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デクスコム 企業解説

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COMPANY PROFILE / バイオセンサー

デクスコム
― 皮下のワイヤ型センサーで血糖を連続して測る専業メーカー。処方用のG7に加え、店頭で買えるStelo(OTC)へ広げている

バイオセンサーの話題でDexcomの名前が出るのは、連続グルコース測定(CGM)だけを事業の中心に置く、数少ない専業の上場企業だからです。 2025年の売上は46億6,200万ドル、研究開発費は5億9,910万ドル、従業員は約11,100人(いずれも年次報告書〔10-K〕)。 主力のG7系は処方が必要な医療機器で、2024年に発売したStelo(ステロ)は、インスリンを使わない人向けの市販(OTC)枠として、FDA(米国食品医薬品局)の510(k)適合を受けています。 本稿は、この会社が何を作り、何に投じ、どこと組み、何が課題かを、一次資料の範囲で整理します。製品の使用を勧める記事ではありません。

構成:Form 10-K(2025年度)、Form 10-Q(2026年4〜6月期)、決算・投資家向け説明会の8-K、FDAの510(k)・De Novo文書とリコールデータベース、ClinicalTrials.govを一次情報として使用/最終更新 2026年10月

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるDexcomと、バイオセンサーでの立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. バイオセンサーの世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模
  5. バイオセンサーにかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社はバイオセンサーで何を目指しているか
  9. バイオセンサー分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるデクスコムと、バイオセンサーでの立ち位置

正式名称DexCom, Inc.日本語表記はデクスコム。10-Kの法人名は DexCom, Inc.、ブランド表記は Dexcom。1999年創業(会社の記載)
本社米国カリフォルニア州サンディエゴデラウェア州法人。製造は米アリゾナ州メサ、マレーシア・ペナン
上場ナスダック(DXCM)10-Kの記載
この分野での区分糖尿病・連続測定(主)
ウェアラブル・消費者向け(従)
主力はCGM。Stelo(OTC)が消費者向けの入口
売上(2025年)46億6,200万ドル前年は40億3,300万ドル。10-Kの値
研究開発費(2025年)5億9,910万ドル売上の13%(10-Kの比率)
従業員約11,100人2025年12月31日現在。うち常勤11,000人
中心となる測定対象・技術間質液中のグルコース
(皮下のワイヤ型センサー)
FDA文書:グルコースオキシダーゼによる電流計測(アンペロメトリー)
まず押さえるべき1点

Dexcomは「センサー本体の製造」と「臨床・規制・保険の枠組み」の両方を自社で抱える専業で、売上の約85%は卸・薬局などの販売業者(distributor)経由です 本稿の計算(2025年:販売業者39億5,900万ドル÷総売上46億6,200万ドル)。 10-Kによると、2025年に売上の10%以上を占めた顧客は匿名の3社です 事実。 つまり測定の技術力だけでなく、規制当局(FDA)の文書、公的・民間の保険償還、少数の大口販売先の動向が、そのまま事業の姿を決めます。 一方、このうち製造現場の詳細(歩留まり、不良率、素材の調達先)は公表されていません 未確定/将来。

2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:10-Kに載る法人名は DexCom, Inc.(C が大文字)で、ブランドとしては Dexcom と書かれます。本稿は題名とブランドの文脈では Dexcom と書きます。 G7、G7 15 Day、Stelo、Dexcom ONE+ は製品名であって会社ではありません。 ロゴ画像は同社の公式サイト(dexcom.com)が公開しているロゴを取得し、単色(黒)で表示しています。

公式サイト:https://www.dexcom.com/

3. バイオセンサーの世界で、この会社はどこにいるか

バイオセンサーに関わる企業の4つの類型 同じ「センサーの会社」でも、測る場面・売り先・規制の重さがまったく違う 糖尿病・連続測定 体外診断・POCT ウェアラブル・消費者 材料・部品 血糖を連続で測る 検査機器と試薬を売る 日常の計測を機器に載せる 酵素や電極素材を供給 Dexcom/Abbott Medtronic/Senseonics Roche/bioMérieux Siemens Healthineers Apple/Samsung Oura ほか 東洋紡/Paragraf ほか センサーと臨床データ 据付済みの装置網 多数の利用者と普及 素材性能と品質の安定 規制と償還に左右 検査需要と償還に左右 医療の主張に制約 完成品の需要に左右 Dexcomは左端のCGM専業が主で、従として右から2番目の消費者向けにも広げている 売上の主力は処方用のG7系。市販(OTC)のStelo(2024年発売)が消費者向けの入口
図1 バイオセンサーに関わる企業の4類型と、Dexcomの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。Steloの区分は、FDA文書でOTC(処方不要)の連続グルコース測定器と記載されていることに基づきます。

4. 会社の規模

Dexcomは単一の事業(CGM)の会社なので、会社全体の数値がそのままバイオセンサー事業の数値です。以下はすべて10-Kの値です 事実。

指標(百万ドル)2023年2024年2025年2025年の前年比
売上3,622.34,033.04,662.0+15.6%(本稿の計算)
売上総利益2,288.92,438.22,801.9粗利率60.1%(2024年は60.5%)
研究開発費505.8552.4599.1+8%(10-Kの比率)
営業利益597.7600.0911.8+52%(10-Kの比率)
純利益541.5576.2836.3+45%(10-Kの比率)
2025年の売上の内訳(百万ドル)米国米国外合計
販売業者(distributor)経由3,195.7763.33,959.0
直販(direct)139.2563.8703.0
合計3,334.91,327.14,662.0

売上のうち米国が約71.5%、米国外が約28.5%です 本稿の計算。 2026年4〜6月期(第2四半期)は、売上が13億800万ドル(前年同期比+13%)、営業利益が3億1,830万ドル、純利益が2億4,910万ドルでした(10-Q) 事実。従業員は約11,100人で、うち米国が5,300人、米国外が5,800人です(2025年12月31日現在、10-K)。

ここで注意

10-Kには、売上の10%以上を占める顧客A・B・Cの比率(A=55%、B=35%、C=46%)が載っていますが、3社の比率を足すと100%を超えます。 10-Kの脚注は、「リベート(払い戻し)の扱いのため、合計が100%を超えることがある」と説明しています。 3社の社名と、どの区分の売上かは開示されていません。本稿は、これらを根拠にした推計をしません 未確定/将来。

5. バイオセンサーにかけているリソース

Dexcomは会社全体がバイオセンサー事業なので、人・金は会社全体の数値がそのまま当てはまります。一方で、研究開発の人員数、センサーの製造コスト、歩留まりなどは公表されていません。

リソース一次情報で確認できた内容区分
人従業員は約11,100人(2025年12月31日)。米国5,300人、米国外5,800人。10-Kの拠点表では、サンディエゴが本社・研究開発・製造、メサとペナンが製造、アセンリー(建設中)が製造。研究開発だけの人員数は非公表事実/一部非公表
金(研究開発)2023年5億580万ドル→2024年5億5,240万ドル→2025年5億9,910万ドル。2026年4〜6月期は1億5,300万ドル(売上比12%)。費用の内容は「センシング技術、臨床試験、規制、品質保証、人件費、業務委託」と10-Kが説明事実
金(設備投資)有形固定資産の購入は2023年2億3,660万ドル→2024年3億5,880万ドル→2025年3億6,350万ドル。2026年上半期は1億6,130万ドル。建設仮勘定(建設中の設備)は2026年6月末に6億1,440万ドル事実
生産拠点米国アリゾナ州メサとマレーシア・ペナンで主に製造。アイルランド・アセンリーに新工場を建設中で、「製造能力を大きく増やす」と10-Kが説明(完成時期の記載は確認できず)。マレーシア工場は2023年に最初の建設段階を終えて商用生産を開始事実/完成時期は未確認
買収・出資・合弁① 2024年11月 Ouraへ7,500万ドルを出資(Series D。会社の発表)。② 非上場企業への出資(non-marketable equity securities)の残高は2026年6月末に2億950万ドル(社名は非開示)。③ 2026年4〜6月期に、ある企業を取得(10-Q。社名・取得額の内訳は非開示。取得した技術を主とする無形資産4,870万ドルを計上、現金支出は4,120万ドル)。④ 2018年のVerily Life Sciencesとの共同開発・ライセンス契約(2018年11月20日付で改訂再契約)。10-Kの税金の説明に、2024年のVerilyへのマイルストーン支払い(Verily milestone payment)への言及あり(金額は本稿の確認範囲では未確認)事実/一部社名非開示
大学・研究機関・公的資金ClinicalTrials.govでDexcomが試験の責任企業(スポンサー)または協力者として登録された試験は171件(2026年10月3日に検索)。代表例のCONNECT試験(NCT06601166)は、Dexcomがスポンサーで、Jaeb Center for Health Research、Scripps Research Digital Trial Center、Precision Data Healthが協力。NIH等の公的資金による助成の記載は10-Kで確認できず事実/公的資金は確認できず

規制上の位置づけ(FDAの公式文書で確認できたもの)

製品用途(FDA文書の記載)区分・番号日付
Dexcom G6糖尿病の管理。2歳以上。処方用。指先穿刺の代替として治療判断に使うことを意図De Novo認可 DEN170088(21 CFR 862.1355、Class II、製品コードQBJ)2018年3月27日
Dexcom G7糖尿病の管理。2歳以上。処方用。自動インスリン投与システムなど他機器との通信も意図510(k)適合(clearance) K213919(製品コードQBJ)2022年12月7日
Dexcom G7 15 Day糖尿病の管理。18歳以上。処方用。装着期間は15.5日(10-K)510(k)適合 K243214(QBJ)2025年4月9日
Stelo(初回)インスリンを使わない18歳以上向けの市販(OTC)の連続グルコース測定器510(k)適合 K234070(製品コードSAF)2024年3月5日
Stelo(年齢拡大)インスリンを使わない2歳以上向けのOTC(18歳未満は保護者の監督が必要とFDA文書にある)510(k)適合 K260935(製品コードSBH)2026年6月12日
Dexcom Smart Basal2型糖尿病で長時間作用型インスリンを使う18歳以上向けの、インスリン用量計算ソフトウェア(処方が必要)510(k)適合 K252818(QRX)2025年11月18日

10-Kはこれらの510(k)を含めて「approval(承認)」という語を使うことがありますが、FDAの区分としてはG7・G7 15 Day・Steloとも510(k)適合(clearance)で、G6はDe Novo認可です。PMA承認ではありません。 欧州では、G7が2022年3月に、Dexcom ONE+が2023年11月にCEマークを得たと10-Kに書かれています。日本の承認・認証の状況は、本稿では確認していません 未確定/将来。

素材技術者の視点:同じ部品の使い回しが、規制の道筋まで決める

Steloの最初の510(k)(K234070)は、G7を比較対象(predicate)とし、「同一のハードウェア・材料・化学組成・動作原理・エネルギー源をもつ」と書かれています 事実。つまり、センサーの素材と構造を変えずに、用途(誰が・どこで使うか)だけを変えて別の区分で出す方法です。 素材の面では、一度立ち上げた「ワイヤ状センサー+接着パッチ+送信器」の設計と、その生体適合性・滅菌・保管安定性のデータを、複数の製品に再利用できる強みがあると読めます 未確定/将来。ただし、再利用が通る範囲を決めるのはFDAで、会社ではありません。

6. これまでの取り組み

時期できごと意味
1999年創業(会社の記載)グルコースのバイオセンシングで25年以上と会社が記載
2006年最初の製品をFDAから認可を受けて発売(10-Kの記載。当時の区分は本稿では未確認)CGMの商用化の出発点
2018年3月27日G6がDe Novo認可(DEN170088)。10-Kは「他の機器と組み合わせる統合型システムとして使うことが認められた最初のCGM」と説明以降、この種の機器は510(k)で出せるようになったと10-Kが記載
2018年11月20日Verily Life Sciencesとの共同開発・ライセンス契約を改訂して再契約(10-Kの契約一覧)Verilyは旧Google Life Sciences(10-Kの記載)。契約の細部は非公開
2022年12月7日G7が510(k)適合(K213919)。2023年に発売送信器一体型。欧州ではCEマークを2022年3月に取得
2024年3月5日Steloが510(k)適合(K234070)。2024年8月に発売10-Kは「米国初のOTCのグルコースバイオセンサー」と会社の言葉で記載
2024年11月19日Ouraへ7,500万ドルを出資(Series D)。アプリ間の連携と相互販売を発表消費者向けウェアラブルとの接続
2024年12月20日Abbott Diabetes Careとの「機密の和解・特許ライセンス契約」を締結(10-Kの契約一覧)競合との係争を整理。内容は非公開
2025年3月4日FDAから警告書(warning letter)を受領。サンディエゴ(2024年10〜11月に査察)とメサ(2024年6月に査察)の製造工程・品質管理の不備会社は「製品の製造・販売・出荷は制限されず、リコールも求められていない」と8-Kで説明
2025年4月9日G7 15 Dayが510(k)適合(K243214)。2025年末に発売装着期間を15.5日に延長。対象は18歳以上
2025年11月18日Smart Basal(インスリン用量計算ソフト)が510(k)適合(K252818)センサー情報を使うソフトウェアへ範囲を拡大
2026年5月14日投資家説明会(アリゾナ州メサ)。2030年までの長期目標を公表会社の目標であり実績ではない
2026年5月26〜27日G7の特定ロット2つが盗難により流通したとして、訂正通知(correction notification)を発出。FDAのリコールデータベースに2026年5月27日開始で掲載下の「リスク」で事実のみを記載
2026年6月12日Steloの年齢を2歳以上に広げる510(k)適合(K260935)OTCの対象拡大
2026年4〜6月期ある企業を取得(社名非開示。無形資産4,870万ドル)10-Qの記載

7. 今後の計画

2026年の売上見通し51.8億〜52.5億ドル前年比+11〜13%の見込み。2026年7月30日に引き上げ
2026年の非GAAP営業利益率約23.5〜24%会社の見通し(実績ではない)
2030年までの長期目標実質売上成長 毎年10%以上2030年の非GAAP粗利率67〜69%、営業利益率29〜30%
製造の拡張アイルランド・アセンリー建設中。稼働時期は記載を確認できず

ほかに、次の計画や予定が一次資料に書かれています 未確定/将来。

  • 旧世代の整理:G6の利用者を2026年末までにG7・G7 15 Dayへ移す予定。Dexcom ONEも2026年末までに段階的に終了する見込み。2026年4〜6月期には、G6製造の終了計画を理由の一つとする在庫評価損を計上(上半期で8,420万ドル)
  • Steloの強化:新しいアプリ(AIによる傾向の提示、食事記録の強化)を2026年4〜6月期に順次展開開始と発表
  • 新しい用途の探索:10-Qは「前糖尿病の人、肥満の人、妊娠中の人、入院中の人」への展開を探ると書き、「将来はグルコース以外の測定に技術を広げる可能性がある」と述べる(計画ではなく探索)
  • 臨床試験:CONNECT試験(2型糖尿病でインスリン非使用の成人、26週)は、2026年5月13日に主要評価の期間を終了(ClinicalTrials.govの実績日)。会社は2026年4〜6月期に「通常診療に比べて有意な血糖管理の改善」を示す結果を発表(会社の説明。数値は本稿で未確認)。全体の完了予定は2026年12月(推定)
  • 公的保険の変更(会社の外の動き):米国メディケアは2027年からCGMを競争入札の対象に加え、支払いの変更は2028年1月1日から。CGMの契約業者は10社が選ばれる見込みと10-Kが記載
確認できなかったこと

アセンリー工場の稼働開始時期と投資総額/センサーの歩留まりや不良率/素材・部品の調達先の社名/警告書が解決したかどうか(2026年2月の10-Kは「応答中」と書き、2026年7月の10-Qでは該当の記載を確認できず)/研究開発の人員数/日本での承認・認証の状況。いずれも本稿が確認した一次資料には見当たりません。

8. この会社はバイオセンサーで何を目指しているか

会社が「目指す」と直接書いている部分と、本稿が読み取った部分を分けます。推測は一次情報から本稿が読み取った解釈で、会社の公表内容ではありません。

読み取れること根拠となる一次情報区分
血糖の連続測定を、インスリン使用者から、使わない人・健康管理の消費者へ広げる10-Qの「New Opportunities」は前糖尿病・肥満・妊娠・入院を挙げる。Stelo(OTC)の発売、2026年のStelo年齢拡大、Ouraへの出資、CONNECT試験(インスリン非使用の2型糖尿病)事実(会社の説明)/推測(その狙いの強さ)
製造能力の拡大で、需要の伸びに供給で応える設備投資は年3億6,000万ドル規模。マレーシアで商用生産を開始、アイルランドに新工場。10-Kは「製造能力を現在の水準から大幅に増やす必要がある」と書く事実/推測
センサーだけでなく、測定値を使うソフトウェア(用量計算、AI分析)に範囲を広げるSmart Basalの510(k)適合、10-Qの「インテリジェントなインスリン投与を可能にする将来世代」「機械学習で予測的な洞察を作る」との記載事実(記載)/推測(重点度)
他社の自動インスリン投与システムとの連携の網を保つ10-Kは「複数のインスリン送達システム企業との連携契約」を述べるが、社名は挙げていない。510(k)文書は他機器との通信を意図した用途を記載事実(連携の存在)/社名は確認できず
旧世代(G6、Dexcom ONE)を終えて、G7系に集約するG6製造の終了計画、利用者の移行を2026年末までに完了する予定との記載事実(会社の計画)
推測の根拠を1つだけ詳しく

「消費者向けに広げる」という読みの根拠は、製品の設計を変えずに区分を増やしていることです。 Steloは、G7を比較対象に「同一のハードウェア・材料・化学組成・動作原理」をもつとして2024年に510(k)適合を受け、2026年には対象年齢を18歳以上から2歳以上へ広げました 事実。 同じセンサーを、処方用(G7)と市販用(Stelo)の二つの窓口で売る形です。 10-Kはさらに、2026年1月6日のFDAのガイダンスが「一般的な健康機器(general wellness device)」の範囲を広げ、血糖を含む生体情報を示すウェアラブルにも及ぶ可能性を、競合上の論点として挙げています 事実。 ただし、Steloの売上や利用者数は10-Kに別掲されていません。消費者向けがどれほどの規模かは確かめられません 未確定/将来。

9. バイオセンサー分野の提携マッピング

Dexcomを中心とした提携・出資・契約の関係 10-K・10-Q・公式発表・ClinicalTrials.govに記載のある関係のみ。報道ベースの関係は含まない 共同開発・連携 販売 出資 特許の和解・ライセンス(競合) Dexcom CGM専業 Oura 2024年11月に7,500万ドルを出資 アプリ連携と相互販売を発表 Verily Life Sciences 共同開発・ライセンス契約 2018年11月20日付で改訂再契約 インスリン送達システムの各社 ポンプ・ペンとの連携契約 複数社。社名は10-Kに記載なし Abbott Diabetes Care 2024年12月20日付の和解・ 特許ライセンス契約(内容は機密) Jaeb/Scripps/Precision CONNECT試験の協力3機関 インスリン非使用の2型糖尿病 販売業者・薬局 売上の約85%が販売業者経由 10%超の大口は匿名の3社 材料・部品の供給元は社名の開示なし
図2 Dexcomを中心とした提携・出資・契約の関係。出典:Form 10-K(2025年度)、Form 10-Q(2026年4〜6月期)、2024年11月19日の同社発表、ClinicalTrials.gov(NCT06601166)。線の色で種類を分けています(紺=共同開発・連携、オレンジ=販売、点線=出資、一点鎖線=特許の和解・ライセンス)。社名が開示されていない関係は、社名を載せていません。

10-Kの契約一覧に載る社名つきの契約は、Verily(共同開発・ライセンス)とAbbott(和解・特許ライセンス)の2件です。Ouraは、2024年の同社発表で出資と連携が公表されました 事実。 インスリンポンプやペンの各社との連携については、10-Kが「複数の連携契約がある」と書くだけで、社名は挙げていません。 本稿は、他社の資料から社名を補うことをしません。連携の実際の対応機種は、各社の公式資料で確認が必要です。

10. 提供している技術・製品・サービス

Dexcomの製品は、体に貼るセンサーと送信器、スマートフォンのアプリ(または専用受信器)、クラウドの閲覧ソフト(Dexcom Clarity)、家族などと共有する機能(Dexcom Share/Follow)の組み合わせです 事実。 性能の数値は、メーカー公称とFDAの審査文書を区別して示します。異なる試験・製品の数値を並べた優劣の判断はしません。

製品公式資料に載っている内容ひとこと
Dexcom G7FDA文書(K213919):間質液のグルコースを、グルコースオキシダーゼの反応で電流として測定(アンペロメトリー)。測定範囲40〜400 mg/dL、ウォームアップ30分以内(27分)、装着最長10日+12時間の猶予、5分ごとに値を送信。滅菌はエチレンオキサイド(EO)。装着部位は上腕(2歳以上)、臀部上部(2〜6歳)。送信器はセンサーと一体で使い切り(10.5日)処方用。ワイヤ状の小さな柔軟なセンサーを皮下に挿入
Dexcom G7 15 DayFDA文書(K243214):成人の参加者で、静脈血漿のYSI測定を参照に、15日間の装着にわたり評価した臨床試験で、iCGMの特別管理(special controls)を満たすとしている。装着期間は15.5日、ウォームアップ60分(10-K)。会社の記載(10-K):MARD 8.0%、比較対象の±20%以内に94.2%(比較条件の詳細は10-Kに記載なし)数値は会社公称。FDA要約にMARDの数値は掲載されていない
Dexcom ONE+欧州でCEマーク(2023年11月)。妊娠中の人を含む2歳以上。G7に近い機能と10-Kが説明米国の510(k)文書は本稿では確認していない
SteloFDA文書(K234070、K260935):OTCの連続グルコース測定器。インスリンを使わない人が対象で、血糖の高低の検出と、食事や運動が血糖の動きに与える影響の理解を助けるとある。透析中、問題となる低血糖がある人、医療者に相談せず薬を調整する人、摂食障害の既往がある人は対象外とFDA文書に記載(K260935)K234070では「医療者への相談なしに測定値に基づいて医療行為をすることを意図しない」とされていた記載が、K260935で削除
Dexcom Smart BasalFDA文書(K252818):長時間作用型インスリンを使う2型糖尿病の18歳以上向けの用量計算ソフト。処方と、医療者による初期設定が必要測定値を使うソフトウェア
アプリ・クラウドDexcom Clarity(クラウドの報告ソフト)、Dexcom Share/Follow(最大10人と共有)、Apple Watchなどの表示、他社のデジタル健康アプリとの連携10-Kの記載。連携先の個別名は挙げていない
素材技術者の視点:ワイヤ状センサーのどこに素材の勝負があるか

FDAの審査文書は、G6・G7とも、間質液中のグルコースを、グルコースオキシダーゼの酵素反応で測る電流計測と説明しています 事実。この方式では、酵素が固定された電極の表面、血液成分の影響を抑える膜、生体と接する面の材料が、性能と寿命を決めます。 10-Kは、センサーの核となるワイヤは自社製造で、残りの部品は外部調達、そのうち集積回路(ASIC)、アプリケータ用のシール、センサーの高分子膜を合成する一部のポリマーは単一の調達先から買っていると書いています 事実。膜の高分子の調達先が一つであることは、素材の仕様を変えにくく、供給が止まると代替の評価に時間がかかる、という素材面のリスクを意味します 未確定/将来。

FDA文書には、干渉物質(hydroxyurea、アセトアミノフェンの大量摂取など)が測定値に影響しうる、と記載があります。10-Kは、G7の特徴として「一般的な薬剤の通常用量に影響されにくい」ことを挙げますが、これは会社の説明で、条件の詳細は本稿では確認していません。 滅菌が、G6の電子線からG7のEOに変わったことは、酵素や膜の保管安定性を維持する方法が変わったことを意味しますが、その設計判断の理由は公表されていません(推測:酵素の失活や膜への影響の管理に関わると考えられる)。 15日装着では、FDA文書が「機器関連の有害事象として、局所感染、皮膚刺激(浮腫)、痛みや不快感」を挙げ、新しいセンサーパッチがセンサーの「生存率」を高める目的で追加の臨床試験にかけられたとしています(「生存率」の定義はFDA要約に記載なし。装着が保たれる割合と読めますが、これは推測です)。長期装着では、皮膚と接着材の組み合わせが製品の成否を左右します。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
FDAの警告書2025年3月4日に受領。サンディエゴとメサの製造工程と品質管理の不備。会社は、製品の製造・販売を制限せず、リコールも求めていないと説明する一方、「解決までは追加の法的・規制措置がありうる」と述べる。2026年2月の10-Kは応答中と記載。解決したかは本稿では確認できず事実/解決の有無は未確認
リコール・訂正通知FDAのリコールデータベースに、2025〜2026年に複数件が掲載されている。例:2025年7月24日(アプリが「センサー故障」警報を出さない不具合)、2026年4月14日(アプリの表示遅延)、2026年5月27日開始(廃棄予定だったG7センサーの2ロットが廃棄過程で盗まれ、薬局・販売業者に売られた。1ロットは滅菌が不十分、もう1ロットはセンサーの無反応または不正確のおそれで廃棄指定されていた)。個別の利用者への対応は各通知による。本稿は利用者への助言をしない事実(FDA記録の記載)
訴訟① 証券集団訴訟(カリフォルニア南部地区、ニューヨーク南部地区の連邦地裁):2024年の売上見通しなどに関する発言が争点。カリフォルニアの件は2026年1月に一部が訂正の機会つきで退けられ、第2次修正訴状に対して会社が棄却を申し立て中(10-Q)。② 株主代表訴訟が複数(証券集団訴訟の結論まで停止)。③ G6・G7の利用者による消費者集団訴訟(2025年9月〜2026年1月に6件):購入した機器が表示どおりに機能しない、などを原告が主張(原告の主張であり、会社は争う方針)。いずれも結果を見通せない、と10-Qが記載事実(10-Q)
公的保険の制度変更メディケアが2027年の契約手続きからCGMを競争入札に加え、支払い変更は2028年1月1日から。CGMの契約は10件の見込み。医療機器の売上は保険の償還条件に大きく左右される事実(10-K)/影響は推測
大口販売先への集中売上の10%以上を占める顧客が匿名の3社。販売業者経由が売上の約85%事実/本稿の計算
競合と市場の定義の変化10-Kは、Abbott、MiniMed(Medtronicの糖尿病事業)、Roche、中国の新規参入者などを競合に挙げ、Steloの競合はAbbottと記載。2026年1月のFDAガイダンスで「一般的な健康機器」の範囲が広がり、血糖を含む生体情報を示すウェアラブルに有利に働く可能性があるとも述べる事実
製造拡張の難しさ新工場の立ち上げ、設備、歩留まり、品質管理、単一調達先の素材。10-Kは、製造能力が足りないと成長が制限されうる、と書く事実(会社のリスク認識)
旧世代の整理費用2026年上半期の在庫評価損は8,420万ドル(前年同期3,700万ドル)。G6製造の終了計画などを反映事実
消費者向けの規模の確認Steloの売上・利用者数は別掲されていない。消費者向けが事業にどれほど寄与しているか、外部から確かめにくい未確定/将来

12. 用語集

CGM(連続グルコース測定)
皮下の間質液中のグルコース濃度を、数分ごとに自動で測り続ける方式。指先から採血する血糖測定とは別の方式。
iCGM
他の機器(自動インスリン投与システムなど)と安全に接続して使うことを前提に、FDAが特別管理(special controls)を定めたCGMの区分。21 CFR 862.1355。
MARD
平均絶対相対差。CGMの値と参照値のずれの平均的な大きさ。参照法・対象者・条件が違うと比べられない。
510(k)適合(clearance)
既に市場にある類似の機器(比較対象)と実質的に同等であることをFDAが認める手続き。PMA承認(approval)とは別。
De Novo認可
比較対象がない新しい種類の低〜中リスク機器を、FDAが新たに分類して認める手続き。
OTC(市販)
処方箋なしで購入できる区分。使う対象や禁忌は、FDA文書の用途の記載どおり。
グルコースオキシダーゼ
グルコースを酸化して過酸化水素を作る酵素。その反応で生じる電流からグルコース濃度を求める。
警告書(Warning Letter)
FDAが査察後に、法令違反の疑いを文書で通知するもの。Form 483(査察所見)への応答が不十分と判断されたときなどに出る。
DMEPOS競争入札
米国メディケアが、耐久医療機器などの供給業者を入札で選ぶ制度。CGMが2027年の手続きから対象になる。
非GAAP
会計基準(GAAP)の数値から、一部の費用を除いて会社が示す指標。比較には定義の確認が必要。
概念図:皮下のワイヤ型センサーが間質液のグルコースを測り、体表の送信器からスマートフォンへ送る場面
図3 連続グルコース測定の仕組みの概念図(AI生成による概念図。実際の製品や人物を写したものではありません)。皮膚の下の細いワイヤ型センサーが間質液のグルコースを測り、体表に貼った小型の送信器からスマートフォンへ送る流れを1枚に描いています。

13. 出典

  1. Dexcom Form 10-K(2025年12月期、2026年2月12日提出)。事業概要、製品、規制上の位置づけ、売上・費用、従業員、製造、競合、リスク、訴訟、契約一覧。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
  2. Dexcom Form 10-Q(2026年6月30日終了の四半期、2026年7月30日提出)。2026年4〜6月期の業績、将来の開発計画、企業取得、在庫評価損。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm
  3. Dexcom Form 8-K Exhibit 99.1「Dexcom Reports Second Quarter 2026 Financial Results」(2026年7月30日)。2026年の見通し、Steloの新アプリ、CONNECT試験の発表。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
  4. Dexcom Form 8-K(2026年5月14日、2026 Investor Day)。2030年までの長期目標。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000085/dxcm-20260514.htm
  5. Dexcom Form 8-K(2025年3月4日)。FDA警告書の受領と会社の説明。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355725000047/dxcm-20250304.htm
  6. 米国FDA 510(k) 適合通知と要約 K213919(Dexcom G7、2022年12月7日)。用途、動作原理、仕様。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf21/K213919.pdf
  7. 米国FDA 510(k) 適合通知と要約 K243214(Dexcom G7 15 Day、2025年4月9日)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf24/K243214.pdf
  8. 米国FDA 510(k) 適合通知と要約 K234070(Stelo、2024年3月5日適合)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K234070.pdf
  9. 米国FDA 510(k) 適合通知と要約 K260935(Stelo、2026年6月12日)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf26/K260935.pdf
  10. 米国FDA 510(k) 適合通知と要約 K252818(Dexcom Smart Basal、2025年11月18日)。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf25/K252818.pdf
  11. 米国FDA De Novo Decision Summary DEN170088(Dexcom G6)。用途と動作原理。 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/reviews/DEN170088.pdf
  12. 米国FDA(openFDA) DEN170088の決定日(2018年3月27日)の記録。 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=k_number:DEN170088
  13. 米国FDA(openFDA) リコール記録 event 98968(G7センサー2ロット、2026年5月27日開始)。 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:98968
  14. 米国FDA(openFDA) リコール記録 event 98639(G7アプリ、2026年4月14日開始)。 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:98639
  15. 米国FDA(openFDA) リコール記録 event 97262(G7・ONE+アプリ、2025年7月24日開始)。 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:97262
  16. ClinicalTrials.gov NCT06601166(CONNECT試験。スポンサー:DexCom, Inc.、協力:Jaeb Center for Health Research ほか)。 https://clinicaltrials.gov/study/NCT06601166
  17. ClinicalTrials.gov スポンサー/協力者「Dexcom」で登録された試験の件数(API。2026年10月3日に総数171件を確認)。 https://clinicaltrials.gov/api/v2/studies?query.spons=Dexcom&countTotal=true&pageSize=1&fields=NCTId
  18. Dexcom 投資家向けニュース「Dexcom and ŌURA Announce Strategic Partnership」(2024年11月19日)。 https://investors.dexcom.com/news/news-details/2024/Dexcom-and-URA-Announce-Strategic-Partnership/default.aspx
  19. Dexcom 公式サイト(ロゴ画像の取得元)。 https://www.dexcom.com/

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
法人名 DexCom, Inc.、本社所在地、ナスダック上場、1999年創業、従業員約11,100人(米国5,300・米国外5,800)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm 出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
売上2023〜2025年(36.223億・40.330億・46.620億ドル)、売上総利益、研究開発費、営業利益、純利益事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
2025年の売上の内訳(販売業者39.590億ドル、直販7.030億ドル、米国33.349億ドル、米国外13.271億ドル)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
売上+15.6%、販売業者経由約85%、米国約71.5%という割合本稿の計算本稿の割り算(出典1の値から)。 出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
売上の10%以上の顧客A=55%、B=35%、C=46%(合計は100%超)と脚注事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
2026年4〜6月期の売上13.084億ドル、営業利益3.183億ドル、純利益2.491億ドル、研究開発費1.530億ドル事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm 出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
設備投資(有形固定資産の購入)2.366億→3.588億→3.635億ドル、2026年上半期1.613億ドル、建設仮勘定6.144億ドル事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm 出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm
生産拠点(サンディエゴ、メサ、ペナン、アセンリー建設中)、マレーシアで2023年に商用生産開始事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
ワイヤ型センサーは自社製造。ASIC・アプリケータ用シール・センサー膜用ポリマーは単一調達先がある事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
非上場企業への出資の残高2億950万ドル、2026年4〜6月期の企業取得(無形資産4,870万ドル、現金支出4,120万ドル)事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm
Oura へ7,500万ドルを出資(Series D)、アプリ連携と相互販売を発表事実出典18 https://investors.dexcom.com/news/news-details/2024/Dexcom-and-URA-Announce-Strategic-Partnership/default.aspx
Verilyとの改訂再契約(2018年11月20日付)、Abbott Diabetes Careとの機密の和解・特許ライセンス契約(2024年12月20日付)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
ClinicalTrials.govでの登録試験171件、CONNECT試験(スポンサー・協力3機関・283例・26週・主要評価2026年5月13日・全体完了予定2026年12月)事実出典16 https://clinicaltrials.gov/study/NCT06601166 出典17 https://clinicaltrials.gov/api/v2/studies?query.spons=Dexcom&countTotal=true&pageSize=1&fields=NCTId
CONNECT試験で通常診療に比べて有意な改善を示す結果を会社が発表事実出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
NIH等の公的資金の記載、研究開発の人員数、歩留まり、Steloの売上・利用者数、アセンリーの稼働時期未確定/将来出典1・2・3に記載を確認できず。本稿では推計しない。 出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
G6:De Novo認可 DEN170088(2018年3月27日)、21 CFR 862.1355、Class II、用途、グルコースオキシダーゼの原理事実出典11 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/reviews/DEN170088.pdf 出典12 https://api.fda.gov/device/510k.json?search=k_number:DEN170088
G7:510(k) K213919(2022年12月7日)、2歳以上、処方用、測定範囲40〜400 mg/dL、ウォームアップ、EO滅菌、装着部位、使い切りの送信器事実出典6 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf21/K213919.pdf
G7 15 Day:510(k) K243214(2025年4月9日)、18歳以上、処方が必要、YSI参照の臨床試験で特別管理を満たす、有害事象の種類、新センサーパッチの試験事実出典7 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf24/K243214.pdf
G7 15 Dayの装着期間15.5日、MARD 8.0%・±20%以内94.2%(会社の記載)、ウォームアップ60分事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
Stelo:510(k) K234070(2024年3月5日適合。通知書は日付の誤記を訂正)、OTC、インスリン非使用の18歳以上、G7と同一のハードウェア・材料・化学組成事実出典8 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K234070.pdf
Stelo:510(k) K260935(2026年6月12日)、2歳以上、対象外の条件、医療者への相談に関する文言の削除事実出典9 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf26/K260935.pdf
Dexcom Smart Basal:510(k) K252818(2025年11月18日)、処方が必要、長時間作用型インスリンの用量計算ソフト事実出典10 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf25/K252818.pdf
欧州のCEマーク(G7:2022年3月、Dexcom ONE+:2023年11月)、G6の2018年6月CEマーク事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
10-Kが「approval」と書く表現とFDAの区分(510(k)適合)の違い本稿の計算本稿の整理。FDA文書(出典6〜11)の区分に基づく。 出典6 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf21/K213919.pdf
FDAの警告書(2025年3月4日)、査察の日付、会社の説明事実出典5 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355725000047/dxcm-20250304.htm 出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
リコール記録:2026年5月27日開始(G7センサー2ロット)、2026年4月14日開始(G7アプリ)、2025年7月24日開始(アプリ)事実出典13 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:98968 出典14 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:98639 出典15 https://api.fda.gov/device/recall.json?search=res_event_number:97262
訴訟(証券集団訴訟、株主代表訴訟、G6・G7利用者の消費者集団訴訟)の概要事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm
メディケアの競争入札(2027年の契約手続き、2028年1月1日から支払い変更、契約10件の見込み)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
競合(Abbott、MiniMed、Roche、中国の新規参入者)、2026年1月6日のFDAガイダンスへの言及事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
2026年の売上見通し51.8億〜52.5億ドル、非GAAP営業利益率約23.5〜24%未確定/将来出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
2030年までの長期目標(実質成長10%以上、粗利率67〜69%、営業利益率29〜30%)未確定/将来出典4 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000085/dxcm-20260514.htm
G6・Dexcom ONEの終了予定、在庫評価損(上半期8,420万ドル)、Steloの新アプリ、新しい用途の探索、将来のグルコース以外への展開未確定/将来出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm 出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000143/dxcm-20260630.htm 出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000142/dxcm06302026-exhibit991.htm
G7が送信器一体型、G7の「薬剤の影響を受けにくい」特徴(会社の説明)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
6製品群のうちSteloを消費者向けの入口と位置づけ、4類型の区分本稿の計算本稿による整理。FDA文書でOTCとされていること(出典8・9)に基づく。 出典8 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K234070.pdf
消費者向けへ広げるという読み、製造能力の拡大への注力、ソフトウェアへの拡張、連携の網を保つという読み推測出典1・2・8・9・10・18からの本稿の解釈。 出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1093557/000109355726000027/dxcm-20251231.htm
EO滅菌への変更理由、膜ポリマー単一調達の影響、「生存率」の意味についての読み推測出典1・6・7からの本稿の解釈。 出典6 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf21/K213919.pdf
再利用できる設計の強みという読み(素材技術者の視点)推測出典8からの本稿の解釈。 出典8 https://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf23/K234070.pdf

最終更新:2026年10月4日/Troy Technical
本稿の数値は、Dexcomの法定開示書類(SEC提出書類)、米国FDAの公開文書、ClinicalTrials.gov、会社の公式発表に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。本稿は製品の使用や医療上の判断を勧めるものではありません。