COMPANY PROFILE / 量子コンピュータ
ディラック(Diraq)
― パソコンのチップと同じ半導体工場で、「シリコンのトランジスタ」を量子ビットにしようとするオーストラリアの会社
量子コンピュータは、特別な回路や装置が要る、と思われがちです。 Diraq(ディラック)の発想は逆で、スマートフォンやパソコンのチップを作る半導体工場の設備と工程のまま、 シリコンの小さな部品の中に閉じ込めた電子1個の「向き」を量子ビット(計算の最小単位)として使います。 2026年10月7日には、米国の国防高等研究計画局(DARPA)の評価枠組みで、最終の「Stage C」に進んだ企業の1つになりました。 一方で、いま実際に動いているチップは量子ビット数がわずか8個で、目標の数十万〜数百万個との間に大きな距離があります。 本稿では、何を作り、誰と組み、何を目指しているかを、確認できた一次情報だけで、量子コンピュータを知らない方にも分かるように説明します。
- 30秒でわかるDiraqと、量子コンピュータでの立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- 量子コンピュータの世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模
- 量子コンピュータにかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社は量子コンピュータで何を目指しているか
- 量子コンピュータ分野の提携マッピング
- 提供している技術・製品・サービス
- この企業が抱えるリスク
- 用語集/出典/主張と出典の対応表
1. 30秒でわかるディラック(Diraq)と、量子コンピュータでの立ち位置
米・パロアルト豪州本社に製造・極低温試験の設備。米国本社はパロアルト
電子1個のスピン半導体工場(CMOS)の工程で製造
量子ビット(2029年)会社の目標であり、達成済みではない
量子ビットを何で作るかで、量子コンピュータの会社は分かれます。 Diraq が選んだのはシリコンです。パソコンのCPUなどと同じ素材で、すでに世界中の工場が超高精度で加工する技術を持っています。 Diraq は、この「既存の半導体工場でそのまま作れること」を最大の強みとして掲げています 事実。 ただし、数が桁違いに少ない点が現在の課題です。いま公表されている最大の配列は8個で、 会社の2029年の目標(物理15万個)とは約2万倍の差があります 本稿の計算(150,000÷8=18,750)。
量子ビット:量子コンピュータの計算の最小単位です。0と1が重なった状態を使います。 Diraq では、シリコンの中に閉じ込めた電子1個の「スピン」(コマのような向き。上向きか下向き)で0と1を表します。
物理量子ビットと論理量子ビット:物理は部品1つ分でノイズ(雑音)に弱いもの、論理は誤りを見つけて直すために物理量子ビットを多数まとめた「間違えにくい1個」です。数字を見るときは必ず「物理か論理か」を確認してください。
忠実度(フィデリティ):操作がどれだけ正確かを表す割合です。99%なら、100回に1回ほど間違える計算です。 何を測った値か(1量子ビットの操作か、2量子ビットの操作か、読み出しか)で意味が違うので、本稿では条件を必ず添えます。 詳しくは本シリーズの技術解説「コヒーレンスとフィデリティ」をご覧ください。
2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:社名は Diraq(小文字で「diraq」と書かれたロゴ)です。 名前の由来は、本稿で確認した一次資料には説明がありませんでした。 法人の正式名称(登記上の名称)も、本稿では確認できませんでした。
公式サイト:https://diraq.com/(ロゴは公式サイトのヘッダーで使われている画像を取得)3. 量子コンピュータの世界で、この会社はどこにいるか
量子コンピュータを作る会社は、「量子ビットを何で作るか」によって、強みと課題が大きく違います。 下の図は、本シリーズが扱う会社を4つの類型に分けたものです。 Diraq は、このうち3つ目の「光・シリコンほか」のうち、シリコンの会社です。
それぞれの特徴を、一言で言い換えておきます。
| 類型 | 量子ビットの正体 | 得意なこと | 難しいこと |
|---|---|---|---|
| 超伝導 | 極低温に冷やした電気回路 | 半導体と同じ作り方で回路を作れる | 冷凍機と大量の配線が要る |
| イオン・中性原子 | 電気や光で捕まえた原子 | 1個1個が同じ性質で、精度が高い | 数を増やすことと、動作の速さ |
| 光・シリコンほか | 光の粒(光子)、シリコンの中の電子のスピン、など | 半導体工場で作れる可能性、光ファイバーでつなげる | 方式の実証がまだ途上 |
| 周辺・ソフト | 量子ビットは作らない | クラウド・ソフト・通信で全体を支える | 自社の装置の優位は無い |
4. 会社の規模
Diraq は非上場で、売上や利益の公式な開示書類はありません。会社の公式サイトの数字(会社自身の説明)を並べます 事実。
| 項目 | 内容(会社の説明) |
|---|---|
| 設立 | 2022年5月6日に法人として設立(2026年5月6日の会社ブログに「ちょうど4年」とある) |
| 従業員 | 130人超(公式サイトの会社概要、2026年10月16日確認)。2026年5月時点のブログでは、研究開発チームが100人超、うち量子物理学者が60人超 |
| 拠点 | 豪州:シドニー(本社・製造・極低温試験の設備)、メルボルン(技術拠点)/米国:パロアルト(米国本社)、ロサンゼルス(極低温試験の設備)、シカゴ(技術拠点)。さらにニューメキシコ州アルバカーキの研究室を計画中 |
| 特許・論文 | 特許60件超、論文200件超(うちNature・Science系40件超) |
| 資金調達の累計 | 公式サイトの会社概要は「1億4,000万ドル超」。2026年5月のブログは「1億ドル超」。通貨と内訳は公表されておらず、本稿では確認できなかった |
| 売上・利益 | 非公表 |
上の数字はすべて会社自身の説明で、監査された財務諸表や規制当局への提出書類ではありません。 米国SECの検索(全文検索)で、Diraq の提出書類(Form Dなど)は本稿の確認範囲では見つかりませんでした 未確定/将来。 資金調達額は、時点によって「1億ドル超」「1億4,000万ドル超」と表現が違い、通貨も明記されていないため、増加分の内訳は分かりません。 売上についても公表がないので、本稿では推計しません。
5. 量子コンピュータにかけているリソース
| リソースの種類 | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 人 | 従業員130人超。量子物理学者60人超を含む研究開発チーム。創業者でCEOのAndrew Dzurak氏は、UNSWで数十年研究してきた量子物理学者。会長は元BroadcomのCEOのScott McGregor氏 | 事実(会社の説明) |
| 金 | 累計調達額は上記のとおり(通貨・内訳は非公表)。2026年2月、オーストラリアの国家再建基金公社(NRFC)が「$20百万」の株式出資を発表(発表文に通貨の表記は無い)。2026年5月、米商務省と最大$38百万の支援について基本合意書(LOI)を結んだと発表(最終の交付ではない)。DARPA QBI Stage Cに進み、最初の1年分の資金としてUS$51百万があると会社が説明 | 事実(会社の説明) |
| 外部への出資・買収・合弁・事業売却 | 他社への出資・買収・合弁は、本稿で確認した資料に記載なし。投資家には、ICM、Quantonation、豪州の年金基金(Hostplus、NGS Super、UniSuper)などが挙がる(会社の説明) | 確認できず |
| 大学・研究機関・公的資金 | UNSW(創業者の研究の出発点。研究者の共同フェローシップあり)/imec(ベルギーの半導体研究機関。300mmのCMOS互換ラインで素子を製造)/DARPA QBI/米商務省のCHIPS研究開発室(LOI)/NRFC(出資)/ニューメキシコ州(Roadrunner Quantum Labへの入居の覚書)/豪州政府の関連助成(CTCP、ARC) | 事実(会社の説明) |
| 製造のための投資 | 自社の製造設備ではなく、外部の半導体ファウンドリー(imec、GlobalFoundries)を使う方針。シドニー本社には製造・極低温試験の設備がある(会社の説明)。米国での生産基盤づくりをLOIで計画 | 事実(会社の説明) |
主要なデバイス・製品の状況
| 名前 | 方式・規模 | 代表的な性能・内容(論文・会社の公表) | 段階 | 日付・出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2量子ビット素子(4個) | シリコンのMOSスピン量子ビット(物理)。imecの300mmファウンドリーで製造 | 1量子ビット・2量子ビットの操作の忠実度は4素子すべてで99%超。状態の準備と測定の忠実度は最大99.9%(ゲートセット・トモグラフィで評価)。T1は最大9.5秒、T2*は40.6マイクロ秒、T2(Hahn)は1.9ミリ秒 | 実証(実験) | 2025年9月24日 Nature論文 |
| 1 K超での動作 | シリコンのスピン量子ビット(物理) | 1ケルビン超でも動作。1量子ビットのクリフォードゲートの忠実度は最大99.85%、2量子ビットゲートは98.92%、初期化と読み出しは最大99.34% | 実証(実験) | 2024年3月 Nature論文 |
| 8量子ビットの配列 | シリコンMOSスピン量子ビット8個の直線配列(物理)。imecの300mmラインで製造 | 8個のコヒーレントな動作と読み出しを確認(コヒーレンスの低下なし、と発表。数値は発表文では未確認) | 実証(実験) | 2026年7月13日(Nature Communications論文として発表) |
| Equinixのデータセンターに置く量子コンピュータ | 8量子ビットのチップ。冷却と制御電子回路は一体型。消費電力は20 kW未満(会社の説明) | シドニーのEquinixのデータセンターへの設置を2026年10月に完了予定、年内に稼働予定 | 開発中(設置作業中) | 2026年9月1日の発表 |
| 次世代システム | シリコン・物理15万個、論理最大1,000個(2029年)/物理200万個超、論理1万個超(2031年) | 会社の目標。2029年に最初の製品として「量子優位性を示せる量子コンピュータ」を出す、とも会社は述べる | 未確定/将来 | 2026年8月27日(白書)・2026年2月3日の発表。2026年10月16日時点で達成の事実なし |
シリコン量子ビットの出来を左右するのは、電子を閉じ込める場所の「静けさ」です。 天然のシリコンには、わずかに核スピン(原子核の小さな磁石)を持つ同位体(シリコン29)が混ざっていて、 これが電子のスピンを乱して誤りを生みます。2025年のNature論文も、 「残っている核スピンを持つ同位体が操作の誤りに大きく寄与しており、同位体の精製をさらに進めることで性能が上がる道筋が見えた」と述べています 事実。 もう1つは、シリコンと酸化膜(絶縁膜)の界面の乱れで、電荷のゆらぎを起こして誤りの原因になります。 Diraq の強みは、これらを半導体工場の標準工程(300mmウエハー、既存のトランジスタ加工)で再現できると示した点にあります。 2025年のNature論文は、4つのデバイスすべてで忠実度99%超を出し、「学術研究室ではなく工場で作っても同じ性能が出るか」という疑問に答えた、と報告しています 事実。 材料の目で見れば、「素材の純度(同位体)」と「界面の質」を、工場の歩留まりで揃えられるかが勝負です。
6. これまでの取り組み
| 時期 | できごと | 意味 |
|---|---|---|
| 2022年5月6日 | Diraq を法人として設立(会社の説明) | UNSWの研究の事業化 |
| 2024年3月 | Nature誌に、1ケルビン超でのスピン量子ビット動作の論文 | 冷凍機の負担を減らせる可能性を示した |
| 2025年4月 | DARPA QBI の Stage A に選定(会社の説明) | 米国政府による評価枠組みへの参加 |
| 2025年9月24日 | Nature誌に、imecの300mmファウンドリーで作った2量子ビット素子の論文 | 「工場で作っても高い忠実度が出る」ことの実験的裏付け |
| 2025年11月6日 | QBI の Stage B に選定。Stage Aに選ばれた17チームの1つから進んだ(会社の説明) | 実用規模の計画を検証する段階 |
| 2026年2月3日 | NRFCが「$20百万」の株式出資を発表 | 豪州の公的な基金による出資 |
| 2026年3月18日 | NVIDIAのNVQLinkの利用を、NVIDIAの開発者会議(GTC 2026)で説明 | 量子とGPUをつなぐ接続技術への対応 |
| 2026年5月21日 | 米商務省のCHIPS研究開発室と、最大$38百万のLOIを結んだと発表 | 基本合意書の段階。最終の交付ではない |
| 2026年7月13日 | imecとともに、8量子ビットの配列の動作を発表 | 2量子ビットから、より大きな配列への拡大 |
| 2026年8月27日 | 白書「The Case for Silicon」を公開 | 2029年・2031年の目標を明記 |
| 2026年9月1日 | Equinixのシドニーのデータセンターへの設置計画を発表 | 商用データセンター内での稼働を目指す |
| 2026年9月30日 | ニューメキシコ州にR&D研究室を設ける覚書を発表 | 米国拠点の拡大 |
| 2026年10月7日・8日 | DARPAが Stage C への進出企業を発表(7日)。Diraq も同日付で発表(8日) | 実用規模の設計と性能を、政府の検証チームが評価する段階 |
7. 今後の計画
8量子ビット機を稼働会社の予定(設置は10月に完了予定)
論理最大1,000個会社の目標(白書)
論理1万個超会社の目標。「実用規模」到達の時期と主張
これらはすべて会社の目標・計画であり、達成済みの事実ではありません 未確定/将来。 会社の公式サイトのロードマップは、第1段階(2022〜2025年、10量子ビット)、第2段階(2025〜2029年、1,000個以上)、第3段階(2029年以降、100万個以上)と表現していて、 白書や2026年10月の発表の数字とは書き方が違います(段階の下限値と、目標の具体的な数)。
次はいずれも、本稿で確認した一次資料に記載がありません 未確定/将来。
自社の量子コンピュータの販売価格・出荷時期・顧客名/8量子ビットより大きな配列の具体的な性能数値/ 商務省のLOIの最終的な交付の有無/法人の正式名称/売上・利益/資金調達の通貨と内訳。 また、白書の「1ドル未満の量子ビット単価」は会社の目標で、実測値ではありません。
8. この会社は量子コンピュータで何を目指しているか
ここは、会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| 目指すのは「データセンターに置ける、ラック1台分の量子コンピュータ」 | 公式サイトが「量子処理装置はサーバーラック1台分の大きさ」「標準のデータセンターと互換」と説明。Equinixのデータセンターに8量子ビット機を設置する計画 | 事実(会社の説明) |
| 勝負どころは性能よりも製造のコストと量産性 | 会長のMcGregor氏が「勝者は製造の経済性で決まる」と述べ、公式サイトは「1量子ビットあたり1ドル未満」を目標に掲げる | 推測 |
| 自前の工場は持たず、外部ファウンドリーとの分業を続ける | imec・GlobalFoundriesとの提携が中心で、自社の量産工場の建設計画は確認できない(米国生産の計画はLOIの段階) | 推測 |
| 誤り訂正は、外部の符号設計(Iceberg Quantum)と組み合わせて少ない物理量子ビットで実現する狙い | 2026年9月14日の発表で、qLDPC符号を使うIceberg Quantumの「Pinnacle」設計を、Diraqのハードに当てはめた検討(1,000論理量子ビットを15万物理で)を説明 | 事実(会社の説明) |
| 目標の達成には、桁違いの拡大が必要 | 公表されている最大の配列は8量子ビット。2029年の目標は物理15万個 | 推測 |
白書の目標は、2029年に「物理15万個、論理最大1,000個」、2031年に「物理200万個超、論理1万個超」です。 割り算をすると、論理量子ビット1個あたりの物理量子ビットは2029年で約150個(150,000÷1,000)、2031年で約200個(2,000,000÷10,000)になります 本稿の計算。 言い換えると、誤り訂正のための「余分な部品」を150〜200倍と見込んでいる、ということです。 この比率は、Iceberg Quantumの符号設計が前提で、会社が「表面符号という標準的な方法よりも少ない物理量子ビットで済む」と説明しています 事実。 ただし、この符号設計がDiraqの実機で動いたという実験結果は、本稿では確認できませんでした。 実機での誤り訂正の実証は、これからの課題と読むのが自然です 未確定/将来。
9. 量子コンピュータ分野の提携マッピング
下の図は、公式サイトや発表文に記載のある関係だけを、種類別に線で分けたものです。
10. 提供している技術・製品・サービス
Diraq の技術は、「トランジスタを少し変えて、電子1個を閉じ込める」ところから始まります。次の図で、全体の流れを3つに分けて見ます。
シリコンで量子ビットを作る、とはどういうことか
- 電子を1個だけ閉じ込める:トランジスタは、電気を流したり止めたりする部品です。Diraq は、その構造を応用して、シリコンの中に電子を1個だけ閉じ込めます(量子ドットと呼ばれます)。
- 電子の向き(スピン)を量子ビットにする:電子は小さな磁石のように「上向き」か「下向き」のどちらかになれます。これを0と1に対応させ、上向きと下向きが重なった状態を計算に使います。 スピンは外の電気的なゆらぎの影響を受けにくく、状態が長く保たれやすいのが利点とされています。
- 半導体工場で量産する:パソコンのチップと同じ300mmウエハーの工程で作るので、1枚のチップにたくさんの量子ビットを並べる量産に向く、と会社は説明しています(imecの工場で製造)。
- 冷やして動かす:量子ビットは極低温で動かします。会社は、量子チップに近い場所に極低温で動く制御回路(CMOS)を置き、その外側に室温の電子機器をつなぐ構成を説明しています。1ケルビン超でも動くことを示した論文もあります。
量子コンピュータの大きな負担は、冷やすことと、ケーブルをつなぐことです。 Diraq は、制御用の電子回路自体を極低温で動くCMOSチップにして、量子チップの近くに置く、という方向を示しています 事実。 GlobalFoundriesは、米商務省のLOIの発表の中で「極低温CMOSの量子向け技術」を自社の能力として述べています。 量子ビットを作る工場と、制御回路を作る工場が同じ半導体産業の中にあることが、Diraq の説明の土台です。 一方、同じLOIの発表は、米国内でチップ・極低温装置・パッケージングまで一貫した供給網を作る計画を述べており、これは今後の計画です。 材料と工程の目で見ると、残る課題は大面積で量子ビットのばらつきを抑えることと極低温での配線密度です 未確定/将来。
量子とAI・スーパーコンピュータをつなぐ
Diraq は、DellやNVIDIAと協力して、量子チップと古典コンピュータ(GPUなど)を近くに置いて動かす実験を進めています。 Dell は小さなHPCクラスターをDiraqのシドニーの研究室に置き、量子プロセッサと同じ場所で動かせるようにしたと説明されています。 NVIDIAのNVQLinkは、量子装置とGPUの間の通信遅延を下げるための接続技術で、Diraqは、これを使ってGPUと約3.3マイクロ秒の往復通信を実現し、AIモデル(NVIDIA Ising)による量子ビットの較正(調整)の自動化を進めていると説明しています(会社の説明) 事実。
事実:DARPAの量子ベンチマーキング構想(QBI)は、「2033年までに、計算の価値がコストを上回る(実用規模の)量子コンピュータが作れるか」を検証する枠組みです。 Stage Aは構想の記述(最大US$1百万)、Stage Bは研究開発計画の評価(最大US$15百万)、Stage Cは設計どおりに作れ動くかを、政府の検証チームと確かめる段階(最大US$300百万)です。 2026年10月7日、DARPAはDiraq、Atom Computing、IBM、IonQの4社がStage Cに進んだと発表しました(Microsoftと、PsiQuantumは、QBIの前身の試行事業からStage Cに進んでいます) 事実。
注意点:DARPAは「QBIは競争ではなく、勝者を選ぶものでもない」と明記しています。 Stage Cに進んだことは、計画を詳しく検証する対象になったという意味で、技術の優劣や成功の保証ではありません。 また、Stage Cの資金は「最大US$300百万」の枠で、Diraqの発表では最初の1年分としてUS$51百万、とされています(会社の説明)。 企業間の優劣をつけず、公式ページの記載のとおり読んでください。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 規模の隔たり | 実際に動いている最大の配列は8量子ビット。2029年の目標は物理15万個で、約2万倍の差がある | 事実/本稿の計算 |
| 誤り訂正の実機実証が未了 | 忠実度99%超の2量子ビット素子は報告されているが、誤り訂正(論理量子ビット)を実機で示した結果は、本稿では確認できなかった | 未確定/将来 |
| 財務が見えない | 非公表。調達額は「1億ドル超」「1億4,000万ドル超」と時点で異なり、通貨も不明。外部から資金の持続性を確かめにくい | 事実 |
| 外部ファウンドリーへの依存 | 量子ビットの製造をimec・GlobalFoundriesに頼る。両社の工程・生産枠が、Diraqの計画の制約になりうる | 推測 |
| 公的支援の条件・時期 | 米商務省の支援はLOIの段階で、最終の交付は確認できていない。DARPA Stage Cは検証の対象であり、成果の保証ではない | 事実 |
| 方式間の競争 | 超伝導・イオン・中性原子・光なども開発が進む。どれが最初に実用規模に届くかは未確定 | 推測 |
| 目標の表現の幅 | ロードマップの記載(段階の下限値、数百万個、数千万個)と白書の数字(15万個、200万個超)は書き方が違い、比べるときは定義を確認する必要がある | 事実 |
| 会社の主張の性格 | 「決定的な優位」「最も経済的」といった表現は会社の主張で、本稿は他社と優劣をつけない | 事実 |
12. 用語集
- 量子ビット
- 量子コンピュータの計算の最小単位。0と1が重なった状態を使う。
- 物理量子ビット/論理量子ビット
- 物理は部品1つ分でノイズに弱い。論理は誤りを直すために多数の物理量子ビットをまとめたもの。
- スピン
- 電子が持つ、小さな磁石のような性質。上向きか下向きかで0と1を表す。
- シリコンスピン量子ビット
- シリコンの中に閉じ込めた電子1個のスピンで作る量子ビット。
- 量子ドット
- 電子を1個だけ閉じ込められる、ごく小さな領域。
- CMOS
- パソコンやスマートフォンのチップに使われる、標準的な半導体の製造方式。
- MOS
- 金属・酸化膜・半導体を重ねたトランジスタの基本構造。
- 忠実度(フィデリティ)
- 操作がどれだけ正確かを表す割合。何を測った値かを確認する。
- ゲートセット・トモグラフィ
- 量子ビットの操作の誤りを、詳しく測る手法。
- T1/T2/T2*
- 量子ビットの状態がどれだけ長く保たれるかを表す時間(緩和時間とコヒーレンス時間)。
- 同位体精製
- 核スピンを持つ同位体を取り除き、静かな材料にする処理。
- qLDPC符号
- 誤り訂正の符号の一種。少ない冗長さで誤りを直せる可能性があるとされる。
- 実用規模(ユーティリティスケール)
- 量子コンピュータの計算の価値が、作って動かすコストを上回る水準。DARPAの定義。
- DARPA QBI
- 米国国防高等研究計画局による、実用規模の量子コンピュータが可能かを検証する構想。
- LOI(基本合意書)
- 正式な契約の前に交わす、意向を示す文書。最終の交付を意味しない。
13. 出典
- Diraq 公式サイト「Technology」。方式の説明、ロードマップ(段階)、会社の主張(1量子ビットあたり1ドル未満、ラック1台分など)。 https://diraq.com/technology
- Diraq 公式サイト「About」。拠点、従業員数、資金調達額、特許・論文数、提携先、経営陣・取締役、DARPA QBI参加の記載(2026年10月16日確認)。 https://diraq.com/about
- 米国国防高等研究計画局(DARPA) Quantum Benchmarking Initiative(QBI)の公開ページ。各段階の内容と金額の上限、参加企業一覧(2026年10月8日時点)。 https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative
- 米国国防高等研究計画局(DARPA) ニュース「Four more teams enter Quantum Benchmarking Initiative’s final stage」(2026年10月7日)。Stage Cに進んだ企業。 https://www.darpa.mil/news/2026/four-more-teams-enter-quantum-benchmarking-initiative-final-stage
- Diraq 発表文「Diraq Advances to Final Stage of DARPA’s Quantum Benchmarking Initiative」(2026年10月8日)。Stage C、最初の1年分US$51百万、2029年・2031年の目標。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-advances-to-final-stage-of-darpas-quantum-benchmarking-initiativenbsp
- Steinacker ほか(Diraq、imec) “Industry-compatible silicon spin-qubit unit cells exceeding 99% fidelity”, Nature 646, 81–87(2025年9月24日)。 https://doi.org/10.1038/s41586-025-09531-9
- Huang ほか(Diraq、UNSW) “High-fidelity spin qubit operation and algorithmic initialization above 1 K”, Nature 627, 772–777(2024年3月27日)。 https://doi.org/10.1038/s41586-024-07160-2
- imec、Diraq 発表文「Imec and Diraq demonstrate first coherent operation of eight silicon MOS spin qubits fabricated in a 300mm CMOS-compatible foundry process」(2026年7月13日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-demonstrates-scaled-silicon-based-qubit-array-produced-with-industry-standard-manufacturing-techniquesnbsp
- imec、Diraq 発表文「Imec technology lights the path to utility scale for Diraq’s quantum chips」(2025年9月24日付、Diraqサイトの掲載は9月25日)。 https://diraq.com/newsdesk/imec-technology-lights-the-path-to-utility-scale-for-diraqs-quantum-chips
- Diraq 発表文「Diraq charts course to utility-scale quantum computing with millions of spin qubits on a single silicon chip」(2026年8月27日)。白書「The Case for Silicon」の要点。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-sets-roadmap-for-utility-scale-quantum-computing-with-millions-of-qubits-on-a-single-silicon-chip
- Diraq、Equinix 発表文「Diraq to Deploy a Quantum Computer Inside an Equinix Data Center」(2026年9月1日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-to-deploy-a-quantum-computer-inside-an-australian-equinix-data-centernbsp
- Diraq 発表文「NRFC backs Diraq to lead global race to utility-scale quantum computing」(2026年2月3日)。国家再建基金公社(NRFC)の出資、投資家名、拠点。 https://diraq.com/newsdesk/nrfc-backs-diraq-to-lead-global-race-to-utility-scale-quantum-computing
- Diraq 発表文「Diraq Signs $38M Letter of Intent with the U.S. Department of Commerce under CHIPS Act」(2026年5月21日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-signs-38m-letter-of-intent-with-the-us-department-of-commerce-under-chips-act-to-scale-domestic-quantum-computing-processors-using-silicon-spin-technology
- Diraq 発表文「Diraq to establish quantum R&D laboratory in New Mexico」(2026年9月30日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-to-establish-quantum-rampd-laboratory-in-new-mexico
- Diraq 発表文「Diraq Collaborates with NVIDIA on Hybrid Quantum-HPC for Utility Scale」(2026年3月18日)と、事例「Diraq is Accelerating its Path to Utility-Scale Quantum Computing with NVIDIA Ising and NVQLink」(2026年6月22日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-is-accelerating-its-path-to-utility-scale-quantum-computing-with-nvidia-ising-and-nvqlinknbsp
- Diraq 記事「Diraq and Dell Technologies are Building a Bridge Between Quantum and Classical Computing」(2026年9月18日)。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-and-dell-technologies-are-building-a-bridge-between-quantum-and-classical-computing
- Iceberg Quantum、Diraq 発表文「Iceberg Quantum and Diraq Confirm Pinnacle’s Logical Advantage for Spin Qubits Using NVIDIA CUDA-Q Logical」(2026年9月14日)。 https://diraq.com/newsdesk/iceberg-quantum-and-diraq-confirm-pinnacles-logical-advantage-for-spin-qubits-using-nvidia-cuda-q-logical
- Diraq ブログ「4 Years of Diraq」(2026年5月6日)。設立4年、特許60件超、資金調達1億ドル超。 https://diraq.com/newsdesk/4-years-of-diraq-scaling-quantum-for-the-global-marketnbsp
- Diraq 発表文「Diraq Advances to Next Phase of DARPA’s Utility-Scale Quantum Computing Initiative」(2025年11月6日)。Stage B。 https://diraq.com/newsdesk/diraq-advances-to-next-phase-of-darpas-utility-scale-quantum-computing-initiative
- Diraq 公式サイト(ロゴの取得、会社概要の確認用)。 https://diraq.com/
14. 主張と出典の対応表
| 本文の主張 | 区分 | 出典 |
|---|---|---|
| 設立(2022年5月6日、会社の説明) | 事実 | 出典18 https://diraq.com/newsdesk/4-years-of-diraq-scaling-quantum-for-the-global-marketnbsp |
| 従業員130人超、拠点(シドニー・メルボルン・パロアルト・ロサンゼルス・シカゴ)、特許60件超、論文200件超、提携先、取締役(会長McGregor氏)、資金調達額(1億4,000万ドル超) | 事実 | 出典2 https://diraq.com/about |
| 2026年5月時点の資金調達額(1億ドル超)、研究開発チーム100人超、量子物理学者60人超 | 事実 | 出典18 https://diraq.com/newsdesk/4-years-of-diraq-scaling-quantum-for-the-global-marketnbsp |
| 売上・利益・正式な法人名・資金調達の通貨と内訳 | 未確定/将来 | 本稿で確認した一次資料に記載なし(非公表)。本稿では推計しない |
| 米国SECの全文検索でDiraqの提出書類が見つからなかったこと | 未確定/将来 | 本稿の確認範囲(2026年10月16日)での結果であり、存在しないとは断定しない |
| NRFCによる「$20百万」の株式出資(2026年2月3日、通貨の記載なし)、投資家の名前(ICM、Quantonation、Hostplus、NGS Super、UniSuperなど) | 事実 | 出典12 https://diraq.com/newsdesk/nrfc-backs-diraq-to-lead-global-race-to-utility-scale-quantum-computing |
| 米商務省CHIPS研究開発室との最大$38百万のLOI(2026年5月21日。最終の交付ではない) | 事実 | 出典13 https://diraq.com/newsdesk/diraq-signs-38m-letter-of-intent-with-the-us-department-of-commerce-under-chips-act-to-scale-domestic-quantum-computing-processors-using-silicon-spin-technology |
| DARPA QBIの各段階の内容と金額の上限(Stage A 最大US$1百万、B 最大US$15百万、C 最大US$300百万)、2033年を検証の目標とすること、競争ではないという記載 | 事実 | 出典3 https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative |
| 2026年10月7日にDiraq・Atom Computing・IBM・IonQがStage Cに進み、MicrosoftとPsiQuantumは前身の試行事業からStage Cに進んでいること | 事実 | 出典4・3 https://www.darpa.mil/news/2026/four-more-teams-enter-quantum-benchmarking-initiative-final-stage https://www.darpa.mil/research/programs/quantum-benchmarking-initiative |
| Stage C進出、最初の1年分US$51百万、2029年15万量子ビット、2031年に200万個超の物理量子ビット(会社の説明) | 事実 | 出典5 https://diraq.com/newsdesk/diraq-advances-to-final-stage-of-darpas-quantum-benchmarking-initiativenbsp |
| Stage A(2025年4月)、Stage B(2025年11月6日)への選定とStage Aの17チーム | 事実 | 出典19 https://diraq.com/newsdesk/diraq-advances-to-next-phase-of-darpas-utility-scale-quantum-computing-initiative |
| 2025年のNature論文:4素子で1・2量子ビット忠実度99%超、状態準備と測定の忠実度最大99.9%、T1 9.5秒、T2* 40.6マイクロ秒、T2(Hahn)1.9ミリ秒、残留する核スピンの同位体の寄与 | 事実 | 出典6 https://doi.org/10.1038/s41586-025-09531-9 |
| 2024年のNature論文:1ケルビン超での動作、読み出しと初期化の忠実度最大99.34%、1量子ビットのクリフォードゲート最大99.85%、2量子ビットゲート98.92% | 事実 | 出典7 https://doi.org/10.1038/s41586-024-07160-2 |
| imecの300mmラインで製造した8量子ビット配列のコヒーレントな動作と読み出し(2026年7月13日、Nature Communications論文として発表) | 事実 | 出典8 https://diraq.com/newsdesk/diraq-demonstrates-scaled-silicon-based-qubit-array-produced-with-industry-standard-manufacturing-techniquesnbsp |
| imecとの2025年の発表(標準の半導体工程で作った量子ビットが、誤り訂正に必要な水準を超える忠実度) | 事実 | 出典9 https://diraq.com/newsdesk/imec-technology-lights-the-path-to-utility-scale-for-diraqs-quantum-chips |
| 白書:2029年に物理15万個・論理最大1,000個、2031年に物理200万個超・論理1万個超、1量子ビット1ドル未満、ラック1台分、1分間に100万回の誤り訂正つき操作 | 事実 | 出典10 https://diraq.com/newsdesk/diraq-sets-roadmap-for-utility-scale-quantum-computing-with-millions-of-qubits-on-a-single-silicon-chip |
| 公式サイトのロードマップ(第1段階10量子ビット、第2段階1,000個以上、第3段階100万個以上)、「2031年に百万個、2033年に数千万個」 | 事実 | 出典1 https://diraq.com/technology |
| Equinix(シドニー)に8量子ビットのチップを設置する計画、消費電力20kW未満、設置作業は2026年10月に完了予定 | 事実 | 出典11 https://diraq.com/newsdesk/diraq-to-deploy-a-quantum-computer-inside-an-australian-equinix-data-centernbsp |
| ニューメキシコ州のRoadrunner Quantum Labへの入居の覚書とAlbuquerqueの研究室の計画 | 事実 | 出典14 https://diraq.com/newsdesk/diraq-to-establish-quantum-rampd-laboratory-in-new-mexico |
| NVIDIA NVQLinkの利用、GH200との約3.3マイクロ秒の往復通信、NVIDIA Isingによる較正、2029年に最初の商用製品 | 事実 | 出典15 https://diraq.com/newsdesk/diraq-is-accelerating-its-path-to-utility-scale-quantum-computing-with-nvidia-ising-and-nvqlinknbsp |
| Dellが小さなHPCクラスターをシドニーの研究室に設置したこと | 事実 | 出典16 https://diraq.com/newsdesk/diraq-and-dell-technologies-are-building-a-bridge-between-quantum-and-classical-computing |
| Iceberg Quantumの「Pinnacle」設計をDiraqのハードに当てはめた検討(150,000物理で1,000論理を目標) | 事実 | 出典17 https://diraq.com/newsdesk/iceberg-quantum-and-diraq-confirm-pinnacles-logical-advantage-for-spin-qubits-using-nvidia-cuda-q-logical |
| GlobalFoundriesの「極低温CMOSの量子向け技術」の言及と、米国内での一貫した供給網の計画 | 事実 | 出典13 https://diraq.com/newsdesk/diraq-signs-38m-letter-of-intent-with-the-us-department-of-commerce-under-chips-act-to-scale-domestic-quantum-computing-processors-using-silicon-spin-technology |
| 目標:物理15万個・論理最大1,000個(2029年)、物理200万個超・論理1万個超(2031年)、2029年の最初の製品 | 未確定/将来 | 計画であり確定していない。目標の記載は出典10 https://diraq.com/newsdesk/diraq-sets-roadmap-for-utility-scale-quantum-computing-with-millions-of-qubits-on-a-single-silicon-chip |
| 現在の最大の配列8量子ビットと2029年の目標15万個の比(約2万倍、150,000÷8) | 本稿の計算 | 本稿の計算。元の数値は出典8・10 |
| 論理量子ビット1個あたりの物理量子ビット(2029年に約150個=150,000÷1,000、2031年に約200個=2,000,000÷10,000) | 本稿の計算 | 本稿の計算。元の数値は出典10 |
| 量子ビットの作り方の類型(4類型)の区分 | 本稿の計算 | 本稿による整理。企業名は本シリーズの例示 |
| 自社の量子コンピュータの販売価格・出荷時期・顧客名、8量子ビットより大きな配列の性能、LOIの最終交付の有無 | 未確定/将来 | 本稿で確認した一次資料に記載なし。本稿では推測しない |
| 他社への出資・買収・合弁・事業売却 | 未確定/将来 | 本稿で確認した資料に記載なし。本稿では存在しないとも断定しない |
| 勝負どころは製造のコストと量産性という読み | 推測 | 会長の発言と1ドル未満という目標からの本稿の解釈 |
| 自前の工場を持たず外部ファウンドリーと分業を続けるという読み | 推測 | imec・GlobalFoundriesとの提携の中心性からの本稿の解釈 |
| 目標の達成には桁違いの拡大が必要という読み | 推測 | 現在の配列の規模と目標との比較からの本稿の解釈 |
| 外部ファウンドリーへの依存と方式間の競争のリスク | 推測 | 提携構造と他の方式の開発状況からの本稿の解釈 |
最終更新:2026年10月16日/Troy Technical
本稿の数値は、Diraq の公式サイトと発表文、Nature誌の論文、DARPAの公開ページに基づきます。Diraq は非上場のため、売上・利益・評価額は非公表で、本稿では推計していません。調査会社の市場推計、報道ベースの数値は使用していません。機器名・ロードマップ・契約・企業構造は2026年10月16日時点の確認で、この分野は変化が速いため、最新の情報は会社の発表で確認してください。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。
