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経済産業省|全固体電池 機関解説

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INSTITUTION PROFILE / 全固体電池

経済産業省
― 日本の全固体電池の「目標と支援の枠」を決める官庁

経済産業省は日本の中央省庁で、自分で研究をしたり電池を作ったりはしません。 全固体電池での役割は、国の目標を掲げ、研究開発と設備投資の支援の枠をつくり、どの企業の計画を支援するかを認定することです。 NEDOの解説で「方向を決めるのは経済産業省」と書いたのは、この上流の役割のことです。 本稿では、経済産業省が全固体電池にどこまで影響を持つのかに絞って整理します。

構成:経済産業省の「蓄電池・電源産業戦略」(2026年6月)と改訂前の「蓄電池産業戦略」(2022年8月)、審議会資料、経済安全保障推進法に基づく蓄電池の取組方針と認定計画の概要、グリーンイノベーション基金の研究開発・社会実装計画、法令(e-Gov)を一次情報として使用/最終更新 2026年9月

この記事でわかること
  1. 30秒でわかる経済産業省
  2. どんな機関か ― 影響力の「型」
  3. 全固体電池で何をしているか
  4. 影響力の範囲(権限と地域)
  5. NEDOとの役割分担と支援先
  6. 今後の見通し
  7. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかる経済産業省

正式名称経済産業省英文 Ministry of Economy, Trade and Industry(METI)
国日本東京都千代田区霞が関
機関の種類国の行政機関(省)長は経済産業大臣。外局に資源エネルギー庁・特許庁・中小企業庁
設立2001年1月6日経済産業省設置法の施行日
人数規模(定員)8,068人行政機関職員定員令の本則。外局を含む。2026年9月30日までは特例で8,146人
蓄電池の設備投資支援認定42件・最大助成 約6,711億円経済安全保障推進法に基づく認定の合計。2026年3月時点
全固体電池への関与国の目標・支援の枠・計画の認定目標は「2030年頃に本格実用化」
持っていない権限研究公募の実務・国際規格公募・進捗管理と助成金の交付はNEDO、国際規格はIECの領域
まず押さえるべき1点

経済産業省は全固体電池について、「いつまでに実用化するか」という国の目標と、 そこへお金を流す2本の支援の枠(研究開発のグリーンイノベーション基金、設備投資の経済安全保障の支援)を決めています 事実。 一方で、公募・採択・進捗管理や助成金の交付という実務はNEDOが担います。 「方向と枠を決める」のが経済産業省、「実際にお金を配る」のがNEDO、という分担です。 もう1つ大事なのは、2022年の戦略で全固体電池への集中投資から方針を転換したことです(第3章)。

2. どんな機関か ― 影響力の「型」

全固体電池の記事に出てくる「機関」は、企業と違って自分では電池を作りません。 その代わりに、どういう経路で業界に影響を与えるかで4つの型に分けられます。

全固体電池を動かす「機関」の4つの型 機関は自分では電池を作らない。どの経路で業界に影響を与えるかで4つに分かれる 資金を出す 政策・規制を決める 標準を決める 場をつくる 研究開発に予算を配る 戦略・補助金・法律 試験方法・安全要求 展示会・業界団体 NEDO/DOE 経済産業省/DOE IEC InterBattery 何を研究させるか 何を国内で作らせるか どう測り、どう比べるか 誰が誰に会うか 届く範囲=自国の予算 届く範囲=自国の領域 届く範囲=加盟国 届く範囲=参加者 経済産業省は左から2番目の「政策・規制を決める」型。目標と支援の枠をつくり、実務はNEDOに任せる 同じ全固体電池でも、どの型の機関かによって影響の届き方がまったく違う
図1 全固体電池に関わる機関の4つの型と、経済産業省の位置。区分は本稿によるもので、機関名は本シリーズで扱う5機関から例示しています 本稿の計算。経済産業省は「資金を出す」面も持ちますが、お金の実際の配分はNEDOを通るため、本稿では「政策・規制を決める」型に置いています。

3. 全固体電池で何をしているか

経済産業省の全固体電池への関わりは、目標を決める、研究開発の枠をつくる、設備投資を認定するの3つに整理できます 事実。

手段時期・規模全固体電池に関わる中身実務の担い手
国の戦略
蓄電池産業戦略 → 蓄電池・電源産業戦略
2022年8月31日策定
2026年6月2日改訂
3つの目標の1つが「2030年頃に全固体電池を本格実用化」。2026年の改訂で「2030年代半ばに向けて需要規模に応じた製造基盤を確立」が加わった官民の会議体で策定し、経済産業省が公表
研究開発の枠
グリーンイノベーション基金「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」
計画は2021年11月11日策定
国費の上限 1,510億円(うち蓄電池・材料・リサイクル 1,205億円)
2030年に体積エネルギー密度700〜800Wh/L以上の蓄電池(例として全固体電池)の実現を見通せる技術を開発。固体どうしの界面、全固体電解質の高性能化・量産技術などを例示公募・採択・進捗管理はNEDO
設備投資の認定
経済安全保障推進法の「特定重要物資(蓄電池)」
取組方針 2023年1月19日(2024年3月26日改定)
認定42件・最大助成 約6,711億円
認定計画のうち4件の品目に全固体電池材料・硫化物固体電解質・全固体電池用負極集電体が入っている(第5章)計画の認定は経済産業大臣、助成金の交付はNEDO
素材技術者の視点:2022年の「方針転換」

2022年の戦略は、それまでの政策が全固体電池の技術開発に集中投資していたことを自ら書いたうえで、 このままでは「全固体電池の実用化に至る前に、日本企業は疲弊し、市場から撤退する可能性」があるとして、 液系リチウムイオン電池の国内製造基盤(150GWh/年)を最優先に切り替えました 事実。 全固体電池は3つめの目標として残り、2026年の改訂では量産の製造基盤づくりまで目標が延びています。 材料を供給する立場から見ると、国の支援の中心は「液系の量産」と「全固体の研究開発から量産準備」の2本立てで、 たとえば硫化物系の固体電解質は、研究開発(グリーンイノベーション基金の出光興産のテーマ)と設備投資(経済安全保障の三井金属鉱業・出光興産の認定)の両方の枠に顔を出しています。

国の目標(全固体電池と製造能力)

目標2022年8月の戦略2026年6月の改訂後
全固体電池2030年頃に本格実用化。2030年以降も技術リーダーの地位を維持2030年頃に本格実用化。2030年代半ばに向けて需要規模に応じた製造基盤を確立し、海外も視野に市場獲得
国内製造能力遅くとも2030年までに蓄電池・材料で150GWh/年2030年から2030年代半ばに蓄電池・部素材・製造装置で150GWh/年(期限を後ろへ広げた)
海外を含む規模2030年に日本企業全体で600GWh/年の製造能力日本企業の蓄電池関連売上高を2025年から2035年に3倍(GWhの目標から売上高の目標へ)

※改訂後の戦略は、経済安全保障推進法に基づく支援などで国内製造基盤は100GWh/年以上に増強される見通しと書いています 事実。150GWh/年の全体に全固体電池がどれだけ含まれるかは示されていません。

4. 影響力の範囲(権限と地域)

観点経済産業省が持っているもの持っていないもの
方向づけ国の目標(2030年頃の本格実用化、製造基盤の確立)を戦略として掲げる。グリーンイノベーション基金の研究開発・社会実装計画を策定する企業に全固体電池の開発や量産を義務づける権限
お金補正予算などで基金をNEDOに造成する。経済安全保障推進法に基づき、設備投資・技術開発の計画を認定する(2026年2月の第6弾の認定では、助成は設備投資1/3、技術開発1/2)公募・採択・進捗管理、助成金の交付審査という実務(NEDOが担う)
基準・規格戦略の7つの柱の1つに「グローバルアライアンスとグローバルスタンダードの戦略的形成」を掲げる電池の国際規格を決める権限(IECなどの国際標準化機関の領域)
地域日本の予算と日本の法律に基づく支援。対象は主に国内の研究開発と国内の製造拠点海外の企業や他国の政策に直接影響する権限
規模定員8,068人(外局を含む)。蓄電池の経済安全保障の支援は最大助成 約6,711億円全固体電池の担当課の人数、全固体電池だけに使われる予算の総額(どちらも公表されていない)
数字の読み方の注意

8,068人は経済産業省全体(資源エネルギー庁・特許庁・中小企業庁を含む)の定員で、 全固体電池を担当する人数ではありません。蓄電池の政策は商務情報政策局 電池産業課が窓口ですが、 その課の人数は公表されていません 未確定/将来。 また、最大助成 約6,711億円は液系リチウムイオン電池を含む蓄電池全体の認定の合計で、 全固体電池の分はその一部です(第5章)。

5. NEDOとの役割分担と支援先

全固体電池へのお金は、経済産業省が決めた2本の枠を通ってNEDOから企業へ流れます。 どちらの枠でも「決める」のは経済産業省、「配る」のはNEDOです 事実。

経済産業省が決め、NEDOが配る(全固体電池に関わる分) 研究開発の枠と設備投資の枠の2本。どちらも実務はNEDOが担う 経済産業省 目標(2030年頃に本格実用化)・計画・認定 研究開発:グリーンイノベーション基金 計画を策定し、基金をNEDOに造成 上限1,510億円 設備投資:経済安全保障推進法 経済産業大臣が供給確保計画を認定 NEDO 公募・採択・進捗管理・評価 NEDO(安定供給確保支援法人) 基金を持ち、助成金を交付 全固体電池に関わる採択先(抜粋) ホンダ・本田技術研究所 日産自動車 出光興産/住友金属鉱山 など 詳細はNEDOの機関解説 全固体電池に関わる認定計画(4件) トヨタほか:全固体電池材料など 三井金属鉱業:硫化物固体電解質 出光興産:硫化物系固体電解質 東洋鋼鈑:全固体電池用負極集電体
図2 全固体電池に関わる経済産業省の2本の支援の枠と、NEDOとの役割分担。出典:経済産業省のグリーンイノベーション基金のページと研究開発・社会実装計画、蓄電池の安定供給確保の取組方針、認定供給確保計画の概要、NEDOのグリーンイノベーション基金特設サイト。認定計画は、経済産業省が公表した概要の「品目」欄に全固体電池・固体電解質の記載があるものを本稿が選びました 本稿の計算。

全固体電池に関わる経済安全保障の認定計画

事業者品目(経済産業省の表記)認定日事業総額/最大助成額このシリーズとの関係
トヨタ自動車・プライムプラネットエナジー&ソリューションズ・トヨタバッテリー次世代車載用角形電池、全固体電池材料(生産能力9GWh/年、2026年11月以降順次供給)2024年9月6日約2,450億円/約856億円トヨタの企業解説
三井金属鉱業硫化物固体電解質(生産技術の導入・開発・改良)2024年12月20日約198億円/約99億円本シリーズでは扱っていない
東洋鋼鈑全固体電池用負極集電体(生産技術の導入・開発・改良)2024年12月20日約28億円/約14億円本シリーズでは扱っていない
出光興産硫化物系固体電解質(生産技術の導入・開発・改良)2025年6月13日約11億円/約6億円トヨタの固体電解質の提携先(トヨタの企業解説)

※4件の最大助成額を足すと約975億円ですが、トヨタの計画は角形電池と全固体電池材料をまとめた1件なので、全固体電池だけの金額ではありません 本稿の計算。出光興産は別の計画(2024年12月20日認定)で硫化リチウムの生産基盤も認定されていますが、その概要には全固体電池の記載がないため上の表には入れていません。

6. 今後の見通し

読み取れること根拠となる一次情報区分
全固体電池の支援の重心は、研究開発から量産の設備投資へ移っていく2026年の改訂で「2030年代半ばに向けて需要規模に応じた製造基盤を確立」が目標に加わり、「技術開発や設備投資を促進する」と書かれた。経済安全保障の認定にはすでに全固体電池材料の生産基盤が入っている推測
車載だけでなく高付加価値の用途(医療・防災・データセンターなど)も支援の対象として扱われやすくなる改訂後の戦略は、全固体電池について「高温環境での寿命特性等が活かされるユースケースを開拓」「車載用に加えて高付加価値なユースケースでの市場獲得」と書いている推測
「2030年頃に本格実用化」という目標の達成度は、2027〜2028年ごろの各社の量産判断で見えてくる経済産業省の2026年3月の資料が、トヨタ2027〜2028年、日産2028年度、ホンダ2020年代後半、GSユアサ2030年頃という各社の公表時期をまとめている推測

7. 用語集

蓄電池・電源産業戦略
2022年8月の「蓄電池産業戦略」を2026年6月に改訂したもの。蓄電池を中心とした電源システム全体に対象を広げた。
特定重要物資
経済安全保障推進法で、国民の生存や経済活動に欠かせず、安定供給の確保が特に必要とされた物資。蓄電池はその1つ。
供給確保計画
特定重要物資の生産基盤整備などの計画。事業者が作成し、経済産業大臣の認定を受けると助成の対象になる。
研究開発・社会実装計画
グリーンイノベーション基金の各プロジェクトの目標・予算・研究項目を定めた計画。担当省庁が策定し、NEDOがこれに基づいて公募する。
定員
法令で決められた職員数の上限。実際に在籍する人数とは一致しないことがある。
国の蓄電池政策が研究支援、材料供給、電池製造、自動車生産をつなぐ概念図AI生成の概念図
図3 経済産業省が国家戦略と支援制度の枠組みを設け、NEDO、材料供給、電池製造、自動車生産を連携させる役割を示す概念図(AI生成による概念図。実際の施設、装置、製品を写したものではありません)。

8. 出典

  1. 経済産業省 ニュースリリース「『蓄電池産業戦略』を『蓄電池・電源産業戦略』に改訂しました」(2026年6月2日)。改訂の背景と3つの目標の見直し。 https://www.meti.go.jp/press/2026/06/20260602001/20260602001.html
  2. 蓄電池産業戦略推進会議(経済産業省公表) 「蓄電池・電源産業戦略」(2026年6月2日)。2022年戦略の目標の取組状況、全固体電池の本格実用化と製造基盤の目標、国内製造基盤100GWh/年以上の見通し、グリーンイノベーション基金での研究目標。 https://www.meti.go.jp/files/000001097.pdf
  3. 蓄電池産業戦略検討官民協議会(経済産業省公表) 「蓄電池産業戦略」(2022年8月31日)。全固体電池への集中投資からの方針転換、150GWh/年と600GWh/年の目標、2030年頃の全固体電池の本格実用化。 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/battery_strategy/battery_saisyu_torimatome.pdf
  4. 経済産業省 「蓄電池」(経済安全保障政策)。供給確保計画の認定の仕組み、担当課、認定供給確保計画の一覧と各計画の最大助成額。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/index.html
  5. 経済産業省 「蓄電池に係る安定供給確保を図るための取組方針」(2023年1月19日、2024年3月26日改定)。全固体電池を含む次世代電池の研究開発の位置づけ、NEDOが安定供給確保支援業務と基金を担うこと。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/battery_economic_security_02.pdf
  6. 経済産業省 供給確保計画の概要(トヨタ自動車ほか、2024蓄電池第4号、2024年9月6日認定)。品目「次世代車載用角形電池・全固体電池材料」、9GWh/年、事業総額約2,450億円、最大助成額約856億円。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_19_2.pdf
  7. 経済産業省 供給確保計画の概要(三井金属鉱業、2024蓄電池第15号、2024年12月20日認定)。品目「硫化物固体電解質」、事業総額約198億円、最大助成額約99億円。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_30_1.pdf
  8. 経済産業省 供給確保計画の概要(東洋鋼鈑、2024蓄電池第16号、2024年12月20日認定)。品目「全固体電池用負極集電体」、事業総額約28億円、最大助成額約14億円。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_31_1.pdf
  9. 経済産業省 供給確保計画の概要(出光興産、2025蓄電池第1号、2025年6月13日認定)。品目「硫化物系固体電解質」、事業総額約11億円、最大助成額約6億円。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_33_1.pdf
  10. 経済産業省 供給確保計画の概要(出光興産、2024蓄電池第14号、2024年12月20日認定)。品目「硫化リチウム」、事業総額約213億円、最大助成額約71億円。 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_29_1.pdf
  11. 経済産業省 審議会資料「蓄電池産業戦略の推進に向けて」(2026年3月5日、資料3)。認定42件・事業総額約1兆8,906億円・最大助成額約6,711億円、第6弾の助成率(設備投資1/3・技術開発1/2)、戦略の7つの柱、各社の全固体電池の実用化時期。 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/battery_strategy2/shiryo03.pdf
  12. 経済産業省 「グリーンイノベーション基金」。令和2年度第3次補正予算で2兆円の基金をNEDOに造成、総額2兆7,564億円、担当省庁が研究開発・社会実装計画を策定。 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gifund/index.html
  13. 経済産業省(製造産業局・商務情報政策局) 「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(2021年11月11日)。700〜800Wh/L以上の目標、全固体電池の課題、予算上限1,510億円と内訳。 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gifund/pdf/gif_12_randd.pdf
  14. e-Gov法令検索 行政機関職員定員令(昭和44年政令第121号、2026年7月31日施行の改正を反映)。経済産業省の定員8,068人、2026年9月30日までの特例8,146人。 https://laws.e-gov.go.jp/law/344CO0000000121
  15. e-Gov法令検索 経済産業省設置法(平成11年法律第99号)。2001年1月6日施行、経済産業大臣、外局(資源エネルギー庁・特許庁・中小企業庁)。 https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000099
  16. NEDO グリーンイノベーション基金 特設サイト「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」。研究開発項目ごとの実施者(本田技研工業・本田技術研究所、日産自動車、住友金属鉱山、出光興産「硫化物系固体電解質の量産技術開発」など)。 https://green-innovation.nedo.go.jp/project/next-generation-storage-batteries-motors/scheme/

9. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
2026年6月2日の改訂と、改訂後の3つの目標(全固体電池の2030年頃の本格実用化と製造基盤、150GWh/年、売上高3倍)事実出典1 https://www.meti.go.jp/press/2026/06/20260602001/20260602001.html
国内製造基盤100GWh/年以上の見通し、高付加価値なユースケースでの市場獲得、技術開発や設備投資の促進事実出典2 https://www.meti.go.jp/files/000001097.pdf
2022年戦略の目標(150GWh/年・600GWh/年・2030年頃の全固体電池の本格実用化)と、全固体電池への集中投資からの方針転換事実出典3 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/battery_strategy/battery_saisyu_torimatome.pdf
供給確保計画を経済産業大臣が認定する仕組み、担当が電池産業課、認定計画の一覧事実出典4 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/index.html
取組方針の策定・改定日、NEDOが安定供給確保支援業務と基金を担うこと事実出典5 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/battery_economic_security_02.pdf
トヨタほかの認定計画(全固体電池材料・9GWh/年・約2,450億円・最大約856億円)事実出典6 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_19_2.pdf
三井金属鉱業の認定計画(硫化物固体電解質)事実出典7 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_30_1.pdf
東洋鋼鈑の認定計画(全固体電池用負極集電体)事実出典8 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_31_1.pdf
出光興産の認定計画(硫化物系固体電解質)事実出典9 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_33_1.pdf
出光興産の硫化リチウムの認定計画と、その概要に全固体電池の記載がないこと事実出典10 https://www.meti.go.jp/policy/economy/economic_security/battery/file/battery_29_1.pdf
認定42件・事業総額約1兆8,906億円・最大助成額約6,711億円、第6弾の助成率、戦略の7つの柱、各社の全固体電池の実用化時期事実出典11 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/battery_strategy2/shiryo03.pdf
2兆円の基金をNEDOに造成、総額2兆7,564億円、担当省庁が研究開発・社会実装計画を策定事実出典12 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gifund/index.html
研究開発・社会実装計画の策定日、700〜800Wh/L以上の目標、予算上限1,510億円と内訳1,205億円事実出典13 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/gifund/pdf/gif_12_randd.pdf
定員8,068人と2026年9月30日までの特例8,146人事実出典14 https://laws.e-gov.go.jp/law/344CO0000000121
設置(2001年1月6日施行)、経済産業大臣、外局事実出典15 https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000099
グリーンイノベーション基金の全固体電池に関わる採択先(ホンダ・日産・出光興産・住友金属鉱山)と出光興産のテーマ名事実出典16 https://green-innovation.nedo.go.jp/project/next-generation-storage-batteries-motors/scheme/
機関の4つの型の区分、全固体電池に関わる認定計画4件の抽出、4件の最大助成額の合計 約975億円本稿の計算本稿による整理(出典6〜9の数値を合計)
全固体電池の担当課の人数、全固体電池だけに使われる予算の総額未確定/将来出典1〜16に記載なし。本稿では推計しない
第6章の見通し3項目推測出典2・11の記述からの本稿の解釈

最終更新:2026年9月23日/Troy Technical
本稿の数値は経済産業省の公表資料(戦略・審議会資料・認定計画の概要・基金の計画)、NEDOの公表資料と法令に基づきます。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈です。