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NVIDIA 企業解説

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COMPANY PROFILE / 量子コンピュータ

NVIDIA
― 量子ビットは自分では作らず、量子コンピュータを「動かし続けるための古典コンピュータ」で関わる会社

NVIDIAは量子コンピュータの本体(量子チップ)を作っていません。同社の公式ページ自身が「QPU(量子プロセッサ)を直接作るのではなく、量子ハードウェアが頼る古典スーパーコンピュータの層に注力する」と説明しています。量子ビットは壊れやすいため、動かし続けるには、測定結果を瞬時に判定し、補正を返す高速な古典コンピュータが要ります。NVIDIAはそこを、GPU・ソフトウェア(CUDA-Q)・高速接続(NVQLink)で担おうとしています。一方、同社の年次報告書(Form 10-K)には量子コンピューティングの記載が見つからず、量子の売上・投資額は非公表です。本稿は公式ページとプレスリリースで確認できた範囲に絞って整理します。

構成:NVIDIAのForm 10-K(2026年1月期、2026年2月提出)・直近の10-Q・公式プレスリリース・公式製品ページを一次情報として使用/確認日 2026年10月16日/最終更新 2026年10月16日

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるNVIDIAと、量子コンピュータでの立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. 量子コンピュータの世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模(量子に関わる部分に絞る)
  5. 量子コンピュータにかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社は量子コンピュータで何を目指しているか
  9. 量子コンピュータ分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるNVIDIAと、量子コンピュータでの立ち位置

正式名称NVIDIA Corporation米国デラウェア州法人。本社はカリフォルニア州サンタクララ
上場NASDAQ: NVDA米国SECへ10-K・10-Qを提出
量子での類型周辺・ソフト
(量子ビットは作らない)
主たる類型。従たる類型はなし
量子に関わる主な製品CUDA-Q/NVQLink
cuQuantum/Ising
ソフト・接続・AIモデル・シミュレーション
量子の売上・投資額非公表10-Kに量子の記載が見つからない
最新の動きCUDA-Q Logical
2026年9月14日発表
誤り訂正に強い量子コンピュータ向けの設計道具
研究拠点NVAQC(ボストン)2025年3月に建設を発表。開所日は確認できなかった
出資NVentures
QuEra・PsiQuantum・Quantinuum
2025年9月に各社が発表。金額は非公表
まず押さえるべき1点

量子コンピュータは、量子チップ(QPU)だけでは動きません。量子ビットは外からの揺らぎで簡単に壊れるため、実際には「チップの状態を測る → 古典コンピュータがどこで間違えたかを判定する → 補正の指示を返す」という作業を、極めて短い時間で繰り返し続ける必要があります。NVIDIAはこの「古典コンピュータ側」を、GPU(もとは画像処理用で、今はAIにも使われる大量並列計算の部品)で担うことを狙っています 事実。

つまりNVIDIAは、IBMやGoogleのように量子ビットを作る会社ではなく、どの方式の量子チップを作る会社とも組める「つなぐ側」です。この立場は、量子ビットを作る会社の記事(本シリーズの他の企業解説)とは決定的に違います。量子コンピュータの基礎は本シリーズの技術解説『量子コンピュータの基礎』『量子誤り訂正と表面符号』で説明しています。

先に覚えておく言葉を4つだけ

量子ビット:量子コンピュータの情報の最小単位。0と1の重ね合わせという特別な状態を取れる、ごく小さな部品です。QPUは、量子ビットを並べた量子チップのことです。

誤り訂正:量子ビットは壊れやすいので、たくさんの量子ビット(物理量子ビット)をまとめて1つの丈夫な量子ビット(論理量子ビット)として扱い、間違いを見つけて直す仕組みです。

デコード:誤り訂正で測った結果から、「どこで間違いが起きたか」を割り出す計算のことです。ここを速くするのがGPUの役目です。

校正:量子チップは調整が狂いやすいので、設定をこまめに合わせ直す作業のことです。

2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:法人名は NVIDIA Corporation、本稿では略してNVIDIAと書きます(日本語では「エヌビディア」と書かれることもあります)。同社が出資を行うベンチャーキャピタル部門は NVentures と呼ばれ、NVIDIA本体とは別名で公表されるため、出資の話では区別して書きます。製品名のCUDA-Q・NVQLink・Isingは、会社名ではなく製品や技術の名前です。

公式サイト:https://www.nvidia.com/en-us/about-nvidia/legal-info/logo-brand-usage/

3. 量子コンピュータの世界で、この会社はどこにいるか

量子コンピュータに関わる会社は、「量子ビットをどう作っているか(方式)」で、大きく4つに分けると整理しやすくなります。本稿の整理です 本稿の計算。

方式(類型)何を量子ビットにしているか(やさしい説明)
超伝導極低温(絶対零度に近い温度)で電気抵抗がなくなる金属で小さな電気回路を作り、その回路の2つの状態を0と1にあてる方式。半導体の製造に近い方法で作れる反面、極低温の冷却装置と大量の配線が必要。
イオン・中性原子真空の中で、電気を帯びた原子(イオン)や電気的に中性の原子を電磁場やレーザー光(光ピンセット)で捕まえて並べ、原子の内部状態を0と1にあてる方式。原子はどれも同じなので質のそろった量子ビットになりやすいが、操作の速度や規模の拡大が課題。
光・シリコンほか光の粒(光子)の性質や、シリコンの中の電子のスピン(小さな磁石の向き)などを0と1にあてる方式。既存の半導体工場やシリコンフォトニクス(光回路)の技術を使える可能性がある一方、実証はまだ途上の部分が多い。
周辺・ソフト量子ビットを作るのではなく、量子コンピュータを使う・動かす・つなぐ側を担う会社。クラウド、ソフトウェア、制御用の古典コンピュータ、量子通信などが入る。
量子コンピュータに関わる企業の4つの類型 同じ「量子の会社」でも、量子ビットの作り方(方式)で、強みと課題が違う 超伝導 イオン・中性原子 光・シリコンほか 周辺・ソフト 回路で量子ビットを作る 原子やイオンを並べる 光やシリコンで作る クラウド・ソフト・通信 IBM/Google Rigetti/IQM Quantinuum/IonQ QuEra/Pasqal PsiQuantum/Xanadu Diraq/Microsoft NVIDIA/AWS 富士通/東芝 製造技術と研究の蓄積 高い精度と操作性 光の技術と量産の可能性 使いやすさと連携 冷却と配線の難しさ 拡大と速度の課題 方式の実証が途上 自社のデバイスが主力ではない NVIDIAは右端の「周辺・ソフト」にいて、量子ビットそのものは作りません QPU(量子チップ)を作る会社と研究機関の間を、GPU・ソフト・高速接続でつなぐ役です
図1 量子コンピュータに関わる企業の4類型と、NVIDIAの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。NVIDIAが「QPUを直接作らない」ことは、同社の公式ページの説明に基づきます(出典6)。

4. 会社の規模(量子に関わる部分に絞る)

NVIDIAは会社全体が非常に大きいので、ここでは規模だけを押さえます。会計年度は1月末で終わるため、「2026年度(FY2026)」は2025年1月27日〜2026年1月25日を指します 事実。

指標(単位:百万米ドル)FY2024(2024年1月期)FY2025(2025年1月期)FY2026(2026年1月期)
売上高60,922130,497215,938
研究開発費8,67512,91418,497
項目(FY2026末)内容
従業員約42,000人(38か国)。うち研究開発に約31,000人
本社・設立米国カリフォルニア州サンタクララ。1993年4月に設立
上場市場NASDAQ(銘柄コードNVDA)
ここで注意

上の数字は会社全体のものです。量子コンピューティングの事業規模を示す数字ではありません。NVIDIAは量子に関する売上・研究開発費・設備投資・専任人員のいずれも公表していません 未確定/将来。FY2026の10-Kと直近の10-Q(2026年7月26日終了)を本文検索しても、量子コンピューティングに関する記載は見つかりませんでした(10-Kでは「quantum」の語が、役員の経歴にある別会社名として1回出るだけです)。

また、NVIDIAのプレスリリースには調査会社による量子コンピュータ市場の予測が引用されていますが、調査会社の推計は本稿では採用しません。

5. 量子コンピュータにかけているリソース

人・金・出資と買収・大学や公的機関との連携の4点について、一次情報で確認できたかどうかを表にしました。「記載なし」「非公表」も確認の成果です。

リソースの種類一次情報で確認できた内容区分
人量子専任の人員数・拠点ごとの人数は非公表。量子部門の責任者として Timothy Costa 氏(Vice President and General Manager of quantum)の名前が2026年9月のリリースに出る非公表/事実
金量子向けの研究開発費・設備投資は非公表(10-Kに記載なし)。全社の研究開発費は第4章のとおり非公表
外部への出資NVentures が QuEra Computing(2025年9月9日発表)・PsiQuantum(同年9月10日の10億米ドルの調達に参加)・Quantinuum(同年9月4日発表の約6億米ドルの調達に新規出資者として参加)に出資。NVentures自身の出資額は各社の発表に書かれておらず、非公表事実
買収・合弁・売却量子コンピュータ関連の買収・合弁・事業売却は、確認した公式資料の範囲では確認できなかった確認できず
大学・研究機関・公的連携米国の国立研究所(NVQLinkの開発に参加)、産業技術総合研究所のG-QuAT/ABCI-Q(H100 2,020基)、NVAQCでのハーバード大学量子イニシアチブとMIT・EQuSグループ、CUDA-Q Academicに参加する大学・研究機関(公式ページに25組織の名前)。米国エネルギー省の研究所との連携は、プレスリリースに長官のコメントが載る事実

主要な製品・拠点の状況(量子ビット数・誤り率は対象外)

NVIDIAは量子チップを作らないため、量子ビット数・誤り率の欄はありません。代わりに、製品や拠点がどの段階にあるかを、発表と提供開始を分けて示します(確認日 2026年10月16日)。数値はいずれもNVIDIA公称です。

製品・拠点何をするものか段階日付出典
DGX QuantumGPUシステムと Quantum Machines の制御装置(OPX+)をつなぐ初期の構成。GPUとQPUの間を1マイクロ秒未満で結ぶと説明発表2023年3月21日出典10
CUDA-Q量子チップ・GPU・CPUを1つのプログラムで扱うオープンソースのソフト(Python・C++)。pip install cudaq で入手できると説明提供中確認日 2026年10月16日出典9
CUDA-Q QEC(CUDA-QX)誤り訂正のデコード用ライブラリ。公式ページは、BP-OSDという方法で「業界標準のデコーダー」より1回の判定で29〜35倍速いと説明(条件は公式ページを参照)提供中確認日 2026年10月16日出典6
NVQLink量子チップの制御装置とGPUを結ぶ開かれた接続の設計。往復遅延4.0マイクロ秒未満(FPGA–GPU–FPGA)、最大400 Gb/s発表→API公開発表 2025年10月28日/cudaq-realtime 公開 2026年3月出典2・3・4
NVAQC(ボストンの研究拠点)量子ハードウェアとGB200 NVL72を組み合わせて試す研究施設。パートナーは Quantinuum・QuEra・Quantum Machines・MITのEQuSなど建設を発表(開所日は確認できず)2025年3月18日出典5・6
Ising(Calibration/Decoding)量子チップの校正を自動化する視覚言語モデルと、誤り訂正のデコード用ニューラルネット。復号は pyMatching 比で最大2.5倍速く、3倍正確と説明提供開始2026年4月14日出典7
CUDA-Q Logical誤り訂正を前提にした量子コンピュータのアプリを、論理量子ビットの層で設計・評価する道具提供開始2026年9月14日出典8

6. これまでの取り組み

時期できごと意味
2023年3月21日DGX Quantum を Quantum Machines と発表。CUDA Quantum をオープンソース化したと説明GPUと量子チップの制御装置を直接つなぐ構成の最初の発表
2024年3月18日日本の産総研のABCI-Qを、NVIDIAのGPUとCUDA-Qで動かすと発表。構築は富士通(H100 2,000基超)日本の国家プロジェクトが量子とGPUの組み合わせに向かう
2024年5月12日ISC(スーパーコンピュータの国際会議)で、ドイツ・日本・ポーランドの計算センターが、IQM・QuEra・ORCA の量子チップをCUDA-Qで動かすと発表方式の違う量子チップ(超伝導・中性原子・光)を同じソフトで扱う例
2025年3月18日ボストンにNVAQCを建設すると発表。当時は「2025年内に運用開始の予定」と書かれていた研究拠点をNVIDIA自身が持つ
2025年5月18日産総研のG-QuAT(ABCI-Qを置く施設)の開所を発表。H100は2,020基世界最大級の量子研究用スーパーコンピュータと説明
2025年9月NVentures が QuEra(9月9日発表)・Quantinuum(9月4日発表)・PsiQuantum(9月10日発表)に出資方式の違う3社(中性原子・イオン・光)に同時期に出資
2025年10月28日NVQLink を発表。QPU開発企業17社・制御装置企業5社・米国の研究所9か所が参加すると説明接続を「標準的な形」にしようとする動き
2026年3月(GTC 2026)NVQLink を cudaq-realtime というAPIで公開。Dell の製品、Anyon Computing と SDT による韓国のデータセンターでの導入を紹介発表から実際に使える状態へ。ただし導入規模の数字は示されていない
2026年4月14日Ising(校正とデコード用のAIモデル)を発表AIを量子コンピュータの制御に使う方向
2026年9月14日CUDA-Q Logical を発表。フェルミ国立加速器研究所が、耐障害量子コンピュータの設計検討を5か月から3週間(約7倍速)にできたと説明。サンディア国立研究所のベンチマークQUOPSをCUDA-Qで利用可能に誤り訂正後の世界(論理量子ビット)の設計を支える道具

7. 今後の計画

NVQLinkcudaq-realtime を
公開済み
対応する制御装置・サーバーは各社が提供
NVAQC稼働中の施設として
公式ページに掲載
2025年内の運用開始予定と発表。開所日は確認できず
CEOの見通し「近い将来、すべての
GPU科学スパコンは
ハイブリッドに」
2025年10月のジェンスン・フアン氏の発言。会社の見通し
具体的な年次計画確認できなかった台数・時期・投資額の計画は見つからず
確認できなかったこと

次はいずれも、確認した公式資料に記載がありません 未確定/将来。

量子関連の売上・投資額・人員/NVQLinkを実際に導入した台数や拠点数/NVAQCの開所日と稼働状況/製品ごとの将来の提供時期。各プレスリリースには「提供は when-and-if-available(可能になれば提供する)で、約束や法的義務ではない」という注意書きがあります。

8. この会社は量子コンピュータで何を目指しているか

ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。

読み取れること根拠となる一次情報区分
どの方式が勝つかに賭けず、全方式をつなぐ位置を取っているNVQLinkには超伝導・イオン・中性原子・光などのQPU開発企業17社が参加し、CUDA-Qは方式に依存しないと説明されている(出典2・9)推測
誤り訂正の「判定と補正」をGPUの仕事として定着させたいNVQLinkもIsing Decodingも「リアルタイムのデコード」を主目的に挙げている(出典3・7)推測
AIを量子コンピュータの制御に持ち込むのが次の柱Isingは校正(視覚言語モデル)とデコード(ニューラルネット)を提供。CEOは「AIが量子マシンの制御の層になる」と述べた(出典7)事実(解釈は推測)
当面の顧客は国立研究所・計算センター・量子企業で、量子の売上は小さいか、まだ別枠で見ていない導入例は研究機関と量子企業が中心。10-Kに量子の記載がなく、売上は非公表(出典1・2・4)推測
本業のGPU・AIの需要を量子にも広げる狙いがあるNVAQCもNVQLinkも、GPUサーバー(GB200 NVL72など)の利用を前提にしている(出典3・5)推測
推測の根拠を1つだけ詳しく:NVQLinkが「開かれた設計」なのはなぜか

NVQLinkの公式ページは、遅延の目標値をあえて決めないと書いています。量子チップの種類によって、必要な応答の速さが「ミリ秒からマイクロ秒」まで大きく違うからです。そのかわり、誰でも同じ手順で測れるオープンなベンチマークを用意し、NVIDIA以外のネットワーク構成でも、cudaq-realtimeに対応していれば使えるとしています 事実。

ここから、NVIDIAは自社の部品だけを使わせて囲い込むよりも、多くの量子チップ企業に採用してもらうことを優先していると読むのが自然だと本稿は考えます 推測。どちらが正しいかは、今後の採用状況で変わりえます。

9. 量子コンピュータ分野の提携マッピング

NVIDIAを中心とした量子コンピュータの提携関係 NVIDIAの公式発表と、相手企業の発表に記載がある関係のみ。確認日 2026年10月16日 共同開発・導入 製品・サービスでの連携 出資(NVentures) NVIDIA 周辺・ソフト 米国の国立研究所 NVQLinkの開発に参加 産総研 G-QuAT(日本) ABCI-Q(構築は富士通) ハーバード大・MIT NVAQCで研究に参加 QPU開発企業 17社 IonQ・IQM・Pasqalなど Quantum Machines DGX Quantum(制御装置) Dell・AWS Braket NVQLink製品/CUDA-Q提供 QuEra・PsiQuantum・Quantinuum 2025年9月にNVenturesが出資
図2 NVIDIAを中心とした量子コンピュータ分野の提携関係。出典:NVIDIAのプレスリリース・公式ページ、QuEra・PsiQuantum・Quantinuumの発表(出典2・5・10・11・13・14〜16)。Dell・AWS Braket との連携は、NVIDIAのGTC 2026ブログ(Dell)とNVIDIAのCUDA-Q公式ページ(Braketでの提供)の記載に基づきます。図に含めたのは公式資料に記載がある関係だけで、報道のみの関係は含めていません。NVQLinkに参加する他の企業・研究機関は多数あり、すべては描いていません。

10. 提供している技術・製品・サービス

NVIDIAが量子コンピュータで担う「古典側」の役割の概念図(AI生成による概念図。実際の設備や製品を写したものではありません)。
図3 概念画像(ImageGen生成)。NVIDIAが量子コンピュータで担う「古典側」の役割の概念図(AI生成による概念図。実際の設備や製品を写したものではありません)。 実際の製品・施設・寸法・測定結果ではありません。拡大模型と実物スケールの場面は区別してください。

NVIDIAの量子向けの製品は、層になった道具として考えると分かりやすくなります。下の図解は、NVIDIAの公式ページが挙げる製品群を、本稿が「何をする層か」で並べ直したものです 本稿の計算。まず最初の図解で、量子チップとGPUがどうつながるのかを見ます。

量子チップを動かし続けるために、GPUが何をするか NVIDIAが公式に説明している構成を、本稿が簡略化した図 量子チップ (QPU) 量子ビットが並ぶ 制御装置 (FPGAなど) 信号を送り、測る GPUサーバー 誤りの判定(デコード) や校正の計算 NVQLink 往復4マイクロ秒未満 最大400Gb/s この往復を、量子ビットが壊れてしまう前に、何度も繰り返す ① 制御装置が、量子チップの状態を測る ② GPUが「どの量子ビットで間違いが起きたか」を割り出す(デコード) ③ 補正の指示が制御装置へ戻り、量子チップに反映される CUDA-Q:GPU・CPU・量子チップを1つのプログラムで扱うソフト(オープンソース)
図解 量子チップ・制御装置・GPUの関係の概念図。NVQLinkの遅延と速度はNVIDIA公称の値(往復はFPGA–GPU–FPGA、最大400 Gb/s、構成により異なる。出典3)です。量子ビットがどれだけの時間で壊れるかは方式によって大きく違うため、必要な応答の速さも方式で異なります(NVQLinkの公式ページが、遅延の目標値をあえて決めない理由として説明しています)。
NVIDIAの量子向け製品を、「何をする層か」で並べる 上ほど利用者に近く、下ほど量子チップに近い。分類は本稿による アプリを作る CUDA-Q/CUDA-QX Pythonなどで量子プログラムを書く道具と部品集 シミュレーション cuQuantum 量子回路や量子チップの動きを、GPU上で模擬する 校正 Ising Calibration AIで調整を自動化する(日数から時間へと説明) 誤り訂正 CUDA-Q QEC/Ising Decoding どこで間違えたかを速く判定するライブラリとAIモデル 論理量子ビットの設計 CUDA-Q Logical 誤り訂正後のアプリを、必要資源も含めて設計・評価 つなぐ NVQLink/DGX Quantum 量子チップの制御装置とGPUを高速につなぐ接続の設計 NVAQC(ボストンの研究拠点)は、これらを実際の量子ハードウェアと組み合わせて試す場所
図解 NVIDIAの量子向け製品群の層構造。製品名と説明はNVIDIAの公式ページ(出典6・7・8・9)によります。層の分け方は本稿によるもので、NVIDIA自身の分類ではありません 本稿の計算。
素材技術者の視点:量子ビットの材料ではなく、材料の「評価と設計」を計算で支える

NVIDIAは量子ビットの材料(超伝導薄膜、同位体を精製したシリコン、レーザー用の光学部品など)を作っていません。ただ、材料や素子の側から見ると、2つの場所でNVIDIAの道具が効くと同社は説明しています 事実。

1つめは素子の設計です。NVAQCの公式ページは、より良い量子ビットの設計を素早く見つけるには「包括的で難しいハードウェアのシミュレーション」が必要で、それをAIスーパーコンピュータで行うと説明しています。つまり、新しい薄膜や配置を試作する前に、GPU上の模擬で候補を絞る使い方です。2つめは校正です。Ising Calibrationは、量子チップの調整にかかる時間を「日から時間へ」減らすと説明されており、設定を合わせ直す作業を自動化する狙いです 事実。素子ごとの特性のばらつきには、材料の欠陥や膜厚の差なども一因になりえます(本稿による一般的な説明で、どの材料にどう効くかは公式資料に記載なし)。

さらにGTC 2026では、半導体の設計向けに量子化学の計算をGPUで加速するcuESTが発表され、Samsung・Synopsys・TSMCが使うと紹介されました 事実。これは「量子コンピュータ」ではなく、古典のGPUで量子力学の計算をする道具で、量子ビットとは別の話です。混同しないよう注意してください。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
量子の事業規模が外から検証できない売上・投資額・人員が非公表で、10-Kにも記載が見つからない。量子での進捗は、プレスリリースと公式ページの記述でしか追えない事実
速度・精度の数値はNVIDIA公称で、比較の相手が限られるIsingの「2.5倍・3倍」は pyMatching との比較、CUDA-Q QEC の「29〜35倍」は「業界標準のデコーダー」との1回の判定での比較。別の方法・別の条件では結果が変わりうる事実
量子ハードウェア側の成否に左右されるNVIDIAは量子チップを作らないため、QPU開発企業が誤り訂正付きの大規模機を実現できるかが、NVQLinkやCUDA-Qの需要を決める推測
接続・ソフトの標準争いNVQLinkは開かれた設計で、NVIDIA以外の構成も使えるとされる。各社が独自の制御・接続を選ぶ可能性もある推測
「発表」と「提供」の差NVAQCは建設の発表から開所日が確認できず、NVQLinkも発表(2025年10月)からAPI公開(2026年3月)まで間がある。プレスリリースは「提供は約束ではない」と明記している事実
量子コンピュータの実現時期そのものが不確定CUDA-Q Logical のような道具が前提とする大規模な耐障害量子コンピュータは、まだ実現していない。実現時期は各社の見通しであり確定していない未確定/将来

12. 用語集

量子ビット(qubit)
量子コンピュータの情報の最小単位。0と1の重ね合わせという状態を取れる。
物理量子ビット/論理量子ビット
物理量子ビットは実際のチップ上の量子ビット。論理量子ビットは、多数の物理量子ビットを誤り訂正でまとめて作る、丈夫な「仮想の」量子ビット。
QPU
Quantum Processing Unit。量子ビットを並べた量子チップ。
量子誤り訂正(QEC)
壊れやすい量子ビットの間違いを見つけて直す仕組み。
デコード
誤り訂正で測った結果から、どこで間違いが起きたかを割り出す計算。速さが重要。
校正
量子チップの設定を合わせ直す作業。狂いやすいので定期的に必要。
FPGA
後から回路の中身を書き換えられる集積回路。量子チップの制御装置によく使われる。
GPU
もとは画像処理用で、大量の計算を同時にこなすのが得意な部品。AIにも使われる。
CUDA-Q
NVIDIAのオープンソースの量子コンピューティング用ソフト。量子チップ・GPU・CPUを1つのプログラムで扱う。
NVQLink
量子チップの制御装置とGPUを高速につなぐ、NVIDIAの開かれた接続の設計。
ハイブリッド(量子・古典)
量子チップと古典コンピュータを組み合わせて1つの計算をすること。
Form 10-K/10-Q
米国上場企業がSECに出す年次報告書/四半期報告書。

13. 出典

  1. NVIDIA Form 10-K for the fiscal year ended January 25, 2026(米国SEC提出、2026年2月25日)。売上高・研究開発費・従業員数・本社。「quantum」の語は役員経歴中の別会社名にしか現れず、量子コンピューティングの記載は見つからなかった。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000021/nvda-20260125.htm
  2. NVIDIA NVIDIA Introduces NVQLink — Connecting Quantum and GPU Computing for 17 Quantum Builders and Nine Scientific Labs(プレスリリース、2025年10月28日)。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-nvqlink-quantum-gpu-computing
  3. NVIDIA NVIDIA NVQLink(公式製品ページ)。往復遅延4.0マイクロ秒未満・最大400 Gb/s・cudaq-realtime API・遅延を規定しない方針・オープンなベンチマーク。確認日 2026年10月16日。 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/nvqlink/
  4. NVIDIA NVIDIA GTC 2026: Live Updates(NVIDIAブログ、2026年3月19日)。NVQLinkを cudaq-realtime API で公開、Dell製品、Anyon Computing・SDTの韓国での導入、cuEST。 https://blogs.nvidia.com/blog/gtc-2026-news/
  5. NVIDIA NVIDIA to Build Accelerated Quantum Computing Research Center(プレスリリース、2025年3月18日)。NVAQC の発表。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-to-build-accelerated-quantum-computing-research-center
  6. NVIDIA Accelerated Quantum Computing Solutions(公式ページ)。NVIDIA の役割(QPUを直接作らない)、製品群、NVAQC、CUDA-Q Academic、CUDA-Q QEC の速度比較。確認日 2026年10月16日。 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/
  7. NVIDIA NVIDIA Launches Ising, the World’s First Open AI Models to Accelerate the Path to Useful Quantum Computers(プレスリリース、2026年4月14日)。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-launches-ising-the-worlds-first-open-ai-models-to-accelerate-the-path-to-useful-quantum-computers
  8. NVIDIA NVIDIA Expands Open Source CUDA-Q Platform for Fault-Tolerant Quantum Computing(プレスリリース、2026年9月14日)。CUDA-Q Logical、サンディア国立研究所の QUOPS、フェルミ国立加速器研究所の事例。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-expands-open-source-cuda-q-platform-for-fault-tolerant-quantum-computing
  9. NVIDIA NVIDIA CUDA-Q(開発者向け公式ページ)。オープンソース、Python・C++、QPU非依存の説明、cuda-quantum の入手方法。確認日 2026年10月16日。 https://developer.nvidia.com/cuda-q
  10. NVIDIA NVIDIA Announces New System for Accelerated Quantum-Classical Computing(プレスリリース、2023年3月21日)。DGX Quantum。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-new-system-for-accelerated-quantum-classical-computing
  11. NVIDIA NVIDIA Powers Japan’s ABCI-Q Supercomputer for Quantum Research(プレスリリース、2024年3月18日)。富士通が構築。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-powers-japans-abci-q-supercomputer-for-quantum-research
  12. NVIDIA NVIDIA Accelerates Quantum Computing Centers Worldwide With CUDA-Q Platform(プレスリリース、2024年5月12日)。独ユーリッヒ、日本の産総研、ポーランドのポズナン。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-accelerates-quantum-computing-centers-worldwide-with-cuda-q-platform
  13. NVIDIA NVIDIA Powers World’s Largest Quantum Research Supercomputer(プレスリリース、2025年5月18日)。G-QuAT の開所と ABCI-Q(H100 2,020基)。 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-powers-worlds-largest-quantum-research-supercomputer
  14. QuEra Computing QuEra Expands $230 Million Financing Round(プレスリリース、2025年9月9日)。NVentures の出資。 https://www.quera.com/press-releases/quera-expands-230-million-financing-round-advancing-quantum-accelerated-supercomputing
  15. PsiQuantum PsiQuantum Raises $1 Billion to Build Million-Qubit Scale, Fault-Tolerant Quantum Computers(プレスリリース、2025年9月10日)。NVentures の出資とNVIDIAとの協力。 https://www.psiquantum.com/news-import/psiquantum-1b-fundraise
  16. Quantinuum/Honeywell Honeywell Announces $600 Million Capital Raise For Quantinuum(プレスリリース、2025年9月4日)。NVentures が新規出資者として参加。 https://www.quantinuum.com/press-releases/honeywell-announces-600-million-capital-raise-for-quantinuum-at-10b-pre-money-equity-valuation-to-advance-quantum-computing-at-scale
  17. Quantinuum Quantinuum selected as a founding collaborator for NVIDIA Accelerated Quantum Research Center(プレスリリース、2025年3月18日)。 https://www.quantinuum.com/press-releases/quantinuum-selected-as-a-founding-collaborator-for-nvidia-accelerated-quantum-research-center
  18. NVIDIA Form 10-Q for the quarterly period ended July 26, 2026(米国SEC提出、2026年8月26日)。直近の四半期報告書にも量子コンピューティングの記載は見つからなかった。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000075/nvda-20260726.htm

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
正式名称・本社・上場市場・設立事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000021/nvda-20260125.htm
売上高・研究開発費(FY2024〜FY2026)、従業員約42,000人(研究開発約31,000人)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000021/nvda-20260125.htm
10-K・10-Qに量子コンピューティングの記載が見つからなかったこと(10-Kの「quantum」は別会社名のみ)事実本稿の本文検索の結果 / 出典1・18 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000021/nvda-20260125.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000075/nvda-20260726.htm
量子に関する売上・研究開発費・設備投資・専任人員が非公表であること未確定/将来いずれも非公表。本稿では推計もしない
NVIDIAが量子ビット(QPU)を直接作らず、古典スーパーコンピュータの層に注力すると説明していること事実出典6 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/
NVQLink の発表(2025年10月28日)、QPU開発企業17社・制御装置企業5社・米国の研究所9か所の参加事実出典2 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-nvqlink-quantum-gpu-computing
NVQLink の往復遅延4.0マイクロ秒未満・最大400 Gb/s・遅延目標を決めない方針・オープンなベンチマーク事実NVIDIA公称 / 出典3 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/nvqlink/
GTC 2026 での cudaq-realtime 公開、Dell の製品、Anyon Computing と SDT による韓国での導入事実出典4 https://blogs.nvidia.com/blog/gtc-2026-news/
NVAQC の発表(2025年3月18日)、パートナーと「2025年内の運用開始予定」との記述事実出典5・17 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-to-build-accelerated-quantum-computing-research-center https://www.quantinuum.com/press-releases/quantinuum-selected-as-a-founding-collaborator-for-nvidia-accelerated-quantum-research-center
NVAQC がGB200 NVL72を用い、Quantinuum・QuEra・Quantum Machines・MITのEQuSが参加すること事実出典5・6 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-to-build-accelerated-quantum-computing-research-center https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/
Ising の発表(2026年4月14日)、デコードは pyMatching 比で最大2.5倍速く3倍正確との説明(NVIDIA公称)事実出典7 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-launches-ising-the-worlds-first-open-ai-models-to-accelerate-the-path-to-useful-quantum-computers
CUDA-Q Logical の発表(2026年9月14日)、フェルミ研の5か月→3週間(7倍)、サンディア研のQUOPS事実出典8 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-expands-open-source-cuda-q-platform-for-fault-tolerant-quantum-computing
CUDA-Qがオープンソースで、Python・C++に対応し、QPUに依存しないという説明事実出典9 https://developer.nvidia.com/cuda-q
CUDA-Q QEC のBP-OSDで「業界標準のデコーダー」より29〜35倍速いという説明(NVIDIA公称)事実出典6 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/
DGX Quantum の発表(2023年3月21日)と Quantum Machines の OPX+ との組み合わせ事実出典10 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-new-system-for-accelerated-quantum-classical-computing
ABCI-Q(2024年3月18日発表、構築は富士通)と、G-QuAT の開所(2025年5月18日、H100 2,020基)事実出典11・13 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-powers-japans-abci-q-supercomputer-for-quantum-research https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-powers-worlds-largest-quantum-research-supercomputer
ISC 2024 で、IQM・QuEra・ORCA の量子チップをCUDA-Qで動かす計算センターが発表されたこと事実出典12 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-accelerates-quantum-computing-centers-worldwide-with-cuda-q-platform
NVentures の QuEra・PsiQuantum・Quantinuum への出資(2025年9月)と、出資額が非公表であること事実出典14・15・16 https://www.quera.com/press-releases/quera-expands-230-million-financing-round-advancing-quantum-accelerated-supercomputing https://www.psiquantum.com/news-import/psiquantum-1b-fundraise https://www.quantinuum.com/press-releases/honeywell-announces-600-million-capital-raise-for-quantinuum-at-10b-pre-money-equity-valuation-to-advance-quantum-computing-at-scale
GTC 2026 で cuEST(古典GPUによる量子化学計算)が発表され、Samsung・Synopsys・TSMCが利用すること事実出典4 https://blogs.nvidia.com/blog/gtc-2026-news/
量子の会社を4類型に分ける整理本稿の計算本稿による整理。企業名は本シリーズで扱う企業から例示
量子関連の買収・合弁・売却が確認できなかったこと未確定/将来確認した公式資料に記載なし。本稿では存在しないとも断定しない
NVQLink・NVAQC の導入台数・開所日・将来の年次計画未確定/将来確認できなかった。本稿では推計しない
「どの方式が勝つかに賭けず全方式をつなぐ位置を取っている」という読み推測本稿の解釈 / 出典2・9 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-nvqlink-quantum-gpu-computing https://developer.nvidia.com/cuda-q
「誤り訂正の判定と補正をGPUの仕事として定着させたい」という読み推測本稿の解釈 / 出典3・7 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/nvqlink/ https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-launches-ising-the-worlds-first-open-ai-models-to-accelerate-the-path-to-useful-quantum-computers
「AIを量子コンピュータの制御に持ち込むのが次の柱」という読み推測本稿の解釈 / 出典7 https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-launches-ising-the-worlds-first-open-ai-models-to-accelerate-the-path-to-useful-quantum-computers
「当面の顧客は研究機関・量子企業で、量子の売上はまだ小さいか別枠」という読み推測本稿の解釈 / 出典1・2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1045810/000104581026000021/nvda-20260125.htm https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-nvqlink-quantum-gpu-computing
「本業のGPU・AI需要を量子にも広げる狙いがある」という読み推測本稿の解釈 / 出典3・5 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/nvqlink/ https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-to-build-accelerated-quantum-computing-research-center
「囲い込みよりも多くの量子チップ企業への採用を優先している」という読み推測本稿の解釈 / 出典3 https://www.nvidia.com/en-us/solutions/quantum-computing/nvqlink/
量子ハードウェア側の成否・接続規格の競争というリスク推測提携構造からの本稿の解釈

最終更新:2026年10月16日/Troy Technical
本稿の数値はすべて、NVIDIAが米国証券取引委員会(SEC)に提出した法定開示書類と、NVIDIA・提携先の公式発表に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。性能の数値はNVIDIA公称で、他社製品との優劣を示すものではありません。確認日は2026年10月16日です。

図版更新:2026年10月17日。本文・出典整理表のベクター作図という表記は、保存した元SVGの由来を示します。現在の主図の形式と読み方は各図下の説明を参照してください。ImageGen画像は実測や実在製品の写真ではなく、元SVG・数値・出典は展開して確認できます。