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DARPA(米国国防高等研究計画局) 機関解説

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INSTITUTION PROFILE / 量子コンピュータ

DARPA(米国国防高等研究計画局)
― 量子コンピュータ各社の「実用規模に届く」という主張を、疑う立場から検証し、政府に伝える

DARPAは、米国の戦争省(旧国防総省)に属する研究開発機関です。量子コンピュータを自分で作る機関ではなく、標準や規制を定める機関でもありません。 量子コンピュータに関わる主な役割は、量子コンピュータ企業に資金を出しながら、「本当に実用規模にできるか」を第三者として検証することです。 その計画がQuantum Benchmarking Initiative(QBI)で、「2033年までに、計算の価値がコストを上回る量子コンピュータが作れるか」を確かめます。 参加企業は米国外にも及び、検証の結果は米国政府内に伝えられます。 本稿では、DARPAが量子コンピュータにどこまで影響を持つのかに絞って整理します。企業の段階や計画は変わりやすいため、確認日(2026年10月16日)を添えて書きます。

構成:DARPAの公式サイト(機関概要、QBIのプログラムページ、2024年から2026年のニュース)、DARPAの2024会計年度の財務報告、戦争省のリリース一覧(2026年10月8日)、米国大統領令14413を一次情報として使用/最終更新 2026年10月(DARPAのページは2026年10月16日に確認。QBIのページは2026年10月8日時点の内容)

装置の実測、資源・費用の見積もり、独立した検証を区別して検討する場面です。採択や実用性の合格判定を示すものではありません。
概念画像(ImageGen生成)。装置の実測、資源・費用の見積もり、独立した検証を区別して検討する場面です。採択や実用性の合格判定を示すものではありません。 実際の製品・施設・寸法・測定結果ではありません。拡大模型と実物スケールの場面は区別してください。
この記事でわかること
  1. 30秒でわかるDARPA
  2. どんな機関か ― 影響力の「型」
  3. 量子コンピュータで何をしているか
  4. 影響力の範囲(権限と地域)
  5. QBIの段階と関わる組織
  6. 今後の見通し
  7. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるDARPA

正式名称国防高等研究計画局英文 Defense Advanced Research Projects Agency(DARPA)
国・地域米国連邦政府の機関。参加企業は米国外(オーストラリア、英国、カナダなど)にも及ぶ
機関の種類戦争省内の独立した研究開発機関規制当局ではない。政府内の名称は2026年10月16日時点で「戦争省(Department of War)」
設立1958年1957年のスプートニク打ち上げを受けて設立された
人数規模政府職員 約250人うちプログラムマネージャー約100人、約300の研究開発事業を監督(2024会計年度の財務報告)
予算2024会計年度の歳出 約40億6,400万ドルDARPA全体の額。量子のQBI分は確認できなかった。2026・2027会計年度の額も確認できなかった
量子コンピュータへの関与の形資金と第三者検証(QBI)規制や標準を定める権限はない
影響が及ぶ範囲米国政府内の判断と、世界の量子企業QBIの参加企業には米国外の企業もある
まず押さえるべき1点

DARPAの量子の取り組みは、「勝者を選ぶ競争」ではなく、「各社の道筋を一社ずつ疑って確かめる評価」です。 QBIのページは、「企業間の競争ではなく、資金があるなら見込みのあるすべての方式を評価する」と書いています 事実。 開始時のプログラムマネージャーは、「我々の出発点は懐疑だ」と述べました(2024年7月、DARPAの記事) 事実。 確かめた結果は、DARPAが米国政府の他の関係者に伝えると書かれています 事実。 つまりDARPAの影響力は、資金の額よりも、「DARPAの検証を通った」という評価が政府内で持つ重みにあります。 ただし、この評価が他の機関の資金配分や調達にどう使われるかは、本稿では確認できていません 未確定/将来。

そもそも「ユーティリティスケール」とは

DARPAは、量子コンピュータが「ユーティリティスケール(utility-scale)」に達したとは、計算がもたらす価値が、その機械のコストを上回ることだと定義しています 事実。 実験室で量子ビットが動くことと、お金をかけて作る価値があることは別です。QBIは後者を、2033年を目標に確かめます。 量子コンピュータは、誤りが出やすい量子ビットを多数組み合わせて誤りを直す必要があり、必要な規模は非常に大きくなります。 詳しくは、本シリーズの技術解説「論理量子ビットと耐故障量子計算」「産業応用の現実」を参照してください。

2. どんな機関か ― 影響力の「型」

量子コンピュータの記事に出てくる「機関」は、企業と違って自分では量子コンピュータを作りません。 その代わりに、どういう経路で業界に影響を与えるかで4つの型に分けられます。

量子コンピュータを動かす「機関」の4つの型 機関は自分では量子コンピュータを作らない。どの経路で業界に影響を与えるかで4つに分かれる 資金を出す 政策・規制を決める 標準を決める 場をつくる 研究・製造に予算を配る 戦略・産業政策・輸出管理 暗号の標準・要求・計測 研究拠点・業界の集まり DOE/DARPA 欧州委員会/経済産業省 NIST/NSA NIST/理研/産総研 何を研究・実証させるか 何を国内で進め守るか どの暗号・測り方を使うか 誰が誰と研究し会うか 届く範囲=自国の予算 届く範囲=自国・自域 届く範囲=採用する側 届く範囲=参加者 DARPAは「資金を出す」型。資金に加えて、第三者として検証する役割を持つ 同じ量子コンピュータでも、どの型の機関かによって影響の届き方がまったく違う
図1 量子コンピュータに関わる機関の4つの型と、DARPAの位置。区分は本稿によるもので、機関名は本シリーズで扱う機関から例示しています 本稿の計算。DARPAは研究資金を出す「資金を出す」型です。検証の結果を政府内に伝える役割もありますが、標準や規制を定める権限はないため、この1枠だけを強調しています。

3. 量子コンピュータで何をしているか

DARPAの量子コンピュータへの関わりは、ほぼQBIとその前身に集まっています 事実。

取り組み時期中身担い手
Quantum Benchmarking Initiative(QBI)2024年7月に開始(発表は2024年7月16日)「2033年までに、実用規模(計算の価値がコストを上回る)の量子コンピュータが作れるか」を検証する。3段階:Stage A(構想を示す。最大100万ドル)、Stage B(研究開発計画とリスク、必要な試作を示す。最大1,500万ドル)、Stage C(政府と一緒に、設計どおり作れ、意図どおり動くかを検証する。最大3億ドル)DARPAの政府評価チーム。多機関・多分野の部署(Multi X Office)が担当
US2QC(QBIの前身の試験計画)2025年2月6日、MicrosoftとPsiQuantumが最終段階へあまり検討されていない方式でも実用規模にできるかを調べた。2社は、QBIのStage Cと同じ目標の「検証と共同設計」の段階に進んだMicrosoft、PsiQuantum
QBIの新規参加の募集(Stage A、QBIT)2026年3月9日に公表まだQBIの資金を受けていない組織が、新しい方式でStage A(約6か月)に参加できる。締切は、3月の発表では2026年9月30日、10月8日時点のページでは2026年11月30日と表示されている(変更の理由は確認できなかった)新規応募者
独立した検証・妥当性確認(IV&V)の募集2025年11月17日に公表。締切は2026年12月30日QBIの検証チームに加わる側を募る公募(題名はQBI Topic Independent Verification and Validation)応募者(詳細は公募文書)
州との協力イリノイ州(2024年)、メリーランド州(2025年4月28日)、ニューメキシコ州(2025年9月2日)州が投資する量子の試験施設をQBIの検証に使う。イリノイは「Quantum Proving Ground」、メリーランドは「Capital Quantum Benchmarking Hub」(メリーランド大学の研究センター内)、ニューメキシコは「Quantum Frontier Project」。成果次第で、DARPAと州が最大1億ドル(メリーランド)・最大6,000万ドル(ニューメキシコ)ずつを4年間で出し合うと合意。具体的な額を義務づけるものではない各州、大学、国立研究所
DOEとの連携2024年7月量子コンピュータの研究・開発・試験を計画・調整するための枠組みをDOE科学局と結んだ。空軍研究所(AFRL)ロームのチームも活用DOE科学局、AFRL
素材技術者の視点:Stageが進むほど、企業の言い分より政府の測定が増える

Stage Aは「概念が成り立つか」を書類と口頭で確かめる段階です。Stage Bは研究開発計画の前提とリスクを詳しく調べる約1年の段階。 Stage Cは、ハードウェアとシステムを政府が実際に試験する段階です。 QBIのマネージングディレクターは、Stage Cを「計画から証明へ移る段階」で、技術が「モデルとロードマップが言うとおりに動くか」を精査すると説明しています 事実。 企業の公称値(メーカー公称)ではなく、政府が試験した値で判断する流れです。技術解説「量子優位性の読み方」「コヒーレンスとフィデリティ」の考え方と通じます。

数字・名称の注意(2026年10月16日確認)

DARPAの上位の組織名は、2026年10月16日時点で戦争省(Department of War)と書かれています 事実。 2026年10月8日、戦争省は量子コンピュータの新しい取り組みと更新の合計が約3億5,000万ドルと発表しました(題名と概要はwar.govの配信で確認) 事実。 ただし、このうちDARPAのQBIに充てる額や内訳を、本稿は原文で確認できませんでした(サイトが自動取得を拒否するため) 未確定/将来。 また、DARPAのQBIの予算額(2026・2027会計年度)も、確認できた資料に載っていません。

4. 影響力の範囲(権限と地域)

観点DARPAが持っているもの持っていないもの
権限量子コンピュータ企業に資金を出し、段階ごとに進めるかを決める権限。政府の評価チームで検証し、結果を米国政府の他の関係者に伝える。大統領令14413は、QBIが集めた量子コンピュータのサプライチェーンの情報を、戦争省・商務省・エネルギー省などと共有するよう各機関に指示している標準・規制・暗号の要求を定める権限。他機関の資金配分や調達を決める権限。「勝者を選ぶ」ことはQBIの目的ではない
地域米国政府の予算による事業だが、参加企業は米国外にもある。Stage Cの6社のうちDiraqは本社がシドニー(オーストラリア)。Stage Aの2025年の参加企業にはAlice & Bob(米国・フランス)、Oxford Ionics(英国・米国)なども含まれた他国政府の政策。参加企業の事業を直接管理する権限
拘束力契約の条件(検証への協力、段階ごとの成果)民間に開発や公表を義務づける権限。検証結果が国際的な基準になることを保証する力
規模政府職員 約250人、プログラムマネージャー約100人、約300の事業(2024会計年度)。2024会計年度の歳出は約40億6,400万ドル(DARPA全体)。QBIのStage C上限は1社あたり最大3億ドルQBIだけの予算の総額と、2026・2027会計年度のDARPAの予算は、確認できた資料に載っていない

5. QBIの段階と関わる組織

QBIの3段階と参加企業(2026年10月8日時点) 段階が進むほど、企業の主張より政府による検証が増える。企業は「勝ち残り」ではなく個別に評価される Stage A(約6か月) 構想を示す・最大100万ドル Google Quantum AI Quandela 新規募集の締切は11月30日 Stage B(約1年) 開発計画とリスク・最大1,500万ドル Nord Quantique/Photonic Inc. Quantinuum/Quantum Motion QuEra Computing/Xanadu Silicon Quantum Computing Stage C 政府と検証・最大3億ドル Atom Computing/Diraq IBM/IonQ Microsoft/PsiQuantum 2026年10月7日に4社が追加 DARPAの独立した検証チームを支える組織 DOE科学局/空軍研究所(AFRL)/サンディア国立研究所/ロスアラモス国立研究所 イリノイ州:Quantum Proving Ground(シカゴ) メリーランド州:Capital Quantum Benchmarking Hub(メリーランド大学) ニューメキシコ州:Quantum Frontier Project Stage Bの企業は11社が進んだが、Stage Cへ移った企業は表の一覧から外れる
図2 QBIの3段階と、各段階で活動中の企業、検証を支える組織。出典:DARPAのQBIのプログラムページ(2026年10月8日時点)、DARPAの2026年3月10日・10月7日のニュース、2024年7月・2025年4月・9月のニュース。企業は段階を終えると一覧から外れるため、一覧は「現在、その段階で契約のある企業」です 事実。
組織関係一次資料で確認できる内容
Atom Computing、Diraq、IBM、IonQ2026年10月7日にStage CへStage Bの1年を経て進んだ。方式は順に、中性原子、シリコンCMOSのスピン量子ビット、モジュール型の超伝導、イオントラップ
Microsoft、PsiQuantumUS2QC経由でStage Cへ2025年2月にDARPAが最終段階の対象として選定。Microsoftは小型の超伝導トポロジカル量子ビット、PsiQuantumはシリコンフォトニクス
Quantinuum、QuEra Computing、Xanadu ほかStage Bで活動中Stage Bの活動中の企業は、Nord Quantique、Photonic Inc.、Quantinuum、Quantum Motion、QuEra Computing、Silicon Quantum Computing、Xanadu(2026年10月8日時点のページ)
Google Quantum AI、QuandelaStage Aで活動中Quandelaは2026年5月にStage Aに参加。2025年の最初のStage A参加企業にはRigetti Computing、Alice & Bobなども含まれたが、現在の活動中の一覧には載っていない(ページの注記では、段階を終えた企業は次の段階の契約が結ばれるまで載らない。両社の現状は確認できなかった)
DOE連携DOE科学局と2024年に協力の枠組みを結んだ。DOEは別に、2026年9月にQ Competitionを発表した。本シリーズのDOEの解説を参照
NIST(商務省)別系統標準と意向書は商務省側。本シリーズのNISTの解説を参照

6. 今後の見通し

読み取れること根拠となる一次情報区分
Stage Cの6社の検証が続き、さらに企業がStage Cに進む可能性がある。Stage Aの新規募集の選定も予定されているDARPAのニュース(2026年10月7日)は、新規募集の応募企業が選ばれると見込まれ、StageAとBの企業の昇格も見込まれる、と書く。時期は書かれていない未確定/将来
DARPAは、2033年までに少なくとも1社が実用規模の量子コンピュータを作れる可能性が、そうでない可能性より高いと見ている。ただし、どの方式・どの企業かは未定QBIのページ(2026年10月8日時点)に、DARPAの見立てとして書かれている。「複数、1つ、あるいは1社も示せない場合もある」とも書く未確定/将来
QBIの検証結果が、米国政府内での量子企業への評価の参照先になる可能性があるQBIは結果を米国政府の関係者に伝えると書く。大統領令14413は、QBIの情報を含むサプライチェーン情報の共有を各機関に指示している。その情報が他機関の資金配分に使われるかは確認できなかった推測
州との協力は、州の予算がQBIの検証設備を支える形で今後も増える可能性があるDARPAは「量子の取り組みを既に始めて資金を出している州なら、どの州とも協力する」と書き、3つの州との合意がある推測
DARPAのQBIとDOEのQ Competitionは、別の資金・別の評価。共通の評価基準を使うかは確認できなかった両者の公開資料に、共通の基準を使うとの記載を確認できなかった未確定/将来

7. 用語集

QBI
Quantum Benchmarking Initiative。2033年までに実用規模の量子コンピュータが作れるかを検証するDARPAの計画。
ユーティリティスケール
計算の価値が、その量子コンピュータのコストを上回る規模。
US2QC
Underexplored Systems for Utility-Scale Quantum Computing。QBIの前身にあたる、試験的な計画。
Stage A/B/C
QBIの3段階。構想の提示、研究開発計画の検証、設計どおり作れるかの政府との検証。
IV&V(独立した検証・妥当性確認)
開発する側から独立した第三者が、性能の主張を確かめること。
プログラムマネージャー
DARPAで研究計画を企画し、進める責任者。任期が限られている。

8. 出典

  1. DARPA About DARPA(機関の位置づけ「戦争省内の独立した研究開発機関」、使命、局長。2026年10月16日確認)。 https://www.darpa.mil/about
  2. DARPA DARPA FY 2024 Agency Financial Report(設立1958年、政府職員約250人、プログラムマネージャー約100人、約300の事業、2024会計年度の歳出)。 https://www.darpa.mil/sites/default/files/attachment/2024-11/darpa-2024-afr-final.pdf
  3. DARPA Quantum Benchmarking Initiative(QBIの目的・3段階と上限額・活動中の企業・公募。2026年10月8日時点)。 https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative
  4. DARPA Multi X Office(QBIを担当する部署。旧マイクロシステム技術局を拡大した部署)。 https://www.darpa.mil/about/offices/mxo
  5. DARPA Moving quantum computing from hype to prototype(2024年7月16日。QBIの発表、「懐疑」の発言、DOE科学局・イリノイ州・AFRLとの連携)。 https://www.darpa.mil/news/2024/quantum-computing-prototype
  6. DARPA DARPA selects two discrete utility-scale quantum computing approaches for evaluation(2025年2月6日。MicrosoftとPsiQuantum、US2QC)。 https://www.darpa.mil/news/2025/quantum-computing-approaches
  7. DARPA DARPA eyes companies targeting industrially useful quantum computers(2025年4月3日。最初のStage A参加企業の一覧)。 https://www.darpa.mil/news/2025/companies-targeting-quantum-computers
  8. DARPA DARPA, State of Maryland sign agreement to propel quantum research(2025年4月28日。Capital Quantum Benchmarking Hub、最大1億ドルずつ)。 https://www.darpa.mil/news/2025/agreement-propel-quantum-research
  9. DARPA DARPA, State of New Mexico establish framework to advance quantum computing(2025年9月2日。Quantum Frontier Project、最大6,000万ドルずつ)。 https://www.darpa.mil/news/2025/darpa-new-mexico-establish-framework-advance-quantum-computing
  10. DARPA Quantum Benchmarking Initiative expands quest to separate hype from reality(2026年3月10日。Stage A新規募集、Stage B 11組織、締切)。 https://www.darpa.mil/news/2026/qbi-stage-a-qbit
  11. DARPA Four more teams enter Quantum Benchmarking Initiative's final stage(2026年10月7日。Stage Cの4社、Quandelaの参加、今後の昇格の見込み)。 https://www.darpa.mil/news/2026/four-more-teams-enter-quantum-benchmarking-initiative-final-stage
  12. 戦争省 Department of War Announces $350 Million in Quantum Computing Initiatives(2026年10月8日。題名・概要・日付はwar.govのリリース配信で確認。サイトが自動取得を拒否するため、本文は未確認)。 https://www.war.gov/News/Releases/Release/Article/4622109/department-of-war-announces-350-million-in-quantum-computing-initiatives/
  13. ホワイトハウス Executive Order 14413, Ushering in the Next Frontier of Quantum Innovation(2026年6月22日。第6条(c):QBIの情報の共有)。 https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2026/06/ushering-in-the-next-frontier-of-quantum-innovation/

9. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
戦争省内の独立した研究開発機関、スプートニクを受けた設立、2026年10月16日時点の戦争省の名称事実出典1 https://www.darpa.mil/about
設立1958年、政府職員約250人、プログラムマネージャー約100人、約300の事業、2024会計年度の歳出約40億6,400万ドル事実出典2 https://www.darpa.mil/sites/default/files/attachment/2024-11/darpa-2024-afr-final.pdf
QBIの目的、3段階と上限額、「競争ではない」こと、ユーティリティスケールの定義、各段階の活動中の企業、2033年の見立て、公募の締切(2026年11月30日・2026年12月30日)事実出典3 https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative
QBIの担当がMulti X Officeであること事実出典4 https://www.darpa.mil/about/offices/mxo
QBIの発表(2024年7月)、「懐疑」の発言、DOE科学局・イリノイ州・AFRLとの連携事実出典5 https://www.darpa.mil/news/2024/quantum-computing-prototype
MicrosoftとPsiQuantumのUS2QC最終段階(2025年2月6日)事実出典6 https://www.darpa.mil/news/2025/quantum-computing-approaches
2025年のStage A参加企業の一覧(Alice & Bob、Oxford Ionics、Rigetti Computingなどを含む)事実出典7 https://www.darpa.mil/news/2025/companies-targeting-quantum-computers
メリーランド州との協力(2025年4月28日、最大1億ドルずつ、4年)事実出典8 https://www.darpa.mil/news/2025/agreement-propel-quantum-research
ニューメキシコ州との協力(2025年9月2日、最大6,000万ドルずつ、4年)、サンディア・ロスアラモスが検証チームに参加事実出典9 https://www.darpa.mil/news/2025/darpa-new-mexico-establish-framework-advance-quantum-computing
Stage A新規募集(2026年3月)、Stage B 11組織、9月30日の締切事実出典10 https://www.darpa.mil/news/2026/qbi-stage-a-qbit
Stage Cの4社(2026年10月7日)、Quandelaの参加、今後の昇格の見込み、Stage Cの説明事実出典11 https://www.darpa.mil/news/2026/four-more-teams-enter-quantum-benchmarking-initiative-final-stage
戦争省が2026年10月8日に量子の取り組みの合計約3億5,000万ドルを発表したこと事実出典12 https://www.war.gov/News/Releases/Release/Article/4622109/department-of-war-announces-350-million-in-quantum-computing-initiatives/
大統領令14413のQBI情報の共有の指示事実出典13 https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2026/06/ushering-in-the-next-frontier-of-quantum-innovation/
機関の4つの型の区分本稿の計算本稿による整理
QBI分の額・戦争省の3億5,000万ドルの内訳、2026・2027会計年度のDARPAの予算、QBIの検証結果が他機関の資金配分に使われること、DOEとの共通の評価基準、Stage Aの締切の変更理由未確定/将来出典3・10・12に記載なし、または原文を確認できなかった。本稿では推計しない
Stage Cの追加、2033年に実用規模が実現するかどうか未確定/将来出典3 https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative と出典11に「見込み」「見立て」として書かれている。確定ではない
第6章の見通し2項目(検証結果が政府内の参照先になる可能性、州との協力の増加)推測出典3・5・8・9・13の記載からの本稿の解釈

最終更新:2026年10月16日/Troy Technical
本稿の数値はDARPAの公式サイトとニュース、財務報告、戦争省のリリース一覧、米国大統領令に基づきます。参加企業の段階や計画は変わりやすいため、確認日(2026年10月16日)を明記しています。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈です。

図版更新:2026年10月17日。本文・出典整理表のベクター作図という表記は、保存した元SVGの由来を示します。現在の主図の形式と読み方は各図下の説明を参照してください。ImageGen画像は実測や実在製品の写真ではなく、元SVG・数値・出典は展開して確認できます。