🌐 This site is also available in English Visit English Site →
🌐 English

国際標準化機構(ISO) 機関解説

← 水素エネルギーの解説一覧へ戻る

INSTITUTION PROFILE / 水素エネルギー

国際標準化機構(ISO)
― 水素の「燃料の質」「充填」「排出量の測り方」をそろえる国際規格の発行元

ISOはスイスのジュネーブに中央事務局を置く、各国の標準化機関のネットワークです。 水素の製造・利用を許可する機関ではなく、水素燃料の品質、充填所と充填用機器、車載の容器、水電解装置の安全、水素のGHG排出量の計算方法などを国際規格として発行します。 ただしISOの規格は任意に使うもので、それ自体に法的拘束力はありません。 一方で、EUの代替燃料インフラ規則のように、法令が規格を名指しで引用すると、その範囲で事実上の基準になります。 本稿では、ISOが水素エネルギーにどこまで影響を持つのかを、権限の種類と届く範囲に絞って整理します。

構成:ISOの公式サイト(組織概要・水素技術の専門委員会ページ・各規格ページ)、EUの規則(Regulation (EU) 2023/1804)の官報テキスト、IECの規格ページを一次情報として使用/最終更新 2026年10月

ISOの水素エネルギー関連活動を表す概念画像
概念画像(ImageGenで生成)。水素の品質・充填インターフェース・試験方法を専門家が標準化する場面を描いた概念画像です。ISOの実際の会合・認証を示しません。
この記事でわかること
  1. 30秒でわかるISO
  2. どんな機関か ― 影響力の「型」
  3. 水素エネルギーで何をしているか
  4. 影響力の範囲(権限と地域)
  5. 規格が法令に入る経路
  6. 今後の見通し
  7. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかる国際標準化機構(ISO)

正式名称国際標準化機構英文 International Organization for Standardization
国・地域国際(スイス)中央事務局はジュネーブ
機関の種類非政府の国際機関各国の標準化機関から成る独立した組織。規格の使用は任意
設立1947年(1946年の会議を経て)1946年にロンドンで25か国の代表65人が集まり、1947年に正式発足
人数規模会員177機関1国1機関。中央事務局の職員数は公式ページで確認できなかった。水素の委員会ISO/TC 197は参加メンバー46、オブザーバー16
規模規格等26,519件委員会844(全分野の合計)。水素の委員会は公開27件・開発中23件
水素エネルギーへの関与の形水素の規格づくり主にISO/TC 197(水素技術)と、その小委員会SC 1(大規模水素システム)
影響が及ぶ範囲国際的な参照先効力は各国・地域が法令や認証でどう引用するかで決まる
まず押さえるべき1点

ISOが決めるのは「水素燃料の品質をどう定めるか」「充填用コネクターの条件は何か」「GHG排出量をどう計算するか」といった共通の物差しであり、「この水素を売ってよい」という許可ではありません。 ISO自身が、規格は「voluntary(任意)」で、契約上・法令上の要求事項を含まず、国内法に取って代わらないと明記しています 事実。 それでも水素の事業者にとって重要なのは、法令が規格を引用することで、事実上の基準になることがあるからです。 EUの規則2023/1804(2024年4月13日から適用)は、水素充填ポイントについて欧州規格のEN 17127:2020、EN 17124:2022、EN ISO 17268:2020への適合を求めています(コネクターについては条件つき) 事実。 逆に、ISOの水素のGHG排出量の規格(ISO/TS 19870)は、何をもって「クリーン」とするかの閾値を設けません。ISOのFAQは、閾値は各国の法令が政策として決めるものだと説明しています 事実。

2. どんな機関か ― 影響力の「型」

水素エネルギーの記事に出てくる「機関」は、企業と違って自分では水素を作りません。 その代わりに、どういう経路で業界に影響を与えるかで4つの型に分けられます。

水素エネルギーを動かす「機関」の4つの型 機関は自分では水素を作らない。どの経路で業界に影響を与えるかで4つに分かれる 資金を出す 政策・規制を決める 標準を決める 場をつくる 研究開発に予算を配る 戦略・補助金・法律 規格・試験方法・安全要求 産業界の連合・統計・分析 NEDO/DOE/欧州委員会 経済産業省/欧州委員会 DOE/IMO ISO Hydrogen Council/IEA 何を研究・実証させるか 何を支援し、何を義務づけるか どう測り、どう比べるか 誰が何を発信し、共有するか 届く範囲=自国の予算 届く範囲=自国・地域の領域 届く範囲=採用した国・規制 届く範囲=会員・読者 ISOは「標準を決める」型。規格の物差しをつくるが、採用は任意で、それだけでは法的拘束力はない 同じ水素でも、どの型の機関かによって影響の届き方がまったく違う
図1 水素エネルギーに関わる機関の4つの型と、ISOの位置。区分は本稿によるもので、機関名は本シリーズで扱う機関から例示しています 本稿の計算。

3. 水素エネルギーで何をしているか

水素の規格は、主にISO/TC 197(Hydrogen technologies、水素技術)が作っています。 2022年に生まれた小委員会ISO/TC 197/SC 1(Hydrogen at scale and horizontal energy systems)が、大規模な水素システムとGHG排出量の計算方法を受け持ちます 事実。

項目ISO/TC 197ISO/TC 197/SC 1
範囲(ISOの記述)水素の製造・貯蔵・輸送・計測・利用に関するシステムと機器の標準化大規模な水素エネルギーシステムと用途の標準化(試験、認証、持続可能性、設置などの側面と、他の標準化機関・関係者との調整を含む)
設立1990年2022年
幹事国カナダ(SCC)カナダ(SCC)
規格の数公開27件(うち25件がTC 197の直接責任)、開発中23件(うち17件)。改訂を含む数公開2件、開発中6件。改訂を含む数
会員参加メンバー46、オブザーバー16参加メンバー32、オブザーバー6
主な作業グループの主題充填所のディスペンサー・圧縮機・ホース・継手、充填プロトコル、燃料の品質と品質管理、水素システムの安全の基本事項、水電解装置の試験・安全、液体水素水素のGHG排出量の計算方法(製造、液体水素、アンモニア、LOHC)、水素パイプライン、水素の船舶輸送、電力系統サービスでの水電解装置

※数は2026年10月6日にISOの委員会ページで確認した表示。委員会が複数の規格を共同で担当する場合があり、数え方はISOの表示に従います。

以下は、規格ページの記載にそって整理した主な規格です。規格の本文は有料のため、本稿は題名・発行月・版・段階・公開されている要旨だけを使います。

分野規格(ISO公式の表記)版・状態・要旨
用語・安全の基本ISO 24078:2025 Hydrogen in energy systems — Vocabulary
ISO/TS 15916:2026 Hydrogen technologies — Basic considerations for the safety of hydrogen systems
語彙は2025年6月発行。TS 15916は2026年1月発行で、水素の安全上の基本的な懸念・危険・性質を示し、個別用途の詳細な要求は別の規格で扱う、と要旨が記す。以前のISO/TR 15916:2015は撤回
燃料の品質ISO 14687:2025 Hydrogen fuel quality — Product specification
ISO 19880-8:2024 Fuelling stations — Part 8: Fuel quality control
ISO 19880-9:2024 Fuelling stations — Part 9: Sampling for fuel quality analysis
ISO 14687は第2版、2025年2月発行(2019年版は撤回)。段階は「改訂予定(90.92)」で、第3版の新規作業項目ISO/AWI 14687が登録されている。19880-8は2024年12月発行で、道路車両用のPEM燃料電池向けの燃料品質を確保する手順。19880-9は充填所のディスペンサーでの試料採取で、目的はISO 14687の要求に照らした分析
水素充填所ISO 19880-1:2020 Fuelling stations — Part 1: General requirements
ISO 19880-2:2025 Part 2: Dispensers and dispensing systems
19880-1は2020年3月発行、173ページ。公共・非公共の充填所の設計・設置・試運転・運転・検査・保守の最低要求(主に軽量の道路車両向けで、中・大型車の要求と指針も扱う)。段階は「改訂予定」で第2版の新規作業項目が登録。19880-2は2025年2月発行で、ディスペンサーの安全要求と試験方法
充填の接続・プロトコルISO 17268:2020 Gaseous hydrogen land vehicle refuelling connection devices
ISO 17268-1:2025 Part 1: Flow capacities up to and including 120 g/s
ISO 19885-1:2024 Fuelling protocols for hydrogen-fuelled vehicles — Part 1
17268:2020は第3版、2020年2月発行(段階は改訂予定)。17268-1:2025は2025年8月発行で、公称使用圧力70 MPa、流量120 g/sまでのコネクターが対象。19885-1は2024年5月発行で、充填プロトコルの設計・開発のプロセスを扱う
車載の容器・安全装置ISO 19881:2025 Gaseous hydrogen — Land vehicle fuel containers
ISO 19882:2025 Thermally activated pressure relief devices…
19881は第2版、2025年6月発行。19882は第2版、2025年2月発行で、要旨は対象の容器が、ISO 19881のほか、UN ECE R134、UN GTR No. 13などに適合するものと記す
液体水素ISO 13984:2026 Liquid hydrogen — Land vehicle fuelling protocol
ISO/FDIS 13985 Liquid hydrogen — Land vehicle fuel storage system
13984は第2版、2026年3月発行で、内容積0.6〜4 m3の液体水素貯蔵システムを持つ車両が対象。13985の改訂版は最終案(段階50.00)で、現行はISO 13985:2006
水電解装置ISO 22734-1:2025 Hydrogen generators using water electrolysis — Part 1: Safety2025年7月発行、63ページ。水の電気分解で水素を作る装置の安全要求。ISO 22734:2019は撤回。SC 1では、電力系統サービスでの試験の手引(ISO/WD TS 22734-2)が作業原案の段階
GHG排出量の計算方法ISO 19870-1:2026 Methodology for determining the greenhouse gas emissions associated with the hydrogen supply chain — Part 1: …production of hydrogen up to the production gate
ISO/TS 19870:2023
19870-1は2026年4月発行、126ページ。第2〜4部(水素・アンモニア・LOHCの輸送など)は最終案(段階50.00)。TS 19870:2023は、ISOのFAQによれば19870シリーズが置き換える
この表の読み方

この表は規格の「題名・版・状態」を整理したもので、水素の取扱いや充填の手順を述べるものではありません。 規格の使い方は版と各国の法令によって変わるため、実際に使う場合は最新の版と所管の法令を確認してください。 また、段階「改訂予定(90.92)」は、ISOの定期見直しの後に改訂が必要とされた状態を表す表示で、現行版が使えなくなったという意味ではありません。 なお、燃料電池そのものの規格(IEC 62282シリーズ)は、ISOではなくIECのTC 105(Fuel cell technologies)が担当します 事実。

4. 影響力の範囲(権限と地域)

観点ISOが持っているもの持っていないもの
権限各国の標準化機関の代表が合意して、規格を作り、改訂する権限。規格の使用は任意法的拘束力。ISOは、規格は国内法に取って代わらず、国内法が優先すると明記している。規格への適合を示すのは、製造者・使用者・独立した第三者のいずれかで、ISOが水素の製品や設備を許可するわけではない(本稿の整理)
地域177か国の標準化機関が会員。国際的な参照先になる。EUのように、法令が規格を引用すれば、その地域の事業者に事実上の基準として届く特定の国の法令を直接変える力。効力は各国・地域の採用の仕方で決まる
範囲製品・機器・手順・計算方法の規格(燃料品質、充填所、容器、水電解装置、GHG排出量の計算方法)「クリーン水素」の定義や閾値、補助金の条件(ISOのFAQは、閾値は各国の法令が決めると説明)
規模水素の委員会TC 197は公開27件・開発中23件。参加メンバー46全体の予算・職員数は公式ページで確認できなかった。ISOは規格の販売によって規格作りの費用をまかなうと説明している

5. 規格が法令に入る経路

規格が「事実上の基準」になるのは、法令などが規格を引用したときです。 EUの代替燃料インフラ規則(Regulation (EU) 2023/1804)は、その具体例です。 2023年9月13日に採択され、2024年4月13日から適用されます。 附属書II(技術仕様)の3は、自動車向けの屋外の水素充填ポイントについて、次のように定めています 事実。

水素の規格が、法令や認証に入る経路 規格そのものは任意。法令などが引用したときに、その範囲で事実上の基準になる 例1 充填用コネクター:規格 → 欧州規格 → EU規則 ISO/TC 197 規格を作る(任意) ISO 17268:2020 (充填用コネクター) 欧州規格として採択 EN ISO 17268:2020 ISO規格に“EN”が 付いた欧州版(本稿の解釈) EU規則が引用 規則 (EU) 2023/1804 附属書II 3.4 適用は2024年4月13日 EU域内で適用 水素充填ポイント 自動車向けの屋外 水素充填ポイントが対象 例2 水素のGHG排出量:ISOは計算方法だけを定め、「クリーン」の線引きは決めない ISO 19870-1:2026(TC 197/SC 1) 排出量の計算方法。「クリーン」の閾値は設けない (ISOのFAQによる) 各国の法令・制度 閾値は国が政策として決める (国によって異なる。ISOのFAQによる) 実線=規格を引用する経路が確認できたもの 点線=閾値の設定は別の主体が行うことを表す
図2 水素の規格が法令に入る経路の例。出典:EU規則2023/1804の附属書II 3、ISOのTS 19870のFAQ。「EN ISO 17268:2020」がISO 17268:2020を欧州規格として採択したものという関係は、規格番号の付き方からの本稿の解釈です 本稿の計算。
条項(附属書II 3)内容(規則の記述)引用されている規格
3.1・3.3屋外の水素充填ポイントは、少なくとも相互運用性の要求(および充填アルゴリズム)に適合するEN 17127:2020
3.2充填ポイントが供給する水素の品質特性は、規格の要求に適合する。品質を確保する方法も規格に記載EN 17124:2022
3.4EN ISO 17268:2020に関する手続きが完了した後、自動車向けの水素充填用コネクターは少なくともこの規格に適合するEN ISO 17268:2020(ISO 17268:2020の欧州規格版と解釈)
ここから読み取れること

第一に、規格が拘束力を持つのは、規則がそれを名指しした部分だけです。 第二に、EUの規則が燃料の品質で引用しているのは、ISO 14687そのものではなく欧州規格のEN 17124:2022です。 国際規格と地域の規格が並び、どちらを引用するかは法令を作る側が決めます。 第三に、3.4は「手続きが完了した後」という条件つきの文言で、その条件が満たされたかどうかは本稿では確認していません 未確定/将来。

もう一つの例が、水素のGHG排出量です。ISO/TS 19870は「環境負荷を比べるための共通の計算方法」を提供し、認証制度の基準になりうるとISOは説明します。 しかし「クリーン」「低炭素」とみなす閾値は、国の法令が、各国が選ぶ製造方法(再生可能エネルギー、原子力、CCSなど)に合わせて決めるもので、国によって異なる、とISOのFAQは明記しています 事実。

日本の水素社会推進法は、この役割分担の具体例です。 法律の下の省令(令和6年経済産業省令第69号)は、低炭素水素等の要件を「水素1 kgあたりの製造に伴うCO2が3.4 kg以下」と定めています(閾値は日本の法令が決める)。 一方、供給事業者の判断基準を示す告示(令和6年経済産業省告示第174号)は、排出量の算定方法を「国際標準化機構が定める規格で定める方法」とし、水素の品質も「同機構の規格またはこれに準じるもの」に適合するよう配慮するとしています 事実。 つまり、線を引くのは日本の法令で、測り方と品質の物差しはISOの規格に任せるという分担です。 告示は具体的な規格番号を挙げていないため、どのISO規格を指すかは本稿では断定しません。

本シリーズの水素分野の企業が、ISOのどの委員会・作業グループに参加しているかは、ISOの公開ページでは確認できませんでした(専門家は各国の標準化機関を通じて参加します)。

6. 今後の見通し

読み取れること根拠となる一次情報区分
ISO 19870の第2〜4部が公開され、2023年のTSはISO 19870シリーズに置き換わっていく第2〜4部は最終案(段階50.00)。ISOのFAQは、シリーズの全部が公開されるまでTSは購入可能で、シリーズがTSを置き換えると記す。公開の時期は示されていない推測
燃料品質(ISO 14687)と充填所の一般要求(ISO 19880-1)は、次の版へ改訂が進むどちらも段階90.92(改訂予定)で、第3版/第2版の新規作業項目が登録されている(段階20.00)。発行時期は示されていない未確定/将来
水素の規格の対象は、自動車と充填所から、パイプライン、船舶、鉄道、航空機、電力系統サービスなど大規模なシステムへ広がるSC 1の作業グループにパイプライン、船舶輸送、鉄道車両の燃料系統部品、航空機の液体水素貯蔵、電力系統サービス向けの水電解装置の主題が並ぶ推測

7. 用語集

専門委員会(TC)/小委員会(SC)
ISOで規格を作る専門家の委員会。TC 197が水素技術、SC 1がその下の大規模水素システムを受け持つ。
TS(Technical Specification)
国際規格(IS)よりも早く市場の必要に応える文書。ISO/TS 19870は、後継のISO 19870シリーズに置き換わっていく。
段階コード
ISOの規格の進み具合。60.60=発行済み、90.92=改訂予定、50.00=最終案(FDIS)の承認手続き、20.00=新規作業項目の登録、など。
EN(欧州規格)
欧州の標準化機関が採択する規格。ISOの規格を採択して「EN ISO」の番号になることがある。EUの規則が引用するのはENであることが多い。
GHG(温室効果ガス)排出量の計算方法
水素を作って運ぶ全体で出る排出量を、同じ条件で計算するやり方。「何gなら低炭素か」という閾値は含まない。
LOHC
Liquid organic hydrogen carrier。液体の有機物に水素を結合させて運ぶ方式。

8. 出典

  1. ISO About ISO(1946年のロンドンの会議、1947年の発足、会員177、規格等26,519件、委員会844、中央事務局はジュネーブ。独立性の説明)。 https://www.iso.org/about
  2. ISO Structure and governance(非政府の独立した組織、177か国の標準化機関が会員、総会、理事会、技術管理評議会)。 https://www.iso.org/structure.html
  3. ISO ISO/TC 197 Hydrogen technologies(範囲、設立1990年、幹事国、規格数、会員数、作業グループ)。 https://www.iso.org/committee/54560.html
  4. ISO ISO/TC 197の規格一覧(規格の題名と段階)。 https://www.iso.org/committee/54560/x/catalogue/p/1/u/0/w/0/d/0
  5. ISO ISO/TC 197/SC 1 Hydrogen at scale and horizontal energy systems(範囲、設立2022年、作業グループ)。 https://www.iso.org/committee/9387084.html
  6. ISO ISO/TC 197/SC 1の規格一覧(ISO 19870の各部、ISO/WD TS 22734-2などの段階)。 https://www.iso.org/committee/9387084/x/catalogue/
  7. ISO Foreword - Supplementary information(ISO規格は任意で、国内法に取って代わらない。適合性評価の説明)。 https://www.iso.org/foreword-supplementary-information.html
  8. ISO ISO 24078:2025 Hydrogen in energy systems — Vocabulary(2025年6月発行)。 https://www.iso.org/standard/77734.html
  9. ISO ISO/TS 15916:2026 Basic considerations for the safety of hydrogen systems(2026年1月発行)。 https://www.iso.org/standard/89423.html
  10. ISO ISO 14687:2025 Hydrogen fuel quality — Product specification(2025年2月発行、段階90.92)。 https://www.iso.org/standard/82660.html
  11. ISO ISO/AWI 14687(第3版の新規作業項目。段階20.00)。 https://www.iso.org/standard/94693.html
  12. ISO ISO 19880-8:2024 Fuelling stations — Part 8: Fuel quality control(2024年12月発行)。 https://www.iso.org/standard/83949.html
  13. ISO ISO 19880-9:2024 Fuelling stations — Part 9: Sampling for fuel quality analysis。 https://www.iso.org/standard/82251.html
  14. ISO ISO 19880-1:2020 Fuelling stations — Part 1: General requirements(2020年3月発行、段階90.92)。 https://www.iso.org/standard/71940.html
  15. ISO ISO 19880-2:2025 Fuelling stations — Part 2: Dispensers and dispensing systems(2025年2月発行)。 https://www.iso.org/standard/85839.html
  16. ISO ISO 17268:2020 Gaseous hydrogen land vehicle refuelling connection devices(2020年2月発行、第3版)。 https://www.iso.org/standard/68442.html
  17. ISO ISO 17268-1:2025 Refuelling connection devices — Part 1: Flow capacities up to and including 120 g/s(2025年8月発行)。 https://www.iso.org/standard/86283.html
  18. ISO ISO 19885-1:2024 Fuelling protocols for hydrogen-fuelled vehicles — Part 1(2024年5月発行)。 https://www.iso.org/standard/82556.html
  19. ISO ISO 19881:2025 Gaseous hydrogen — Land vehicle fuel containers(2025年6月発行、第2版)。 https://www.iso.org/standard/19881
  20. ISO ISO 19882:2025 Thermally activated pressure relief devices for compressed hydrogen vehicle fuel containers(2025年2月発行)。 https://www.iso.org/standard/82596.html
  21. ISO ISO 13984:2026 Liquid hydrogen — Land vehicle fuelling protocol(2026年3月発行、第2版)。 https://www.iso.org/standard/86295.html
  22. ISO ISO/FDIS 13985 Liquid hydrogen — Land vehicle fuel storage system(最終案。段階50.00)。 https://www.iso.org/standard/86294.html
  23. ISO ISO 22734-1:2025 Hydrogen generators using water electrolysis — Part 1: Safety(2025年7月発行)。 https://www.iso.org/standard/82766.html
  24. ISO ISO 19870-1:2026 Methodology for determining the greenhouse gas emissions associated with the hydrogen supply chain — Part 1(2026年4月発行)。 https://www.iso.org/standard/19870-1
  25. ISO ISO/TS 19870:2023 Methodology for determining the greenhouse gas emissions…(2023年11月発行。FAQ:閾値は設けない、ISO 19870シリーズが置き換える)。 https://www.iso.org/standard/65628.html
  26. 欧州議会・EU理事会 Regulation (EU) 2023/1804 on the deployment of alternative fuels infrastructure(2023年9月13日採択、官報 L 234、2024年4月13日から適用。附属書II 3の水素の技術仕様)。 https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32023R1804
  27. 経済産業省 施行規則(令和6年経済産業省令第69号)第3条(水素社会推進法の低炭素水素等の要件:水素1 kgあたり3.4 kg-CO2以下)。 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen_society/carbon_neutral/03_sekoukisoku.pdf
  28. 経済産業省 告示 水素等供給事業者の判断の基準となるべき事項(令和6年経済産業省告示第174号。排出量の算定方法と品質でISO規格に言及)。 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen_society/carbon_neutral/07_hanndannkijunn.pdf
  29. IEC IEC 62282-8-101:2020(担当はTC 105 Fuel cell technologies)。 https://webstore.iec.ch/en/publication/33278

9. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
正式名称、1946年の会議と1947年の発足、会員177、規格等26,519件、委員会844、中央事務局はジュネーブ事実出典1 https://www.iso.org/about
非政府の独立した組織、総会・理事会などの構造、中央事務局の職員数が記載されていないこと事実出典2 https://www.iso.org/structure.html
ISO/TC 197の範囲、設立1990年、幹事国カナダ(SCC)、公開27件・開発中23件、参加メンバー46・オブザーバー16、作業グループの主題事実出典3 https://www.iso.org/committee/54560.html
TC 197の規格の題名・段階(一覧)事実出典4 https://www.iso.org/committee/54560/x/catalogue/p/1/u/0/w/0/d/0
SC 1の範囲、設立2022年、公開2件・開発中6件、作業グループ(GHG、パイプライン、船舶など)事実出典5 https://www.iso.org/committee/9387084.html
ISO 19870各部と、グリッドサービス向けの水電解試験ガイダンスの段階事実出典6 https://www.iso.org/committee/9387084/x/catalogue/
ISO規格は任意で、契約・法令上の要求事項を含まず、国内法に取って代わらない。適合性評価は第一者・第二者・第三者のいずれも行える事実出典7 https://www.iso.org/foreword-supplementary-information.html
ISO 24078:2025(語彙)の発行月・範囲事実出典8 https://www.iso.org/standard/77734.html
ISO/TS 15916:2026の発行月、安全上の基本事項を扱い個別の要求は別規格に譲ること事実出典9 https://www.iso.org/standard/89423.html
ISO 14687:2025の題名・発行月・第2版・段階90.92(改訂予定)、2019年版が撤回されたこと事実出典10 https://www.iso.org/standard/82660.html
ISO/AWI 14687(第3版)が新規作業項目として登録され、燃料の最低品質特性を扱うと記すこと事実出典11 https://www.iso.org/standard/94693.html
ISO 19880-8:2024の題名・発行月・PEM燃料電池の道路車両向けの燃料品質管理の手順事実出典12 https://www.iso.org/standard/83949.html
ISO 19880-9:2024の題名・サンプリングの目的(ISO 14687の要求に照らした分析)事実出典13 https://www.iso.org/standard/82251.html
ISO 19880-1:2020の題名・発行月・対象(乗用車等の軽量車向け充填所、中・大型車の記載を含む)・段階90.92事実出典14 https://www.iso.org/standard/71940.html
ISO 19880-2:2025の題名・発行月・ディスペンサーの安全要求と試験方法事実出典15 https://www.iso.org/standard/85839.html
ISO 17268:2020の題名・発行月・第3版・段階90.92事実出典16 https://www.iso.org/standard/68442.html
ISO 17268-1:2025の題名・発行月・70 MPa・120 g/sまでの範囲事実出典17 https://www.iso.org/standard/86283.html
ISO 19885-1:2024の題名・発行月・充填プロトコルの設計・開発プロセス事実出典18 https://www.iso.org/standard/82556.html
ISO 19881:2025の題名・発行月・第2版事実出典19 https://www.iso.org/standard/19881
ISO 19882:2025の題名・発行月・対象(水素車両の容器の熱作動式圧力開放装置)事実出典20 https://www.iso.org/standard/82596.html
ISO 13984:2026の題名・発行月・第2版・対象(0.6〜4 m3の液体水素貯蔵システム)事実出典21 https://www.iso.org/standard/86295.html
液体水素の車載貯蔵システムの規格(ISO 13985の改訂版)が最終案(段階50.00)にあること事実出典22 https://www.iso.org/standard/86294.html
ISO 22734-1:2025の題名・発行月・安全要求・2019年版が撤回されたこと事実出典23 https://www.iso.org/standard/82766.html
ISO 19870-1:2026の題名・発行月事実出典24 https://www.iso.org/standard/19870-1
ISO/TS 19870:2023の発行月、FAQの説明(閾値を設けない、各国の法令が閾値を決める、ISO 19870シリーズが置き換える)事実出典25 https://www.iso.org/standard/65628.html
EU規則2023/1804の採択日・適用日、附属書II 3.1〜3.4の水素の技術仕様(EN 17127:2020、EN 17124:2022、EN ISO 17268:2020)事実出典26 https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32023R1804
日本の水素社会推進法の省令が水素1 kgあたり3.4 kg-CO2以下を低炭素水素等の要件とし、告示(判断基準)が排出量の算定方法を国際標準化機構の規格で定める方法とし、品質も同規格またはこれに準じるものへの適合に配慮するとしていること(具体的な規格番号の記載はない)事実出典27 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen_society/carbon_neutral/03_sekoukisoku.pdf 出典28 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen_society/carbon_neutral/07_hanndannkijunn.pdf
IECのTC 105 Fuel cell technologiesが燃料電池の国際規格を担当し、IEC 62282シリーズがあること事実出典29 https://webstore.iec.ch/en/publication/33278
機関の4つの型の区分本稿の計算本稿による整理
EN ISO 17268:2020はISO 17268:2020を欧州規格として採択したものという理解(規格番号の付き方からの解釈)本稿の計算出典26と出典16の番号の対応からの本稿の解釈。採択の手続き自体は本稿で確認していない
EU規則の附属書II 3.4が定める条件(EN ISO 17268:2020の手続き完了後に適用)が満たされたかどうか未確定/将来出典26は条件付きの文言。完了の有無は本稿で確認していない
本シリーズの各企業が、ISOのどの委員会・作業グループに参加しているか未確定/将来出典3・5は参加者の企業名を公開ページに載せていない。本稿では推計しない
中央事務局の職員数、ISOの収入に占める規格販売の比率未確定/将来出典1・2に記載なし。本稿では推計しない
第6章の見通し3項目推測出典6・11・25の段階表示からの本稿の解釈

最終更新:2026年10月6日/Troy Technical
本稿の情報はISOの公式サイト(委員会ページ・規格ページ)、EUの規則の官報テキスト、IECの規格ページに基づきます。規格の本文は有料のため、本稿は題名・版・状態・公開されている要旨のみを使っています。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈です。