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ブルーオリジン 企業解説

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COMPANY PROFILE / 宇宙産業

ブルーオリジン
― 大型ロケットNew Glennと月着陸機Blue Moonを手がける非上場企業。2026年は事故と再建の年になった

Blue Originは、再使用できる大型ロケットNew Glennと、月に荷物や宇宙飛行士を降ろす着陸機Blue Moonを開発する、米国の非上場企業です。 2025年1月と11月にNew Glennを打ち上げ、11月には第1段ブースターを海上の船へ着陸させました。 一方、2026年は4月の第3回飛行で衛星を計画より低い軌道に置き、5月28日の燃焼試験でロケットを失い、発射台が大きく壊れるできごとが続きました。 会社は2026年末までの飛行再開を目標にしています。 非上場のため売上や利益などの財務は公表されておらず、米SECの提出書類も確認できませんでした。 本稿は、会社の公式発表、FAA・NASAなどの公的資料、顧客の提出書類の範囲で、何を作り、どこに投資し、何が未確定かを整理します。 この分野は変化が速いので、機体やミッションの状況には確認日(2026年10月17日)を付けています。

構成:Blue Originの公式ページ(確認日 2026年10月17日)、FAAの公開ページ、NASAの公表資料とNASA監察総監室の報告書(2026年3月)、AST SpaceMobileが米SECに提出した書類を一次情報として使用/最終更新 2026年10月

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるBlue Originと、宇宙産業での立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. 宇宙産業の世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模(非上場のため公表の範囲)
  5. 宇宙産業にかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社は宇宙産業で何を目指しているか
  9. 宇宙産業分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集/出典/主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるブルーオリジンと、宇宙産業での立ち位置

正式名称Blue Origin本社は米国ワシントン州Kent(NASAの発表)。法人の正式名称は確認した資料に記載なし
上場非上場米SECへの提出書類は確認できなかった。財務は非公表
宇宙での区分打ち上げ(主)
月面(従)
月着陸機Blue Moon、衛星網TeraWaveも手がける。区分は本稿による
主力のロケットNew Glenn全高98m。第1段は最低25回の再使用が設計目標(会社の公称)
飛行実績3回(2025年1月〜2026年4月)New Glennの飛行。第1回はFAAのmishap調査、第3回も調査対象
2026年の出来事5月に燃焼試験で機体を喪失2026年5月28日。会社は2026年末までに飛行を再開する目標
月面Blue Moon MK1・MK2MK1は貨物着陸機で試験を完了。MK2はNASAの有人着陸機として開発中
フロリダの人員5,000人超会社の発表(2026年10月16日)。全社の人数は確認できなかった
まず押さえるべき1点

Blue Originの特徴は、ロケット(New Glenn)と月着陸機(Blue Moon)を同時に開発していることです。New Glennは月着陸機を月へ送る足でもあるため、ロケットが止まると月の計画も遅れます 本稿の計算。2026年は、4月の第3回飛行の事故(FAAが調査を要求し、5月22日に調査を終了)に続き、5月28日の燃焼試験で機体と発射台が壊れました 事実。会社は2026年末までの飛行再開を目標にしていますが、これは目標であって、達成された事実ではありません 未確定/将来。宇宙産業の他社と比べるときは、機体の仕様よりも、飛行の実績と再開の見通しを分けて読むと読み違えません。

2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:社名はBlue Originで、会社は「Blue Originは『地球』を意味する」と説明しています。 New Glennは、米国で初めて地球を周回した宇宙飛行士ジョン・グレンにちなんだロケットの名前で、会社名ではありません。 ロケット・着陸機の名前(New Shepard、New Glenn、Blue Moon、Blue Ring)と混同しないよう、本稿では機体名と会社名を分けて書きます。

公式サイト:https://www.blueorigin.com/

3. 宇宙産業の世界で、この会社はどこにいるか

宇宙産業に関わる企業の4つの類型 同じ「宇宙の会社」でも、宇宙で担う役割で、強みと課題が違う 打ち上げ 探査・有人・月面 衛星・軌道上サービス 部品・システム ロケットで宇宙へ運ぶ 月や宇宙ステーションへ 軌道で働く・作る 宇宙機を支える SpaceX/Blue Origin Rocket Lab/Firefly Axiom Space/Intuitive Machines ispace/Astrobotic Astroscale/Varda Synspective/Starcloud Northrop Grumman/BAE Systems Microchip/Redwire 打ち上げ能力と再使用 月・ISSへの到達力 新しい用途と市場 実績と信頼性 失敗と日程の遅れ 資金と日程の不確実 実証が途上・収益化 認定と納期に時間 Blue Originは「打ち上げ」が主たる類型で、月着陸機の「探査・月面」が従たる類型 衛星通信(TeraWave)や宇宙機(Blue Ring)にも広げており、複数の類型にまたがる
図1 宇宙産業に関わる企業の4類型と、Blue Originの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。Blue Originの類型は、公式ページに載る事業(New Glenn、Blue Moon、TeraWave、Blue Ring)に基づく本稿の整理です。

4. 会社の規模(非上場のため公表の範囲)

Blue Originは非上場で、米SECの会社名検索でも該当する会社を確認できませんでした 事実。このため、売上・利益・資金調達額・評価額は確認できず、本稿では推計しません。会社が公式発表で示す規模は次のとおりです。

項目内容(会社の発表)日付
フロリダの人員5,000人超(2026年8月12日の発表では4,500人超)。サプライヤー約500社。拠点はBrevard郡とOrange郡の20か所超2026年10月16日
フロリダの投資額施設・インフラに30億US$超(会社の発表)2026年10月16日
テキサスの人員550人超。発射場Launch Site Oneは2006年に設立2026年10月8日
ロケット工場フロリダのRocket Parkは延べ床面積137万平方フィート。上段(第2段)工場の増設に3.3億US$、2027年夏に完成予定2026年10月16日
新工場(テキサス)テキサス州Huttoに新しい製造拠点「Constellation Park」(130万平方フィート)。今後10年で2,000人超を雇用。投資額は発表に記載なし2026年10月8日

人員数・投資額はいずれも会社の発表で、第三者の監査を受けた数字ではありません。全社の従業員数と、宇宙の各事業に振り分けた内訳は確認できませんでした。

飛行の規模は、会社の「Missions」のページで確認できます。New Shepard(有人の弾道飛行機)は38回の飛行で98人を宇宙空間の入口(高度100km)の上に運んだと会社が説明し、2026年1月30日に2年以上の飛行休止を発表しました 事実。New Glennは2025年1月16日(第1回)、2025年11月13日(第2回)、2026年4月19日(第3回)の3回飛んでいます。

5. 宇宙産業にかけているリソース

4点(人・金・外部への出資や買収・公的機関との契約)について、公表資料で確認できたかを表にします。

リソースの種類内容区分
人フロリダに5,000人超、テキサスに550人超(会社の発表)。全社の人数と、事業別の内訳は確認できなかった事実
金:施設投資フロリダの施設・インフラに30億US$超。第1発射場LC-36の再建に10億US$超(2021年に完成と会社が説明)。上段工場の増設に3.3億US$事実
金:資金調達・財務資金の出どころ、売上、損益は非公表。米SECの提出書類は確認できなかった確認できなかった
外部への出資・買収出資・買収・合弁・事業売却は、確認した公式資料に記載なし確認できなかった
公的機関との契約:NASA(月着陸機)有人着陸システム(HLS)の契約(2023年5月)は約31億US$。2025年12月時点で当初から1%未満(約1,300万US$)の増額(NASA監察総監室)。2020年5月のNextSTEP-2の初期契約は4.8億US$超事実
公的機関との契約:NASA(その他)月面配送サービス(CLPS)の第2の配送(VIPERローバー)は最大1.9億US$の契約(2025年9月)。2026年9月にNASAの火星通信オービター(MTO)の開発・納入に選定されたと会社が発表(金額は発表に記載なし)。NASAとステニス宇宙センターの試験台の使用協定(2026年7月)事実
公的機関との契約:米宇宙軍など米宇宙軍との間で、国家安全保障宇宙打ち上げ(NSSL)の認証と、ケープカナベラルの顧客向け統合施設の共同整備を進めていると会社が説明。契約額は確認できなかった事実
大学・研究機関との連携2026年9月に米空軍研究所と推進技術の官民連携を拡大したと会社が発表。内容と金額は確認できなかった事実

主要な機体・ミッションの状況を、会社と公的機関の資料で確認できた範囲で整理します(確認日 2026年10月17日)。性能値は会社の公称で、条件が違う機体どうしの優劣は比べません。

機体・船種別と主な諸元(会社の公称)実績・段階日付出典
New Glenn(7x2)2段式の再使用ロケット。全高98m。第1段はBE-4エンジン7基。静止トランスファー軌道へ13トン超、低軌道へ45トン(会社の公称、条件の詳細は会社ページ参照)。第1段は最低25回の再使用が設計目標3回飛行(2025年1月16日、2025年11月13日、2026年4月19日)。2026年5月28日の燃焼試験で機体を喪失。飛行再開は2026年末が会社の目標2026年10月17日出典1・3・8 https://www.blueorigin.com/new-glenn https://www.blueorigin.com/missions https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-return-to-flight
New Glenn 9x4次の大型版。第1段エンジン9基、第2段エンジン4基。全高約400フィート。低軌道へ70トン、月への投入(TLI)へ20トン(会社の公称)開発中。運用先の発射台LC-36Bを建設中2026年8月12日出典2・20 https://www.blueorigin.com/new-glenn/9x4 https://www.blueorigin.com/news/returning-launch-complex-36-to-two-pads
Blue Moon MK1単独打ち上げの貨物着陸機。BE-7エンジン1基(液体水素・液体酸素)。7x2では最大3トン試験を完了(NASAの熱真空試験、2026年5月)。初号機Endurance(MK1-101)は未打ち上げ。日程は確認できなかった2026年5月4日出典13・14 https://www.nasa.gov/missions/artemis/blue-origin-moon-lander-completes-testing-at-nasa-vacuum-chamber/ https://www.blueorigin.com/blue-moon/mark-1
Blue Moon MK2宇宙飛行士4人用の有人型と、最大30トンの貨物型(会社の公称)開発中。NASAのアルテミスV向け。NASAは設計審査(CDR)の遅れを予想(NASA監察総監室)2026年3月10日出典11・14 https://oig.nasa.gov/wp-content/uploads/2026/03/final-report-ig-26-004-nasas-management-of-the-human-landing-system-contracts.pdf https://www.blueorigin.com/blue-moon/mark-1
New Shepard有人の弾道飛行機(再使用)38回の飛行、98人を搭乗。2026年1月30日から最低2年間は飛行を休止2026年1月30日出典3・17 https://www.blueorigin.com/missions https://www.blueorigin.com/news/new-shepard-to-pause-flights

「開発中」「試験を完了」は、飛行や運用が確定したことを意味しません。機体の性能値はいずれも会社の公称で、実測や第三者の認証値とは限りません。

素材技術者の視点:極低温の液体を扱う難しさが事故の原因になった

FAAは、2026年4月のNew Glenn第3回飛行の事故について、会社主導の調査の結果、極低温の漏れが油圧の配管を凍らせ、第2段エンジンの燃焼中に推力の異常が起きたことを直接の原因としたと発表しました 事実。極低温とは、液体酸素や液体水素のように、マイナス数百度の温度で扱う燃料のことです。冷たい液体が漏れると、近くの配管や部品が凍り、金属やゴムなどの材料が本来の性質を失うことがあります。これは材料の選び方と、配管・シールの設計に直結する問題です 未確定/将来(本稿の解説)。

もう1つの例は、5月28日の燃焼試験での異常です。会社は8月5日、原因がBE-4エンジンの主酸素バルブにあり、回収した部品の検査で確認したと説明しました。バルブに小さな改良を加え、既存のエンジンに後付けできるようにするとしています 事実。酸素と燃料を高い圧力で扱うエンジンでは、バルブのような小さな部品の設計が全体の安全を左右します。

再使用についても、会社は第1段を最低25回使うことを設計目標にしています。ただし第2段は使い捨てで、再使用の対象は第1段です。宇宙環境の材料への影響や再使用ロケットの考え方は、本シリーズの技術解説「再使用ロケット」「ロケットエンジンと推進剤」「液体水素」で扱っています。

6. これまでの取り組み

飛行の結果と事故は、会社の発表とFAAの発表の範囲で並べます。原因は当局・会社が公表した範囲にとどめ、本稿では推測しません。

時期できごと意味
2006年発射場Launch Site One(テキサス州)を設立(会社の説明)New Shepardの飛行の拠点
2020年5月NextSTEP-2の初期契約(有人着陸システムの設計)で、Blue Originは4.8億US$超を受注(NASA監察総監室)月着陸機の開発の出発点
2022年9月12日無人のNew Shepard(NS-23)でブースターが失われた。カプセルは分離して安全に着地。FAAは2023年9月27日に調査を終了し、原因をエンジンノズルの構造破損、是正措置を21件と発表有人飛行の前の事故対応
2023年5月NASAが有人着陸システムの契約(アルテミスV向け、約31億US$)をBlue Originに授与(NASA監察総監室)月着陸機の本格開発
2025年1月16日New Glennの第1回飛行(NG-1)。軌道に到達(NASA監察総監室)。FAAはmishapとして調査を要求し、2025年3月28日に終了。第1段がエンジンを再点火できず再突入の燃焼が行われず、段を失ったと発表。是正措置は7件新型ロケットの初飛行
2025年11月13日第2回(NG-2)。NASAの火星探査機ESCAPADE(双子の探査機)を計画の待機軌道へ投入し、第1段を船「Jacklyn」に着陸させた(会社発表)大型の再使用ブースターの海上着陸
2026年1月22日・30日New Shepardの38回目(NS-38)を実施。1月30日に、月面の有人機に資源を集中するため2年以上飛行を休止すると発表資源を月の計画へ
2026年4月19日第3回(NG-3)。AST SpaceMobileの衛星BlueBird 7を搭載。FAAは「打ち上げ成功のあと、第2段の飛行の途中でmishapが起きた」として調査を要求。AST SpaceMobileは、衛星が計画より低い軌道に置かれ、推進機では維持できないため軌道から降ろすと提出書類に記載衛星の軌道投入に失敗
2026年5月22日FAAがNG-3の調査を終了。直接の原因は、極低温の漏れが油圧配管を凍らせ、第2段エンジンの燃焼中に推力の異常が起きたこと。是正措置は9件。FAAは次の飛行前に実施を確認する飛行再開の条件が示された
2026年5月28日フロリダのLC-36で、New Glenn全体の燃焼試験(ホットファイア)中に異常が起き、機体を喪失。人員は全員無事と会社が発表。雷避けの塔、機体を立てる装置、油圧シリンダーが失われた発射台と機体の損失
2026年6月30日会社は、発射台を元の形に戻さず、横に組み立てて起重機で立てる「水平・垂直の併用方式」に切り替え、2026年末までの飛行再開を目指すと発表再建計画
2026年8月5日会社は、異常の起点がBE-4エンジンの主酸素バルブだったと説明。改良したバルブを8月末までに用意するとした原因の説明(調査は継続)

表の日付と内容は、FAAの発表、NASAの資料、会社の発表、AST SpaceMobileの提出書類で確認しました。5月28日の異常は、FAAの発表ページではmishap調査として確認できませんでした。会社の説明は会社自身の評価を含むため、当局の発表とあわせて読んでください。

7. 今後の計画

New Glennの飛行再開2026年末が目標会社の目標(2026年6月30日)。確定した日程ではない
打ち上げ頻度の許可年12回から50回へ(提案)FAAが環境審査の素案を公開。説明会 2026年10月22日
New Glenn 9x4開発中LC-36Bを建設中。上段工場は2027年夏の完成予定
月面(MK1)初号機は日程未確認NASAのVIPERは2027年後半の配送が予定(NASA、2025年9月)

以下は計画・目標であり、達成された事実ではありません 未確定/将来。

項目内容(会社・当局の記載)区分
New Glennの飛行再開会社は2026年末までの飛行再開を目標とし、フロリダのLC-36Aで新しい方式(水平に組み立て、起重機で立てる)に切り替える計画。実現の保証はない未確定/将来
LC-36Bと9x4LC-36Bを建設中で、9x4の運用拠点とする計画。9x4用の垂直統合施設とペイロード処理施設も建設中(会社の発表、2026年8月・10月)未確定/将来
打ち上げ頻度FAAの現在の許可は、LC-36Aで年間最大12回(許可番号 VOL 24-133)。会社は50回への増加を提案し、FAAは環境審査の素案(Draft EA)を公開、意見募集は2026年10月30日まで(提案の段階)。会社は「2020年代末までに週に複数回の飛行」を目指すと説明未確定/将来
Blue Moon MK1初号機Endurance(MK1-101)は、NASAの2つの観測装置を月の南極域へ運ぶ計画で、NASAは2026年5月に「今年中」としていた。New Glennが飛べない間は日程が決まらないため、現時点の日程は確認できなかった未確定/将来
NASAのVIPERローバーNASAは2025年9月、MK1(2機目)でVIPERを月の南極へ2027年後半に届けるCLPS契約(最大1.9億US$)を授与。配送部分は、MK1の初飛行の結果などを見てNASAが実行を判断する選択肢未確定/将来
有人着陸機MK2(アルテミスV)NASA監察総監室(2026年3月):設計審査(CDR)は2026年7月に遅れる見通し、無人の実証ミッションは2029年2月の見込み。NASAのアルテミス計画の番号や順序は、その後に変更が発表されているため、最新のNASAの発表を確認する必要がある未確定/将来
火星通信オービター(MTO)2026年9月にNASAが選定したと会社が発表。Blue Ringを基にした機体で、年4機の生産規模を想定(会社)。打ち上げ時期は発表に記載なし未確定/将来
衛星通信TeraWaveと地上局QuartzTeraWaveは最大6テラビット毎秒(会社の公称)をうたう衛星通信網で、テキサスの新工場で製造する計画。Quartzは最初の3局を設置・試験し、2026年末までに9か所へ広げる計画(会社)。TeraWaveの運用開始の時期は確認できなかった未確定/将来
New Shepard2026年1月30日から最低2年間は飛行を休止。再開の時期は確認できなかった未確定/将来
確認できなかったこと

次は確認した資料に記載がありませんでした 未確定/将来。

売上・損益・資金調達額・評価額/全社の従業員数/New Glenn第3回の第1段の着陸結果/MK1初号機(Endurance)の打ち上げ日/New Glennの再飛行の確定日/契約ごとの金額(MTOなど)。「○年に○回飛ぶ」「○億ドルを投じる」といった報道ベースの数字は本稿では採用しません。

8. この会社は宇宙産業で何を目指しているか

ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。

読み取れること根拠となる一次情報区分
月面事業を最優先にしている2026年1月、New Shepardを2年以上休止し、「有人の月面計画の加速に資源を振り向ける」と会社が説明推測
New Glennを自社の月・衛星の事業の「足」にも使う会社は、New Glennが月面の有人の存在、宇宙資源の利用、Blue Ring、低軌道の拠点の土台になると説明。MK1・MK2ともNew Glennで打ち上げる事実
打ち上げ頻度を設備の先行投資で上げようとしている工場・発射台・統合施設・着陸船(船舶)への投資を会社が説明。目標は「2020年代末までに週に複数回」推測
通信事業(TeraWave・Quartz)を第3の柱にしようとしている2026年10月の新工場発表で、TeraWaveとQuartzの製造を中心に据えると説明推測
月の計画の鍵は、New Glennの信頼性とMK2の技術課題NASA監察総監室(2026年3月):極低温の流体管理が課題、設計審査の遅れ。FAAがNG-3の事故を調査事実
推測の根拠を1つだけ詳しく

会社は2026年1月30日に、New Shepardの休止の理由を「月の有人計画の加速に資源を振り向けるため」と書きました。New Shepardは38回飛び、98人を宇宙空間の入口へ運び、「数年分の顧客の待ち」があると会社自身が書いている事業です 事実。収益の見込める事業を止めてでも月に集中するという判断から、会社の優先順位は月面にあると本稿は読みます。その後に起きた第3回飛行の事故と5月の機体喪失は、この優先順位を支えるロケット(New Glenn)に直接影響しました 未確定/将来。

9. 宇宙産業分野の提携マッピング

Blue Originを中心とした宇宙産業の関係 公式発表・公的資料・顧客の提出書類に記載のある関係のみ(2026年10月17日時点)。報道だけの関係は含まない Blue Origin ロケット・月着陸機 NASA 月着陸機・月配送・火星通信 Amazon/AST SpaceMobile New Glennの打ち上げ顧客 Viasat HaloNetの実証を第2段に搭載 United Launch Alliance BE-4エンジンをVulcanへ供給 FAA(米連邦航空局) 打ち上げ・再突入の許可(規制) HLSの協力企業(National Team) Lockheed Martin、Boeingなど 米宇宙軍 NSSL認証・統合施設を共同整備 契約・顧客・共同開発 製造・供給 規制
図2 出典:Blue Originの公式ページ、FAAの公開ページ、NASA監察総監室の報告書(National Teamの構成)、AST SpaceMobileの提出書類。図に含めたのは記載のある関係だけで、報道で語られる関係は含めていません。National Teamは当初Astrobotic、Boeing、Draper、Honeybee Robotics、Lockheed Martinで構成され、のちに会社が体制を見直したとNASA監察総監室が記載しています。

10. 提供している技術・製品・サービス

区分主な製品会社の資料の記載
打ち上げNew Glenn(7x2、9x4)第1段はBE-4エンジン7基(1基あたり海面で640,000lbf、液体酸素と液化天然ガスを使う酸素リッチ段燃焼)。第2段はBE-3Uエンジン2基(液体水素)。7メートルのフェアリング。第1段は海上の船に着陸
エンジンBE-4、BE-3U、BE-7BE-4はULAのVulcanの第1段にも2基使われる(会社の説明)。BE-7はMK1の着陸機用で、液体水素と液体酸素
月着陸機Blue Moon MK1・MK2MK1は貨物用、MK2は有人・貨物用。月面の電力塔(10キロワット超)やローバーの配送も計画
宇宙機Blue Ring太陽電気と化学推進を併用する宇宙機。火星通信オービターの基礎。複数が生産中で、年4機の規模を想定(会社)
通信TeraWave、QuartzTeraWaveは最大6テラビット毎秒(会社の公称)。Quartzは口径3.7mのアンテナを持つ地上局網
弾道飛行New Shepard38回飛行。2026年1月30日から休止
素材技術者の視点:液体水素と、月の資源を使うという発想

Blue Originは、液体水素と液体酸素を使うエンジン(第2段のBE-3U、月着陸機のBE-7)を重視しています 事実。液体水素は比推力(燃料の効率)が高い一方、とても低い温度で保管するため、タンクや配管の断熱・シール・熱収縮の設計が難しい燃料です 未確定/将来(本稿の解説)。上の事故の原因(極低温の漏れ)とも、この性質は無関係ではありません。

MK1のページは、BE-7が液体水素と液体酸素を使うため、月の氷(水)から推進剤を作る「現地資源の利用(ISRU)」につなげられると説明しています。会社の「About」のページは、月の砂(レゴリス)から太陽電池や電力ケーブル、酸素を作ることも将来の目標に挙げています 未確定/将来。これらは会社の目標で、実証された事実ではありません。月面資源の考え方は、本シリーズの技術解説「月面資源とISRU」で扱っています。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
飛行再開の遅れ2026年5月28日の燃焼試験で機体と発射台を失った。会社は2026年末の再開を目標とするが、調査は継続中。発射台LC-36Aは再建中で、ほかに稼働する発射台は確認できなかった事実
事故の連続FAAは第1回(2025年1月)と第3回(2026年4月)の飛行でmishap調査を要求。第3回は顧客の衛星が計画より低い軌道に置かれ、軌道から降ろされることになった(衛星の費用はAST SpaceMobileの保険で回収される見込みと同社が記載)事実
月着陸機の遅れNASA監察総監室は、アルテミスVの着陸機が2028年4月から12月へ少なくとも8か月遅れ、設計審査(CDR)の追加の遅れが見込まれると記載。極低温流体の管理や設計の余裕(質量・推進剤)の課題も指摘事実
宇宙服との取り合いNASA監察総監室は、宇宙服の接続部の設計変更に合わせて、着陸機のエアロックの変更が必要になる可能性があり、遅れと費用増につながり得ると記載事実
非上場で外部から検証しにくい売上・損益・資金調達・全社の人員が非公表で、財務の健全性を外部から確かめる手段が少ない事実
事業の幅が広いロケット、月着陸機、衛星通信、宇宙機、エンジン販売を同時に進めており、資源が分散する可能性がある推測
許可と環境審査打ち上げ頻度の引き上げ(12回→50回)はFAAの環境審査の結果に左右される(素案の段階)事実

12. 用語集

New Glenn
Blue Originの大型再使用ロケット。名前は宇宙飛行士ジョン・グレンにちなむ。
7x2・9x4
New Glennの型。第1段のエンジン数×第2段のエンジン数(7x2は7基と2基、9x4は9基と4基)。
Blue Moon
Blue Originの月着陸機。貨物用のMK1と、有人・貨物用のMK2がある。
HLS(有人着陸システム)
NASAのアルテミス計画で宇宙飛行士を月面へ降ろす着陸機。
CLPS
NASAが民間の着陸機に科学機器などの月面配送を委託する枠組み。
mishap
米FAAの用語で、打ち上げの事故・不具合。FAAは原因の調査と是正措置の確認を求める。
極低温
液体酸素や液体水素のように、マイナス数百度で扱う温度域。
ホットファイア
ロケットを地上に固定して、エンジンを実際に燃焼させる試験。
ISRU
月や火星の資源(氷や砂)をその場で使って、推進剤や酸素を作ること。
NSSL
米国の国家安全保障上の宇宙打ち上げを民間に発注する計画。
①打上げ機の製造と、②月面輸送の構想を分けて示しています。各事業の実績と計画は本文で区別します。
図3 概念画像(ImageGen生成)。①打上げ機の製造と、②月面輸送の構想を分けて示しています。各事業の実績と計画は本文で区別します。実際の製品・施設・測定結果・設計寸法ではありません。実物と拡大模型を区別してください。線・矢印・色は説明用です。

13. 出典

  1. Blue Origin New Glenn(機体の公称諸元。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/new-glenn
  2. Blue Origin New Glenn 9x4(次の大型版の公称諸元。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/new-glenn/9x4
  3. Blue Origin Missions(New Shepard・New Glennの飛行の一覧。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/missions
  4. Blue Origin New Glenn Launches NASA’s ESCAPADE, Lands Fully Reusable Booster(2025年11月13日、第2回飛行)。 https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-launches-nasa-escapade-lands-fully-reusable-booster
  5. Blue Origin New Glenn Mission NG-3(第3回飛行の概要、2026年4月19日)。 https://www.blueorigin.com/missions/ng-3
  6. 米連邦航空局(FAA) FAA General Statements(Blue Origin NG-1・NG-3のmishap調査の開始と終了の発表、2025年1月〜2026年5月)。 https://www.faa.gov/newsroom/statements/general-statements
  7. AST SpaceMobile Exhibit 99.1「AST SpaceMobile Addresses Today’s Orbital Launch of BlueBird 7 on the New Glenn Launch Vehicle」(米SEC提出のForm 8-Kに添付、2026年4月20日提出)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1780312/000149315226018012/ex99-1.htm
  8. Blue Origin New Glenn Return to Flight(CEO Dave Limpからの報告、2026年6月30日)。 https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-return-to-flight
  9. Blue Origin GS1-3 Hotfire Updates(2026年5月28日の燃焼試験の異常についての経過、2026年8月5日更新)。 https://www.blueorigin.com/news/gs1-3-hotfire-updates
  10. 米連邦航空局(FAA) Blue Origin New Glenn at Cape Canaveral Space Force Station Project(許可と環境審査の状況。最終更新 2026年10月15日)。 https://www.faa.gov/space/stakeholderengagement/blue-origin-new-glenn
  11. NASA 監察総監室 NASA’s Management of the Human Landing System Contracts(IG-26-004、2026年3月10日)。月着陸機の契約額・遅れ・Blue Originの構成。 https://oig.nasa.gov/wp-content/uploads/2026/03/final-report-ig-26-004-nasas-management-of-the-human-landing-system-contracts.pdf
  12. NASA NASA Selects Blue Origin to Deliver VIPER Rover to Moon’s South Pole(2025年9月19日)。 https://www.nasa.gov/news-release/nasa-selects-blue-origin-to-deliver-viper-rover-to-moons-south-pole/
  13. NASA Blue Origin Moon Lander Completes Testing at NASA Vacuum Chamber(2026年5月4日)。 https://www.nasa.gov/missions/artemis/blue-origin-moon-lander-completes-testing-at-nasa-vacuum-chamber/
  14. Blue Origin Blue Moon Mark 1(MK1の公称諸元と予定ミッション。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/blue-moon/mark-1
  15. Blue Origin Building the Infrastructure for More Frequent Launches in Florida(2026年10月16日)。 https://www.blueorigin.com/news/building-infrastructure-for-more-frequent-launches-in-florida
  16. Blue Origin Blue Origin Announces Constellation Park: New Texas Manufacturing Campus and 2,000 Advanced Jobs(2026年10月8日)。 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-announces-new-texas-manufacturing-campus
  17. Blue Origin Blue Origin to Pause New Shepard Flights for No Less Than Two Years(2026年1月30日)。 https://www.blueorigin.com/news/new-shepard-to-pause-flights
  18. Blue Origin Blue Origin and NASA Partner to Test New Glenn’s Upper Stage at Historic Stennis Space Center(2026年7月24日)。 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-nasa-partner-to-test-new-glenn-at-stennis-space-center
  19. Blue Origin Blue Origin Selected by NASA to Help Build America’s Mars Telecommunications Network(2026年9月2日)。 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-selected-by-nasa-to-help-build-mars-telecommunications-network
  20. Blue Origin Returning Launch Complex 36 to Two Pads: Blue Origin Begins Construction of LC-36B(2026年8月12日)。 https://www.blueorigin.com/news/returning-launch-complex-36-to-two-pads
  21. Blue Origin About Blue Origin(会社の使命・目標。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/about-blue
  22. Blue Origin TeraWave Satellite Communications Network(確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/terawave
  23. 米連邦航空局(FAA) FAA Closes Blue Origin Mishap Investigation(New Shepard NS-23、2023年9月27日)。 https://www.faa.gov/newsroom/faa-closes-blue-origin-mishap-investigation
  24. Blue Origin 公式サイト(ロゴの取得元。確認日 2026年10月17日)。 https://www.blueorigin.com/
  25. 米SEC EDGAR 会社名検索「blue origin」の結果(一致する会社なし。確認日 2026年10月17日)。 https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?company=blue+origin&owner=include&count=40&action=getcompany

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
社名・所在地(NASAの発表)、非上場でありSEC提出書類が確認できないこと事実出典12・25 https://www.nasa.gov/news-release/nasa-selects-blue-origin-to-deliver-viper-rover-to-moons-south-pole/ https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?company=blue+origin&owner=include&count=40&action=getcompany
New Glennの公称諸元(全高98m、BE-4 7基、BE-3U 2基、13トン・45トン、最低25回再使用)事実出典1 https://www.blueorigin.com/new-glenn
New Glenn 9x4の公称諸元と、LC-36Bの建設事実出典2・20 https://www.blueorigin.com/new-glenn/9x4 https://www.blueorigin.com/news/returning-launch-complex-36-to-two-pads
New Shepardの38回の飛行、98人の搭乗、2026年1月30日からの休止事実出典3・17 https://www.blueorigin.com/missions https://www.blueorigin.com/news/new-shepard-to-pause-flights
New Glennの第1・2・3回の飛行日、第2回のESCAPADE投入と第1段の着陸事実出典3・4・5 https://www.blueorigin.com/missions https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-launches-nasa-escapade-lands-fully-reusable-booster https://www.blueorigin.com/missions/ng-3
FAAによるNG-1・NG-3のmishap調査の開始と終了、原因、是正措置の数事実出典6 https://www.faa.gov/newsroom/statements/general-statements
NG-3でBlueBird 7が計画より低い軌道に置かれ、軌道から降ろされること事実出典7 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1780312/000149315226018012/ex99-1.htm
2026年5月28日の燃焼試験の異常、失われた設備、飛行再開の目標、水平・垂直の方式事実出典8 https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-return-to-flight
異常の起点がBE-4の主酸素バルブであること、バルブの改良事実出典9 https://www.blueorigin.com/news/gs1-3-hotfire-updates
FAAの許可(VOL 24-133、年間最大12回)と、50回への増加提案、環境審査の素案事実出典10 https://www.faa.gov/space/stakeholderengagement/blue-origin-new-glenn
NASAの有人着陸システム契約(約31億US$、増額1%未満)、アルテミスVの遅れ、CDRと実証ミッションの見通し、National Teamの構成事実出典11 https://oig.nasa.gov/wp-content/uploads/2026/03/final-report-ig-26-004-nasas-management-of-the-human-landing-system-contracts.pdf
NASAのCLPS契約(VIPER、最大1.9億US$、2027年後半)事実出典12 https://www.nasa.gov/news-release/nasa-selects-blue-origin-to-deliver-viper-rover-to-moons-south-pole/
MK1(Endurance)の熱真空試験の完了と、NASAの観測装置2つの搬送事実出典13 https://www.nasa.gov/missions/artemis/blue-origin-moon-lander-completes-testing-at-nasa-vacuum-chamber/
MK1・MK2の公称諸元と予定ミッション事実出典14 https://www.blueorigin.com/blue-moon/mark-1
フロリダの人員・投資額・工場の増設、LC-36B、顧客統合施設事実出典15・20 https://www.blueorigin.com/news/building-infrastructure-for-more-frequent-launches-in-florida https://www.blueorigin.com/news/returning-launch-complex-36-to-two-pads
テキサスの新工場Constellation Parkと、TeraWave・Quartz事実出典16・22 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-announces-new-texas-manufacturing-campus https://www.blueorigin.com/terawave
NSSL認証と顧客向け統合施設の共同整備(米宇宙軍との協力)事実出典4・15 https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-launches-nasa-escapade-lands-fully-reusable-booster https://www.blueorigin.com/news/building-infrastructure-for-more-frequent-launches-in-florida
米空軍研究所との推進技術の官民連携の拡大(2026年9月14日の発表)事実出典24 https://www.blueorigin.com/
NASAとのステニスの協定、火星通信オービターの選定事実出典18・19 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-nasa-partner-to-test-new-glenn-at-stennis-space-center https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-selected-by-nasa-to-help-build-mars-telecommunications-network
会社の使命・月面資源の利用の目標事実出典21 https://www.blueorigin.com/about-blue
2022年9月のNew Shepard NS-23の事故とFAAの調査終了事実出典23 https://www.faa.gov/newsroom/faa-closes-blue-origin-mishap-investigation
ブランド名の由来、New Glennの名前の由来(会社の説明)事実出典21・1 https://www.blueorigin.com/about-blue https://www.blueorigin.com/new-glenn
ロケットが止まると月の計画も遅れる、という整理本稿の計算本稿による整理(MK1・MK2はNew Glennで打ち上げるという会社の説明に基づく)
売上・損益・資金調達額・評価額、全社の従業員数未確定/将来非公表。確認した資料に記載なし。本稿では推計しない
New Glenn第3回の第1段の着陸結果、MK1初号機の打ち上げ日、再飛行の確定日未確定/将来確認した資料に記載なし。見通しの段階で、本稿では推測しない
飛行再開、9x4、MK1・MK2、MTO、TeraWaveなどの計画未確定/将来会社の目標であり、見通しの段階。達成の事実ではない https://www.blueorigin.com/news/new-glenn-return-to-flight https://www.blueorigin.com/new-glenn/9x4 https://www.blueorigin.com/blue-moon/mark-1 https://www.blueorigin.com/news/blue-origin-selected-by-nasa-to-help-build-mars-telecommunications-network https://www.blueorigin.com/terawave
月面事業を最優先にしているという読み推測2026年1月30日の会社の説明からの本稿の解釈
打ち上げ頻度を設備の先行投資で上げようとしているという読み推測会社の投資の説明からの本稿の解釈
通信事業を第3の柱にしようとしているという読み推測2026年10月の新工場発表からの本稿の解釈
事業の幅が広く資源が分散する可能性推測会社の事業の一覧からの本稿の解釈

最終更新:2026年10月17日/Troy Technical
本稿は、Blue Originの公式ページ、FAAの公開ページ、NASAの公表資料とNASA監察総監室の報告書、AST SpaceMobileが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類に基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。Blue Originは非上場で財務を公表していないため、売上・利益・評価額は書いていません。機体の性能値は会社の公称であり、条件の異なる機体との優劣は示していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。