COMPANY PROFILE / ペロブスカイト太陽電池
東芝
― 大面積フィルム型で名を上げ、いまはシリコンとのタンデムに軸足を広げる電機メーカー
東芝は、2018年に703cm²のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを発表し、その後も同じ大きさで効率を15.1%、16.6%と引き上げてきた会社です。 NEDOグリーンイノベーション基金でもフィルム型の開発を担ってきました。 ところが2025年以降に目立つのは、ペロブスカイトをシリコン太陽電池の上に重ねる2端子タンデムの発表で、 変換効率31.3%(社内測定)、高速道路での実証、京セラと組んだNEDO事業の採択が続いています。 本稿では会社全体の規模は最小限にとどめ、フィルム型とタンデム型の2本の開発に何を投じ、誰と組み、どこまで来たかを、会社の公式発表とNEDOに提出した事業戦略ビジョンで整理します。
- 30秒でわかる東芝と、ペロブスカイト太陽電池での立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- ペロブスカイト太陽電池の世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模(会社全体は簡潔に)
- ペロブスカイトにかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社はペロブスカイト太陽電池で何を目指しているか
- ペロブスカイト分野の提携マッピング
- 提供している技術・製品・サービス
- この企業が抱えるリスク
- 用語集/出典/主張と出典の対応表
1. 30秒でわかる東芝と、ペロブスカイト太陽電池での立ち位置
(異業種から参入)太陽光発電所の建設・保守も手がける
+2端子タンデムいずれも開発段階。製品の販売はない
2029年頃NEDOに提出した事業戦略ビジョン
ペロブスカイト太陽電池に取り組む企業は、大きく既存の太陽電池大手・専業スタートアップ・素材/化学/電機メーカーの3種類に分かれます。 東芝はこのうち電機メーカーです。太陽電池セルの量産はしていませんが、グループで太陽光発電所の建設・保守・運用を行い、 会社によれば太陽電池モジュールを国内外で2.5GW超・3,000か所以上に設置してきました 事実。 この会社の特徴は、ペロブスカイトの2つの形を並行して開発していることです。 1つは2018年から続くフィルム型(軽い屋根や壁向け)、もう1つは2020年から開発しているシリコンとの2端子タンデム(既存のシリコン太陽電池の置き換え向け)です。 どちらも2026年9月時点で製品の販売は始まっておらず、量産ラインへの投資も公表されていません。
2. ロゴと社名の表記について

東芝のロゴは同社の商標です。本稿では生成画像による再現を行わず、
公式サイトから取得した画像を img/toshiba_logo.png として設置しています(元のGIF画像をPNG形式で保存)。
表記の注意:法人名は「株式会社 東芝」、英文では TOSHIBA CORPORATION です。 ペロブスカイトの発表は、研究開発を担う東芝本体(総合研究所・研究開発センター)と、事業を担う東芝エネルギーシステムズ株式会社の両方から出ていました。 東芝エネルギーシステムズは2026年4月1日に東芝に統合されています。本稿では両社の発表をまとめて「東芝」と書きます。
公式サイト:https://www.global.toshiba/jp/outline/corporate/profile.html3. ペロブスカイト太陽電池の世界で、この会社はどこにいるか
製品の形は2つです。フィルム型の単接合はプラスチック基板に塗って作る軽い太陽電池で、耐荷重の小さい屋根や壁、窓が狙いです。 2端子タンデムはシリコンセルの上にペロブスカイト層を重ねて1つのセルにしたもので、会社は「従来のシリコン太陽電池と同等のシステムで発電動作が可能」「既存のシリコン型の置き換え用途」と説明しています 事実。 前者は積水化学やエネコートと、後者はLONGiなど中国の太陽電池大手と同じ土俵に立つことになります。 2つの形の違いは、本シリーズの技術解説「フレキシブル」「タンデム」で扱っています。
4. 会社の規模(会社全体は簡潔に)
会社全体は本稿の主題ではないので、規模だけを押さえます 事実。
| 指標(2026年3月31日現在、会社の基本データ) | 値 |
|---|---|
| 年間売上高(連結) | 3兆7,091億円 |
| 従業員数(連結) | 94,051名 |
| 資本金 | 2,014億4,900万円 |
上の数字は東芝グループ全体のものです。 東芝は2023年12月20日に上場廃止となっており、有価証券報告書のような詳しい法定開示は出ていません。 ペロブスカイト太陽電池の売上・投資額・専任人員数はいずれも公表されていません 未確定/将来。 2026年3月期の決算説明資料(2026年5月公表)にもペロブスカイトへの言及はありませんでした。 この分野にかけている規模を示す金額は、第5章のGI基金の研究開発費(約44億円)だけです。
5. ペロブスカイトにかけているリソース
| リソースの種類 | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 人(体制) | 総合研究所(技術企画部、Nextビジネス開発部など)と、東芝エネルギーシステムズのエネルギーアグリゲーション事業部が連携するプロジェクト体制。事業戦略・開発・実証・営業・知財を検討する専門チームを設置(事業戦略ビジョン、2025年12月時点)。東芝エネルギーシステムズは2026年4月に東芝に統合 | 事実 |
| 人(人数) | 専任人員数 | 非公表 |
| 金(フィルム型) | GI基金事業(2021〜2025年度)の研究開発投資 約44億円(国費負担 約29億円、自己負担 約15億円)。事業終了後は自己負担で研究開発と製造設備への投資を続ける予定と記載(金額なし) | 事実 |
| 金(タンデム) | NEDO「次世代型太陽電池技術開発」(2025年9月採択)、環境省の委託事業(鉛安定化技術、長州産業と)。いずれも金額は会社の発表に記載なし | 事実/非公表 |
| 外部への出資・買収 | ペロブスカイト分野での出資・買収の記載は、本稿が確認した資料にない | 確認できず |
| 公的資金 | NEDO「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」(2018年の成果)、NEDO「太陽光発電主力電源化推進技術開発」(2021〜2022年の成果)、GI基金(2021年12月採択、フィルム型)、NEDO次世代型太陽電池技術開発(2025年9月採択、タンデム)、環境省の委託事業(タンデムの鉛安定化) | 事実 |
| 大学・研究機関(フィルム型) | GI基金の共同実施者に東京大学・立命館大学。東京大学を通じて電気通信大学・桐蔭横浜大学、東芝の委託で山形大学が参加 | 事実 |
| 大学・研究機関(タンデム) | 新潟大学・電気通信大学(東芝の委託先)、明治大学・名古屋大学・豊田工業大学(京セラの委託先)、金沢大学(成膜)、産業技術総合研究所(電極形成) | 事実 |
フィルム型のGI基金事業の研究開発投資は約44億円で、うち国費は約29億円、約66%です 本稿の計算。 同じ基金で量産に進んだ積水化学は、第1ラインだけで設備投資900億円を決議しています。 東芝のフィルム型は要素技術の開発が中心で、事業戦略ビジョンも「本事業期間にて実用化にむけた要素技術開発を完了させた後、自己負担により量産化技術の確立に向けた研究開発や製造設備等の設備投資を実施する予定」と書くにとどまります 事実。
6. これまでの取り組み
| 時期 | できごと | 意味 |
|---|---|---|
| 2018年6月 | NEDO事業で、モジュール面積703cm²のフィルム型で変換効率11.7%を発表。独自のメニスカス塗布技術を使用 | 会社は「面積世界最大」と説明 |
| 時期の記載なし | 同じ703cm²で14.1%を達成(2021年の発表の中で過去の成果として記載) | ― |
| 2021年9月 | ペロブスカイト層を1回で塗る1ステップのメニスカス塗布法を開発し、703cm²で15.1%を発表(会社調べで、100cm²以上のプラスチック基板品として世界最高) | 塗布の高速化と効率向上を両立 |
| 2021年10月 | フィルム型が「CEATEC AWARD 2021」で経済産業大臣賞とカーボンニュートラル部門グランプリを受賞 | ― |
| 2021年12月 | GI基金「次世代型太陽電池の開発」に採択(フィルム型、東京大学・立命館大学と) | 2021〜2025年度の研究開発 |
| 2022年 | 703cm²で16.6%を記録(会社調べで、400cm²以上のプラスチック基板品として世界最高)。福島県大熊町と連携協定(7月) | フィルム型の到達点 |
| 2023年 | 青葉台駅の実証(桐蔭学園・東急・東急電鉄・横浜市)、桐蔭横浜大学の体験教室、横浜市のイベントにフィルム型を提供 | デモ用の提供 |
| 2024年5月 | 大熊町役場に約30cm×100cmのフィルム型モジュール4枚を設置し、発電実証を開始 | 福島県内初と説明 |
| 2024年7月 | 阪神高速と「タンデム型ペロブスカイト太陽電池の高速道路への活用」の共同研究を開始 | タンデムの用途開拓 |
| 2024年8月 | 東京都港湾局と、臨海副都心の建物内でフィルム型の室内での有効性を検証(2027年3月まで) | 室内光での発電の検証 |
| 2024年 | 環境省の委託事業「タンデム型ペロブスカイト太陽電池向け鉛安定化技術の開発・実証」に長州産業と採択 | 割れたときの鉛の流出対策 |
| 2025年 | 2端子タンデムで変換効率31.3%(社内測定)を発表。シリコンは京セラ・明治大学・豊田工業大学・名古屋大学、電極形成は産総研・電気通信大学、測定は新潟大学が協力 | 30%の節目を超えたと会社は説明(ページに日付の記載はないが、本文が2025年2月閣議決定の計画に触れている) |
| 2025年3月 | 国内初のタンデム型の実証を阪神高速の高架下や建物の壁面などで開始(2025年12月まで)。京セラ(ボトムセル)、長州産業(製造技術)、金沢大学(成膜)、新潟大学(封止)が協力 | シリコンとの発電量を比較 |
| 2025年8月 | テレコムセンタービルで、フィルム型を使った内窓の実装検証を開始(東京都港湾局・YKK AP・関電工・東京テレポートセンター)。金沢大学で鉛安定化タンデムのフィールド試験を開始(2026年12月まで) | 2つの形でそれぞれ実証 |
| 2025年9月 | NEDO「次世代型太陽電池技術開発」に、東芝エネルギーシステムズを代表とし京セラと組むコンソーシアムで採択。2029年度までにモジュール変換効率30%以上・耐久性20年以上が目標 | タンデムが国の事業になった |
| 2026年4月 | 東芝エネルギーシステムズが東芝に統合 | ― |
7. 今後の計画
20円/kWh以下システム単価256,000円/kW以下
耐久20年以上2029年度まで(NEDO事業)
| フィルム型の研究開発(事業戦略ビジョン、2025年12月時点) | 目標・進捗 |
|---|---|
| 総発電量 | 3,600kWh/m²以上(目標) |
| 耐久性(進捗) | 30cm角モジュールで湿熱試験2,000時間以上・劣化率10%以内を確認。屋外曝露で積算日射量60kWh/m²まで効率低下なし |
| 東京大学の担当 | フィルム基板の逆構造型でミニセル変換効率21%と耐久性の両立(ミニセル18%→21%) |
| 山形大学の担当 | 塗布型ハイバリアで水蒸気透過率3×10−5 g/m²/日、バリアコスト1,500円/㎡未満 |
| 事業モデル | 設置からメンテナンス、回収までのトータルソリューション。グループ会社の販路を活用 |
次はいずれも、本稿が確認した一次資料に記載がありません 未確定/将来。
フィルム型・タンデム型の量産工場・生産能力・投資額・販売開始時期/タンデムを誰が量産するか(長州産業は「製造技術」で協力と記載)/ 31.3%を測ったセルの面積と第三者機関の認証の有無/NEDOタンデム事業の金額/ 2024〜2026年にNEDOが採択したGI基金の実証事業(量産段階)の実施予定先一覧に東芝の名前がない理由。
8. この会社はペロブスカイト太陽電池で何を目指しているか
ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| タンデムに軸足を広げている | 2025年以降の発表の多く(31.3%、阪神高速の実証、環境省の委託事業、NEDOの採択)がタンデム。一方、2024〜2026年のGI基金の実証事業(量産段階)の実施予定先一覧に東芝の名前はない | 推測 |
| 自前で大量生産するより、発電所事業と組み合わせて売る | フィルム型の事業モデルを「設置、メンテナンス、回収までのトータルソリューション」と書き、太陽光発電所の建設・保守で2.5GW超の実績を持つ | 推測 |
| タンデムの製造はパートナーと分担する | シリコン側は京セラ、製造技術は長州産業が担当と明記。東芝の担当はペロブスカイト技術と鉛安定化技術 | 事実 |
| 鉛の問題を先回りして解くことで差をつける | 環境省の委託事業で、割れたときの鉛の対策(鉛安定化技術)をタンデムに施したフィールド試験を行っている | 推測 |
フィルム型の703cm²モジュールは、2018年の11.7%から2022年の16.6%まで、4年で約5ポイント改善しました 本稿の計算。 しかし2022年以降、フィルム型の効率の新しい発表は本稿が確認した範囲にありません。2025年12月時点の事業戦略ビジョンも、自社の現状を「発電効率16.6%(面積703cm²、自社測定)」と書いています 事実。 その間に発表が集中したのは、シリコンとの2端子タンデムでした。 フィルム型は積水化学が量産ラインを建て、パナソニックはガラス型、エネコートも量産段階の国の事業に進んでいます。 東芝は、フィルム型の量産競争には正面から加わらず、発電所事業の顧客にそのまま出せる「シリコンの置き換え」を次の本命に据えつつある、と本稿は読みます 未確定/将来。 ただし会社はフィルム型をやめるとは一度も書いておらず、2029年頃の事業化という想定もビジョンに残っています。
9. ペロブスカイト分野の提携マッピング
10. 提供している技術・製品・サービス
| 項目 | 会社の公表内容 |
|---|---|
| 製品 | 販売中の製品はない。フィルム型は実証・イベント向けに提供(デモ用で、最高値を測ったものと同じ作り方ではないと会社が注記した例もある) |
| フィルム型の製法 | 独自のメニスカス塗布。2021年にペロブスカイト層を1回で成膜する1ステップ法を開発(それまでは2回に分けて塗る2ステップ法)。フィルム向けスクライブ技術、低温プロセス用透明電極技術も保有と記載 |
| フィルム型の効率 | 703cm²(受光部24.15cm×29.10cm)で、11.7%(2018年)→15.1%(2021年)→16.6%(2022年)。いずれも会社調べ。2025年12月時点のビジョンでは16.6%を「自社測定」と記載 |
| タンデムの効率 | 2端子で31.3%(in house=社内測定、測定は新潟大学)。セル面積は記載なし |
| 第三者の効率表 | NLR(旧NREL)の「Champion Module Efficiencies」(Rev. 07-17-2026)に、ペロブスカイトのサブモジュール(200〜800cm²)の記録の1つとしてToshibaの名前が載っている。チャートには当該点の効率値のラベルがなく、本稿では数値を読み取らない |
| タンデムの鉛対策 | 環境省の委託事業で「鉛安定化技術」を開発。タンデムはシリコン太陽電池と同じようにガラス板で封止されるため、大規模地震などで割れたときの対策が必要と説明 |
メニスカス塗布は、塗布ヘッドと基板のすき間にできる液面(メニスカス)を引きずるようにして薄く均一な膜を作る方法です。 東芝は当初、ヨウ化鉛(PbI2)の膜を先に塗り、その上からヨウ化メチルアンモニウム(MAI)のインクを重ねて反応させる2ステップ法を使っていました。 会社の説明によれば、この方法は反応の制御が難しく未反応物が残る、工程が多い、塗布が遅いという課題があり、 2021年に最初からペロブスカイトの組成を持つインクを1回で塗る方法に切り替えて15.1%を出しました 事実。 2回塗りは組成を後から合わせるので大面積で均一にしにくく、1回塗りは結晶の育ち方をインクと乾燥条件だけで決めるので、乾燥の制御が品質のすべてになります。 703cm²という大きさで効率を上げ続けられたのは、この乾燥制御を装置ごと作り込んだ成果だと読めます 未確定/将来。 塗布方式の比較は本シリーズの技術解説「塗布製膜」で扱っています。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 量産への道筋が見えない | フィルム型・タンデム型とも、量産ラインの場所・能力・投資額が公表されていない。フィルム型の事業化は2029年頃の想定 | 未確定/将来 |
| 効率・耐久・コストの両立 | 事業戦略ビジョンが「高効率化の施策と耐久性向上に対する整合性が取りにくい可能性」「高効率化・高耐久化の施策が低コスト化と整合しにくい可能性」をリスクに挙げる | 事実 |
| 強風・豪雨での飛散 | フィルム型について「強風、豪雨等で太陽電池飛散に対するリスク」を挙げ、固定方法の検討で対処するとしている | 事実 |
| 海外材料の調達難 | 「国際情勢による海外産材料、デバイスの調達が困難になる」リスクを挙げ、国内調達できる材料での開発・量産化を検討するとしている | 事実 |
| タンデムでの競争相手が巨大 | 2端子タンデムは既存のシリコン太陽電池の置き換えを狙うため、シリコンの量産規模を持つ太陽電池大手と同じ市場で競うことになる | 推測 |
| 情報開示が少ない | 非上場のため、ペロブスカイトへの投資額や人員の推移を外部から追いにくい | 推測 |
12. 用語集
- フィルム型
- プラスチックフィルムの上に発電層を作る方式。軽く曲げられるが、水分を防ぐ封止が難しい。
- 2端子タンデム
- ペロブスカイトとシリコンを1つのセルとして重ね、両端の2つの端子から電気を取り出す方式。既存のシリコン用の機器をそのまま使える。
- メニスカス塗布
- ヘッドと基板のすき間にできる液面を利用して、薄く均一な膜を塗る方法。
- 1ステップ/2ステップ
- ペロブスカイト層を1回の塗布で作るか、原料を2回に分けて塗って反応させるかの違い。
- 逆構造型
- 電子と正孔を運ぶ層の上下の順番を、一般的な構造と逆にした素子構造。耐久性や製法の面で利点があるとされる。
- ボトムセル
- タンデムで下側(光が後から届く側)に置くセル。東芝のタンデムではシリコンセルがこれにあたる。
- 鉛安定化
- ペロブスカイトに含まれる鉛が、破損時などに外へ出にくいようにする技術。
- in house(社内測定)
- 会社自身の設備で測った値。第三者の認証機関が測った値ではないことを示す。
13. 出典
- 東芝 基本データ(2026年3月31日現在。商号、本店所在地、創業、資本金、年間売上高、従業員数)。 https://www.global.toshiba/jp/outline/corporate/profile.html
- 東芝 投資家情報(上場廃止の記載)。 https://www.global.toshiba/jp/ir/corporate/private/fin-top/fin-sales.html
- 東芝(NEDO公開) 事業戦略ビジョン「フィルム型ペロブスカイト太陽電池実用化に向けた材料デバイス設計・製造プロセス技術開発」(2025年12月時点)。体制、事業計画、資金計画、研究開発目標と進捗、自社の現状(16.6%、自社測定)、リスク要因。 https://green-innovation.nedo.go.jp/resources/pdf/next-generation-solar-cells/item-1-2/vision-toshiba-004.pdf
- NEDO・東芝 「面積世界最大のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発-モジュール面積703cm²で変換効率11.7%を実現-」(2018年6月18日)。 https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/rdc/rd/topics/18/1806-03.html
- 東芝 「世界最高のエネルギー変換効率15.1%を実現したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を開発」(2021年9月10日)。 https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/rdc/rd/topics/21/2109-01.html
- 東芝 ニュース「フィルム型ペロブスカイト太陽電池が『CEATEC AWARD 2021』の経済産業大臣賞とカーボンニュートラル部門・グランプリを受賞」(2021年10月18日)。 https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2021/10/news-20211018-01.html
- 東芝 サステナビリティ事例「再生可能エネルギーの導入拡大に貢献するペロブスカイト太陽電池」(16.6%の達成)。 https://www.global.toshiba/jp/sustainability/corporate/related-information/case/e06.html
- 東芝エネルギーシステムズ ニュースリリース「大面積フィルム型ペロブスカイト太陽電池の提供について」(2023年2月9日)。 https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2023/02/news-20230209-01.html
- 福島県大熊町・東芝エネルギーシステムズ ニュースリリース「福島県大熊町におけるペロブスカイト太陽電池の実証実験開始について」(2024年5月31日)。 https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2024/05/news-20240531-01.html
- 東京都港湾局・東芝エネルギーシステムズ ニュースリリース「次世代型ソーラーセルの有効性検証事業の開始について」(2024年6月28日)。 https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2024/06/news-20240628-01.html
- 東芝エネルギーシステムズ トピックス「ペロブスカイトとシリコンの2端子タンデム型太陽電池でエネルギー変換効率31.3%を実現」(ページに日付の記載なし)。 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/renewable-energy/topics/energy-aggregation/smartgrid20242.html
- 東芝エネルギーシステムズ トピックス「国内初、タンデム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を開始」(2025年3月)。2.5GW超・3,000か所以上の設置実績、2020年からのタンデム開発、阪神高速との共同研究。 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/renewable-energy/topics/energy-aggregation/smartgrid202421.html
- 東京都港湾局・東芝エネルギーシステムズ・YKK AP・関電工・東京テレポートセンター ニュースリリース「次世代型ソーラーセルを用いた建材一体型太陽光発電の実装検証の開始」(2025年7月18日)。 https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2025/07/news-20250718-01.html
- 東芝エネルギーシステムズ・京セラ トピックス「NEDO『太陽光発電導入拡大等技術開発事業/次世代型太陽電池技術開発』の採択について」(2025年9月16日)。 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/renewable-energy/topics/energy-aggregation/perosili.html
- 東芝 トピックス「環境省委託事業においてタンデム型ペロブスカイト太陽電池のフィールド試験を開始」(2025年10月9日)。 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/renewable-energy/topics/energy-aggregation/perosili11.html
- NEDO 「グリーンイノベーション基金事業で、次世代型太陽電池の開発に着手」(2021年12月28日)の別紙1 実施予定先一覧。 https://www.nedo.go.jp/content/100940817.pdf
- NEDO 「次世代型単接合太陽電池実証事業」実施予定先一覧(2026年8月6日公表の別紙1。既採択テーマと実施先を含む)。 https://www.nedo.go.jp/content/800059482.pdf
- 東芝 2025年度 決算説明資料(2026年5月)。ペロブスカイトへの言及がないことの確認用。 https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/jp/ir/corporate/finance/pdf/tpr2025q4.pdf
- NLR(米国国立研究所、旧NREL) Champion Module Efficiencies(Rev. 07-17-2026)。 https://www.nlr.gov/docs/libraries/pv/champion-module-chart.pdf
14. 主張と出典の対応表
最終更新:2026年9月25日/Troy Technical
本稿の数値はすべて東芝・東芝エネルギーシステムズの公式発表と基本データ、同社がNEDOに提出した事業戦略ビジョン、NEDOとNLRの公表資料に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。