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ジョビー・アビエーション 企業解説

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COMPANY PROFILE / ドローン・ロボティクス

ジョビー・アビエーション
― 「最終段階」を読む。型式証明は未取得のまま、運航と量産を同時に進める電動の空飛ぶタクシー会社

Joby Aviation(米国)は、パイロット1名と乗客4名を乗せて垂直に離着陸する電動機(eVTOL)を作り、運航まで自社で担うことを目指す会社です。会社は、FAAの型式証明を「5段階のうち最後の第5段階」まで進めたと説明します。しかしこの5段階はJoby 自身の数え方で、FAAの順序書の5つの段階とは別物です。型式証明は2026年10月25日時点で未取得で、売上の中心は買収した旅客仲介会社 Blade のものです。本稿は、米国SECの提出書類、FAAの官報と順序書、米国運輸省の発表、会社の公式発表だけを使い、「取得済みのもの」と「進行中・計画中のもの」を分けて整理します。

構成:2025年12月期 Form 10-K(2026年2月27日提出)、2026年6月期 Form 10-Q(2026年8月6日提出)、Form 8-K(2026年6月29日・8月5日・8月8日)、FAAの連邦官報2件とOrder 8110.4C、米国運輸省の発表、会社の公式発表を一次情報として使用/確認日 2026年10月25日

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるJoby Aviation と、ドローン・ロボティクスでの立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. ドローン・ロボティクスの世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模
  5. ロボット・ドローンにかけているリソース
  6. これまでの取り組み(型式証明の段階を読む)
  7. 今後の計画
  8. この会社はロボット・ドローンで何を目指しているか
  9. ロボット・ドローン分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるジョビー・アビエーション と、ドローン・ロボティクスでの立ち位置

正式名称Joby Aviation, Inc.機体の型式証明の申請者は子会社の Joby Aero, Inc.(FAA文書)
本社米国カリフォルニア州
サンタクルーズ
333 Encinal Street。製造拠点はマリーナ(CA)とデイトン(オハイオ州)
上場NYSE: JOBY2021年8月に特別買収目的会社との合併で上場
この分野での区分ドローン・eVTOL(主)従:部品・基盤ソフト(自律飛行ソフトSuperpilot)
型式証明(FAA)未取得手続きの最終盤にあると会社が説明(2026年9月)
機体パイロット1名+
乗客4名
FAA文書:最大離陸重量4,800ポンド、6基の傾斜電動エンジン
従業員数2,559人2026年1月31日(10-K)
手元資金約22.7億ドル現金等+短期投資。2026年6月30日(本稿の計算)
まず押さえるべき1点:「最終の第5段階」は、FAAの最終段階ではない

Joby Aviation は、パイロット1名と乗客4名を乗せて垂直に離着陸する電動機(eVTOL=電動垂直離着陸機)を作り、自社で運航まで担うことを目指す会社です(会社の説明)。 事実

会社は、FAAの型式証明(機体の設計が安全基準に合うと認める証明)を「5段階のうち第5段階(最後)を進めている」と説明します 事実。ところがこの「5段階」はJoby が自社で使う数え方です。FAAの順序書(Order 8110.4C)は別の5つの段階を定めており、Joby の第4〜5段階は、どちらもFAAの第4段階「実施」の中にあたります(図解、本稿の整理)。型式証明は、2026年10月25日時点で未取得です。

同じ時期に、会社の売上の中心は買収した旅客仲介会社 Blade(ヘリコプターなどの旅客サービス)から来ています。eVTOLで客を運ぶ商用運航は、まだ始まっていません 事実。この記事は、会社と FAA の公式資料で「取得済みか進行中か」を分けて書きます。

2026年9〜10月の新しい動き

2026年9月10日、テキサス州で、米国運輸省のeIPP(eVTOL統合パイロットプログラム)に基づく最初の飛行を開始しました。9月18日には、自律飛行ソフトを載せたセスナ・キャラバン(eVTOLではない通常の小型機)が米国を横断しました(会社の主張) 事実。

2026年8月8日には、防衛関連の企業 Resonant Sciences(親会社 Strix Holdings)を基本価格5億ドルで買収する契約を結びましたが、完了には規制当局などの承認が必要です 未確定/将来。

2. ロゴと社名の表記について

ロゴは同社の商標です。本稿では生成画像による再現を行わず、公式サイトが組織情報(構造化データ)で示すロゴ画像を img/joby_logo.png として設置しています。

表記の注意:上場している持株会社は Joby Aviation, Inc.、機体の型式証明の申請者(FAAの文書上の名義)は子会社の Joby Aero, Inc. です。本稿は英字表記に統一します。

公式サイト:https://www.jobyaviation.com/

3. ドローン・ロボティクスの世界で、この会社はどこにいるか

ドローン・ロボティクスに関わる企業の4つの類型 同じ「ロボットの会社」でも、何を作って誰に売るかで、強みと課題が違う ヒューマノイド・物理AI 産業・専門ロボット ドローン・eVTOL 部品・基盤ソフト 人型と学習するロボット 工場・医療・点検で働く 空を飛ぶ機体と運航 ロボットを支える部品とAI Figure AI/Boston Dynamics Unitree/UBTech FANUC/Yaskawa Universal Robots/Intuitive DJI/Skydio Zipline/Joby Harmonic Drive NVIDIA 学習と汎用性への期待 実績と信頼性 空の用途と規制対応 供給網での存在感 量産と実用の実績が途上 変化への対応と価格 規制と安全認証 需要が出荷次第 Joby Aviation は「ドローン・eVTOL」の枠にいて、有人の電動の空飛ぶタクシーを自社で作る 型式証明は未取得で、取得手続きの最終盤にあると会社は説明する。運航も自社で担う計画です
図1 ドローン・ロボティクスに関わる企業の4類型と、Joby Aviationの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。Joby が型式証明を未取得であることは、2026年6月期 Form 10-Q と2026年9月の会社発表の記載に基づきます。
何を作って、誰に売っているか

作るのは①有人の電動の空飛ぶタクシー(会社の呼び名は「S4 Series」)、②それを飛ばす運航サービス、③軍向けの自律飛行ソフトなどです。会社は「自社で運航する」「提携先が運航する」「機体を売る」の3つの道を想定します(10-K)。本シリーズの技術解説『eVTOLと空飛ぶクルマ』『ドローンの規制と空域管理』も参照してください。

なお、10-K は「都市の空の移動市場は2040年に1兆ドル」という外部の調査会社(Morgan Stanley)の推計を引用していますが、本稿は市場規模の推計を採用しません。

この機体の飛び方

傾斜プロペラの電動機は、ヘリコプターと飛行機の両方の飛び方をする FAAは、こうした機体を「パワードリフト機」と呼ぶ。プロペラが上向きから前向きへ傾いて、揚力の出し方が変わる ① 垂直に離陸 プロペラは上向き ヘリコプターのように上昇 ② 傾けて加速 プロペラを前へ傾ける 速度が上がる(遷移) ③ 翼で巡航 プロペラは前向き 飛行機のように翼で飛ぶ ④ 垂直に着陸 プロペラを上向きに戻す 発着場にそのまま降りる 橙の線=プロペラの向きを模式的に示したもの(実機の形状や縮尺ではない。本稿の模式図)
図解 傾斜プロペラの電動機の飛び方。6基の傾斜する電動エンジンを持つことはFAAの連邦官報(2024年3月8日)に基づき、図そのものは本稿の模式図です 本稿の計算。

4. 会社の規模

指標(百万ドル)2023年12月期2024年12月期2025年12月期
売上1.00.153.4
研究開発費367.0477.2581.1
純損失513.1608.0929.8
営業活動による現金の流出313.8436.3509.9
項目数値時点・出典
売上(2026年上期)62.9百万ドル(第2四半期 38.6百万ドルのうち Blade が 36.2百万ドル)10-Q・株主向けレター
研究開発費(2026年上期)372.1百万ドル10-Q
純損失(2026年上期)355.4百万ドル10-Q
営業活動による現金の流出(2026年上期)317.6百万ドル10-Q
現金等+短期投資(2026年6月30日)636.1+1,634.0=2,270.1百万ドル10-Q。合計は本稿の計算
累積赤字(2026年6月30日)3,141百万ドル10-Q
従業員数(2026年1月31日)2,559人10-K
2026年通期の売上見通し1.15〜1.25億ドル(会社の見通し)2026年8月5日の発表。未確定/将来
売上の中身:eVTOLの売上ではない

2025年12月期の売上53.4百万ドルは、2025年8月に取得した Blade の旅客サービス、第三者向けの技術サービス、賃貸収入が中心です(10-Q の記載)。2026年第2四半期の売上38.6百万ドルのうち Blade は36.2百万ドルで、割合は約94%です 本稿の計算。eVTOLでの旅客運航の売上は、まだありません 事実。

5. ロボット・ドローンにかけているリソース

リソースの種類内容区分
人・拠点従業員2,559人(2026年1月31日)。サンカルロス(動力・電子機器)、マリーナ(組立・試験、新たに22.6万平方フィートの建物を2025年に完成)、デイトン(量産用。2024年に4.03万平方フィート、2026年1月に72.8万平方フィートを取得)事実
金(研究開発費・調達)研究開発費は2025年12月期に5.81億ドル、2026年上期に3.72億ドル。2026年2月に、普通株の公募で純手取り5.76億ドル、2032年満期の0.75%転換社債(元本6.9億ドル)で純手取り6.70億ドル。2026年1月にDelta のワラント行使で0.70億ドル。2026年8月11日に最大7.5億ドルの市場売出契約事実
外部への出資・買収・合弁トヨタ:累計出資は約6.5億ドル(2025年末)、2025年5月に2.5億ドル、さらに最大2.5億ドルは条件付き、2026年6月に製造合弁 JTAMPC(Joby 49%)。買収:Blade(2025年8月、約9,240万ドル)、Resonant Sciences の買収契約(2026年8月、未完了)、過去に H2FLY・Xwing の自律飛行資産・Uber Elevate事実
大学・研究機関・公的機関米空軍の Agility Prime(2020年12月に空軍がeVTOLの耐空承認、2023年・2025年1月に機体を引き渡し)、NASA(騒音測定)、FAA(審査)、米運輸省のeIPP、ドバイRTA。大学との共同研究は10-Kに記載なし(確認できず)事実/確認できず

主要な機体・製品の状況

性能値は会社の目標値またはメーカー公称です。「目標」と書かれた数値は、実機で達成された値ではありません。

名称種別主要な仕様(会社・FAA)導入・運用の実績(日付つき)規制上の承認の範囲段階
Joby eVTOL(JAS4-1/S4 Series)有人の電動の傾斜プロペラ機FAA文書:最大離陸重量4,800ポンド、パイロット1名+乗客4名、6基の傾斜電動エンジン(5枚羽根)、複合材の機体・プロペラ。会社の目標:最高速度約200マイル/時、航続約100マイル、離着陸時の騒音は65 dBA程度飛行中の機体5機、製造中12機(2026年8月5日、会社)。型式証明用の適合機は2026年3月11日に初飛行型式証明は未取得。特別耐空証明は取得(会社)。運航側は Part 135 航空運送事業証明(2022年)型式証明の試験(TIA)中。FAAパイロットの試験は2026年後半の予定(未確定/将来)
Superpilot(自律飛行ソフト)既存機に載せる自律飛行システムセスナ208Bに搭載。会社は累計400回超・800時間の自動飛行と主張2026年9月に3,199マイルを横断(機上に安全パイロットが同乗、遠隔監督は最大2,323マイル先)実験的な運用の範囲。型式証明の取得は確認できず実証
Blade(旅客仲介)ヘリコプター等の旅客サービス―2026年第2四半期の売上36.2百万ドル(会社)運航は提携先の資格に依存(詳細は確認できず)提供

6. これまでの取り組み

時期できごと意味
2009年研究開発を開始(10-K:since our inception in 2009)。法人の設立は2016年11月10年以上の開発
2018年11月2日FAAに型式証明を申請(FAA)起点。申請の有効期間を延長し、認証基準の日付を2022年6月14日に更新(FAA)
2020年12月米空軍がeVTOLとして初の耐空承認を与えたと会社が説明軍の試験枠での承認。民間の型式証明とは別
2021年Uber Elevate事業を取得。8月に特別買収目的会社との合併で上場資金と運航ソフトの獲得
2022年Part 135 航空運送事業証明を取得。7月に改訂版G-1(認証基準)に署名運航する会社としての資格の一部
2024年3月8日FAAがJAS4-1の特別クラス耐空基準を最終化(2024年4月8日施行)型式証明の「ものさし」が確定
2024年2月・12月Part 145 修理業者証明、Part 141 訓練校証明を取得(会社)整備・訓練の資格
2024年11月21日パワードリフト機の操縦者資格・運航規則の最終規則とSFARを官報公示(2025年1月21日施行)運航の規則が整う
2025年8月29日Blade を約9,240万ドルで取得旅客運航の経験と顧客を先に確保
2025年11月9日UAE初の有人の都市間飛行(会社の発表)ドバイでの導入に向けた実証
2026年3月9〜11日eIPPに参加する提案が選定(9日)。型式証明用の適合機が初飛行(11日)制度面と試験面の同時進行
2026年6月29日トヨタと製造合弁 JTAMPC を設立量産体制づくり
2026年8月Resonant Sciences の買収契約(8日)、第2四半期の株主向けレター(5日)防衛事業の拡大と進捗の開示
2026年9月10・18日テキサスでeIPPの最初の飛行(10日)、自律飛行ソフトの米国横断(18日)型式証明前の実運航の第一歩

型式証明の段階を読む

「5段階」は2つある:FAAの順序書の5つの段階と、Jobyが自社で使う5段階 段数は同じ5でも別の数え方。両者のおおよその対応を本稿が整理した(会社の定義とFAA順序書の記述から) 上段:FAA Order 8110.4C の5つの段階(公式の過程モデル) 1 概念設計 Conceptual Design 2 要件定義 Requirements Definition 3 適合計画 Compliance Planning 4 実施 Implementation 5 認証後の活動 Post-Certification 段階1 認証基準 段階2 適合手段 段階3 認証計画 段階4 試験・解析 段階5 実証・確認 下段:Jobyの5段階(10-Kの説明) ・Jobyは段階1〜3を「定義」、段階4〜5を「実施」と呼ぶ。FAAの順序書では、試験も確認も第4段階「実施」の中にある ・したがってJobyの「最終の第5段階」は、FAAの5段階の最後ではなく、第4段階「実施」の後半にあたる(本稿の整理) ・FAAの第5段階「認証後の活動」は、型式証明が出た後の作業(継続的な耐空性など)
図解 FAAの順序書の5つの段階と、Joby の5段階。対応は本稿の整理で、会社の定義(10-K)とFAA Order 8110.4C の記述に基づきます 本稿の計算。
Jobyが開示する型式証明の進捗(2026年7月31日時点・会社の集計) 青=Jobyの集計、灰=FAAが受け取った分の集計。数え方の細部は会社が定義していない。会社の数字なので他社と比べない 段階1 認証基準 100% 100% 段階2 適合手段 97% 97% 段階3 認証計画 100% 100% 段階4 試験・解析 83% 77% 段階5 実証・確認 20% 10%
図解 Joby が2026年8月5日の株主向けレターで示した型式証明の進捗。数値は会社の集計で、2026年7月31日時点。同じ月の10-Q は「第4段階の約75%」と書き、レターの数字(Joby 83%、FAA 77%)とは別の測り方です。会社は測り方を定義していません。
つまずきやすいところ:3つの「ステージ」

同じ「ステージ」という言葉が3つの意味で使われています。①Joby の型式証明の5段階(認証基準・適合手段・認証計画・試験・実証)。②10-Q が言う「ステージ4のG-1」(2022年7月に署名した認証基準の文書)。③FAAの順序書の5つの段階。②の「ステージ4」が何の段階かは、10-K・10-Q・FAA順序書で定義を確認できませんでした。

さらに TIA(型式検査認可)は、FAAが申請者の試験結果を確認してから出す許可で、これに基づいてFAAのパイロットなどが「for credit(認証の点数になる)」の試験を行います(FAA順序書)。Joby は2026年3月に、その試験用の適合機を初めて飛ばしました 事実。

7. 今後の計画

FAAによる試験2026年後半FAAのパイロットがマリーナで「for credit」の試験を行う予定(会社、2026年3月)
最初の乗客2026年を目標eIPPで、まずパイロットのみ→無償の乗客→有償の乗客と段階を進める計画(株主向けレター)
量産2027年に月4機デイトンで増産し、最終的に年500機まで可能と会社が見込む
ドバイの商用開始2026年を予定RTAの長官の発言(会社の発表内)。4か所の発着場のうち2か所目がほぼ完成(2026年8月)

以上はすべて会社の計画・目標で、達成の事実ではありません 未確定/将来。2026年通期の売上見通しは1.15〜1.25億ドル、2026年下期の現金等の減少は3.85〜4.15億ドルと会社は見込みます。

確認できなかったこと

次はいずれも、提出書類・公式資料に記載がありませんでした 未確定/将来。

型式証明の取得時期と、第5段階の完了までに必要な試験の件数/最初の乗客の運航日と運賃/1機あたりの製造原価と販売価格/Resonant 買収の完了時期(完了条件の期限は2027年2月8日で、延長がありうる)/トヨタの第2回出資の時期/実機で達成した航続距離・巡航速度(目標値のみの記載)/Dubai で乗客を乗せる運航の開始日(会社の発表では「2026年」とだけ)。

8. この会社はロボット・ドローンで何を目指しているか

会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。

読み取れること根拠となる一次情報区分
機体の設計・製造・運航を垂直に統合して、収益を自社で取ろうとしている10-Kが「垂直統合」を事業モデルと明記し、運航の資格(Part 135・145・141)を自ら取得、Blade も買収事実
Blade の買収は、型式証明を待たずに旅客運航の経験を積むためでもある10-Kが「近い将来の運航経験と顧客の知見を提供する」と書く事実(会社の説明)
eIPPを、型式証明前に運航実績と規制当局の信頼を積む機会と位置づけている株主向けレターが「型式証明前の初飛行の機会」と書き、FAA長官が「飛行データを安全な統合に使う」とコメント推測
量産はトヨタとの合弁に寄せ、資本の負担を分けようとしている株主向けレターが「資本効率の高い道」と説明。合弁の契約でトヨタが過半を持つ事実(会社の説明)
防衛事業を民間の空飛ぶタクシーから切り離して扱おうとしているResonant 買収の発表が、完了後は防衛の専任部門とし、民間部門は空飛ぶタクシーに集中すると書く(完了前のため 未確定/将来)事実(会社の計画)
自律飛行を、貨物・軍・将来の民間機へ広げようとしているSuperpilot の横断飛行の発表が、貨物・医療・防衛での用途を挙げる。民間機への導入は会社が「将来の統合に役立つ」と書くにとどまる推測
推測の根拠を1つだけ詳しく:2つの進捗の数字

株主向けレターは、型式証明の各段階で「Joby」と「FAA」の2本の進捗を並べます(第4段階は Joby 83%、FAA 77%、第5段階は Joby 20%、FAA 10%、2026年7月31日時点) 事実。本稿は、この差を「会社が提出した書類の割合」と「FAAが受け取った(受理した)割合」の差と読みます 推測。

根拠は、書類を出す側と受け取る側が別であること、第1〜3段階では2本が一致していることです。ただし会社はこの定義を書いていません。同じ時期の10-Qは「第4段階の約75%」とし、レターの数字とも一致しないため、測り方が複数ある可能性があります。いずれも会社の集計で、独立した検証や他社との比較には使えません。

9. ロボット・ドローン分野の提携マッピング

Joby Aviation を中心とした提携関係 提出書類・公式発表・官報に記載のある関係のみ。報道だけの関係は含まない 共同開発・導入・制度(実線・濃紺) 部品・材料の供給(実線・橙) 出資・買収(点線) Joby 米国・NYSE上場 トヨタ(出資・合弁・部品) 49%対51%の製造合弁(2026年6月) 累計出資は約6.5億ドル(2025年末) Delta Air Lines 空港送迎サービスの協業と出資 2022年10月 Uber アプリでの予約連携(2021年〜) Elevate事業を取得 東レ(炭素繊維) プリプレグの長期供給契約 2020年12月(会社発表) ドバイRTA(導入) 6年間の独占運航の権利 商用開始は2026年を予定(RTA) FAA・米運輸省(制度) 型式証明の審査とeIPP 飛行は2026年9月に開始 Blade(買収) ヘリ等の旅客仲介事業 2025年8月・約9,240万ドル Resonant Sciences 買収契約を締結(完了前) 基本価格5億ドル・2026年8月
図2 Joby Aviation を中心とした提携関係。出典:2025年12月期 Form 10-K、2026年6月期 Form 10-Q、Form 8-K(2026年6月29日・8月8日)、官報、会社の発表。実線は共同開発・導入・制度・供給、点線は出資・買収です。トヨタは出資・合弁・部品供給の3つの関係があるため、代表して濃紺の実線にしました。図に入れきれなかった関係には、Virgin Atlantic(英国の独占的な航空会社パートナー、2026年7月)、Atoms(発着場網の協業、2026年8月)、米空軍、NASA があります。

10. 提供している技術・製品・サービス

機体の安全の考え方

項目会社・FAAの記載読み方
推進6つのプロペラそれぞれを2基の独立したモーターが駆動。各モーターは独立した駆動ユニットで制御し、4つの別々の電池から給電(10-K)1か所が止まっても、別の経路で動き続けるように冗長化(会社の設計思想)
機体の構造機体・プロペラは複合材(FAA)。炭素繊維プリプレグは東レから長期供給(会社、2020年)軽くて強い炭素繊維の積層が、機体の重さの限界を決める
騒音離着陸の最も騒がしい形態で65 dBA程度、高度500フィートの上空飛行ではほぼ無音(会社)。NASAとの測定で検証と会社は説明会社の主張。測定条件の詳細は確認できず
充電独自の充電規格 GEACS を開発、2023年に仕様を公開(会社)業界共通の充電の取り決めを目指す
素材技術者の視点:炭素繊維・電池・モーターの磁石

Joby の機体は炭素繊維の複合材でできています(FAA)。炭素繊維プリプレグとは、炭素繊維のシートにあらかじめ樹脂を染み込ませた材料で、何層も貼り合わせて熱で固めると、軽くて強い板になります。東レが2020年から長期に供給する(会社発表)一方、プロペラの羽根はオハイオ州で生産を始めたと会社は説明します。10-Kは、炭素繊維の端材を高強度鋼の原料に再利用しているとも書きます。

もう1つの鍵は電池とモーターです。機体は4つの別々の電池を積み、モーターは自社設計です。トヨタは「動力と作動部品」の供給契約(2023年)を結びましたが、2026年上期にトヨタへ支払った部品・材料の代金は130万ドルと小さく(10-Q)、本格的な量産部品の供給はこれからです。電池の化学組成(正極・負極の材料)や、モーターの磁石の種類は、提出書類に記載がなく確認できませんでした。詳しくは、本シリーズの技術解説『ロボットとドローンの電源』『リチウムイオン電池の基本』『永久磁石とレアアース』を参照してください。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
型式証明が未取得型式証明は未取得で、規則や審査の要求が変わると時期が延びうる(10-K)。第5段階の完了時期は会社も示していない事実
売上の中身と損失売上はBlade中心で、eVTOLの旅客売上はない。2025年12月期の純損失は9.3億ドル事実
製造の立ち上げ量産前の工場で、一部は単一の供給元に依存(10-K)。トヨタの第2回出資は条件付き事実
競合との係争Joby が2025年11月にArcherを営業秘密の不正取得などで提訴。Archer は2026年3月に米国際貿易委員会(ITC)へ特許侵害の申立て(Jobyの10-Qは3月10日、Archerの10-Qは3月9日と書く)。調査は進行中で結論は出ていない。双方の主張を、本稿は評価しない事実
買収の統合Blade に続き、Resonant の完了前の買収。完了には規制当局の承認が必要で、期限は2027年2月8日(延長あり)事実/未確定/将来
事故・安全航空業界での事故は、自社の事故でなくても型式証明や需要に影響しうると10-Kが書く事実
制度の一時性eIPPは型式証明前の運航を試す制度で、恒久的な承認ではない推測

12. 用語集

eVTOL
電動の垂直離着陸機。ヘリコプターのように垂直に飛び立ち、飛行機のように翼で飛ぶ電動機。
型式証明(TC)
FAAが、機体の設計が安全基準に合うと認める証明。機体1機ごとの検査とは別。
生産証明(PC)
型式証明どおりに機体を作れる組織・設備だと認める証明。
TIA(型式検査認可)
型式証明の最終段階で、FAAが試験・検査の実施を認める許可。FAAが立ち会う試験が始まる。
適合機(conforming aircraft)
承認された設計どおりに作られ、FAAの確認を受けた試験用の機体。
G-1
型式証明の認証基準を定める文書(課題書)。どの規則を満たすかを決める。
適合手段(Means of Compliance)
安全基準を満たすことを、どんな試験・解析で示すかの取り決め。
パワードリフト機
プロペラ等の向きを変えて、ヘリコプターと飛行機の両方の飛び方をする機体(FAAの区分)。
特別クラス(special class)
既存の基準がない種類の航空機に、個別の耐空基準を作って型式証明する方法。
SFAR
特別連邦航空規則。パワードリフト機の操縦者・運航について10年間有効。
Part 135
航空運送事業(オンデマンド運航)の資格。FAAの規則14 CFR Part 135。
eIPP
eVTOL統合パイロットプログラム。型式証明前の機体が、限られた形で運航を試す米国の制度。
VFR
有視界飛行方式。目で見える気象条件での飛行。
dBA
人の耳の感じ方に合わせた騒音の単位。
炭素繊維プリプレグ
炭素繊維のシートに樹脂を含ませた材料。積層して熱で固める。
合弁(JV)
2社が共同で出資して作る会社。JTAMPCはJobyとトヨタの製造合弁。
電動VTOL機の翼、機体、推進器を組み立てる工場の概念です。飛行の仕組みだけでなく、複合材の成形・接合・検査や量産の再現性も重要になります。
図3 ImageGen生成の概念画像。電動VTOL機の翼、機体、推進器を組み立てる工場の概念です。飛行の仕組みだけでなく、複合材の成形・接合・検査や量産の再現性も重要になります。 実在する製品・施設・実測結果ではありません。断面、色、矢印は理解のための表現で、寸法比は説明用です。

13. 出典

  1. Joby Aviation, Inc. Form 10-K(2025年12月期、米国SEC提出、2026年2月27日)。事業内容・型式証明の5段階の説明・提携・認証の取得状況・従業員数・特許件数・財務数値・Blade買収。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
  2. Joby Aviation, Inc. Form 10-Q(2026年6月期、2026年8月6日提出)。上期の売上・研究開発費・純損失・営業キャッシュフロー、現金等、2026年2月の資金調達、トヨタ関連の取引、型式証明の進捗の説明(第4段階の約75%)、Archerとの係争の記載。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
  3. Joby Aviation, Inc. Form 8-K(2026年6月29日の合弁契約、2026年6月30日提出)。トヨタとの製造合弁JTAMPC(持分Joby 49%・トヨタ 51%)、取締役会構成、トヨタの第2回出資の条件。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000378/joby-20260629.htm
  4. Joby Aviation, Inc. Form 8-K(2026年8月8日の契約、2026年8月11日提出)。Strix Holdings(Resonant Sciences の親会社)の買収契約、基本購入価格5億ドル、完了条件、7.5億ドルの市場売出契約。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000162828026055505/joby-20260808.htm
  5. Joby Aviation, Inc. 8-K 添付資料 Exhibit 99.1 プレスリリース(2026年8月11日)。Resonant Sciences の買収を発表。完了後に防衛事業の専任部門とする方針。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000162828026055505/exhibit991-8xk.htm
  6. Joby Aviation, Inc. 2026年第2四半期の株主向けレター(Form 8-K 添付資料 Exhibit 99.2、2026年8月5日)。型式証明の進捗(2026年7月31日時点)、飛行中の機体5機・製造中12機、eIPP、Virgin Atlantic、Atoms、Blade の数字。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm
  7. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Joby Reports Second Quarter 2026 Financial Results」(2026年8月5日)。2026年通期の売上見通し(1.15〜1.25億ドル)、下期の現金等の使用見通し。 https://www.jobyaviation.com/news/joby-reports-second-quarter-2026-financial-results
  8. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Joby’s first FAA-conforming aircraft takes flight」(2026年3月11日)。TIA(型式検査認可)試験用の適合機の初飛行、FAAパイロットによる試験は「2026年後半」の予定、デイトン工場の計画。 https://www.jobyaviation.com/news/joby-s-first-faa-conforming-aircraft-takes-flight
  9. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Joby to Begin U.S. Operations in 2026 Under White House Air Taxi Program」(2026年3月9日)。eIPPで同社が参加する各州の計画。 https://www.jobyaviation.com/news/joby-to-begin-u-s-operations-in-2026-under-white-house-air-taxi-program
  10. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Joby Launches eIPP Flights in Texas」(2026年9月10日)。テキサス州での最初のeIPP飛行(9月10〜14日)、FAA長官・運輸長官のコメント、「第5段階を進行中」との記載。 https://www.jobyaviation.com/news/joby-launches-eipp-flights-in-texas
  11. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Joby Completes First-Ever Fully Autonomous Flight Across the United States」(2026年9月18日)。自律飛行ソフトを搭載したセスナ・キャラバンの横断飛行(3,199マイル)、遠隔監督の条件。 https://www.jobyaviation.com/news/joby-completes-first-ever-fully-autonomous-flight-across-the-united-states
  12. Joby Aviation, Inc. プレスリリース「Dubai Air Taxi Network Takes Flight」(2025年11月17日)。UAE初の有人の都市間飛行(11月9日)、ドバイRTAとの6年の独占契約、発着場の計画。 https://www.jobyaviation.com/news/dubai-air-taxi-network-takes-flight-joby-completes-landmark-flight-and-announces-next-vertiport
  13. Joby Aviation, Inc. 発表「Toray Advanced Composites and Joby Aviation Finalize a Long-Term Supply Agreement」(2020年12月7日)。炭素繊維プリプレグの長期供給契約。 https://www.jobyaviation.com/news/toray-advanced-composites-and-joby-aviation-finalize-a-long-term-supply-agreement
  14. 連邦航空局(FAA) 連邦官報 2024-04690「Airworthiness Criteria: Special Class Airworthiness Criteria for the Joby Aero, Inc. Model JAS4-1 Powered-Lift」(89 FR 17230、2024年3月8日公示、2024年4月8日施行)。機体の概要(最大離陸重量4,800ポンド、パイロット1名+乗客4名、6基の傾斜電動エンジン)、型式証明の申請日(2018年11月2日)。 https://www.federalregister.gov/documents/2024/03/08/2024-04690/airworthiness-criteria-special-class-airworthiness-criteria-for-the-joby-aero-inc-model-jas4-1
  15. 連邦航空局(FAA) 連邦官報 2024-24886「Integration of Powered-Lift: Pilot Certification and Operations; Miscellaneous Amendments Related to Rotorcraft and Airplanes」(89 FR 92296、2024年11月21日公示、2025年1月21日施行)。パワードリフト機の操縦者資格・運航規則の最終規則と10年間の特別規則(SFAR)。 https://www.federalregister.gov/documents/2024/11/21/2024-24886/integration-of-powered-lift-pilot-certification-and-operations-miscellaneous-amendments-related-to
  16. 連邦航空局(FAA) FAA Order 8110.4C「Type Certification」(2005年10月26日)。型式証明の過程の5つの段階(概念設計・要件定義・適合計画・実施・認証後の活動)、TIAの位置づけ、特別クラスの航空機の扱い。 https://www.faa.gov/sites/faa.gov/files/2022-10/Order8110-4C.pdf
  17. 米国運輸省(DOT) 発表「Transportation Secretary Sean P. Duffy Unleashes Innovation, Taps Eight Programs to Test Next-Gen Aircraft in America’s Skies」(2026年3月10日)。eIPPの8つの提案の選定(26州)。 https://www.transportation.gov/briefing-room/driving-news-transportation-secretary-sean-p-duffy-unleashes-innovation-taps-eight
  18. Joby Aviation, Inc. 公式サイト(社名・ロゴ画像の取得元。ロゴは同サイトの組織情報が示す画像 https://www.jobyaviation.com/images/logo.png)。 https://www.jobyaviation.com/

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
社名、本社、従業員2,559人、特許(330件超が成立または許可、250件超が出願中)、製造拠点事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
機体:最大離陸重量4,800ポンド、パイロット1名+乗客4名、6基の傾斜電動エンジン、複合材、VFR、申請日2018年11月2日事実出典14 FAAの公式文書 https://www.federalregister.gov/documents/2024/03/08/2024-04690/airworthiness-criteria-special-class-airworthiness-criteria-for-the-joby-aero-inc-model-jas4-1
最高速度約200マイル/時、航続約100マイル、騒音65 dBA程度(会社の目標・主張)事実出典1 メーカー公称・目標。実機の達成値ではない https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
型式証明の5段階(会社の定義)、第3段階までを「定義」、第4〜5を「実施」と呼ぶこと事実出典1 会社の定義 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
FAA Order 8110.4C の5つの段階、TIAの位置づけ、パワードリフトは個別の耐空基準が必要事実出典16 https://www.faa.gov/sites/faa.gov/files/2022-10/Order8110-4C.pdf
進捗(2026年7月31日):段階1 100%、段階2 97%、段階3 100%、段階4 Joby 83%/FAA 77%、段階5 20%/10%事実出典6 会社の集計 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm
10-Qの「第4段階の約75%」、型式証明は未取得(手続中)事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
適合機の初飛行(2026年3月11日)、FAAパイロットの試験は2026年後半の予定事実出典8 予定は会社の計画 https://www.jobyaviation.com/news/joby-s-first-faa-conforming-aircraft-takes-flight
FAAパイロットによる試験の実施時期、最初の乗客の時期、ドバイの商用開始未確定/将来出典8・6・12 会社・RTAの計画であり達成の事実ではない https://www.jobyaviation.com/news/joby-s-first-faa-conforming-aircraft-takes-flight https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm https://www.jobyaviation.com/news/dubai-air-taxi-network-takes-flight-joby-completes-landmark-flight-and-announces-next-vertiport
パワードリフト機の最終規則とSFAR(2024年11月21日公示、2025年1月21日施行)事実出典15 https://www.federalregister.gov/documents/2024/11/21/2024-24886/integration-of-powered-lift-pilot-certification-and-operations-miscellaneous-amendments-related-to
eIPPの8提案の選定(2026年3月9日)、Jobyの参加する各州事実出典17・9 会社の発表は10州、株主向けレターは11州と記載 https://www.transportation.gov/briefing-room/driving-news-transportation-secretary-sean-p-duffy-unleashes-innovation-taps-eight https://www.jobyaviation.com/news/joby-to-begin-u-s-operations-in-2026-under-white-house-air-taxi-program
テキサス州でのeIPP飛行(2026年9月10日〜)事実出典10 https://www.jobyaviation.com/news/joby-launches-eipp-flights-in-texas
自律飛行の米国横断(3,199マイル、安全パイロット同乗、遠隔監督)事実出典11 会社の主張 https://www.jobyaviation.com/news/joby-completes-first-ever-fully-autonomous-flight-across-the-united-states
ドバイ:UAE初の有人の都市間飛行(2025年11月9日)、6年の独占契約事実出典12 会社・RTAの発表 https://www.jobyaviation.com/news/dubai-air-taxi-network-takes-flight-joby-completes-landmark-flight-and-announces-next-vertiport
売上・研究開発費・純損失・営業キャッシュフロー(2023〜2025年12月期)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
2026年上期の売上・研究開発費・純損失・現金流出、現金等6.361億ドル+短期投資16.34億ドル、累積赤字31.41億ドル事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
現金等+短期投資の合計約22.7億ドル、Bladeが第2四半期売上の約94%本稿の計算出典2・6 10-Qと株主向けレターの数値から本稿が計算 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm
2026年通期の売上見通し1.15〜1.25億ドル、下期の現金等の減少3.85〜4.15億ドル未確定/将来出典7 会社の見通し https://www.jobyaviation.com/news/joby-reports-second-quarter-2026-financial-results
2026年2月の資金調達(公募の純手取り5.763億ドル、転換社債の純手取り6.697億ドル)、Delta ワラント0.70億ドル事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
7.5億ドルの市場売出契約(2026年8月11日)、Resonant Sciences の買収契約(基本価格5億ドル、完了条件、期限2027年2月8日)事実出典4 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000162828026055505/joby-20260808.htm
Resonant を完了後に防衛の専任部門とする方針事実出典5 完了前の会社の計画 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000162828026055505/exhibit991-8xk.htm
トヨタ:累計出資約6.5億ドル、2025年5月の2.5億ドル、2026年6月の合弁JTAMPC(49%対51%)、第2回出資の条件事実出典1・3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000378/joby-20260629.htm
2026年上期のトヨタへの部品・材料の支払い130万ドル事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
Blade の取得(2025年8月29日、約9,240万ドル)、Part 135・145・141 の取得、Uber・Delta との提携事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm
飛行中5機・製造中12機、Virgin Atlantic(英国)、Atoms、Blade の第2四半期売上36.2百万ドル事実出典6 会社の発表 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm
東レとの炭素繊維プリプレグの長期供給契約(2020年12月)事実出典13 https://www.jobyaviation.com/news/toray-advanced-composites-and-joby-aviation-finalize-a-long-term-supply-agreement
Archerとの係争(Joby の提訴、ArcherのITC申立て、日付の相違)事実出典2 10-Qの記載。双方の主張は評価しない https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
10-Kが引用する市場規模の推計(Morgan Stanley)を採用しない本稿の計算本稿の方針(調査会社の推計は使わない)
4類型の区分、2つの「5段階」の対応、3つの「ステージ」の整理本稿の計算本稿の整理
eIPPを運航実績と信頼を積む機会と位置づけているという読み推測出典6・10 本稿の解釈 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm https://www.jobyaviation.com/news/joby-launches-eipp-flights-in-texas
2本の進捗の差を「提出した割合」と「受理された割合」の差と読むこと推測出典6・2 会社は定義を書いていない https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000432/joby-8kx20260805xexx99_2.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000435/joby-20260630.htm
自律飛行を貨物・軍・将来の民間機へ広げようとしているという読み推測出典11 本稿の解釈 https://www.jobyaviation.com/news/joby-completes-first-ever-fully-autonomous-flight-across-the-united-states
eIPPが恒久的な承認ではないというリスク推測出典17 本稿の解釈 https://www.transportation.gov/briefing-room/driving-news-transportation-secretary-sean-p-duffy-unleashes-innovation-taps-eight
「ステージ4のG-1」の「ステージ」の意味、電池の化学組成・モーター磁石の種類未確定/将来10-K・10-Q・FAA順序書に記載なし。本稿では推定しない。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984826000160/joby-20251231.htm

最終更新:2026年10月25日/Troy Technical
本稿の数値は、Joby Aviation, Inc. が米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類、FAAと米国運輸省の公式文書、会社の公式発表に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません(10-Kが引用する市場規模の推計も採用していません)。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。株価・評価額・投資判断には触れません。法的助言ではありません。