COMPANY PROFILE / 機能性材料
PPG
― 塗料の巨大企業のうち、機能性として具体的な製品が見えるのは航空機の窓と防汚塗料
PPGは売上の大半が自動車用・建築用・工業用の塗料です。その全体を書いても機能性材料の話にはなりません。そこで本稿は、PPGの公式資料から機能性コーティングと機能をもつ部材として確認できるものだけを取り出します。具体的に確認できたのは、電気で濃さが変わる航空機の客室窓、紫外線・青色光を遮る航空機窓、船体の汚れ付着を抑える生物致死剤を含まない塗料、銀イオンによる抗菌処理の粉体塗料などです。一方で、これらの機能性製品だけの売上は開示されていません。
- 30秒でわかるPPGと、機能性材料での立ち位置
- ロゴと社名の表記について
- 機能性材料の世界で、この会社はどこにいるか
- 会社の規模
- 機能性材料にかけているリソース
- これまでの取り組み
- 今後の計画
- この会社は機能性材料で何を目指しているか
- 機能性材料分野の提携マッピング
- 提供している技術・製品・サービス
- この企業が抱えるリスク
- 用語集
- 出典
- 主張と出典の対応表
1. 30秒でわかるPPGと、機能性材料での立ち位置
ピッツバーグ10-K記載
PPG10-K表紙記載
部品・デバイス(従)従は航空機の透明部材
紫外線遮断・電気変色公式サイトの製品記述による
US$ 380百万2027年前半の完成予定(会社目標)
PPGの10-Kは、事業を「塗料・コーティング・特殊製品」と説明し、売上を建築用・高性能コーティング・工業用の3セグメントで開示しています 事実。 「機能性コーティング」という区分はなく、防汚・抗菌・電気変色といった機能は、個別の製品ページとプレスリリースでしか確認できません。 つまり本稿が扱う部分は、PPGの全社売上のうちどれだけを占めるのか分かりません。 この不透明さを前提に、確認できた製品と、その性能値の「出所」を区別して読んでください。
2. ロゴと社名の表記について

表記の注意:社名は「PPG Industries, Inc.」で、本稿では10-Kの表記どおりPPGと書きます。 航空機用の透明部材(風防・窓)は、塗料と同じPPGの航空宇宙事業が扱っています。 なお、PPGの子会社・事業部の名称(Cuming Microwave、SEMCO など)は本稿では扱いません。
公式サイト:https://www.ppg.com/en-US3. 機能性材料の世界で、この会社はどこにいるか
PPGの機能性の製品は、塗る・貼るという表面の機能(防汚、撥水、抗菌、遮熱)と、 窓として使う部材そのもの(電気で濃さが変わる窓、紫外線・青色光を遮る窓)に大きく分かれます。 前者はコーティングの類型、後者は部品・デバイスの類型に近く、本稿は前者を主、後者を従として扱います。 本シリーズの技術解説『超撥水・防氷・防汚コーティング』『抗菌・防食コーティング』『エレクトロクロミック材料とスマートウィンドウ』が、これらの機能の仕組みを扱っています。
4. 会社の規模
全社の規模は簡潔に押さえ、機能性に関わる部分は第5章以降で扱います 事実。
| 指標(全社・米ドル) | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万ドル) | 16,242 | 15,845 | 15,875 |
| 研究開発費(研究施設の減価償却を含む・百万ドル) | 446 | 447 | 446 |
| 売上高に対する研究開発費 | 2.7% | 2.8% | 2.8% |
| セグメント(2025年・百万ドル) | 売上高 | 機能性の製品との関係 |
|---|---|---|
| Global Architectural Coatings | 3,838 | 10-K上、機能性の製品の記述は確認できない(本稿の対象外) |
| Performance Coatings | 5,513 | 航空宇宙(塗料・シーラント・透明部材)、保護・船舶用塗料を含む |
| Industrial Coatings | 6,524 | 特殊製品(OLED材料、光学レンズ材料、フォトクロミック染料)、低摩擦コーティングを含む |
従業員は2025年12月31日時点で約43,500人(うち米国約11,000人)です。
上の数字は会社全体と、機能性以外も含むセグメントのものです。 航空宇宙・保護・船舶・特殊製品それぞれの売上高は10-Kに開示されていません(事業単位の増減率のみ)。 機能性コーティングや電気変色窓だけの売上・従業員数は非公表で、本稿では推計しません 未確定/将来。
5. 機能性材料にかけているリソース
機能性の製品に絞った人・金は開示されていません。確認できたことと、確認できなかったことを表にします。
| リソースの種類 | 確認できた内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 人 | 全社の従業員は約43,500人。公式サイトは「約3,500人が21か国74拠点でイノベーションに取り組む」と説明(機能性の製品に限った人数ではない)。主要な研究開発拠点は米国・欧州・アジア・オセアニア・中南米の20か所(10-K) | 事実 |
| 金(研究開発) | 全社の研究開発費は2025年にUS$446百万(売上の2.8%)。機能性の製品に限った額は非公表 | 事実 |
| 金(設備投資) | 2025年の設備投資(事業買収を含む)はPerformance Coatingsが US$249百万、Industrial Coatingsが US$245百万。機能性の製品に限った額は非公表 | 事実 |
| 外部への出資・買収・合弁・売却 | OLED発光材料の製造パートナー(Universal Display、2000年から)、電気変色の航空機窓でGentexと協業(2005年の合意。Gentex側の2011年12月期10-Kの記述)、電気変色ジェルの共同開発の覚書(Meta Materials、2022年)、ペイントフィルムの合弁(entrotech)。事業売却は2024年にシリカ事業(US$325百万)と米国・カナダの建築用塗料事業(US$516百万)。2025年の事業買収は US$1百万のみ | 事実 |
| 大学・研究機関・公的資金 | 10-Kは「研究の一部に政府の資金を得ており、今後も適宜求める」と書くのみで、機関名・金額・対象は記載なし。機能性の製品に関する大学との共同研究は公式資料で確認できなかった | 確認できず |
主要な製品・設備の状況
| 製品/設備 | 場所・規模 | 段階 | 日付 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 航空宇宙の塗料・シーラント新工場 | 米国ノースカロライナ州シェルビー。投資US$380百万、敷地約62エーカー、延床約198,000平方フィート、雇用110人超 | 計画・投資決定(会社の発表)。建設開始は2025年10月予定、完成は2027年前半の予定 未確定/将来 | 2025年5月8日発表 | 出典11・2 |
| OLED発光材料の製造 | 米国ペンシルベニア州モンローヴィルとオハイオ州バーバートンの工場。アイルランド・シャノンのOLED製造施設は2023年に開所 | 稼働 | 2025年10月30日付の公式発表 | 出典12 |
| 航空宇宙塗料の生産能力 | 10-Kは「ボトルネックの解消と生産能力の拡大に注力」と記述。能力(t/年など)は非公表 | 拡張中(具体的な数量は確認できなかった) | 2026年2月 | 出典1 |
| 電気変色の客室窓・風防の製造拠点 | 10-Kの主要工場一覧にハンツビル(アラバマ州)などが載るが、どの工場が何を作るかは対応づけて書かれていない | 確認できなかった | ― | 出典1 |
6. これまでの取り組み
| 時期 | できごと | 意味 |
|---|---|---|
| 1883年 | ペンシルベニア州で設立(10-K) | 塗料・コーティングの老舗 |
| 2000年 | Universal DisplayのOLED発光材料の製造パートナーに(2025年の発表が「2000年から」と記述) | 表面ではなく、電子材料の受託製造にも広がる |
| 2005年 | Gentexと航空機の調光窓(Boeing 787向け)で協業の合意(Gentex側の資料による) | PPGの資料には記載がなく、Gentex側の記述(出典15) |
| 2007年 | 「航空宇宙業界で初の電気変色の旅客機窓」を発売したと公式サイトが記述 | 電気で濃さが変わる窓の製品化の起点(会社の記述) |
| 2021年10月5日 | 銅を含む抗菌塗料COPPER ARMORについて、米国環境保護庁(EPA)の登録を得たと発表 | 抗菌の効果は試験条件つきの主張(第10章) |
| 2022年5月31日 | Meta Materialsと、XR用アイウェアの電気変色調光に関する覚書(MOU)を発表 | 窓以外への電気変色の展開。拘束力・期間・金額は発表文に記載なし |
| 2023年3月6日 | 船体用の生物致死剤を含まない汚損剥離型塗料 SIGMAGLIDE 2390 の省エネ・排出削減の数値を発表 | 数値は第三者の根拠に基づくと会社が説明(条件は発表文に詳細なし) |
| 2023年 | アイルランド・シャノンのOLED製造施設が開所 | OLED材料の供給体制の拡大 |
| 2024年 | シリカ事業を US$325百万で、米国・カナダの建築用塗料事業を US$516百万で売却 | ポートフォリオの絞り込み(10-K) |
| 2025年5月8日 | 航空宇宙の塗料・シーラント新工場に US$380百万を投じると発表 | 機能性を含む航空宇宙事業への最大級の投資 |
| 2026年4月20日 | データセンター向けの保護コーティング(EMI遮蔽、帯電防止、防火、遮熱など)を発表 | 製品名・性能値は発表文になく、機能の列挙にとどまる |
7. 今後の計画
(有機的成長)航空宇宙などが牽引と10-K
10-Kは2026年の見通しとして、産業向け需要の弱さが続く一方、航空宇宙コーティングなどが成長を牽引し、有機的な売上成長は横ばいから低い1桁台の増加になるとしています 未確定/将来。 航空宇宙事業は2025年に有機的売上が2桁%増で、「ボトルネックの解消と製造能力の拡大に注力する」とも書かれています 事実。
次は、10-Kと公式の発表で確認できませんでした 未確定/将来。
電気変色窓・防汚塗料・抗菌塗料それぞれの売上・出荷数量/Meta Materialsとの覚書のその後の進展/新工場で作る製品の内訳(塗料とシーラントの比率、透明部材を含むか)/ 機能性の製品に限った研究開発費・人員。
8. この会社は機能性材料で何を目指しているか
機能性の製品を主題にした中長期の戦略は、10-Kにも公式発表にも書かれていません。以下は公開された事実から読み取れる範囲の推測です。
| 読み取れること | 根拠となる一次情報 | 区分 |
|---|---|---|
| 機能性は「新素材の単発」ではなく、用途ごとに認定を受けた製品群として売る型 | 航空宇宙の透明部材は機種ごと(Airbus、Boeing、Bombardier、Embraer、ATR)に供給し、米国連邦航空局(FAA)の修理承認も取得したと公式サイトが記述 | 推測 |
| 機能性を伸ばす主戦場は航空宇宙 | 10-Kで航空宇宙の有機的売上が2桁%増・受注残が増加、新工場にUS$380百万、公式サイトで電気変色窓・紫外線遮断窓を前面に出す | 推測 |
| 電気変色を窓以外(アイウェア)へ広げる試みがあった | 2022年のMeta Materialsとの覚書。ただしその後の商用化は確認できなかった | 事実(試み)/推測(意図) |
| 防汚・抗菌は、効果の数値を自社が示す型 | SIGMAGLIDE 2390とCOPPER ARMORの発表文が、数値と試験方法・注記を自社で示している | 推測 |
「航空宇宙が主戦場」と読む最大の理由は、設備投資の規模です。PPGは2025年5月に、航空宇宙の塗料・シーラント専用の新工場へUS$380百万を投じると発表しました 事実。 一方、防汚塗料や抗菌塗料について、同規模の専用設備の発表は確認できませんでした。 ただし、新工場の製品は「塗料とシーラント」と発表されており、電気変色窓などの透明部材を含むかは書かれていません。 そのため「機能性の製品に投資している」とまでは言えず、機能性を含む航空宇宙事業への投資としか読めない点に注意が必要です 未確定/将来。
9. 機能性材料分野の提携マッピング
10. 提供している技術・製品・サービス
PPGの公式資料で機能が確認できた製品を、性能値の出所つきで整理します。いずれもメーカー公称で、第三者の査読論文や規格適合の確認は本稿では行っていません。他社製品との優劣はつけません。
| 製品 | 機能 | メーカー公称の内容と条件 | 出典 |
|---|---|---|---|
| SIGMAGLIDE 2390 | 船体の汚れの付着を抑える(生物致死剤を含まない汚損剥離型) | 動力の節約は最大20%、速度低下は1%未満、CO2排出は従来の防汚塗料より最大35%低いと発表。根拠は第三者の証拠でISO 19030とITTCの規格に沿うとする。船型・運航条件の詳細は発表文になく、実際の性能は船と運航条件による | 出典8 |
| SILVERSAN | 粉体塗料に銀イオンの抗菌処理 | 銀イオンをゆっくり放出し、塗膜上の微生物の増殖を抑えるとする。耐熱性は100℃まで試験済み。抗菌の効果は塗膜の表面に限られ、食中毒や感染症の原因菌からの使用者の保護を意味しないと注記 | 出典7 |
| COPPER ARMOR(2021年発表) | 銅を含む抗菌塗料 | 塗膜上で2時間以内に細菌・ウイルスの99.9%を死滅とする(EPAの試験法による)。効果は塗膜の完全性が保たれる間で最長5年とし、「感染管理・衛生プログラムの一部」と注記 | 出典9 |
| Alteos | 電気変色の旅客機窓シェード | ボタンで明るい状態・暗い状態・中間を選べ、紫外線・赤外線の透過を下げて客室の熱負荷を減らすとする。停電時は透明状態に戻る設計 | 出典5 |
| SOLARON BLUE PROTECTION | 航空機窓の紫外線・青色光の遮断 | UVA・UVBの99%超、高エネルギー可視光(青色光)の40%超を遮断。光学・構造の品質に影響しないとする | 出典6 |
| Surface Seal | 風防ガラスの撥水コーティング | 雨水を弾く塗膜で、紫外線に強く、航空機の洗浄液・整備用液と相性がよいとする。数値は公式ページになし | 出典14 |
| Opticor | 航空機窓用の透明プラスチック | 延伸アクリルより比重が小さく、クレーズ(微細ひび)に強いとする。難燃性は連邦航空規則14 CFR Part 25.853(a)に基づく試験を、Opticorと延伸アクリルの積層体で実施したと記述 | 出典13 |
| 特殊製品 | OLED材料・光学レンズ材料・フォトクロミック染料 | 10-Kが製品名を列挙するのみ。売上・性能値は記載なし | 出典1 |
PPGの航空機窓には、少なくとも3つの異なる機能が確認できます 事実。 (1) 窓の表面に撥水の薄膜を付ける(Surface Seal)。(2) 窓そのものに紫外線・青色光の遮断機能を作り込む(SOLARON BLUE PROTECTION。公式ページは「窓に作り込まれた、静的な遮断」と説明。遮断の方式は記載なし)。 (3) 窓の中に電気で濃さが変わる層を挟む(Alteos。内側のダストカバーと外側の構造窓の間に調光パネルを置く)。
(1)は表面が摩耗すると効果が落ち、塗り直しの整備が前提になります(公式ページが現場用の塗布キットを用意)。 (2)は窓の内部にあるため摩耗の影響を受けにくい一方、光の遮断は固定で、濃さを変えられません。 (3)は濃さを変えられますが、電源・制御・電極が必要で、重さと構造が複雑になります。 PPGの記述は、停電時に透明状態へ戻る設計(フェイルセーフ)に触れており、電気変色では「失敗時にどちらへ倒れるか」が航空機では設計条件になることが分かります 事実。上の(1)〜(3)の優劣は、条件が異なるため比べられません。
防汚塗料の側では、公式の説明は「水に浸かると塗膜が変わり、生物が認識・付着できない非常に滑らかな表面になる」という趣旨です。その分子レベルの機構は公開資料で確認できませんでした。一般に汚損剥離型塗料は、付着を完全に防ぐのではなく、付着を弱くして航行時の水流で剥がれやすくする考え方に立つとされます 未確定/将来(これは本稿の解説で、PPGの資料にある記述ではありません)。
COPPER ARMORの「99.9%・2時間」は、EPAの試験法で、塗膜上で、塗膜の完全性が保たれる間という条件つきの主張です。 「安全」「無害」「完全に防ぐ」といった一般化はできません。SILVERSANも会社自身が「使用者を保護するものではない」と明記しています。 SIGMAGLIDE 2390の数値も、比較の基準は従来の防汚塗料で、船・運航条件によって変わると会社が書いています。
11. この企業が抱えるリスク
| リスク | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| 機能性の売上が見えない | 機能性コーティング・電気変色窓などの売上・投資・人員が開示されておらず、外部から進捗を確かめにくい | 事実 |
| 性能値が自社の発表に依存 | 防汚・抗菌の数値は自社の発表文が出所。第三者の検証を本稿では確認していない | 事実 |
| 航空機の生産・納期への依存 | 10-Kは「航空宇宙コーティング事業は、顧客需要・生産目標・約束への対応力に一部依存する」とリスクに挙げる | 事実 |
| 新工場の立ち上げ | 2027年前半の完成予定は会社の目標で、遅れや費用増の可能性は排除できない | 未確定/将来 |
| 化学物質規制の増加 | 10-Kは「化学物質の登録に関する規制の数は今後も世界で増える見込み」と述べ、原料の入手性・事業性に影響しうるとする。個別の物質は特定されていない | 事実 |
| 共同開発の不透明さ | Meta Materialsとの覚書は拘束力・期間・金額が発表文になく、その後の商用化は確認できなかった | 推測 |
| ポートフォリオの変動 | 2024年にシリカ事業と米加の建築用塗料事業を売却。今後も事業の入れ替えが機能性の製品に及ぶ可能性 | 推測 |
12. 用語集
- 電気変色(エレクトロクロミック)
- 電圧をかけると色や濃さが可逆的に変わる性質。調光窓や防眩ミラーに使う。
- 汚損剥離型塗料
- 船体などに生物が付いても剥がれやすくする塗料。殺菌剤で付着を防ぐ防汚塗料とは考え方が違う。
- 生物致死剤(殺生物剤)
- 生物を殺す・抑える目的の化学物質。PPGは「含まない」塗料としてSIGMAGLIDE 2390を説明。
- フォトクロミック
- 光で色が変わる性質。サングラスのレンズに使う染料などが該当する。
- OLED
- 有機EL。有機材料が自ら発光する表示デバイス。PPGは発光材料の製造を請け負う。
- UVA/UVB
- 紫外線のうち波長の長い側(UVA)と短い側(UVB)。
- 有機的売上
- 為替の影響・買収・売却を除いた売上の増減。10-Kの用語(organic sales)。
- Form 10-K
- 米国上場企業が米国SECに提出する年次報告書。

13. 出典
- PPG Industries Annual Report and Form 10-K for the fiscal year ended December 31, 2025(米国SEC提出、2026年2月19日)。事業セグメント、特殊製品(OLED材料・光学レンズ材料・フォトクロミック染料)、航空宇宙塗料の受注残、売上、研究開発費、従業員数、設備投資、事業売却。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/79879/000007987926000046/ppg-20251231.htm
- PPG Industries 2025 Strategic Milestones(公式サイト)。シェルビー工場への投資決定、2025年の製品投入の一覧。 https://www.ppg.com/en-US/about-ppg/strategic-milestones
- PPG Industries Cutting-Edge Coating Innovations(公式サイト)。2007年の電気変色の旅客機窓、2021年のCOPPER ARMOR、SIGMAGLIDE 2390、PPG Advanced Surface Technologies、研究開発拠点の規模。 https://www.ppg.com/en-US/about-ppg/innovation
- PPG Industries Transparencies(航空宇宙の透明部材、公式サイト)。フライトデッキ窓、Surface Seal、Hydroskip、Opticor、Alteos、SOLARON BLUE PROTECTION の概要。 https://www.ppg.com/en-US/aerospace/products/transparencies
- PPG Industries Alteos Interactive Window System(公式サイト)。電気変色の客室窓シェード。 https://www.ppg.com/en-US/aerospace/products/transparencies/transparencies-technology/alteos
- PPG Industries SOLARON BLUE PROTECTION(公式サイト)。UVA・UVB・高エネルギー可視光(青色光)の遮断をうたう航空機窓。 https://www.ppg.com/en-US/aerospace/products/transparencies/transparencies-technology/solaron-blue-protection
- PPG Industries PPG SILVERSAN(公式サイト)。銀イオンによる抗菌処理を施した粉体塗料と、その注記。 https://www.ppg.com/en-US/industrialcoatings/powder-coatings/silversan
- PPG Industries SIGMAGLIDE 2390 marine coating delivers dramatic power savings and emissions reductions(プレスリリース、2023年3月6日)。 https://investor.ppg.com/news/news-details/2023/PPG-SIGMAGLIDE-2390-marine-coating-delivers-dramatic-power-savings-and-emissions-reductions/default.aspx
- PPG Industries PPG Receives EPA Registration for COPPER ARMOR Paint …(プレスリリース、2021年10月5日)。 https://investor.ppg.com/news/news-details/2021/PPG-Receives-EPA-Registration-for-COPPER-ARMOR-Paint-Powered-by-Corning-Guardiant-Technology-Proven-to-Kill-Bacteria-and-Viruses-Including-SARS-CoV-2-The-Virus-That-Causes-COVID-19/default.aspx
- PPG Industries/Meta Materials Meta Materials, PPG Announce Plans to Develop Electrochromic Applications for Ophthalmic Optics in the Extended Reality Market(プレスリリース、2022年5月31日)。 https://investor.ppg.com/news/news-details/2022/Meta-Materials-PPG-Announce-Plans-to-Develop-Electrochromic-Applications-for–Ophthalmic-Optics-in-the-Extended-Reality-Market/
- PPG Industries PPG to invest $380 million to build new U.S. manufacturing facility in Shelby, N.C., for aerospace coatings and sealants(プレスリリース、2025年5月8日)。 https://news.ppg.com/Press-Releases/news-details/2025/PPG-to-invest-380-million-to-build-new-U-S–manufacturing-facility-in-Shelby-N-C–for-aerospace-coatings-and-sealants/default.aspx
- PPG Industries PPG, Universal Display Corporation celebrate 25 years of partnership with community donations(プレスリリース、2025年10月30日)。 https://news.ppg.com/Press-Releases/news-details/2025/PPG-Universal-Display-Corporation-celebrate-25-years-of-partnership-with-community-donations/default.aspx
- PPG Industries Opticor advanced transparency material(公式サイト)。航空機用の透明プラスチック。 https://www.ppg.com/en-US/aerospace/products/transparencies/transparencies-technology/opticor
- PPG Industries PPG SURFACE SEAL hydrophobic coating(公式サイト)。風防ガラス用の撥水コーティング。 https://www.ppg.com/en-US/aerospace/product/ppg-surface-seal-hydrophobic-coating/PLP0000018792
- Gentex Corporation Annual Report on Form 10-K for the fiscal year ended December 31, 2011(米国SEC提出、2012年2月22日)。PPG Aerospaceとの2005年の調光窓の合意に関する記述(Gentex側の資料)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/355811/000119312512071341/d271124d10k.htm
14. 主張と出典の対応表
最終更新:2026年10月10日/Troy Technical
本稿の数値はPPGが米国証券取引委員会(SEC)に提出した法定開示書類と、PPGの公式サイト・公式プレスリリースに基づきます。調査会社の推計値・報道ベースの数値は使用していません。製品の性能値はメーカー公称であり、本稿で検証したものではありません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。