明書 DEF 14A(米国SEC提出、2026年4月23日)。Volkswagen Group of America Investments, LLCの保有株式数と議決権比率26.2%。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1811414/000119312526173828/qs-20260423.htm
14. 主張と出典の対応表
最終更新:2026年9月23日/Troy Technical
本稿の数値はすべてVolkswagen GroupのAnnual Report 2025・公式プレスリリース、およびQuantumScape社が米国証券取引委員会(SEC)に提出した法定開示書類に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。