Master Bond EP48TC|高熱伝導性エポキシ接着剤の性能と特徴

Master Bond Inc. アメリカ
概要
Master Bond社は、極めて低い熱抵抗5-7 x 10⁻⁶ K•m²/Wを実現する2液性高熱伝導性エポキシペースト「EP48TC」を発表しました。この新材料は、わずか10〜15ミクロンの薄い接着層での塗布が可能であり、熱管理アプリケーションに画期的な進歩をもたらします。高い接着強度、電気絶縁性、優れた耐熱衝撃性、耐衝撃性、耐応力亀裂疲労性を兼ね備え、NASAの低アウトガス基準もクリアしています。
詳細

主要成果

Master Bond社は、高熱伝導性フィラーを配合した2液性エポキシペースト「EP48TC」を発表しました。この製品は、わずか10〜15ミクロンの接着層で塗布可能でありながら、熱抵抗として5-7 x 10⁻⁶ K•m²/Wという非常に低い値を達成しています。これは、電子機器や航空宇宙用途における熱管理の課題に対し、画期的なソリューションを提供することを意味します。

技術・臨床詳細

EP48TCは、その優れた熱伝導性だけでなく、多岐にわたる機械的・電気的特性を有しています。高強度接着、電気絶縁性、耐熱衝撃性、耐衝撃性、耐応力亀裂疲労性など、過酷な環境下での信頼性を保証する特性を備えています。特に、NASAの低アウトガス基準をクリアしていることは、真空環境や精密機器での使用において重要な要素となります。また、ペースト状であるため、複雑な形状や狭いスペースへの塗布が容易であり、製造プロセスの柔軟性を高めます。

背景・業界文脈

現代の電子機器、特に高性能半導体やEVバッテリーなどの分野では、発熱量の増加に伴い、効率的な熱管理が不可欠となっています。従来の熱伝導性材料では、厚みや熱抵抗に限界があり、デバイスの小型化や高集積化の障壁となっていました。EP48TCのような超薄膜で低熱抵抗を実現する材料は、これらの課題を克服し、次世代の高性能デバイス開発を加速させる可能性を秘めています。これは、熱暴走の抑制、デバイス寿命の延長、および全体的なシステム性能の向上に貢献します。

今後の展望

Master BondのEP48TCは、航空宇宙、防衛、医療機器、自動車エレクトロニクス、LED照明など、高い信頼性と熱管理能力が求められる多様な産業分野で広く採用されることが期待されます。この技術は、高密度実装が進む電子部品の性能限界を引き上げ、新たな設計の自由度を提供することで、技術革新をさらに推進するでしょう。将来的に、さらに薄い層での性能維持や、より簡便な塗布方法の開発が進むことで、その応用範囲は一層拡大すると考えられます。

元記事: https://www.masterbond.com/tds/ep48tc

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