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アイセンス 企業解説

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COMPANY PROFILE / バイオセンサー

アイセンス
― 世界の血糖測定器向けにも試験紙を作る韓国の電気化学バイオセンサー企業が、自社の連続グルコース測定「CareSens Air」を海外へ広げている

バイオセンサーの話題でi-SENSの名前が出るのは、血糖測定用の試験紙(ストリップ)を年間約17億枚作る生産能力を持ち、その試験紙を自社ブランドと他社ブランド(ODM・OEM)の両方で世界に売る一方で、2023年に自社開発の連続グルコース測定(CGM)「CareSens Air」を発売したからです。 2025年の事業報告書(連結)によると、売上はKRW 315,445百万(前年比+8.3%)で、約8割が輸出です。2026年2月には、米国のLifeScanがi-SENSの技術と製造力でOneTouch Vitaブランドの連続測定を欧州で発売する提携を発表しました。 本稿は、この会社が試験紙とCGMにどれだけ投資し、どこに売り、どこまで認可を得ているかを、韓国の電子公示(DART)、会社の公式資料、FDAの公開文書の範囲で整理します。

構成:DART事業報告書(2025年12月期)と半期報告書(2026年6月)、会社の公式サイト・ニュース・ユーザーマニュアル、LifeScanのリリース、FDAのデータベースと公開文書を一次情報として使用/最終更新 2026年10月

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるi-SENSと、バイオセンサーでの立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. バイオセンサーの世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模
  5. バイオセンサーにかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社はバイオセンサーで何を目指しているか
  9. バイオセンサー分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるアイセンスと、バイオセンサーでの立ち位置

正式名称i-SENS, Inc.韓国語名は「주식회사 아이센스」。日本語表記はアイセンス。2000年5月4日設立
本社韓国・ソウル特別市瑞草区43, Banpo-daero 28-gil, Seocho-gu
上場KOSDAQ2013年1月30日に上場。中堅企業に該当(事業報告書)
この分野での区分糖尿病・連続測定
(従:体外診断・POCT)
血糖測定器・試験紙が中心。CGMは新規の柱
売上(2025年、連結)KRW 315,445百万前年比+8.3%。輸出が約78%(本稿の計算)
血糖測定の区分の割合81.1%血糖測定器・ストリップ・CGM(HbA1cの機器を含む区分)。2025年
従業員957人2025年末の提出会社(単体)。2026年6月末は997人
中心となる技術電気化学のバイオセンサー
試験紙とCGMセンサー
CGMはGDH-FAD酵素の電気化学方式、装着15日(会社のマニュアル)
まず押さえるべき1点

i-SENSは「自社ブランドのCGMを売る新しい会社」である前に、「血糖測定器の試験紙を世界の他社ブランド向けにも作る製造の会社」です。 事業報告書は、主要ブランドとして自社ブランドのCareSens、CareSens Air、NoCoding1、A1Careと、ODM(相手先ブランドの設計・製造)のReliOn Premier、BGStar、Barozen、OEMのAi-Sensorを挙げ、最大の顧客としてArkray, Inc.(2025年の連結売上の約14.8%、本稿の計算)を開示しています 事実。 CGMは2023年9月に自社ブランドで発売し、2026年2月にLifeScanとの提携(OneTouch Vitaブランド、2027年の初めまでにドイツ・アイルランド・ポルトガル・ベルギーで発売を見込む)を発表しました 未確定/将来。 CGMの売上額は事業報告書に単独では出ていません。FDAのデータベースにも、i-SENSのCGMは確認できませんでした。

2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:法人名は i-SENS, Inc.(韓国語は「주식회사 아이센스」)で、日本語では「アイセンス」と書きます。社名の「i-SENS」は、ハイフンと大文字の表記が正式です。 CareSens(血糖測定器のブランド)、CareSens Air(CGM)、A1Care(HbA1c)、i-Smart(電解質・血液ガス)、Coag-Sense(血液凝固)は製品・ブランドの名前です。 ReliOn Premier、BGStar、Barozen は他社のブランドで、i-SENSが製造を受託している製品名(ブランドの所有者は本稿の資料では確認できていません)。 AgaMatrix、CoaguSense、i-SENS USAなどは子会社です。 ロゴ画像は同社の公式サイト(i-sens.com)で使われているロゴ(緑の点つきの文字ロゴ)を取得しました。

公式サイト:https://i-sens.com/

3. バイオセンサーの世界で、この会社はどこにいるか

バイオセンサーに関わる企業の4つの類型 同じ「センサーの会社」でも、測る場面・売り先・規制の重さがまったく違う 糖尿病・連続測定 体外診断・POCT ウェアラブル・消費者 材料・部品 血糖を連続で測る 検査機器と試薬を売る 日常の計測を機器に載せる 酵素や電極素材を供給 Dexcom/Abbott Medtronic/Senseonics Roche/bioMérieux Siemens Healthineers Apple/Samsung Oura ほか 東洋紡/Paragraf ほか センサーと臨床データ 据付済みの装置網 多数の利用者と普及 素材性能と品質の安定 規制と償還に左右 検査需要と償還に左右 医療の主張に制約 完成品の需要に左右 i-SENSは糖尿病・連続測定の枠を主に、体外診断・POCTにも事業を持つ韓国の会社 売上KRW 315,445百万(2025年)の約8割が輸出。血糖測定器・ストリップ・CGMの区分が81.1%
図1 バイオセンサーに関わる企業の4類型と、i-SENSの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。売上は2025年12月期の事業報告書(連結)に基づきます。

4. 会社の規模

連結の主な数字です(韓国のIFRS、単位は百万ウォン。為替換算はしません) 事実。

指標(KRW百万)2023年2024年2025年2026年上半期
売上265,120291,138315,445163,804
営業利益10,9292,6587,8877,545
当期純利益3,404-1,953-6,6905,571
研究開発費27,66130,99933,12420,707
研究開発費の売上比10.4%10.6%10.5%12.6%

2025年の営業利益の増加について、会社は連続血糖測定器の売上増加と海外子会社の業績改善を理由に挙げています。当期純損失の内訳は、本稿では確認していません。 2025年の売上の内訳は、血糖測定器・ストリップ・HbA1cの機器など255,909(81.1%)、電解質・血液ガス分析器とカートリッジ18,954(6.0%)、血液凝固の機器とストリップ19,055(6.0%)、商品(測定器・コネクター)18,987(6.0%)、その他2,540(0.9%)です。 輸出は247,034(約78.3%、本稿の計算)で、顧客の所在地別では米国99,830、韓国66,826、欧州48,152、アジア45,096、その他55,541です。

主要顧客・製品の指標2024年2025年会社の説明
Arkray, Inc. への売上(KRW百万)51,10846,671主要な顧客として開示。2025年は連結売上の約14.8%(本稿の計算)。取引の内容は書かれていない
血糖ストリップの生産(枚)1,755,896,7501,668,042,000年間の生産能力は17.2億枚。稼働率96.9%(2025年)
連続血糖測定器の生産(個)183,570563,598年間の生産能力は200万個。稼働率28.2%(2025年)。2026年上半期の生産は563,216個
ここで注意

事業報告書は、CGMだけの売上額を開示していません。会社の2025年10月のリリースは、CGMの売上が2024年の通年でKRW 6.0十億、2025年上半期でKRW 6.7十億(前年同期比+88%)だったとします。この数字は会社の発表で、事業報告書の連結売上の内訳とは別の数字です 未確定/将来。

5. バイオセンサーにかけているリソース

リソース一次情報で確認できた内容区分
人提出会社(単体)の従業員は957人(2025年末。男性579、女性378)、2026年6月末は997人。研究開発は3つの研究所・12チーム:センサー研究所(5チーム。試験紙、電解質・血液ガスのカートリッジ、HbA1c・免疫センサー)、デバイス研究所(5チーム)、CGMS研究所(2チーム。CGMのセンサー開発とデータ管理)。CGM専任の人数は非公表事実/一部非公表
金(研究開発)2025年はKRW 33,124百万(売上の10.5%)、2026年上半期はKRW 20,707百万(12.6%)。政府補助金の控除前の額で、補助金は2025年にKRW 476百万、2024年に737百万、2023年に666百万。CGMだけの額は非公表事実/一部非公表
金(設備投資)2025年の有形固定資産の増加はKRW 23,052百万(生産設備表)。松島(仁川)第2工場の土地・建物はKRW 66,500百万を投資済み。CGMの生産設備は総額KRW 33,910百万の計画で、うち11,510百万が投資済み、残りを第26期3,000百万、第27期10,000百万、第28期以降9,400百万と記載。ソウル・麻谷(マゴク)産業団地への入居契約に基づく約定が2026年6月末でKRW 12,044百万事実/未確定/将来(計画)
買収・出資・事業売却AgaMatrix, Inc.(米国、2023年7月10日取得、持分100%、取得額KRW 37,437百万)、CoaguSense, Inc.(米国、2016年に取得、持分75.3%)。そのほか、連結子会社12社、経営参加の出資10社、単純出資11社。2024年4月にKRW 50,000百万の私募転換社債を発行(満期2029年)、2026年に一部が株式に転換。事業売却は確認できず事実
大学・研究機関・公的資金研究開発の政府補助金(上記)。2020年12月に保健福祉部の「革新医療機器企業」に指定(会社の沿革)。2025年12月に韓国糖尿病教育看護師協会(KADNE)とCareSens Airのシンポジウムを共催(約40人)。大学との共同研究や公的助成の具体的な課題名は確認できず事実/一部確認できず

規制上の位置づけ(確認できた範囲)

製品用途(intended use)区分日付出典
CareSens N Premier(血糖測定器)指先の毛細血管の全血のグルコースを定量。糖尿病の人が自宅で行う自己検査(一般用=OTC)。新生児・糖尿病の診断・スクリーニングには使わないFDA 510(k) clearance(K170614。製品コードNBW)2017年10月19日出典14
ReliOn Premier BLU(ODM製品)同上(指先の毛細血管の全血、自己検査、OTC)FDA 510(k) clearance(K230625。申請者はI-Sens, Inc.)2023年8月10日出典15
そのほかの血糖測定器・ケトン測定器CareSens N Feliz(K201394、2021年10月5日)、CareSens S Clear BT(K192859、2020年1月24日)、KetoSens(β-ケトン、K170463、2018年4月13日)など。I-Sens, Inc.を申請者とするFDA 510(k)は27件(2008〜2023年)FDA 510(k) clearance2008〜2023年出典13
AgaMatrix(子会社)の血糖測定器WaveSense Jazz(K241304)などFDA 510(k) clearance2024年6月6日出典16
CareSens Air(CGM)間質液のグルコースの連続測定。18歳以上の糖尿病の人。マニュアルは「通常の血糖測定の代わりに治療判断に使うことを意図する(別の指示がない限り)」と記載。妊娠中・授乳中、透析中、重症の人は評価・承認されていない欧州:CEマーク(改良版は2025年3月25日に承認と会社が発表。欧州の認定代理人はドイツの会社)。韓国:2023年9月に発売(会社の沿革)。米国:FDAのデータベースで確認できず。日本:確認できなかった2023年9月(韓国発売)/2025年3月25日(改良版のCE)出典3・7・10

FDAの「510(k) clearance」は、既に販売されている同等の機器との実質的同等性を認める区分で、「De Novo認可」や「PMA承認(approval)」とは異なります。

素材技術者の視点:試験紙の電極ペーストから、CGMの酵素まで

i-SENSの原材料の購入額では、カーボンペースト(血糖ストリップの原材料)が2025年にKRW 14,942百万(購入額の15.4%)、測定器の部材(表記は「IR Sensor」)が27,448百万(28.2%)です 事実。 ストリップは「血液中のグルコースと反応して電気化学反応を起こす酵素を含む」使い捨て品と事業報告書に書かれ、CGMのセンサーはマニュアルでGDH-FAD(FAD依存型グルコース脱水素酵素)の電気化学方式、測定範囲40〜500 mg/dLとされています 事実。 どの酵素・メディエーター・電極材料・拡散制限膜を使うかは、CGMのマニュアルに酵素の種類以外は書かれていません 未確定/将来。詳しくは第10章に書きます。

6. これまでの取り組み

時期できごと意味
2000年5月4日設立(事業報告書)現在の代表取締役は車根植氏と南鶴鉉氏の2人で、ともに光云大学の化学の教授だった経歴(事業報告書の役員経歴。在職25年超)
2003年採血量0.5マイクロリットル、測定5秒の血糖測定器CareSensを発売(会社の記述)試験紙の性能の訴求点(会社の主張)
2013年1月KOSDAQに上場。同年に米国のNano-Ditech社の持分を取得現場検査(POCT)への展開の入口
2016年CoaguSense, Inc.(血液凝固)を取得、ドイツ・マレーシアに現地法人を設立POCTと海外拠点の拡大
2018年国内の血糖測定器の市場でシェア1位(31%と会社の沿革に記載)。年産16億枚超の試験紙の生産能力会社の記述。市場シェアの出典は確認していない
2020年12月保健福祉部の「革新医療機器企業」に指定公的な指定
2023年7月AgaMatrix, Inc.(米国)を取得(KRW 37,437百万、持分100%)米国の血糖測定器の事業と顧客基盤
2023年9月CareSens Air(CGM)を発売(韓国初の国産CGMと会社の沿革に記載)。10月に松島第2工場が竣工自社CGMの入口
2024年欧州などで発売(2024年末までに14か国)。4月にKRW 50,000百万の私募転換社債海外展開と資金調達
2025年3月改良版のCareSens Airが韓国・欧州で発売。欧州でCEの承認(3月25日)。ウォームアップを2時間から30分に短縮、任意の較正、スマートウォッチのアプリ会社の発表
2025年4月サムスンと「My Health Phone」を発売(会社の沿革)スマートフォン・ウォッチとの連携
2025年10月・11月CareSens Air Receiver(専用表示器)を欧州で発売。2025年末までに30か国超へ拡大する計画、保険償還は韓国を含む6か国で確保と会社が発表欧州の償還・公共調達の要件を満たすための表示器
2026年2月LifeScanとの提携を発表。OneTouch Vitaブランドの連続測定を、ドイツ・アイルランド・ポルトガル・ベルギーで2027年の初めまでに発売する見込み会社のCGMの供給・製造を他社ブランドに広げる
2026年3月・9月ATTD 2026で次世代の「CareSens Air 2」を紹介。EASD 2026(9月28日〜10月2日)では、2027年の初めの発売予定、小型・軽量のセンサー、装着期間の延長、新しいアプリ、Samsung Healthとの連携を紹介と案内会社の案内(確認できた範囲)

7. 今後の計画

以下はいずれも会社の計画・見込みであり、達成された事実ではありません 未確定/将来。

CareSens Air 22027年の初めに発売予定小型・軽量のセンサー、装着期間の延長(日数は不明)、新アプリ。CE取得は未確認
LifeScanとの提携OneTouch Vitaブランドドイツ・アイルランド・ポルトガル・ベルギーで2027年の初めまでに発売見込み。その後に市場を拡大
CGMの生産年200万個の能力2025年の稼働率28.2%。設備の残りの投資はKRW 22,400百万(第27期以降を含む計画)
販売国2025年末までに30か国超会社の2025年10月の見込み。実際の到達は確認していない
確認できなかったこと

CGMの売上額(事業報告書の連結売上の内訳)、CareSens Air 2の承認の状況と装着日数、米国(FDA)への申請の有無、日本での位置づけ、LifeScanとの契約の金額・期間・独占条件、CGMセンサーの酵素以外の材料(電極・膜)、試験紙の酵素・メディエーター、CGMの製造委託先・部材の供給元、大学や公的機関との共同研究の具体名。

8. この会社はバイオセンサーで何を目指しているか

会社が資料に直接書いている部分と、本稿が読み取った部分を分けます。推測は一次情報から本稿が読み取った解釈です。

読み取れること根拠となる一次情報区分
試験紙の製造力を、CGMの製造・供給にも生かし、他社ブランドで売るLifeScanのリリースは「i-SENSの先進技術と製造能力」と「OneTouchのブランドと流通網」を組み合わせると説明。IR資料にも「CareSens Airまたはプライベートブランドの供給」と読める記載事実(提携の内容)/推測(試験紙の経験との関係)
欧州で、償還と公共調達の要件に合わせて製品を揃える専用表示器(Receiver)を、ドイツ・オランダの償還の要件、イタリア・フィンランド・スペインの公共調達の要件のために発売したと会社が説明事実(会社の説明)
CGMをデータ管理とスマートフォン・時計の連携まで含めて広げるSens365(医療従事者向けのデータ管理)、スマートウォッチのアプリ、Samsung Healthとの連携、サムスンとのMy Health Phone事実(製品・連携)/推測(狙い)
CGMの生産に大きな余力を先に作る生産能力200万個/年に対し、2025年の生産は56万個(稼働率28.2%)。設備投資の残りが続く事実(数字)/推測(先行投資の意図)
推測の根拠を1つだけ詳しく

「CGMの生産に大きな余力を先に作っている」という読みの根拠は、事業報告書の生産表です。 2025年のCGMの生産能力は年200万個(前年の50万個から4倍)、生産実績は563,598個(前年183,570個)で、平均稼働率は28.2%でした。2026年上半期の生産実績は563,216個で、半年で前年の通年に並びました 事実。 会社は2025年10月に「松島第2工場の自動化ラインの完成で年200万個の能力を確保」と説明しています。一方、この能力が埋まるだけの注文があるかは書かれておらず、LifeScan向けの供給量も開示されていません 未確定/将来。

9. バイオセンサー分野の提携マッピング

i-SENSを中心とした提携・供給・出資の関係 DART、会社の公式ニュース、LifeScanのリリースに記載のある関係のみ。報道ベースの関係は含まない i-SENS CareSens LifeScan(米国) OneTouch VitaのCGM(2027年初め) Samsung Electronics My Health Phone、Samsung Health Arkray, Inc.(日本) 最大の顧客(売上の約14.8%) AgaMatrix(米国) 2023年に買収(持分100%) CoaguSense(米国) 血液凝固。持分75.3% ODM・OEMの取引先 ReliOn Premier、BGStarほか 契約の金額・期間は非公開 共同開発・連携 製造受託・供給 出資・買収
図2 i-SENSを中心とした提携・供給・出資の関係。出典:DART事業報告書(2025年12月期)、会社の公式ニュースと沿革、LifeScanのリリース。濃紺の実線は共同開発・連携、オレンジは製造受託・供給、点線は出資・買収を表します。LifeScanは「i-SENSの技術と製造能力」を使うと発表しており、ここでは連携として描きました(供給・製造の契約内容は非公開)。ODM・OEMのブランド名の所有者は、資料に書かれていないため社名にしていません。

確認できる関係は、LifeScan(CGMの提携)、サムスン(機器・アプリの連携)、Arkray(最大の顧客)、AgaMatrixとCoaguSense(子会社)です 事実。 ODMのブランド(ReliOn Premier、BGStar、Barozen)の所有者、OEM先の社名、CGMの部材の供給元は、確認した資料にありません 未確定/将来。

10. 提供している技術・製品・サービス

以下の性能値はメーカー公称(会社のマニュアル)で、試験の条件(参照法・被験者数)とセットで読む必要があり、異なる試験の値や他社製品と並べて優劣をつけることはできません。

区分公式資料に載っている内容ひとこと
血糖測定器とストリップ(CareSens、NoCoding1ほか)測定器、酵素を含むストリップ、ランセット。2025年のストリップ生産は16.7億枚。自社ブランドとODM・OEM。ISO 15197に適合する体制と事業報告書に記載FDAの一般用(OTC)の血糖測定器の区分。技術解説「電気化学センサー」を参照
CGM(CareSens Air)センサーを上腕の背側に装着、最長15日、5分ごとにBluetoothで送信。寸法35.2×19.2×5.0 mm、重さ4.5 g。防水IP48(水深1 mで24時間)。電池はCR1632。EO滅菌、有効期間18か月装着部位と日数はマニュアルの記載
表示器・アプリ・データ管理CareSens Air Receiver(専用表示器)、CareSens Airアプリ、Sens365(医療従事者との共有)スマートフォンが使えない場合などに表示器を使う
POCT(現場検査)i-Smart 30・300(電解質・血液ガス)、A1Care(HbA1c)、Coag-Sense(血液凝固)、免疫測定の分析器。2025年の売上は電解質・ガス18,954百万、凝固19,055百万光学測定を使う機器も含む
動物用の診断動物病院向けの診断システム(公式サイトの製品区分)本稿では詳しく扱わない

CareSens Airの性能(会社のマニュアル)

項目値条件・出所
全体のMARD9.5%(2022年の試験)/8.7%(2024年の試験)2022年:18歳以上の1型・2型糖尿病50人、比較値は静脈血。2024年:同30人、比較値は毛細血管血。同じ条件の比較ではない
装着日数別のMARD(2022年)1日目11.6%、2日目10.3%、5日目9.4%、6日目9.3%、10日目9.1%、15日目7.7%同じ試験
装着期間別のMARD(2024年)2〜5日9.7%、6〜10日7.9%、11〜15日8.5%同じ試験
測定範囲・方式40〜500 mg/dL、電気化学、GDH-FADマニュアルの技術データ
使用・保管条件使用10〜45°C/保管5〜30°C使用中の表面温度は最大48°C

マニュアルは、組織間液のグルコースは血中の値より5〜15分遅れて変わること、ビタミンCの点滴で測定値が実際より高く出ることがあること、X線・MRI・CTの前にセンサーを外すこと、妊娠中・授乳中・透析中・重症の人は評価・承認されていないことを書いています 事実。本稿は測定値の読み方や使い方を助言するものではありません。

素材技術者の視点:「試験紙の会社」の素材は、ペースト、酵素、接着テープにある

試験紙とCGMのどちらも、酵素が起こした反応を電極で電流として読む点は共通です(本シリーズの技術解説「酵素と電極界面の材料」を参照)。 事業報告書から読み取れる素材の点は次のとおりです 事実。

  • 電極のペースト:カーボンペーストが原材料の購入額の15.4%(2025年)。印刷した電極の品質が、試験紙の安定性(生産工程の安定化)を決めると会社は説明します。
  • CGMの酵素:GDH-FAD。FAD-GDHは酸素の濃度の影響を受けにくい酵素として一般に説明されます(本稿の解説)。ビタミンC(アスコルビン酸)の点滴で高く出ることは、電極で酸化されやすい物質の影響という電気化学方式に共通の課題です(本稿の解説)。
  • 滅菌と保管:EO滅菌、有効期間18か月、保管5〜30°C。包装はTyvekとPET、PETとアルミのシート、乾燥剤入り。
  • 皮膚への固定:会社は「安全で耐久性のある皮膚用の粘着テープ」と説明し、装着15日と防水IP48に耐えることが設計課題です(本シリーズの技術解説「パッチ型センサーと皮膚接着」を参照)。
  • 測定器の筐体:FDA文書(K170614)には、測定器のケースの材質がPC→PMMA(画面)、POM(排出ボタン)、TPE(足)、シリコーンゴム(ボタン)に変わったと書かれています。

一方、CGMの電極材料・メディエーター・拡散を制限する膜、試験紙の酵素の種類は、確認した資料に書かれていません。本稿は推測で補いません。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
顧客・OEM/ODMへの依存Arkray, Inc. が2025年の連結売上の約14.8%(前年約17.6%)。売上の多くをODM・OEMの取引先が占める。取引の内容は書かれていない事実/推測(依存の度合い)
利益の変動連結の当期純損益は、2024年がKRW -1,953百万、2025年が-6,690百万の赤字、2026年上半期は5,571百万の黒字。営業利益は2024年に2,658百万まで低下。赤字の主な要因は本稿では確認していない事実
為替輸出が売上の約8割で、米ドルとユーロの為替リスクがある。一部を為替予約などで抑えると事業報告書に記載事実
CGMの立ち上がりCGMの生産能力に対する2025年の稼働率は28.2%。売上は小さく(2025年上半期KRW 6.7十億)、事業報告書の連結売上の内訳には単独で出ない。米国(FDA)での位置づけは確認できなかった事実/未確定/将来
競合との差事業報告書は、世界の大手4社と比べて資金力とブランド認知度が弱いと自ら述べる事実
子会社の損失と財務CoaguSenseや香港子会社などで当期純損失(2025年)。負債比率は70.7%(前年72.3%)。CBの残りKRW 19,242百万、麻谷産業団地への約定KRW 12,044百万事実
提携の内容の非公開LifeScanとの提携の金額・期間・独占条件、発売時期は2027年初めまでの見込み。CareSens Air 2の承認は確認できていない未確定/将来
材料・干渉CGMはビタミンCの点滴で高く出ることがあるとマニュアルが記載。電気化学方式に共通の課題事実

12. 用語集

ODM/OEM
ODMは相手先のブランドで売る製品を設計から製造まで受託する形、OEMは相手の設計で製造を受託する形。
ストリップ(試験紙)
血液をつけて使う使い捨ての電極つきの試験紙。酵素を含み、反応を電流にして測る。
CGM(連続グルコース測定)
皮下の間質液のグルコースを、センサーで連続して測る方式。
GDH-FAD
FAD依存型のグルコース脱水素酵素。グルコースを酸化し、電子を電極に渡す側の酵素。
MARD
平均絶対相対差。センサーの値と比較値の差の割合を平均した指標。試験の条件で値が変わる。
POCT
現場検査。中央検査室ではなく患者のいる場所で行う検査。
DART
韓国の電子公示システム。上場企業の事業報告書・半期報告書などが公開される。
KOSDAQ
韓国の新興企業向けの株式市場。
510(k) clearance
FDAが、既に販売されている同等の機器との実質的同等性を認める区分。De Novo認可やPMA承認とは異なる。
OTC(一般用)
処方箋なしで使える区分。FDAの血糖測定器の製品コードNBWは一般用の血糖測定システム。
概念図:試験紙の電極を印刷して切り出す工程と、血糖測定器、上腕に貼る連続測定センサー
図3 i-SENSの製品づくりの概念図(AI生成による概念図。実際の工場や製品を写したものではありません)。左:電極を印刷した長いフィルムから試験紙を切り出す工程、中央:血糖測定器と試験紙、右:上腕に貼った小型の連続測定センサーと専用の表示器を1枚に描いています。

13. 出典

  1. DART(韓国の電子公示) 事業報告書(2025年12月期、2026年3月18日提出、第26期)。会社概要、主要製品と売上、原材料・生産設備、販売実績、研究開発、財務、従業員、子会社・出資、MD&A。 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657
  2. DART(韓国の電子公示) 半期報告書(2026年6月30日、2026年8月14日提出、第27期)。2026年上半期の売上・利益、生産、研究開発、資金調達、偶発債務。 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
  3. i-SENS 公式サイト History(沿革)。 https://i-sens.com/history/
  4. i-SENS 公式ニュース「LifeScan Announces Transformational Partnership with i-SENS to Launch OneTouch Continuous Glucose Monitoring System」(2026年2月)。 https://i-sens.com/lifescan-announces-transformational-partnership-with-i-sens-to-launch-onetouch-continuous-glucose-monitoring-system/
  5. LifeScan プレスリリース(2026年2月11日)。i-SENSとの提携でOneTouch Vitaブランドの連続グルコース測定を欧州で発売予定。 https://www.lifescan.com/news-and-updates/2026-press-releases/lifescan-announces-transformational-partnership-with-i-sens-to
  6. i-SENS 公式ニュース「i-SENS Announces Global Launch of CareSens Air Receiver」(2025年10月)。 https://i-sens.com/i-sens-announces-global-launch-of-caresens-air-receiver/
  7. i-SENS 公式ニュース「Spotlight on i-SENS at ATTD 2025」。改良版CareSens AirのCE承認(2025年3月25日)、ウォームアップの短縮。 https://i-sens.com/spotlight-on-i-sens-at-attd-2025/
  8. i-SENS 公式ニュース「i-SENS to Showcase Next-Generation CGM Innovations at EASD 2026」。CareSens Air 2、Sens365、Samsung Health連携。 https://i-sens.com/i-sens-to-showcase-next-generation-cgm-innovations-at-easd-2026/
  9. i-SENS 公式ニュース「i-SENS Unveils the Next Chapter of CGM at ATTD 2026」。 https://i-sens.com/i-sens-unveils-the-next-chapter-of-cgm-at-attd-2026/
  10. i-SENS CareSens Air ユーザーマニュアル(15日版、PCGAA-000123 REV6、2026年3月)。用途、禁忌、仕様、精度。 https://caresensair.com/downloads/3168/
  11. i-SENS CareSens Air 公式製品ページ(15日、5分ごと、寸法、防水)。 https://caresensair.com/en_US/content/product_01/
  12. i-SENS Company Presentation 4Q 2024(IR資料、一部の文字が欠けて読める範囲のみ確認)。 https://i-sens.com/PDF/i-SENS-Company-Presentation-4Q-2024.pdf
  13. FDA(openFDA) 510(k) データベースでの I-Sens, Inc. の記録(27件、2008〜2023年の判定)。 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=applicant:%22I-Sens%22&limit=30
  14. FDA 510(k) K170614 CareSens N Premier Blood Glucose Monitoring System(2017年10月19日)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf17/K170614.pdf
  15. FDA 510(k) K230625 ReliOn Premier BLU Blood Glucose Monitoring System(2023年8月10日)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K230625.pdf
  16. FDA(openFDA) 510(k) データベースでの AgaMatrix の記録(K241304 WaveSense Jazz、2024年6月6日など)。 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=applicant:AgaMatrix&limit=20
  17. i-SENS 公式サイト(トップページ。ロゴ画像の取得元)。 https://i-sens.com/

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
正式名称、設立日(2000年5月4日)、KOSDAQ上場(2013年1月30日)、本社所在地、中堅企業事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657
連結の売上・営業利益・当期純利益(2023〜2025年)、2026年上半期の数字事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
2025年の売上の内訳(血糖測定器・ストリップ81.1%、電解質・ガス6.0%、凝固6.0%、商品6.0%、その他0.9%)と主要ブランド(自社・ODM・OEM)事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657
輸出247,034百万、顧客所在地別の売上、Arkray, Inc. への売上46,671百万事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657
従業員957人(2025年末)・997人(2026年6月末)、研究所の構成(3研究所・12チーム)事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
研究開発費・売上比・政府補助金事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
生産能力と生産実績(ストリップ、測定器、CGM)、稼働率事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
設備:松島第2工場の投資、CGM生産設備の計画(総額33,910百万、年度別)、麻谷産業団地の約定事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
AgaMatrix(2023年7月10日、100%、KRW 37,437百万)、CoaguSense(持分75.3%)、出資の件数、転換社債KRW 50,000百万事実出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典2 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260814001297
沿革:CareSens(2003年)、CareSens Air発売(2023年9月)、AgaMatrix買収、松島第2工場、サムスンとのMy Health Phone、革新医療機器企業の指定事実出典3 https://i-sens.com/history/
改良版CareSens AirのCE承認(2025年3月25日)、ウォームアップの短縮、14か国での発売事実出典7 https://i-sens.com/spotlight-on-i-sens-at-attd-2025/
CareSens Air Receiver、30か国超への拡大計画、保険償還6か国、CGM売上(2024年KRW 6.0十億、2025年上半期KRW 6.7十億)、年200万個の能力事実出典6 https://i-sens.com/i-sens-announces-global-launch-of-caresens-air-receiver/
LifeScanとの提携(OneTouch Vita、2027年初めまでにドイツ・アイルランド・ポルトガル・ベルギーで発売見込み)未確定/将来出典4 https://i-sens.com/lifescan-announces-transformational-partnership-with-i-sens-to-launch-onetouch-continuous-glucose-monitoring-system/ 出典5 https://www.lifescan.com/news-and-updates/2026-press-releases/lifescan-announces-transformational-partnership-with-i-sens-to
CareSens Air 2(2027年初め発売予定)、Sens365、Samsung Healthとの連携未確定/将来出典8 https://i-sens.com/i-sens-to-showcase-next-generation-cgm-innovations-at-easd-2026/ 出典9 https://i-sens.com/i-sens-unveils-the-next-chapter-of-cgm-at-attd-2026/
CareSens Airの用途、禁忌、仕様(GDH-FAD、40〜500 mg/dL、15日、寸法、IP48、EO滅菌、18か月)、MARD、ビタミンC、保管・使用条件事実出典10 https://caresensair.com/downloads/3168/ 出典11 https://caresensair.com/en_US/content/product_01/
FDA 510(k):I-Sens, Inc. の27件、K170614(CareSens N Premier)、K230625(ReliOn Premier BLU)事実出典13 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=applicant:%22I-Sens%22&limit=30 出典14 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf17/K170614.pdf 出典15 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K230625.pdf
AgaMatrixのFDA 510(k)(K241304、2024年6月6日ほか)事実出典16 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=applicant:AgaMatrix&limit=20
測定器ケースの材質の変更(PC→PMMA、POM、TPE、シリコーンゴム)事実出典14 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf17/K170614.pdf
IR資料にあるCGMの供給方針(CareSens Airまたはプライベートブランド供給、国別の自動化生産)、松島工場のストリップ能力の拡張事実出典12 https://i-sens.com/PDF/i-SENS-Company-Presentation-4Q-2024.pdf
FDAのデータベースでi-SENSのCGMを確認できなかったこと、PMDAでの位置づけ、CGMの酵素以外の材料、LifeScanとの契約条件、ODMブランドの所有者未確定/将来確認した資料に記載なし。確認できず。存在しないとも断定しない 出典1 https://dart.fss.or.kr/dsaf001/main.do?rcpNo=20260318001657 出典13 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=applicant:%22I-Sens%22&limit=30 出典10 https://caresensair.com/downloads/3168/
輸出の割合約78.3%、Arkrayの割合約14.8%、設備投資の残り22,400百万本稿の計算本稿による割り算・足し算(出典1の数値から)
4類型の区分と企業名の例示本稿の計算本稿による整理。企業名は本シリーズで扱う企業から例示
試験紙の製造力をCGMの製造・供給に生かして他社ブランドで売るという読み推測出典4・5・12からの本稿の解釈
CGMの生産に余力を先に作っているという読み推測出典1・2・6の生産能力・実績の数字からの本稿の解釈
データ管理・スマートフォン連携まで広げる狙いという読み推測出典8・10の製品・連携の記載からの本稿の解釈
FAD-GDHが酸素の濃度の影響を受けにくいという一般的な説明、電極で酸化されやすい物質の影響本稿の解説本稿の解説(素材技術者の視点)。出典10の事実を材料の観点で整理

最終更新:2026年10月3日/Troy Technical
本稿の数値は、i-SENSのDART事業報告書・半期報告書、会社の公式サイトとマニュアル、LifeScanのリリース、FDAの公開文書に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません(会社の沿革にある市場シェアは、会社自身の記述として断って使用)。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。本稿は製品の使用を勧めるものではなく、治療や測定値の読み方に関する助言ではありません。