Master Bond、UVと熱で硬化する医療機器向けデュアルキュア接着剤「UV26DCMed」を発表 – ISO 10993-5生体適合性を達成し再利用機器に最適

Adhesives & Sealants Industry アメリカ
概要
Master Bondが、ISO 10993-5生体適合性を持つ医療機器向け1液型デュアルキュア接着剤「UV26DCMed」をリリースしました。この革新的なシステムは、UV光による迅速な仮固定と、影になる部分への熱硬化を組み合わせることで、完全な重合と高い信頼性を実現します。再利用可能な医療機器が繰り返し滅菌に耐えることが求められる中、UV26DCMedは蒸気オートクレーブやエチレンオキシド滅菌に耐える耐久性を提供し、製造工程の効率化と製品寿命の延長に貢献します。
詳細

主要成果: Master Bond、医療機器向けデュアルキュア接着剤「UV26DCMed」でISO 10993-5生体適合性を達成

Master Bondは、医療機器製造の厳格な要求に応えるべく、画期的な1液型デュアルキュア接着剤システム「UV26DCMed」を発表しました。この新製品は、UV光による迅速な初期硬化と、その後の熱硬化を組み合わせることで、隠れた領域や光が届きにくい部分でも完全な重合を保証します。特に重要なのは、ISO 10993-5の細胞毒性試験基準に適合していることであり、これは医療機器の生体適合性に関する主要な要件の一つです。

技術・臨床詳細

  • デュアルキュア技術: UV26DCMedは、まずUV光(320-365nm)に数秒間曝露することで表面を迅速に固定し、これにより部品の位置決めと仮固定が可能です。その後、80℃から125℃の温度で加熱することにより、接着剤が完全に硬化し、優れた強度と耐久性を発揮します。このメカニズムは、複雑な形状や不透明な基材を持つ医療機器の製造において、高い信頼性を確保するために不可欠です。
  • 生体適合性と滅菌耐性: 本製品はISO 10993-5の生物学的評価要件を満たしており、医療機器への使用が安全であることを示しています。さらに、蒸気オートクレーブ、エチレンオキシド(EtO)、グルタルアルデヒドといった、再利用可能な医療機器に一般的に適用される繰り返し滅菌プロセスに対して優れた耐性を示します。これにより、製品の長寿命化とコスト効率の向上が期待できます。
  • 優れた接着性と特性: UV26DCMedは、ポリカーボネート、ステンレス鋼、ガラス、プラスチック、セラミックなど、様々な医療グレードの基材に対して高い接着強度を発揮します。また、低収縮、高い寸法安定性、優れた耐薬品性も兼ね備えており、幅広い医療機器用途に適しています。

背景・業界文脈

近年、医療機器の高度化と小型化が進むとともに、使い捨ておよび再利用可能な機器双方に対する安全性と信頼性の要求がより厳しくなっています。特に、手術器具、診断装置、カテーテル、透析装置など、体内に接触する可能性のある機器や、頻繁な滅菌が必要な機器においては、使用される材料の生体適合性と滅菌プロセスへの耐性が極めて重要です。従来の接着剤では、これらの要件を全て満たすことが困難な場合がありました。

今後の展望

UV26DCMedのような革新的なデュアルキュア接着剤の登場は、医療機器メーカーに新たな設計の柔軟性と製造プロセスの効率化をもたらします。これにより、製品開発サイクルが短縮され、市場投入までの時間が加速される可能性があります。また、より信頼性の高い医療機器が実現することで、患者の安全性向上と医療コストの最適化にも貢献し、Master Bondは医療分野における接着剤ソリューションの主要プロバイダーとしての地位をさらに強化するでしょう。

元記事: https://www.adhesivesmag.com/articles/102521-dual-cure-adhesive-meets-demands-of-advanced-medical-device-manufacturing

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