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ジップライン 企業解説

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COMPANY PROFILE / ドローン・ロボティクス

ジップライン
― 医薬品の輸送から始め、いまは家庭への即時配送に広げる、機体も運航も自社で担うドローン配送の会社

Ziplineは、荷物を積んだドローンを飛ばして、病院や家庭に届ける米国の会社です。2016年にルワンダで血液などの医療品の配送を始め、2025年からは米国で食品・日用品・処方薬を家庭へ届けるサービスを広げています。 機体の設計・組立から、配送拠点、注文アプリ、運航までを一社で担うのが特徴です。 本稿は、会社の公式の発表で確認できる事業の数字を「会社の数字」として区別し、FAAの承認の範囲を、連邦官報に公示された文書で確認できる部分と、会社の説明にとどまる部分に分けて整理します。 株価・評価額・投資判断には触れません。確認日は2026年10月25日です。

構成:Ziplineの公式サイト・公式ニュース、FAAの公示(連邦官報)・公式ページ、FCCの公開文書を一次情報として使用/確認日 2026年10月25日

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるZiplineと、ドローン・ロボティクスでの立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. ドローン・ロボティクスの世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模
  5. ドローン・ロボティクスにかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社はドローン・ロボティクスで何を目指しているか
  9. ドローン・ロボティクス分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集
  13. 出典
  14. 主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるジップラインと、ドローン・ロボティクスでの立ち位置

正式名称Zipline International Inc.連邦官報では「Zipline International, Inc.」と、2023年の文書では「Zipline, Inc.」の表記もある
本社米国カリフォルニア州
サウスサンフランシスコ
機体の組立もここ(公式ページの説明)
創業2014年最初の配送は2016年、ルワンダの病院(公式のFact Sheet)
上場非上場財務は非公表。評価額は本稿では扱わない
この分野での区分ドローン・eVTOL
(主たる類型)
機体の製造と配送サービスの運営を一体で行う
配送の累計(会社の数字)250万件超
(2026年7月14日)
2026年1月21日は「200万件」。公式ページ間で時点が異なる
資金調達(会社の発表)6億ドル超
(2026年1月21日)
Fidelity、Baillie Gifford、Valor、Tiger Global などが参加
米国の規制FAAのPart 135
+個別の免除・承認
機体・運航・免除ごとに範囲が違う(第5・6章)
まず押さえるべき1点

Ziplineには2種類の機体と、2種類のサービスがあります。 1つは、長距離向けの固定翼機(第1世代、P1)で、会社の設計値では積載量4ポンド(約1.8 kg)、往復120マイル(約193 km)以上、荷物はパラシュートで降ろします。 もう1つは、家庭配送向けの第2世代(P2)で、機体は高い空中に留まり、ひもで吊った小型の配送装置(「ドロイド」)が荷物を地面に降ろします。積載量は8ポンド(約3.6 kg)、半径10マイル(約16 km)が設計値です 事実(会社の設計値)。 数字はいずれも会社が公表した設計値・実績で、第三者による検証は本稿では確認できていません。 また、米国の承認は一括りではなく、Part 135(航空会社の運航証明)、機体の型式に関する審査、個別の免除に分かれています(第5章・第6章)。

2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:会社名は Zipline。FAAの公示では「Zipline International, Inc.」(2022年・2024年・2025年)や「Zipline, Inc.」(2023年)と書かれています。 機体の愛称の「Zip」は、会社の用語で機体(ドローン)そのものを指します。ロゴは公式サイトのヘッダーに掲載されているものです。 別会社の Wing(Alphabet傘下)も、同じドローン配送の分野で事業を行っていますが、別の会社です。

公式サイト:https://www.zipline.com/about

3. ドローン・ロボティクスの世界で、この会社はどこにいるか

ドローン・ロボティクスに関わる企業の4つの類型 同じ「ロボットの会社」でも、何を作って誰に売るかで、強みと課題が違う ヒューマノイド・物理AI 産業・専門ロボット ドローン・eVTOL 部品・基盤ソフト 人型と学習するロボット 工場・医療・点検で働く 空を飛ぶ機体と運航 ロボットを支える部品とAI Figure AI/Boston Dynamics Unitree/UBTech FANUC/Yaskawa Universal Robots/Intuitive DJI/Skydio Zipline/Joby Harmonic Drive NVIDIA 学習と汎用性への期待 実績と信頼性 空の用途と規制対応 供給網での存在感 量産と実用の実績が途上 変化への対応と価格 規制と安全認証 需要が出荷次第 Ziplineは「ドローン・eVTOL」の類型にいて、機体と配送サービスの運営まで自社で担う FAAの承認は機体・運航・免除ごとに範囲が違う。会社の説明と公示を区別して書く(第5・6章)
図1 ドローン・ロボティクスに関わる企業の4類型と、Ziplineの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。Ziplineは主に「ドローン・eVTOL」で、機体の開発・製造に加えて配送サービスの運営まで一体で担っています。

Ziplineは、空を飛ぶ機体を作り、自分で飛ばして荷物を届ける会社です。ドローンを売るメーカーではなく、運航するサービス事業者の面が強い点が特徴です。 本シリーズの技術解説「ドローン物流」で触れている、配送拠点(ハブ)と配送先を結ぶ運航の仕組みを、機体の開発から運営まで一社で行っています。 同じ配送分野には、荷物の受け渡し方式や機体の形が異なる会社が複数あります(本シリーズのWingの解説も参照)。 本稿は主たる類型を「ドローン・eVTOL」としました。従たる類型は特に設けていません。

4. 会社の規模

Ziplineは非上場で、売上・利益・従業員数は公表していません。確認できたのは、会社が発表した累計の実績と資金調達です 事実(会社の発表)。

項目内容出典・注記
本社・創業サウスサンフランシスコ(米国)/2014年創業、2016年にルワンダで最初の配送公式のFact Sheet、About
配送の累計200万件超(2026年1月21日)→ 250万件超(2026年7月14日)。Aboutページは「300万件超」と記載(日付なし)会社の発表。ページごとに時点が異なる可能性があり、本稿は日付つきの発表を優先する
飛行距離の累計1.25億マイル(2026年1月)→ 1.35億マイル(2026年8月)。Aboutは「1.5億マイル超」(日付なし)会社の数字(自律飛行の商用の距離)。第三者の検証は確認できず
配送した品数2,000万点超(2026年1月・8月)会社の数字
拠点・提携先米国:ダラス周辺、ヒューストン、フェニックス、オースティン、クリーブランドなど。アフリカ:ルワンダ、ガーナ、ナイジェリア、ケニア、コートジボワールなど公式ニュース(2025〜2026年)。詳細は第6章
従業員数非公表確認できず
売上・利益・研究開発費非公表確認できず。報道ベースの数字は採用しない
ここで注意:命を救った数などの健康上の主張について

Ziplineの公式ページは「年間1万2,000人以上の命を救う」「5,000以上の病院・保健施設に届ける」といった数字や、医療へのアクセスに関する研究の結果を挙げています。 本稿は健康上の効果の数字を採用しません。原論文を確認していないためです。「5,000以上の病院・保健施設に届ける」は会社の主張として紹介するにとどめます 未確定/将来。 また、会社が挙げる「安全の統計」(深刻な負傷なしでの累計飛行距離)は、公的機関の事故調査の資料と照らし合わせたものではありません。

5. ドローン・ロボティクスにかけているリソース

リソースの種類内容区分
人従業員数は非公表。2026年7月14日の発表で、CFO・最高法務責任者・営業の責任者に、Tesla・Waymo・Uberの出身者を迎えたと説明。製造拠点を拡張し、組立・品質保証などの新しい職を作ると説明(2025年9月30日)非公表(人事は会社の発表)
金6億ドル超の資金調達を発表(2026年1月21日)。参加した投資家として、Fidelity Management & Research、Baillie Gifford、Valor Equity Partners、Tiger Global を挙げている。Uberが戦略的な出資を行うと発表(2026年8月17日。金額は非公表)。研究開発費は非公表事実(会社の発表)
外部への出資・買収・合弁・事業売却本稿で確認した公式ニュースに、Ziplineが他社に出資・買収した記載はなし。Uber、FidelityなどはZiplineへの出資者であり、逆ではない確認できず
大学・研究機関・公的機関との連携FAAと、空域管理(UTM)の承認や免除で協議(第6章)。米国国務省から1.5億ドルの「成果払い」の契約(2025年11月25日)。アフリカ各国の政府も費用を負担する計画。UTMの整備では、NASAや標準化団体との協力を公式ブログが言及事実(会社の発表)
製造能力サウスサンフランシスコの施設を3倍に拡張し、年間最大1.5万機の製造能力を目指すと発表(2025年9月30日)未確定/将来(会社の計画)

主要な機体・サービスの状況を、公式の資料と、FAAの公示で確認できた範囲で表にします。数値は会社の設計値で、条件が機体ごとに違うため優劣はつけません。確認日は2026年10月25日です(括弧内のkm・kgはヤード・ポンド法からの換算 本稿の計算)。

名称種別主要な仕様(会社の設計値・条件つき)導入・運用の実績規制上の承認・位置づけ(範囲)段階
P1(第1世代)固定翼。長距離の配送(病院・企業・政府向け)積載 4 lb(約1.8 kg)。往復120マイル(約193 km)以上。巡航時速60マイル(約97 km/h)。荷物はパラシュートで地上60〜80フィート(約18〜24 m)から降ろす。ハブで職員が荷造りルワンダなどで運航(2016年〜)。米国ではアーカンソー州ピーリッジでWalmartの配送を2021年から(会社の説明)FAAの「特別クラス型式証明」申請に対する基準を公示(2022年。型式証明の取得は確認できず)。BVLOS免除を2023年に取得したと会社が説明稼働
P2(第2世代)家庭向けの即時配送積載 8 lb(約3.6 kg)。サービス半径10マイル(約16 km)または片道24マイル(約39 km)。巡航時速70マイル(約113 km/h)。機体は高い空中にとどまり、ドロイドが最大300フィート(約91 m)の高さからひもで荷物を降ろす米国で2025年4月に家庭配送を開始(会社の説明)。ダラス周辺、ヒューストン、フェニックスなどに展開「全ての機体と運航はFAAの承認済み」と会社が説明(Fact Sheet)。個別の承認の範囲は本稿で確認できず稼働(拡大中)
Dropbox・ハブ注文を受け取る箱と、配送拠点飲食店・小売が特別な梱包なしで荷物を入れられる箱。ハブ・アンド・スポーク方式Walmart、Chipotle、Buffalo Wild Wings など(2025年9月30日の発表)—稼働
運航管理(UTM)他の運航者と飛行経路を調整するソフト経路の予約と衝突の回避を自動化2024年7月に米国の運航に組み込んだと会社が説明FAAが「初めての承認」を出したと会社が説明(2024年7月30日)稼働

表の数値はいずれも設計値または会社の説明で、実測値ではありません。FAAの公示は、会社が申請した内容の要約であり、認められたかどうかは公示そのものからは分かりません。

素材技術者の視点:荷物を軽く、遠くへ

FAAの基準の公示(2022年)によると、Zip UAS Sparrowの機体は、離陸時の最大重量が50ポンド(約23 kg)、翼幅は約11フィート(約3.4 m)、全長約6フィート、高さ約2フィートで、 離着陸と前進飛行の両方に電池で動く電動モーターを使う設計です 事実(FAAの公示。申請者の運用構想に基づく値)。 P1は積載4ポンドで往復120マイル超を飛ぶ設計と会社が説明しており、固定翼(翼で揚力を得る)の機体は、回転翼(プロペラで持ち上げ続ける)の機体より遠くまで飛びやすい、というのが一般的な理由です 未確定/将来(一般的な説明で、Zipline固有の数値は確認していない)。 一方、P2は機体が高い空中にとどまり、ひもで吊るドロイドだけが降りて荷物を置く設計で、会社は音の小ささを特徴として説明しています(騒音の測定値は本稿では確認していない)。 電池の化学種や機体の構造材は、本稿で確認した公式資料には書かれていません 未確定/将来。 医療品の配送では、ハブに低温を保つ保管設備(コールドチェーン)があると会社は説明しています。

6. これまでの取り組み

時期できごと意味・範囲
2014年Zipline創業公式のFact Sheet
2016年ルワンダの病院に最初の配送会社の説明
2019年3月25日FAAに、Zip UAS Sparrow(無人航空機システム)の「特別クラス型式証明」を申請(14 CFR 21.17(b))FAAの公示(2022年)に記載
2021年アーカンソー州ピーリッジでWalmartの配送を開始会社の説明(2024年1月9日のブログ)
2022年2月25日FAAが、Zip UAS Sparrowの特別クラスの耐空性基準を公示(2022年3月28日発効)型式証明そのものの発行ではなく、審査の基準の公示。運用構想:最大高度400フィート、巡航速度56ノット、BVLOS、人の上空の飛行、1人の操縦者が最大20機
2023年3月15日家庭配送用の第2世代(P2)を発表会社の発表
2023年5月25日既存の免除(No. 19111B)の改定を申請。他の航空機との衝突回避に「検知と回避」のシステムを使い、目視の監視員に代える内容FAAの公示。申請の要約で、認められたかは公示では分からない
2023年9月18日FAAが、目視外飛行(BVLOS)を目視の監視員なしで行う免除を認めたと発表(会社の説明)FAA自身の発表文は本稿で取得できず。会社の説明として扱う
2024年1月9日ダラス・フォートワースのWalmartで家庭配送を始める計画を発表会社の発表(当時の計画)
2024年7月23日免除を申請:低視程での有視界飛行、パイロットの身体検査証明書の代わりに運転免許証、重大な修理の記録様式の免除などFAAの公示。認められたかは公示では分からない
2024年7月30日FAAが空域管理(UTM)システムを承認したと発表(会社の説明)FAA自身の文書は本稿で取得できず
2025年4月家庭配送を米国で開始(Walmart、Chipotleなど)会社の説明(2025年9月30日の発表)
2025年9月30日製造施設を3倍にして年産最大1.5万機を目指すと発表会社の計画
2025年11月25日米国国務省と1.5億ドルの成果払いの契約。アフリカ各国も費用を負担する計画会社の発表
2025年12月10日免除を申請:サービス障害報告、薬物・アルコール検査、パイロット記録データベースなどの要件の免除FAAの公示。認められたかは公示では分からない
2026年1月21日累計200万件超の配送と、6億ドル超の資金調達を発表。ヒューストンとフェニックスに展開会社の発表。評価額は本稿では扱わない
2026年2月4日(発表は5日)ルワンダ政府が、全国規模の自律配送を世界で初めて実現する拡張契約に署名(国務省の資金の下での最初の契約)会社の発表
2026年7月14日累計250万件超、事業者数が半年で13倍。オースティンとクリーブランド(Cleveland Clinicの処方薬の家庭配送)へ会社の発表
2026年8月17日Uberとの提携(1日100万件の配送を計画)とUberの出資を発表会社の発表・計画(未確定/将来)

7. 今後の計画

Uberとの配送1日100万件を計画会社の目標(2026年8月17日)。達成の事実ではない
製造能力年間最大1.5万機会社の計画(2025年9月30日)。施設の拡張後の見込み
米国の新しい州少なくとも4州へ会社の計画(2026年1月21日)。ヒューストン・フェニックスが最初
BVLOSの規則FAAの規則案
(最終化は未確認)
2025年8月7日に提案。最終規則は連邦官報で確認できず

FAAの提案規則(Part 108、2025年8月7日)は、目視外飛行(BVLOS)を個別の許可ではなく規則で認める枠組みです。 意見募集は延長されず、2026年2月10日の文書で延長の要請が退けられました。2026年10月25日時点で最終規則は確認できませんでした 未確定/将来。 FAAの公式ページは、小型ドローンの有償の配送はPart 135(航空会社の運航証明)の手続きで行い、目視外飛行には免除または許可が必要だと説明しています。

確認できなかったこと

次は、本稿で確認した一次資料に記載がありません 未確定/将来。

従業員数/売上・利益・研究開発費/Part 135の証明書の発行内容(保有の有無は会社が「FAAの承認のもとで運航」と説明)/Zip UAS Sparrowの型式証明が発行されたか/ 2023年・2024年・2025年に公示された免除申請の結果/事故・インシデントに関する公的機関の調査報告(確認できた範囲では見つからなかったが、存在しないことは確認していない)。

8. この会社はドローン・ロボティクスで何を目指しているか

ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。

読み取れること根拠となる一次情報区分
医療品の輸送で得た運航の経験を、米国の家庭配送に移して拡大している公式のFact Sheetが2つのサービスを説明し、「2025年に精密な配送サービスを開始」と記載。2026年の発表が米国の都市の拡大を中心にしている事実(会社の説明)
自社の配送拠点の拡大だけでなく、他社のプラットフォーム(Uberなど)に配送を載せる方向に進んでいる2026年8月17日のUberとの提携の発表。2026年7月14日の発表が、アプリで配送を提供する事業者数が半年で13倍に増えたと説明推測
機体の量産が成長の制約になっていると見ている2025年9月30日の発表が、製造施設を3倍にして年産最大1.5万機を目指すと説明推測
規制の進展を個別の免除の積み重ねで進めているFAAの公示で、2023年・2024年・2025年に免除を申請していることが確認できる事実
推測の根拠を1つだけ詳しく

FAAの公示を並べると、Ziplineは個別の規則(目視外飛行の監視員、低視程、操縦者の免許・健康、記録、薬物検査、報告)ごとに免除を申請していることが分かります 事実。 一方、FAAのBVLOS提案規則(Part 108)は、こうした個別の免除に頼らず規則で包括的に認める方向の提案ですが、最終化は確認できません 事実。 この組み合わせから、本稿は「規則が最終化されるまでは、Ziplineの拡大は個別の免除の取得状況に左右される」と読みます 未確定/将来。 ただし、公示された免除申請の結果は本稿で確認できておらず、会社の発表には「FAAの承認のもとで運航している」とあるため、実際に必要な免除はすでに得ている可能性も大いにあります。

9. ドローン・ロボティクス分野の提携マッピング

Ziplineを中心とした提携・出資・規制の関係図 公式ニュース・FAAの公示に記載のある関係のみ。報道ベースの関係は含まない Zipline ドローン配送 Walmart/Chipotle ほか 配送の導入先(小売・飲食) Uber 配送の提携・出資(2026年8月) 米国国務省/各国政府 成果払い契約・配送の委託 FAA Part 135・免除・基準の公示 出資者(Fidelity、Valor ほか) 配送の導入・提携 政府の契約・資金 出資・規制(点線。提携とは別の関係)
図2 Ziplineを中心とした提携・出資・規制の関係図。出典:Ziplineの公式ニュース、FAAの公示。灰色の点線は出資者との関係と、規制当局との関係で、提携とは別の関係です。国別の契約相手(ルワンダ、ガーナ、ナイジェリアなど)は図を簡略化するため「各国政府」にまとめています。

10. 提供している技術・製品・サービス

分野公式資料で確認できた内容何をするものか
長距離の配送(P1)固定翼機。往復120マイル以上、積載4 lb(会社の設計値)病院・企業・政府向け。血液、ワクチン、医薬品、小売品などを運ぶ
家庭向けの配送(P2)半径10マイル、積載8 lb、ひもで吊るドロイドが荷物を降ろす(会社の設計値)飲食店・小売から家庭へ。Zipline アプリで注文
受け取りの仕組みDropbox(荷物を入れる箱)、ハブ事業者が特別な梱包や装置なしで荷物を渡せる
機上の自律・認識FlightIQ(会社名)周囲の航空機などを認識して、飛行・航法・配送を自律で行う(会社の説明)
運航管理UTM(無人機の交通管理)他の運航者と飛行経路を共有して重ならないようにする
医療の物流血液・ワクチン・医薬品の配送公式は、5,000以上の病院・保健施設に配送すると説明(会社の主張)

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
承認の範囲を外部から確認しにくいFAAの公示は免除の申請の要約で、結果は公示では分からない。型式証明の発行も確認できない。会社の説明は「FAAの承認のもとで運航」だが、機体・運航・免除ごとの範囲は公開資料からは特定できない事実
規則の最終化の遅れFAAのPart 108は提案の段階で、最終規則は確認できない。それまでは個別の免除とPart 135に依存する未確定/将来
会社の数字の検証配送件数、飛行距離、「深刻な負傷なし」などは会社の発表で、第三者による検証を確認できない。公式ページ間で数字の時点が異なる事実(会社の説明)
計画の実現Uberとの1日100万件、年産最大1.5万機、4州への拡大は計画であり、達成の事実ではない未確定/将来
米国のFCCの規則との関係FCCのカバードリストは「外国で製造された」機体を対象とする。Zipline は米国で組立と説明しているが、個別の機体のFCC上の扱い(国内最終製品など)は本稿では確認していない。FCCの提案文書(DA 26-758)は、リスト追加後に国内メーカーが資金を集めている例としてZiplineの2026年1月の発表を挙げているが、Ziplineの機体を対象とする判断を示したものではない事実/未確定/将来
資金と成長の関係財務が非公表のため、事業の採算を外部から評価できない推測

12. 用語集

BVLOS
Beyond Visual Line of Sight。操縦者や監視員の目で見えない範囲での飛行。
Part 135
米国の連邦航空規則の一部で、有償の運航(航空運送事業)に必要な証明の手続き。ドローン配送もこの手続きを使う。
免除(exemption)
特定の規則を、条件つきで適用しないとFAAが認める制度。申請の要約が連邦官報に公示される。
特別クラス型式証明
既存の分類に当てはまらない航空機の設計を、個別の基準で審査して認める証明。まず審査の基準が公示される。
UTM
Unmanned Aircraft System Traffic Management。無人機の運航者どうしが飛行計画を共有して、空域の衝突を避ける仕組み。
固定翼機
翼で揚力を得て飛ぶ飛行機型の機体。回転翼機(プロペラで持ち上げる機体)より遠くまで飛びやすい。
ハブ
配送の拠点。荷物を集めて機体に載せる場所。
コールドチェーン
血液やワクチンなどを低温に保ったまま運ぶ仕組み。
成果払い契約
実際に提供された成果(配送など)に応じて費用を支払う契約。
カバードリスト
FCCが公表する、国家安全保障上のリスクがあると判断された機器の一覧。
耐空性基準
航空機が飛べる状態にあるとFAAが認めるための、設計上の基準。
ドロイド
Ziplineの用語で、P2の機体から降りて荷物を地面に置く小型の配送装置。
上空の機体から荷渡し用の小型装置を下ろす配送の概念です。飛ぶ部分と受取地点へ近づく部分を分け、位置の安定、接触、荷物の保持を考える画像です。
図3 ImageGen生成の概念画像。上空の機体から荷渡し用の小型装置を下ろす配送の概念です。飛ぶ部分と受取地点へ近づく部分を分け、位置の安定、接触、荷物の保持を考える画像です。 実在する製品・施設・実測結果ではありません。断面、色、矢印は理解のための表現で、寸法比は説明用です。

13. 出典

  1. Zipline About Zipline(公式)。累計の飛行距離・配送件数、米国での製造拠点(サウスサンフランシスコ)。日付の記載なし。 https://www.zipline.com/about
  2. Zipline Zipline Fact Sheet(公式。頁の公開日表示は2023年7月24日だが、2025年の内容を含む)。2つの機体の設計値、事業の説明。 https://www.zipline.com/about/zipline-fact-sheet
  3. Zipline Safety(公式)。「FAAの承認のもとで運航」との説明。 https://www.zipline.com/safety
  4. Zipline 公式ニュース「Zipline Surpasses 2 Million Deliveries, Raises More than $600M …」(2026年1月21日。会社の発表)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-surpasses-2-million-deliveries-raises-more-than-600m-to-power-next-phase-of-growth-and-expands-operations-to-houston-and-phoenix
  5. Zipline 公式ニュース「Zipline Will Make 1 Million Deliveries Per Day Through New Uber Partnership」(2026年8月17日。会社の発表・計画)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-will-make-1-million-deliveries-per-day-through-new-uber-partnership
  6. Zipline 公式ニュース「Zipline Accelerates U.S. Growth with 13X Marketplace Expansion …」(2026年7月14日。会社の発表)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-accelerates-u-s-growth-with-13x-marketplace-expansion-new-leadership-hires-and-launches-in-austin-and-cleveland
  7. Zipline 公式ニュース「Zipline to Triple U.S. Manufacturing Facility …」(2025年9月30日。会社の発表・計画)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-to-triple-u-s-manufacturing-facility-creating-more-jobs-in-ai-and-robotics
  8. Zipline 公式ニュース「Zipline to Triple Its Life-Saving Drone Delivery Network with $150 Million from U.S. State Department …」(2025年11月25日。会社の発表)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-to-triple-its-life-saving-drone-delivery-network-with-150-million-u-s-state-department-contract-that-will-be-more-than-doubled-by-african-countries
  9. Zipline 公式ニュース「Rwanda Expands with Zipline to Become First Country in the World with Nationwide Autonomous Delivery …」(2026年2月5日)。 https://www.zipline.com/newsroom/rwanda-expands-with-zipline-to-become-first-country-in-the-world-with-nationwide-autonomous-delivery-including-africa-s-first-urban-drone-delivery-network
  10. Zipline 公式ブログ「Making aviation history, the FAA enables drone delivery at scale」(2023年9月19日。会社の説明)。 https://www.zipline.com/newsroom/aviation-history-faa-drone-delivery-at-scale-zipline
  11. Zipline 公式ブログ「Zipline receives the FAA’s first-ever approval of airspace traffic management system for drone delivery」(2024年7月30日。会社の説明)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-receives-the-faa-s-first-ever-approval-of-airspace-traffic-management-system-for-drone-delivery
  12. Zipline 公式ブログ「Our Next Flight With Walmart Will Reach Millions of Americans」(2024年1月9日)。 https://www.zipline.com/newsroom/our-next-flight-with-walmart-will-reach-millions-of-americans
  13. Zipline 公式ニュース「Zipline unveils autonomous system for quiet, fast, and precise home delivery」(2023年3月15日)。 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-unveils-new-autonomous-system-capable-of-quiet-fast-and-precise-home-delivery
  14. 米国連邦官報(FAA) Airworthiness Criteria: Special Class Airworthiness Criteria for the Zipline International Inc. Zip UAS Sparrow Unmanned Aircraft, 87 FR 10687(2022年2月25日。2022年3月28日発効)。 https://www.federalregister.gov/documents/2022/02/25/2022-03864/airworthiness-criteria-special-class-airworthiness-criteria-for-the-zipline-international-inc-zip
  15. 米国連邦官報(FAA) Petition for Exemption; Summary of Petition Received; Zipline, Inc., 88 FR 33958(2023年5月25日)。 https://www.federalregister.gov/documents/2023/05/25/2023-11028/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-inc
  16. 米国連邦官報(FAA) Petition for Exemption; Summary of Petition Received; Zipline International, Inc., 89 FR 59798(2024年7月23日)。 https://www.federalregister.gov/documents/2024/07/23/2024-16131/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-international-inc
  17. 米国連邦官報(FAA) Petition for Exemption; Summary of Petition Received; Zipline International, Inc., 90 FR 57271(2025年12月10日)。 https://www.federalregister.gov/documents/2025/12/10/2025-22431/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-international-inc
  18. FAA Package Delivery by Drone (Part 135)(FAA公式ページ)。小型ドローンの配送でPart 135の証明書と、BVLOS用の免除・許可が必要な旨。 https://www.faa.gov/uas/advanced_operations/package_delivery_drone
  19. 米国連邦官報(FAA) Normalizing Unmanned Aircraft Systems Beyond Visual Line of Sight Operations(提案規則。2025年8月7日)。 https://www.federalregister.gov/documents/2025/08/07/2025-14992/normalizing-unmanned-aircraft-systems-beyond-visual-line-of-sight-operations
  20. 米国連邦官報(FAA) 同提案規則の意見募集の再開と期間延長の否認(2026年2月10日付の文書)。 https://www.federalregister.gov/documents/2026/02/10/2026-02649/normalizing-unmanned-aircraft-systems-beyond-visual-line-of-sight-operations-reopening-of-comment
  21. FCC Public Notice DA 26-758(2026年7月21日)。「軍用等級」の輸入・販売禁止案(提案の段階)。本文が国内メーカーの資金調達の例としてZiplineの2026年1月の発表を引用。 https://docs.fcc.gov/public/attachments/DA-26-758A1.pdf
  22. FCC Covered List FAQs: UAS and UAS Critical Components(2026年7月21日更新)。 https://www.fcc.gov/covered-list-faqs-uas-and-uas-critical-components
  23. FCC List of Equipment and Services Covered By Section 2 of The Secure Networks Act(2026年10月23日更新の表示)。 https://www.fcc.gov/supplychain/coveredlist

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
累計の配送・飛行距離(Aboutページ。日付なし)、米国で組立、本社はサウスサンフランシスコ事実(会社の数字)出典1 https://www.zipline.com/about
創業2014年、最初の配送2016年、P1・P2の設計値(積載・距離・速度・降ろし方)、「全ての機体と運航はFAA承認済み」との説明、5,000以上の病院・保健施設事実(会社の説明・設計値)出典2 https://www.zipline.com/about/zipline-fact-sheet
「FAAの承認のもとで運航」との説明事実(会社の説明)出典3 https://www.zipline.com/safety
200万件超、6億ドル超の調達と参加した投資家、ヒューストン・フェニックス、少なくとも4州への拡大(2026年1月21日)事実(会社の発表)/未確定/将来(計画)出典4 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-surpasses-2-million-deliveries-raises-more-than-600m-to-power-next-phase-of-growth-and-expands-operations-to-houston-and-phoenix
Uberとの提携、Uberの出資(金額非公表)、1日100万件の計画、累計1.35億マイル、2,000万点超(2026年8月17日)事実(会社の発表)/未確定/将来(計画)出典5 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-will-make-1-million-deliveries-per-day-through-new-uber-partnership
累計250万件超、事業者数13倍、新幹部、オースティン・クリーブランド(2026年7月14日)事実(会社の発表)出典6 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-accelerates-u-s-growth-with-13x-marketplace-expansion-new-leadership-hires-and-launches-in-austin-and-cleveland
製造施設を3倍に拡張、年産最大1.5万機の計画、家庭配送の開始(2025年4月)、Walmart・Chipotleなど(2025年9月30日)事実(会社の発表)/未確定/将来(計画)出典7 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-to-triple-u-s-manufacturing-facility-creating-more-jobs-in-ai-and-robotics
米国国務省から1.5億ドルの成果払い契約(2025年11月25日)事実(会社の発表)出典8 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-to-triple-its-life-saving-drone-delivery-network-with-150-million-u-s-state-department-contract-that-will-be-more-than-doubled-by-african-countries
ルワンダの拡張契約(2026年2月5日)事実(会社の発表)出典9 https://www.zipline.com/newsroom/rwanda-expands-with-zipline-to-become-first-country-in-the-world-with-nationwide-autonomous-delivery-including-africa-s-first-urban-drone-delivery-network
BVLOSを目視の監視員なしで行う免除(2023年9月18日。会社の説明)事実(会社の説明)出典10 https://www.zipline.com/newsroom/aviation-history-faa-drone-delivery-at-scale-zipline
UTMの承認(2024年7月30日。会社の説明)、NASA・標準化団体・FAAとの協力への言及事実(会社の説明)出典11 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-receives-the-faa-s-first-ever-approval-of-airspace-traffic-management-system-for-drone-delivery
Walmartとの2021年からの配送、ダラス・フォートワースの計画(2024年1月9日)事実(会社の説明)出典12 https://www.zipline.com/newsroom/our-next-flight-with-walmart-will-reach-millions-of-americans
P2の発表(2023年3月15日)事実(会社の発表)出典13 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-unveils-new-autonomous-system-capable-of-quiet-fast-and-precise-home-delivery
Zip UAS Sparrowの特別クラスの耐空性基準(2022年2月25日公示、3月28日発効)、2019年3月25日の申請、最大離陸重量50 lb、翼幅約11 ft、運用構想事実出典14 https://www.federalregister.gov/documents/2022/02/25/2022-03864/airworthiness-criteria-special-class-airworthiness-criteria-for-the-zipline-international-inc-zip
免除申請(2023年5月25日:検知と回避、Exemption No. 19111B の改定)事実出典15 https://www.federalregister.gov/documents/2023/05/25/2023-11028/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-inc
免除申請(2024年7月23日:低視程、運転免許証、修理記録)事実出典16 https://www.federalregister.gov/documents/2024/07/23/2024-16131/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-international-inc
免除申請(2025年12月10日:サービス障害報告、薬物・アルコール検査、パイロット記録)事実出典17 https://www.federalregister.gov/documents/2025/12/10/2025-22431/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-international-inc
Part 135の手続きと、BVLOSに免除または許可が必要な旨(FAA)事実出典18 https://www.faa.gov/uas/advanced_operations/package_delivery_drone
FAAのBVLOS提案規則(2025年8月7日)事実出典19 https://www.federalregister.gov/documents/2025/08/07/2025-14992/normalizing-unmanned-aircraft-systems-beyond-visual-line-of-sight-operations
意見募集の再開と期間延長の否認(2026年2月10日)。最終規則は連邦官報で確認できず事実/未確定/将来出典20 https://www.federalregister.gov/documents/2026/02/10/2026-02649/normalizing-unmanned-aircraft-systems-beyond-visual-line-of-sight-operations-reopening-of-comment
FCCの提案文書(DA 26-758)がZiplineの資金調達を国内メーカーの例として引用していること事実出典21 https://docs.fcc.gov/public/attachments/DA-26-758A1.pdf
カバードリストの対象(外国で製造)、例外、期限の記載事実出典22・23 https://www.fcc.gov/covered-list-faqs-uas-and-uas-critical-componentshttps://www.fcc.gov/supplychain/coveredlist
換算(lb→kg、マイル→km、フィート→m)本稿の計算公式のFact SheetとFAAの公示の数値からの本稿の換算 https://www.zipline.com/about/zipline-fact-sheet
従業員数・売上・研究開発費・免除申請の結果・型式証明の発行・Part 135証明書の内容未確定/将来本稿で確認した資料に記載なし。推計しない https://www.zipline.com/about
4類型の区分と、Ziplineの位置づけ本稿の計算本稿による整理。企業名は本シリーズで扱う企業から例示
医療品の経験を米国の家庭配送に移して拡大しているという読み事実(会社の説明)公式のFact Sheetと2026年の発表 https://www.zipline.com/about/zipline-fact-sheet
他社のプラットフォームに配送を載せる方向という読み推測Uberとの提携と事業者数13倍の発表からの本稿の解釈 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-will-make-1-million-deliveries-per-day-through-new-uber-partnership
量産が成長の制約と見ているという読み推測製造施設の拡張の発表からの本稿の解釈 https://www.zipline.com/newsroom/zipline-to-triple-u-s-manufacturing-facility-creating-more-jobs-in-ai-and-robotics
規則の最終化まで拡大が個別の免除に左右されるという読み推測FAAの公示とPart 108の提案規則からの本稿の解釈 https://www.federalregister.gov/documents/2025/12/10/2025-22431/petition-for-exemption-summary-of-petition-received-zipline-international-inc
財務非公表のため採算を外部から評価できないというリスク推測本稿の解釈(公式ページに財務の記載がないことから)

最終更新:2026年10月25日/Troy Technical
本稿の事業の数字(配送件数、飛行距離、資金調達など)はZiplineの公式の発表に基づく会社の数字で、第三者による検証は確認できていません。FAAの承認については、連邦官報の公示(申請の要約と基準の公示)で確認できる範囲と、会社の説明を区別して書いています。株価・評価額・投資判断には触れていません。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社や当局の公表内容ではありません。本稿は法的助言・投資助言ではありません。