COMPANY PROFILE / 光通信・フォトニクス
NTT
― 通信事業者が自ら光電融合デバイスを作る。IOWNを「ネットワーク」から「コンピュータの中」へ広げる計画
NTTは日本最大の通信事業者で、光通信では本来「光でネットワークを作り運用する」側の会社です。 ところが同社は2023年6月、光電融合デバイスの企画・設計・製造・販売を行う子会社NTTイノベーティブデバイスを資本金等300億円で設立し、 2025年10月には、Broadcom・Acctonと組んで102.4Tbpsの光電融合(CPO)スイッチを2026年から市場投入するロードマップを示しました。 通信事業者が、データセンター内のスイッチに載る光デバイスまで自分で作ろうとしている点が、他の通信事業者と決定的に違います。 本稿では携帯電話や地域通信などの事業は最小限にとどめ、IOWNと光電融合に何を投じ、誰と組み、どこへ向かっているかに絞ります。
- 30秒でわかるNTTと、光通信・フォトニクスでの立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- 光通信・フォトニクスの世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模(全社は簡潔に)
- 光通信・フォトニクスにかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社は光通信・フォトニクスで何を目指しているか
- 光通信・フォトニクス分野の提携マッピング
- 提供している技術・製品・サービス
- この企業が抱えるリスク
- 用語集/出典/主張と出典の対応表
1. 30秒でわかるNTTと、光通信・フォトニクスでの立ち位置
(デバイス子会社を保有)光電融合デバイスはNTTイノベーティブデバイスが担う
データセンター内の光電融合光量子コンピュータ・宇宙光通信も研究
光通信に関わる企業は、大きく光部品・光モジュール/半導体・ファウンドリ/通信装置・通信事業者の3種類に分かれます。 NTTは通信事業者ですが、IOWN構想のもとで光電融合デバイス(PEC)を自社グループで設計・製造することを決め、専業子会社を作りました 事実。 2023年5月の発表は、その狙いを「光電融合のメリットである圧倒的な低消費電力化を、通信領域だけでなく、データセンタ等コンピューティング領域に導入・適用拡大すること」と書いています。 つまりNTTの光通信は、①光のまま運ぶネットワーク(APN)と、②コンピュータの中を光でつなぐデバイス(PEC)の二本立てで、 後者では部品メーカーや半導体メーカーと同じ土俵に立とうとしています。
2. ロゴと社名の表記について

NTTのロゴは同社の商標です。本稿では生成画像による再現を行わず、
公式サイトから取得した画像を img/ntt_logo.svg として設置しています。
表記の注意:2025年6月の株主総会の承認を受け、2025年7月1日に「日本電信電話株式会社」から「NTT株式会社」へ商号を変更しました。 英文の資料では「NTT, Inc.」と表記されています。本稿の出典のうち2025年6月以前のものは、旧商号の日本電信電話株式会社名義です。 光電融合デバイスの子会社はNTTイノベーティブデバイス株式会社(英文 NTT Innovative Devices Corp.)で、資料では「NID」と略されます。 「IOWN」はNTTの商標または登録商標です。
公式サイト:https://group.ntt/jp/3. 光通信・フォトニクスの世界で、この会社はどこにいるか
光のどの領域に関わるかで言えば、NTTは長距離・通信網(APN、データセンター間接続)とデータセンター内の光インターコネクト(光電融合スイッチ、将来の光チップレット)の両方に関わります 事実。 本シリーズの技術解説『IOWN』『Co-packaged Optics』『光インターコネクトとSerDes』で扱う領域が、ちょうどNTTの計画の中心にあたります。
4. 会社の規模(全社は簡潔に)
全社の規模は表1つにとどめます 事実。
| 指標(百万円) | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|
| 連結営業収益 | 13,374,569 | 13,704,727 | 14,409,121 |
| 連結研究開発費(セグメント間消去後) | ― | ― | 278,649 |
| 連結従業員数(人) | 338,467 | 341,321 | 344,196 |
上の数字は会社全体のもので、IOWNや光電融合デバイスの事業規模を示す数字ではありません。 NTTはIOWN関連の売上高・投資額・研究開発費、NTTイノベーティブデバイスの売上高・利益・人員数を、今回確認した一次資料では公表していません 未確定/将来。 公表されている金額は、NTTイノベーティブデバイス設立時の資本金等300億円(資本準備金を含む)だけで、会社は「順次増資を検討」と書いています。 連結研究開発費2,786億円のうち光電融合にいくら使っているかも分かりません。
5. 光通信・フォトニクスにかけているリソース
| リソースの種類 | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 人(専任組織) | 光電融合デバイスの専業子会社NTTイノベーティブデバイス(2023年6月設立、東京都港区、NTTが100%保有)。NTT研究所の光電融合デバイス開発機能をスピンオフし、NTTエレクトロニクスとの統合を予定すると設立時に発表。人員数は非開示 | 事実 |
| 金(出資) | NTTイノベーティブデバイスの設立時の資本金等300億円(資本準備金を含む)。「順次増資を検討」 | 事実 |
| 金(製造能力) | 光電融合スイッチ(PEC-2)について「製造能力の拡充遂行中(5000個/ライン/月)」と説明(2025年10月)。投資額は非開示 | 事実 |
| 金(研究開発費) | 連結研究開発費2,786億円(2026年3月期)。IOWN・光電融合分の金額は非開示 | 事実 |
| 外部との資本関係 | 2025年10月の資料は、シリコンフォトニクス・アナログICの設計・供給を担う企業を「NTTイノベーティブデバイス出資関連企業」と記載(社名は資料上で特定できない)。多心光コネクタのUS Conecは、Corning・フジクラ・NTTアドバンステクノロジの合弁(フジクラの発表による) | 一部事実 |
| 公的資金(NEDO) | NEDO「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択(2024年1月)。オール光ネットワークに加え光電融合デバイスの研究開発に参画。共同受託者の古河電工によれば、NTT・NTTイノベーティブデバイス・NTTデバイスクロステクノロジ・新光電気工業・古河電工で「光チップレット実装技術」を受託(2028年度まで) | 事実 |
| 公的資金(NICT) | NICTの「Beyond 5G研究開発促進事業」と「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に参画していると2024年1月のリリースに記載 | 事実 |
| 大学・研究機関・スタートアップ | 光量子コンピュータでOptQCと連携協定(2025年11月)。光電融合デバイスでの大学との共同研究は、今回確認した一次資料には見当たらない | 一部事実 |
6. これまでの取り組み
| 時期 | できごと | 意味 |
|---|---|---|
| 1970年代〜 | 光ファイバの製造法や光信号の分波・分岐などの技術を開発し、40年以上にわたり光通信を実用化してきたと会社が説明 | 光技術の蓄積 |
| 2023年 | IOWN 1.0:ネットワーク接続部向けの光電融合デバイス(PEC-1)を中継装置やDC間接続に適用し、APN 1.0として商用化 | 光電融合の第1世代 |
| 2023年6月 | NTTイノベーティブデバイスを設立(資本金等300億円) | デバイスの製造・販売を担う専業会社 |
| 2023年10月 | フィールドに敷設したマルチコアファイバケーブルで毎秒1.6テラビットの光伝送実験(会社は「世界で初めて」と表現) | データセンター網の大容量化の研究 |
| 2024年1月 | NEDOポスト5G事業に採択。光電融合デバイスの研究開発に参画 | 国の半導体プロジェクトに参加 |
| 2024年3月 | NTTコミュニケーションズと、光電融合技術とオープン標準による複数社製品の400G/800G APNをOFC2024で動態展示 | マルチベンダーでの相互接続 |
| 2025年4〜10月 | 大阪・関西万博のNTTパビリオンで、IOWN 2.0の光電融合デバイスを連続運用し、電力消費1/8のコンピュータを実現と発表。台湾〜大阪間3,000km超を往復遅延40msで接続 | PEC-2を実環境で運用 |
| 2025年7月 | 商号をNTT株式会社へ変更 | ― |
| 2025年10月 | IOWN説明会で、PEC-2光電融合スイッチ(102.4Tbps)の商用化計画とBroadcom・Acctonとのパートナーシップを公表 | データセンター向け製品の具体化 |
| 2025年11月 | OptQCと光量子コンピュータで連携協定 | 光通信技術の量子への応用 |
| 2026年3月 | 動作速度200GHz級で実用レベルの信頼性を持つ受光素子を実現(会社は「世界初」と表現) | 3.2Tbps級光トランシーバへの布石 |
| 2026年5月 | 中期戦略を「New value creation & Sustainability 2030 powered by AIOWN」に見直し。APNの全国展開と光電融合デバイスのエコシステム拡大を掲げる | IOWNをAI基盤の中に位置づけ直した |
| 2026年8月 | 国内7社の主導で、APNの設計指針がITU-T勧告Y.3335として国際標準化 | APNの国際標準 |
7. 今後の計画
2025年10月のNTTイノベーティブデバイスの資料によれば、PEC-2の光電融合スイッチは102.4Tbps容量で、スイッチ単体の消費電力を約50%削減することを目指し、 光エンジンをソケットで着脱できる構造にして故障時の修理コストを下げるとしています 事実。 性能目標は3.9pJ/bit、光の出入口の密度(ショアライン密度)0.4Tbps/mmです。 PEC-3はGPUなどの半導体パッケージ間を光で直接つなぐ光チップレットで、NTT研究所独自のメンブレン(化合物光半導体薄膜)技術を使い、0.26pJ/bitを目標としています。 有価証券報告書も「PEC-3は2028年に商用サンプルの提供開始を予定」と書いています。 あわせて、2026年5月の戦略見直しでは「IOWN APNの全国への面的拡大」と「多様なパートナーとの連携を通じて光電融合デバイスのエコシステムを拡大」を掲げています。
上の数値は、いずれも量産品の実績ではありません 未確定/将来。 3.9pJ/bitと0.4Tbps/mmはPEC-2の「ターゲット」、PEC-3の0.26pJ/bitは評価系で64Gbps・10mAの条件で測った素子レベルの値(50Gbps・5mAでは0.14pJ/bit)と資料に書かれています。 「スイッチ単体で50%電力削減」は、従来の着脱式光モジュールを使うスイッチとの比較として示されたものです。 2026年第2四半期の光エンジンのサンプル提供が予定どおり行われたかどうかは、今回確認した一次資料では確認できませんでした。
8. この会社は光通信・フォトニクスで何を目指しているか
ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| 通信事業者でありながらデータセンター向け光デバイスの外販で収益を得る | NTTイノベーティブデバイスの事業内容に「販売」を含み、PEC-2はハイパースケールのデータセンター内のサーバー間接続向けスイッチとして、BroadcomとAcctonを組んだ製品形態で示されている | 推測 |
| 自社は全体設計と光エンジンを担い、スイッチLSIや箱は他社に任せる | 資料は、NIDが「CPO-SWモジュール全体設計等の基幹工程を担うとともに…全体コーディネートを実施」と書き、102.4TbpsのスイッチLSIは別の会社、SW-BOXは別の会社が担う分担図を示している | 事実 |
| IOWNの目的を通信の高速化から電力の削減へ移した | CTO資料は、APN(超高速・低遅延)の次の段階として「低消費電力を実現する光コンピューティングへ実装領域を拡大」と書く | 事実 |
| 光電融合でシリコンフォトニクスとは別の道(化合物半導体メンブレン)も持つ | PEC-3はInP系のメンブレン技術を使うとしており、PEC-2の構成部品にはシリコンフォトニクスを使う企業が挙がっている | 推測 |
| APNは国内全国展開と海外連携の両方で広げる | 有価証券報告書に「IOWN APNの全国への面的拡大」、万博で台湾〜大阪間の接続、ITU-Tでの標準化 | 事実 |
2025年10月のNTTイノベーティブデバイスの資料は、PEC-2の強みとして「他に類を見ない、ソケット型の光エンジン」を挙げ、 その効果を「光エンジン故障時の修理コストの抜本的削減」「将来的にはマルチベンダによるサプライチェーンの構築も視野に」と書いています 事実。 CPOの弱点としてよく言われるのは、光部品が壊れたときにスイッチごと交換しなければならないことです。 NTTはここを「ソケットで光エンジンだけ差し替えられる」ことで解こうとしています。 これは、データセンターを運用する側の目線から出てきた設計思想だと本稿は読みます。 通信網を何十年も保守してきた会社が、その保守の考え方をデータセンター向けデバイスに持ち込んでいる、ということです 未確定/将来。
9. 光通信・フォトニクス分野の提携マッピング
10. 提供している技術・製品・サービス
| 技術・製品 | 一次資料での記述 | 段階 |
|---|---|---|
| APN(オール・フォトニクス・ネットワーク) | 光のまま低遅延・低消費電力で伝送するネットワーク。APN 1.0として2023年に商用化。データセンター間の分散処理などで実証 | 商用サービス |
| PEC-1 | ネットワーク接続部向けの光電融合デバイス。中継装置やDC間接続に適用 | 商用化済み(2023年) |
| PEC-2 光電融合スイッチ | 6.4Tbps光エンジンと102.4Tbps CPOスイッチモジュール。ソケット型の光エンジン。スイッチ単体で約50%の電力削減を目指す | 2026年第4四半期に商用サンプル予定 |
| PEC-3 光チップレット | GPUパッケージ間を光で接続。InP系メンブレン技術、64Gbpsで0.26pJ/bitを素子レベルで実証 | 2028年に商用サンプル予定 |
| 200GHz級受光素子 | 信号速度400Gbaud級に必要な動作速度200GHz級で、実用レベルの信頼性を実現。半導体レンズ集積 | 研究成果 |
| マルチコアファイバ伝送 | フィールド敷設のマルチコアファイバケーブルで毎秒1.6テラビット伝送 | 研究成果 |
「世界初」(200GHz級受光素子、マルチコアファイバでの1.6Tbps伝送)は会社自身の表現です。 OFC2024での展示は、IOWN Global ForumとOpen ROADM MSAとの連携によるマルチベンダーでの400G/800G相互接続として発表されています。
PEC-3で使うとされるNTT研究所独自のメンブレンデバイスは、InP系の化合物半導体をごく薄い膜にして、酸化シリコン(SiOx)などの上に載せる構造です。 資料の図には「Very thin active region」「Optical propagation in III-V semiconductor」「InP taper」「SiOx waveguide」と書かれています 事実。 光を出す活性層を薄くすると、光を閉じ込める体積が小さくなり、少ない電流でレーザーを動かせるようになります(本稿の解説)。 資料が示す「10mAで64Gbps、0.26pJ/bit」「5mAで50Gbps、0.14pJ/bit」は、まさにこの低電流動作の結果として示されています。
一方で、薄い化合物半導体膜を異種材料の上に貼り合わせる工程は、接合界面の欠陥と放熱が課題になりやすい領域です。 GPUのすぐ近くで長時間動かす光チップレットでは、熱による劣化と寿命の保証が量産化の鍵になると考えられます 未確定/将来。 NTTは量産時の歩留まりや寿命の数値をまだ公表していません。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| ロードマップの遅れと競合 | 有価証券報告書は「IOWNについては、そのロードマップが計画どおりに進展しないことや、市場の競合他社における技術開発・ビジネス展開が加速すること」をリスクに挙げている | 事実 |
| 事業規模が見えない | IOWN関連の売上・投資額、NTTイノベーティブデバイスの損益が公表されておらず、外部から採算を確かめられない | 未確定/将来 |
| パートナーへの依存 | PEC-2はスイッチLSIをBroadcom、SW-BOXをAcctonが担う構成。NTT側だけでは製品が完結しない | 推測 |
| 部品メーカーとの競争 | CPOには光部品・半導体の専業各社も参入しており、通信事業者の子会社が量産・価格で競えるかは実績がまだない | 推測 |
| ガバナンス | 有価証券報告書は、事業の高度化・複雑化や新規事業の拡大により「必ずしも意図したとおりにガバナンスが機能しない可能性」を挙げている | 事実 |
12. 用語集
- IOWN
- Innovative Optical and Wireless Network。NTTが提唱する、光を中心とした次世代の通信・計算基盤の構想。NTTの商標。
- APN
- All-Photonics Network。途中で電気に変換せず光のまま伝送するネットワーク。IOWNの中核技術。
- PEC
- Photonics Electronics Convergence(光電融合)デバイス。NTTはPEC-1〜PEC-4の世代でロードマップを示している。
- CPO
- Co-Packaged Optics。スイッチLSIと光エンジンを同じパッケージ内に近接実装する技術。
- pJ/bit
- 1ビットを送るのに必要なエネルギー。小さいほど省電力。
- ショアライン密度
- チップやパッケージの縁1mmあたりに出し入れできる通信容量(Tbps/mm)。
- メンブレンデバイス
- 化合物半導体をごく薄い膜にして異種材料上に作る光デバイス。NTT研究所の独自技術と説明されている。
- AIOWN
- NTTが2026年5月の戦略見直しで掲げた、GPU・ネットワーク・電力等を最適化するAIネイティブな次世代インフラの呼称。
13. 出典
- NTT株式会社 有価証券報告書 第41期(2025年4月1日〜2026年3月31日、2026年6月16日提出)。主要な経営指標、商号変更、中期経営戦略の見直し(AIOWN)、事業等のリスク、研究開発活動(PEC-3、光量子コンピュータ、宇宙光通信)、研究開発費。 https://group.ntt/jp/ir/library/yuho/2025/pdf/41yuho.pdf
- NTTイノベーティブデバイス株式会社 「IOWN 2.0の実現に向けた、光電融合スイッチの開発状況と今後の展望」(2025年10月6日、NTT IR説明会資料)。PECのロードマップ、PEC-2の仕様・製造能力・パートナー・市場投入計画、PEC-3の目標と実証値。 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_2.pdf
- NTT株式会社 「Toward the Future with IOWN ~AI時代を支える低消費電力光コンピューティング~」(2025年10月6日、NTT CTO説明会資料)。IOWNの構成、ロードマップ、万博での実証、光通信技術の歴史。 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_1.pdf
- NTT株式会社 会社説明会資料(2026年2月)。証券コード。 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/260225.pdf
- 日本電信電話株式会社 ニュースリリース「IOWNによる新たな価値創造に向けた光電融合デバイス製造会社の設立について」(2023年5月12日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/05/12/230512g.html
- NTTイノベーティブデバイス株式会社 ニュースリリース「NTTイノベーティブデバイス株式会社の設立・業務開始について」(2023年6月12日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/06/12/230612c.html
- 日本電信電話株式会社 ニュースリリース「NTTがNEDO『ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業』の実施企業に採択される」(2024年1月30日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/30/240130a.html
- 古河電気工業株式会社 ニュースリリース「NEDO『ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発』プロジェクトに採択」(2024年1月30日)。共同受託者と受託テーマ。 https://www.furukawaelectric.com/release/2024/comm_20240130.html
- 日本電信電話株式会社・NTTコミュニケーションズ ニュースリリース「光電融合技術とオープン標準を用いた複数社製品による400Gbps/800Gbps IOWN APNをOFC2024で動態展示」(2024年3月26日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/03/26/240326a.html
- 日本電信電話株式会社 ニュースリリース「フィールド環境敷設のマルチコアファイバケーブルで、世界で初めて毎秒1.6テラビット光伝送実験に成功」(2023年10月5日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/10/05/231005a.html
- NTT株式会社 ニュースリリース「世界初、200GHz級の動作速度と高信頼性を両立した次世代光通信向けの受光素子を実現」(2026年3月12日)。 https://group.ntt/jp/newsrelease/2026/03/12/260312b.html
- KDDI・NTT・1FINITY・NEC・楽天モバイル・沖電気工業・住友電気工業 プレスリリース「AI時代の低遅延・低消費電力なネットワークの設計指針がITU-Tで国際標準化」(2026年8月21日)。 https://sumitomoelectric.com/jp/press/2026/08/prs095
- 株式会社フジクラ プレスリリース「PRIZM® TMT拡張ビームフェルールおよびMMCコネクタの製造・販売強化に関しUS Conec社と合意」(2026年3月11日)。US ConecがCorning・フジクラ・NTTアドバンステクノロジの合弁であること。 https://www.fujikura.co.jp/news/pressrelease/20260311prizm_tmtmmcus_conec.html
- NTT株式会社 公式サイト(社名表記とロゴ画像の取得元)。 https://group.ntt/jp/
14. 主張と出典の対応表
| 本文の主張 | 区分 | 出典 |
|---|---|---|
| 2025年7月1日の商号変更、連結営業収益・従業員数の推移、連結研究開発費2,786億円 | 事実 | 出典1 https://group.ntt/jp/ir/library/yuho/2025/pdf/41yuho.pdf |
| AIOWNへの戦略見直し、APNの全国展開と光電融合デバイスのエコシステム拡大、PEC-3の2028年商用サンプル予定、OptQCとの連携協定、IOWNとガバナンスのリスク記載 | 事実 | 出典1 https://group.ntt/jp/ir/library/yuho/2025/pdf/41yuho.pdf |
| PECのロードマップ(PEC-1〜4)、PEC-2の102.4Tbps・50%削減・ソケット型・3.9pJ/b・0.4Tbps/mm・5000個/ライン/月・2026年の投入計画、Broadcom・Accton、出資関連企業の記載、NIDの役割 | 事実 | 出典2 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_2.pdf |
| PEC-3のメンブレン技術と0.26pJ/bit(64Gbps・10mA)・0.14pJ/bit(50Gbps・5mA) | 事実 | 出典2 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_2.pdf |
| IOWNの構成(APN・PEC・DCI)、2023年のIOWN 1.0とPEC-1の商用化、万博での電力消費1/8と台湾〜大阪3,000km超、光コンピューティングへの拡大、40年以上の光通信の研究開発 | 事実 | 出典3 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_1.pdf |
| 証券コード9432 | 事実 | 出典4 https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/260225.pdf |
| 光電融合デバイス製造会社の設立の狙い、資本金等300億円、NTTエレクトロニクスとの統合予定 | 事実 | 出典5 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/05/12/230512g.html |
| NTTイノベーティブデバイスの設立・業務開始(2023年6月12日)と所在地 | 事実 | 出典6 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/06/12/230612c.html |
| NEDOポスト5G事業への採択、NICT事業への参画 | 事実 | 出典7 https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/30/240130a.html |
| NEDO事業の共同受託者と「光チップレット実装技術」、2028年度まで | 事実 | 出典8 https://www.furukawaelectric.com/release/2024/comm_20240130.html |
| OFC2024での400G/800G APNのマルチベンダー動態展示 | 事実 | 出典9 https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/03/26/240326a.html |
| マルチコアファイバでの1.6Tbps伝送実験 | 事実 | 出典10 https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/10/05/231005a.html |
| 200GHz級受光素子の実現 | 事実 | 出典11 https://group.ntt/jp/newsrelease/2026/03/12/260312b.html |
| ITU-T勧告Y.3335と国内7社 | 事実 | 出典12 https://sumitomoelectric.com/jp/press/2026/08/prs095 |
| US ConecがNTTアドバンステクノロジを含む3社の合弁であること | 事実 | 出典13 https://www.fujikura.co.jp/news/pressrelease/20260311prizm_tmtmmcus_conec.html |
| 光通信企業の3類型の区分 | 本稿の計算 | 本稿による整理。企業名は本シリーズの企業から例示 |
| IOWN関連の売上・投資額・研究開発費、NIDの売上・利益・人員、2026年第2四半期の光エンジンサンプルの実施状況、出資関連企業の社名 | 未確定/将来 | 出典1〜3に記載なし。報道ベースの数値は採用しない https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_2.pdf |
| 性能の数値が量産実績ではなく目標・素子レベル値であること | 未確定/将来 | 出典2の記載に基づく本稿の注意書き https://group.ntt/jp/ir/library/presentation/2025/pdf/251006_2.pdf |
| データセンター向け光デバイスの外販で収益を得るという読み、化合物半導体メンブレンという別の道を持つという読み | 推測 | 出典2・5からの本稿の解釈 |
| ソケット型光エンジンが運用者目線の設計思想だという読み | 推測 | 出典2からの本稿の解釈 |
| 薄膜活性層が低電流動作に効くという説明、接合界面と放熱が量産の鍵という見方 | 未確定/将来 | 一般的な光半導体の知見に基づく本稿の解説 |
| パートナー依存・部品メーカーとの競争というリスク | 推測 | 出典2からの本稿の解釈 |
最終更新:2026年9月26日/Troy Technical
本稿の数値はすべてNTT株式会社(旧 日本電信電話株式会社)とNTTイノベーティブデバイスが公表した有価証券報告書・説明会資料・ニュースリリース、および古河電工・フジクラ・住友電工ほかの公式リリースに基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。