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アンプリウス・テクノロジーズ 企業解説

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COMPANY PROFILE / 次世代蓄電

アンプリウス・テクノロジーズ
― シリコン負極の電池セルを設計・販売する、米国ニューヨーク証券取引所上場の会社。顧客はドローンなどの航空用途が中心で、量産の多くは外部の受託工場に任せている

Amprius Technologies(アンプリアス)は、シリコン負極のリチウムイオン電池セルを設計して販売する会社です。本社は米国カリフォルニア州フリーモント。NYSE(ティッカー AMPX)に上場しています。主な用途は、ドローン(無人航空機)、成層圏の高高度擬似衛星(HAPS)、軽電動車(電動二輪など)で、EV向けは「現在は注力していない」と10-Kに書いています。製品は2つ:自社のナノワイヤ型シリコン負極「SiMaxx」と、中国・南京のBerzelius社と共同開発した粒子型の負極材を使う「SiCore」です。

2025年12月期の売上はUS$7,301万(前期比+202%)、純損失はUS$4,402万でした。2026年上半期の売上はUS$6,257万(前年同期比+137%)、純損失はUS$820万で、同社は通期の売上見通しを「US$1.4億以上」へ引き上げています(会社の見通し)。生産はSiCoreを外部の受託工場(韓国の企業連合、米国のNanotech Energyなど)とBerzeliusに任せ、自社はフリーモントにパイロットライン(10 MWh規模へ拡張中)を持ちます。2026年9月には、米国政府と最大US$7,500万のOther Transaction Agreement(小型ドローン向けの国内生産)を結びました。

本稿は、米国証券取引委員会(SEC)の10-K・10-Q・8-Kと、製品カタログを一次情報とし、何を確認でき、何を確認できなかったかを整理します。データシートの値はメーカー公称で、セルごと・条件ごとに違います。

構成:SEC EDGARの10-K(2025年12月期)、10-Q(2026年6月期)、8-K 6件(2026年1月〜9月)、公式の製品カタログ(2026年第3四半期版)、公式サイトを一次情報として使用/最終更新 2026年10月10日

この記事でわかること
  1. 30秒でわかるAmprius Technologiesと、次世代蓄電での立ち位置
  2. ロゴと社名の表記について
  3. 次世代蓄電の世界で、この会社はどこにいるか
  4. 会社の規模
  5. 次世代蓄電にかけているリソース
  6. これまでの取り組み
  7. 今後の計画
  8. この会社は次世代蓄電で何を目指しているか
  9. 次世代蓄電分野の提携マッピング
  10. 提供している技術・製品・サービス
  11. この企業が抱えるリスク
  12. 用語集
  13. 出典
  14. 主張と出典の対応表

1. 30秒でわかるアンプリウス・テクノロジーズと、次世代蓄電での立ち位置

正式名称Amprius Technologies, Inc.2022年9月14日にKensington Capital Acquisition Corp. IVとの事業統合(SPAC)で上場。会社の創設は2008年にスタンフォード大学で開発された技術に始まると説明
本社米国 カリフォルニア州
フリーモント
1180 Page Avenue, Fremont, CA 94538(10-Kの記載)。2026年8月に賃貸を2034年6月まで延長
上場NYSE(AMPX)発行済み普通株式 137,019,004株(2026年2月27日)。大株主の一覧は本稿では確認していない
この分野での類型セル・材料メーカー主たる類型:シリコン負極の電池セルの設計・販売。負極材とセルの製造は外部に依存(受託・調達)
中心となる電池シリコン負極セル
SiCore・SiMaxx
SiCore:粒子型の負極材(Berzelius由来)。SiMaxx:自社のナノワイヤ型。正極はNMC・NMCA(データシート)
主な製造拠点フリーモント(パイロット)
外部の受託工場
自社は10 MWh規模へ拡張中。受託工場の年間能力は「2.0 GWh超にアクセスできる」と説明(2026年6月末)
従業員109人
(2025年末)
常勤97人+臨時・契約12人。研究開発27人、製造45人(常勤)。大半がフリーモント
売上・利益売上 US$73.0 million
純損失 US$44.0 million(2025年)
粗利益US$8.3 million(粗利率11%)。2026年上半期は売上US$62.6 million、純損失US$8.2 million
まず押さえるべき1点

Ampriusの強みは、セルの重量エネルギー密度が高いこと(データシートで最大450 Wh/kg)を、ドローンなどの航空用途で実績にしている点です。10-Kは、顧客(AALTO Airbus、AeroVironment、BAE Systems、Teledyne FLIR、米陸軍など)が検証済みで、2025年末までに累計420万個超のセルを出荷したと説明します。10-Kの数値は上場会社の法定開示です 事実。

ただし、最高のエネルギー密度のセルは、サイクル寿命が150回程度(試験条件つき)で、サイクル寿命が長いセルはエネルギー密度が低くなります。製品ごとに条件が違うため、1つの数字で性能は語れません。また、売上の多くは外部で作られたセル(Berzelius、受託工場)の再販で、自社で量産するセルは限られます 未確定/将来。最大US$7,500万の契約は、大半が未拠出で、将来の予算に左右されます。

2. ロゴと社名の表記について

ロゴは同社の公式サイト(amprius.com)に掲載されている画像(赤い円を並べたマークと、小文字の「amprius」)の、明るい背景用の黒文字版を、そのまま取得して設置しています。生成画像による再現は行っていません。

表記の注意:社名は Amprius Technologies, Inc.(略して Amprius)です。製品名の SiCore と SiMaxx は同社のセルのブランド名で、会社名とは別です。同社は2018年から電池を商業生産していると説明します。本稿の「同社」は Amprius を指します。

公式サイト:https://amprius.com/

3. 次世代蓄電の世界で、この会社はどこにいるか

次世代蓄電に関わる企業の4つの類型 同じ「電池の会社」でも、つくる・新方式・システム・リサイクルで、強みと売り先が違う セル・材料 長時間・新方式 蓄電システム リサイクル 電池と素材をつくる 新しい化学で長く貯める 電池を組んで電力網へ 使用済み電池から材料へ CATL/LGES パナソニック/Sila Form Energy/Eos ESS/日本ガイシ Tesla/Fluence ほか Redwood Materials ほか 量産規模と材料技術 安価な材料と長寿命 設計と運用の実績 回収網と純度の高さ 価格競争と投資に左右 量産と実績の少なさ 電池価格と案件に左右 原料価格と回収量に左右 Ampriusは「セル・材料」。シリコン負極のセルを設計・販売し、量産の多くは外部に任せる 米国政府の最大US$7,500万の契約(OTA)で国内生産を構築する計画。大半が未拠出で未確定
図1 次世代蓄電に関わる企業の4類型と、Ampriusの位置づけ。区分は本稿によるもので、企業名は本シリーズで扱う企業から例示しています 本稿の計算。材料の中心は、シリコン(原料はシランガス)の負極と、NMC・NMCAの正極です。

Ampriusの主たる類型はセル・材料メーカー(シリコン負極セル)で、従たる類型はありません。蓄電システムや電力網向けの製品は、公式資料に記載がありません。事業を、10-Kなどで確認できた範囲で整理します。

事業・用途Ampriusでの位置づけ確認できた一次情報区分
ドローン(無人航空機)・HAPS主要な用途。10-Kは、AALTO Airbusの成層圏機Zephyrのセルを2018年から供給し、2025年に67日間の連続飛行の記録を達成と説明。顧客:AeroVironment、BAE Systems、Teledyne FLIR、Nokia Drone Networksなど10-K(2025年12月期)事実(会社の説明)
軽電動車(電動二輪など)2026年8月の決算発表で、Stark Future(バルセロナの電動二輪メーカー)との複数年の供給契約(2027年開始、売上機会「US$1億超」と説明)を発表8-K(2026年8月)事実/金額は未確定/将来
eVTOL(電動垂直離着陸機)「有力なeVTOLメーカーと2021年から技術評価」と説明。採用の実績は確認できなかった10-K事実/採用は確認できず
EV(自動車)「現在は注力していない」。米国先進電池コンソーシアム(USABC)に2024年11月にSiMaxxのA-sample EVセルを出荷し、USABCの2025年目標の多くを満たしたと説明10-K事実(会社の説明)
定置用蓄電・電力網公式資料に記載なし―確認できず
セルの製造自社のパイロットライン(SiMaxx、10 MWh規模へ拡張中)と、外部の受託工場(SiCore)10-K、10-Q事実

4. 会社の規模

Ampriusは上場会社のため、10-K・10-Qの数値を中心に示します。数値は米国の会計基準による法定開示です 事実。

項目確認できた内容
売上(2025年12月期)US$73,011千(前期US$24,167千、+202%)。うち電池の販売の増加がUS$49.5 million、SiCoreがUS$48.1 million。顧客1社でUS$27.1 million(売上の約37.1%。本稿の計算)本稿の計算
損益(2025年)粗利益US$8,264千(粗利率11%、前期は−US$18,330千)。研究開発費US$9,430千、販売管理費US$22,956千、減損等US$22,524千(ブライトン工場の使用権資産・建設仮勘定US$19.1 millionなど)。営業損失US$46,646千、純損失US$44,024千
2026年上半期売上US$62,568千(+137%)、粗利益US$15,020千(粗利率24%)、研究開発費US$7,898千、純損失US$8,200千。第2四半期は売上US$34.0 million、粗利率27%。通期見通し:売上US$1.4億以上、粗利率28%以上、純損失US$1,000万未満(会社の見通し)
財務の状態2025年末:現金US$90.5 million、総資産US$156,891千、自己資本US$103,815千、借入なし。2026年6月末:現金US$74.5 million。2025年のATM(市場売却)で純額US$9,750万(累計)を調達し、2025年12月に枠を使い切った
従業員109人(常勤97、臨時・契約12)。研究開発27人、製造45人(常勤)。主にフリーモント
拠点フリーモントの本社・パイロット製造施設。コロラド州ブライトンの774,000平方フィートの賃借(GWh規模の工場計画)は、2026年1月に解約
特許2025年末で86件(登録74件〔米国35、EU・韓国・日本・中国・台湾・イスラエル39〕、出願中10件、スタンフォード大学からのライセンス米国特許2件)。登録特許の満了は2030〜2039年
顧客累計500社超が検証(2025年末)、2025年は「数百社」に出荷。10-Kが挙げる主な顧客:AALTO Airbus、AeroVironment、BAE Systems、Kraus Hamdani Aerospace、Nokia Drone Networks、Nordic Wing、Teledyne FLIR、米陸軍。2025年末の売掛金の64%が主要顧客1社
ここで注意

「100%シリコン負極(不活性な添加剤なし)の技術は同社だけ」「高性能セルの市場でリーダー」といった表現は、同社自身の説明です。他社との順位や優劣は、本稿では判断しません。10-Kは、競合として黒鉛系の大手セルメーカーと、Berzelius、BTR、Enovix、Group14、Nexeon、Sila、Storedotなどのシリコン複合負極の会社を挙げていますが、本稿はそれらとの比較を行いません。

5. 次世代蓄電にかけているリソース

4点(人・金・外部・大学や公的資金)で、確認できたか/できなかったかを整理します。

項目確認できた内容区分
人(研究開発拠点・人員)研究開発27人(常勤、2025年末)、製造45人。拠点はフリーモント。博士号・修士号の保有者が多いと説明。人員は2025年から増加(R&D費の増加はR&D人員の増加による)。技術の源流はスタンフォード大学(2008年)事実
金(研究開発費・設備投資・調達)研究開発費 US$9,430千(2025年、売上比12.9%。本稿の計算)本稿の計算、2026年上半期 US$7,898千。設備投資(投資活動のキャッシュ)は2025年にUS$4.4 million。調達:2025年に株式売却(ATM)で約US$6,370万、2023年の枠の累計でUS$9,750万。2026年にワラントの交換(株式化)。資金調達に負債はない(2025年・2026年上半期)事実
外部への出資・買収・合弁・事業売却Ampriusによる他社への出資・買収・合弁・事業売却は確認できなかった。契約:Berzeliusとの独占購入契約(2023年11月)、受託製造(韓国の企業連合「Amprius Korea Battery Alliance」、米国のNanotech Energy〔2026年1月〕)。旧親会社 Amprius Holdings は2024年10月に解散し、株式が株主に分配された確認できず(自社の出資)/契約は事実
大学・研究機関・公的資金との連携大学:スタンフォード大学から特許2件のライセンス。公的資金:米国国防イノベーション部門(DIU)の契約(2025年7月にUS$14.8 million、のちにUS$18.1 millionへ増額)。2026年9月のOTA(最大US$7,500万、うち約US$2,200万を拠出済み)。連邦の製造税額控除US$0.5 million(2025年)。DOEの助成・融資は確認できなかった事実/DOEは確認できず

主要な製品・設備の状況

次の表は、10-K・10-Q・8-Kで確認できた範囲です。能力は契約上アクセスできる年間の生産能力(会社の説明)で、実際の出荷量や稼働率は公開されていません。

設備場所規模段階日付・出典
フリーモントのパイロットラインカリフォルニア州kWh規模から10 MWh規模へ拡張中。SiCoreの試作を迅速に行う能力を追加。DIU契約が加速拡張中。2026年8月に生産設備の約40%の据付に着手と説明10-K、2026年8月の決算発表
受託製造(SiCore)韓国ほか。Berzeliusの生産ライン(中国・南京)年間2.0 GWh超にアクセス(パウチ・円筒・角形)。2026年6月末も同じ表現稼働(契約上の能力。実際の出荷量は非公表)10-K、10-Q
Nanotech Energy(米国の受託製造)カリフォルニア州規模の記載なし提携を発表(2026年1月)。生産状況は確認できなかった10-K
ブライトン工場(GWh規模の計画)コロラド州774,000平方フィートの賃借。GWh規模の計画だった中止。2025年末に減損US$19.1 million、2026年1月30日に解約金US$2,000万で解約10-K、8-K(2026年2月)
国内生産の構築(Project acCELLerate)米国(場所の記載なし)小型ドローン(Group 1〜3)向けの高エネルギー密度パウチセルの国内生産。最大US$7,500万計画(基本期間:2026年9月23日〜2028年9月22日)。未確定/将来8-K(2026年9月)

6. これまでの取り組み

時期できごと意味
2008〜2018年2008年にスタンフォード大学でシリコン負極の技術を開発。2018年から商業生産15年超の研究開発(会社の説明)
2022年9月14日Kensington Capital Acquisition Corp. IVとの事業統合でNYSEに上場資金調達の手段を確保
2023年3月に500 Wh/kg超のプロトタイプセル(25℃、第三者検証と説明)。4月にブライトンの賃借契約。11月にBerzeliusと独占購入契約(米国・カナダ・メキシコ)。SiCoreの限定出荷粒子型の負極材の調達と、GWh規模の工場計画
2024年1月にSiCoreを本格販売。10月に旧親会社Amprius Holdingsが解散。11月にUSABCへSiMaxxのEVセルを出荷外部製造への移行と、EV用の評価
2025年1月に360 Wh/kgのSiCore。7月にDIU契約(US$14.8 million)。売上US$73.0 million(+202%)。12月に市場売却(ATM)の枠を使い切り、ブライトンの減損ドローン向けの出荷の急増と、GWh規模の工場計画の撤回
2026年1月1月30日にブライトン賃貸を解約(解約金US$2,000万)。米国の受託製造Nanotech Energyとの提携自社の大型工場から、受託中心へ
2026年5〜8月5月に公募ワラントの株式への交換。8月4日に通期の売上見通しをUS$1.4億以上へ引き上げ(Stark Future、欧州のドローン企業の受注)。8月7日にフリーモントの賃貸を2034年まで延長見通しの引き上げと、本社拠点の維持
2026年9月23日米国政府とOTA「Project acCELLerate」(最大US$7,500万)を締結国内生産の資金を国から得る計画

7. 今後の計画

通期の見通し(2026年)売上 US$1.4億以上
粗利率 28%以上
2026年8月の会社の見通し。純損失US$1,000万未満、調整後EBITDA US$400万以上、設備投資US$1,000万未満
Project acCELLerate最大US$7,500万
基本期間2年(〜2028年9月)
約US$2,200万を拠出済み。残りは将来の予算が前提。30日前の通知で双方が終了できる(8-K)
フリーモントの拡張10 MWh規模のパイロット
据付を進行中
2026年8月に、生産設備の約40%の据付に着手と説明
Stark Futureの契約2027年開始
売上機会「US$1億超」
複数年の供給契約。金額は会社の見込みで、確定ではない

同社は、受託製造のパートナーを今後も世界で広げる(大手の実績ある企業を選ぶ)と説明しています 未確定/将来。EV用セルは開発中で、「サイクル寿命、生産量、コストの改善が必要」と10-Kが述べます。

確認できなかったこと

次はいずれも一次資料に記載がありません 未確定/将来。

受託工場の名称と、実際の出荷量・稼働率(Berzeliusと韓国の企業連合を含む)/SiCoreの負極材の構造・シリコン含有率(SiMaxxは99.5〜99.9%と記載、SiCoreは記載なし)/Project acCELLerateの生産地・規模・時期/定置用蓄電向けの製品/DOEの助成・融資/Stark Futureの契約金額の確定/カタログ表紙の「1,150 Wh/L」に対応するデータシート(データシートの最大は1,000 Wh/L)。

8. この会社は次世代蓄電で何を目指しているか

ここは会社が直接には述べていない部分を含みます。一次情報から読み取れる範囲の推測として、根拠とともに書きます。

読み取れること根拠となる一次情報区分
外部製造を前提に、設計とブランドで売上を伸ばす事業モデルへ移行している10-Kの「受託製造は最小の設備投資で能力を増やせる」との説明。ブライトンの減損・解約。SiCoreは受託工場とBerzeliusから調達事実(会社の説明)/位置づけは推測
ドローン・防衛向けを主戦場にし、米国の調達規則(NDAA)に適合する国内供給を得ようとしているDIU契約、Project acCELLerate(NDAA第842条への適合)、10-Kが「NDAA適合の供給元の確保が必要」と記載事実(会社の説明)/推測
軽電動車(電動二輪)へ広げ、航空以外の売上を作ろうとしているStark Futureの契約、10-Kが軽電動車用途を挙げる事実/推測
EVは長期の目標で、当面は優先していない10-K「EV市場には現在注力していない」。USABCへのサンプルは出荷済み事実(会社の説明)
推測の根拠を1つだけ詳しく

「外部製造を前提とするモデルへ移った」と読む根拠は、GWh規模の自社工場計画を2025年末に減損・撤回し、同時に外部のセル製造の能力(2.0 GWh超)と米国の受託製造との提携を前面に出していることです。10-Kは、ブライトンを減損した理由を「業界の大きな変化、特に、世界の受託製造により顧客の需要へ速やかに応えられること」と説明しています。

ただし、外部の受託工場の名称・出荷量は非公表で、品質や知財の管理への影響は、10-K自身が「管理を失うリスク」として挙げています。これは10-Kの内容から本稿が読み取った解釈です 未確定/将来。

9. 次世代蓄電分野の提携マッピング

Ampriusを中心とした、供給・製造受託・ライセンス・資金との関係 10-K・8-K・10-Qなどの公式資料に記載のある関係のみ。契約の金額の多くは非公表 供給・調達・製造受託 ライセンス 資金・助成 Amprius シリコン負極セル AALTO(Airbus) 成層圏機Zephyrに2018年から供給 AeroVironment・Teledyne FLIR 無人航空機向け(10-K) Stark Future 2027年開始の供給契約(US$1億超の見込み) Berzelius(中国・南京) 負極材・SiCoreの供給元。独占購入契約 Amprius Korea Battery Alliance 韓国の企業連合。SiCoreの受託製造 Nanotech Energy(米国) 受託製造の提携(2026年1月) スタンフォード大学 米国特許2件のライセンス 米国政府(DIU・OTA) DIU US$1,810万、OTA最大US$7,500万
図2 Ampriusを中心とした供給・製造受託・ライセンス・資金との関係。出典:SEC提出書類(10-K、10-Q、8-K)、2026年8月の決算発表。図に含めたのは公式資料に記載のある関係だけです。Berzeliusは10-Kが「元の関連会社(former affiliated company)」と説明する中国の会社で、同社の取締役の一人(元CEOのKang Sun氏)がBerzeliusの取締役会に属します。契約の金額・量は、Stark Futureの見込み以外は非公表です。OTAは最大US$7,500万のうち約US$2,200万の拠出で、残りは将来の予算を前提とします。

同社の関係の特徴は、負極材と製造の大部分を外部(中国のBerzelius、韓国の企業連合、米国のNanotech Energy)に依存し、資金と売上の一部を米国政府に依存していることです。外部製造の相手先の社名は、Berzelius、Nanotech Energy以外は公式資料では確認できません 未確定/将来。

10. 提供している技術・製品・サービス

以下は、10-Kと製品カタログ(Q3 2026)の記述です。数値はすべてメーカー公称で、データシートごとに測定条件が違います。1つの数字だけを取り出して他社と比べないでください。最高のエネルギー密度のセルと、最長のサイクル寿命のセルは、別のセルです 事実。

セル(型番・種類)エネルギー密度(メーカー公称)サイクル寿命(条件)外部の圧力・備考
SA04(8.9 Ah、パウチ、NMC)長寿命セル315 Wh/kg(包装を含む)、680 Wh/L(SOC 30%)1,400回(+1C/−1C、DOD 100%、容量維持80%まで)。3,000回(DOD 87%)クランプの記載を確認できなかった
SA02(11.25 Ah、パウチ、NMC)バランス型340 Wh/kg(1C放電)、770 Wh/L700回(+1C/−1C、DOD 100%、80%まで)。1,000回(DOD 90%)クランプの記載を確認できなかった
SA03(11.84 Ah、パウチ、NMC)エネルギー型400 Wh/kg、875 Wh/L300回(+0.3C/−1C、DOD 100%、80%まで)。700回(DOD 70%、90%まで)外部クランプ15 PSIを推奨
SA24(3.8 Ah、18650、NMC)280 Wh/kg、790 Wh/L600回(+0.5C/−1C、4.2〜2.75 V、70%まで)円筒形
SA133(70 Ah、パウチ、NMC)340 Wh/kg、700 Wh/L1,000回(+1C/−1C、DOD 100%、80%まで)大型セル。データシート版「P1」
SA102(4.24 Ah、パウチ、NMCA)「PRELIMINARY」450 Wh/kg、950 Wh/L150回(+0.2C/−0.2C、DOD 100%、80%まで)外部クランプ30 PSIが必要
SA109(11.5 Ah、パウチ、NMCA)「PRELIMINARY」450 Wh/kg(0.1C放電)、1,000 Wh/L150回(+0.2C/−0.2C、DOD 100%、80%まで)外部クランプ30 PSIが必要

表の値は、製品カタログ(Q3 2026)のデータシートによります。PSI=ポンド毎平方インチ(約6.9 kPa)。カタログ表紙は「最大450 Wh/kgと1,150 Wh/L」と書きますが、1,150 Wh/Lを示すデータシートは確認できず、データシートの最大値は1,000 Wh/Lでした。10-Kの「最大450 Wh/kg、サイクル最長1,400回」も、別のセルの値です(上の表のSA102系とSA04)。

項目10-Kの記載(メーカー公称)
SiCore(エネルギー型)最大450 Wh/kg、950 Wh/L(放電1Cまで)、サイクル最大150回(DOD 100%)
SiCore(出力型)最大360 Wh/kg、800 Wh/L(放電10Cまで)、サイクル最大200回。0〜80%の充電が6分未満
SiCore(バランス型)最大340 Wh/kg、770 Wh/L(放電3Cまで)、サイクル最大700回(DOD 100%)または1,000回(DOD約90%)
SiCoreの円筒形18650で4 Ah、21700で6.5 Ah、サイクル最大500回
SiMaxx A-sample(EV向け)開始時360 Wh/kg(USABCの終了時目標275 Wh/kgを上回る)、出力密度1,200 W/kg、15分で90%まで充電(USABCの目標は80%)
素材技術者の視点:SiMaxxとSiCoreは、シリコンの膨張を「構造」で受け止める別々の方式

(1) SiMaxx:箔の上に育てたシリコンのナノワイヤ。10-Kによれば、金属箔の上にナノワイヤの鋳型を成長させ、そこに低密度のシリコンを被覆し、さらに薄い高密度のシリコンで包みます。1 cm²あたり100万本超のナノワイヤがあり、ナノ・マイクロの空隙がシリコンの膨張(粒子では最大300%と説明)を吸収し、ワイヤは箔に根元でつながって電気的な接触が保たれると説明します。負極のシリコン含有率は99.5〜99.9%で、同社は「100%シリコン」と呼びます。原料のシランガスに添加する化合物でサイクル寿命を改善する研究も行っています。導電助剤や結着剤を含まない点が、粒子を使う方式(Sila、Group14など)との大きな違いですが、優劣は本稿では判断しません。

(2) SiCore:Berzelius由来の粒子型の負極材。10-Kは、「超微細なシリコンのナノ構造の内部と、多層の表面保護をもつ、ボトムアップの構造」と説明します。黒鉛の材料と同じ設備・環境で処理でき、構造が頑丈なため、高密度の薄い電極にプレスできる、と述べます。シリコンの含有率、粒子径、表面保護の材質は記載がありません。黒鉛などの活物質、結着剤、導電助剤と組み合わせて使えると書かれています。シリコン負極一般の考え方は、本シリーズの技術解説『シリコン負極とナノ構造電極』を参照してください。

(3) 電位とクランプ。10-Kは、シリコンの負極は黒鉛より少なくとも100 mV高い電位で働くため、急速充電と低温での動作に有利で、過充電のリスクも下がる、と説明します。一方、高エネルギー型のデータシートには外部クランプ(15〜30 PSI)が必要との注記があります。膨張を抑えるために外側から押さえる設計と読め、パック設計に影響します(推測)。

(4) エネルギー密度と寿命のトレードオフ。上の表のとおり、450 Wh/kgのセルは150回、315 Wh/kgのセルは1,400回、と同じ会社の製品でも条件が大きく違います。放電深度(DOD)、充電レート(+0.2C/+1C)、温度、クランプの有無が違うため、1つの数字を他社の値と並べて「勝ち負け」を言うことはできません。正極(NMC、NMCA)の違いにも注意が必要です。

(5) 材料の調達。SiCoreの負極材は中国・南京のBerzeliusが独占的に供給します。米国の国防調達の規則(NDAA)が将来「懸念される外国の主体(foreign entities of concern)」由来の電池・部品の調達を制限する、と10-Kは述べ、DIU契約のもとで、NDAA適合の供給元を確保する責務があると書きます。材料の産地は、顧客(特に防衛用途)にとって製品の選定条件になりうる、という点も重要です。

11. この企業が抱えるリスク

リスク内容区分
赤字と資金2025年の純損失はUS$44.0 million。2026年上半期もUS$8.2 million。通期の見通しは「純損失US$1,000万未満」(会社の見通し)。借入はないが、ATMの枠は使い切った。2026年6月末の現金US$74.5 million。会社は、現金と売上で少なくとも12か月の資金を賄える見込みと説明事実/見通しは未確定/将来
外部製造・供給元への依存SiCoreは、Berzeliusと受託工場に依存。10-Kは、製造工程の管理を失うこと、品質、知財、納期のリスクを挙げる。Berzeliusは元の関連会社で、同社の取締役(元CEO)がBerzeliusの取締役会に属する(10-K)。受託先の名称は公開されていない事実(会社の説明)
米国の調達規則・関税10-Kは、NDAAが将来、「懸念される外国の主体」由来の電池・部品の国防総省の調達を制限するとし、DIU契約のもとで適合する供給元を確保する責務があると述べる。米国の対中関税の影響も記載。本稿は規則の段階(提案・採択・施行)の詳細を確認していない事実(会社の説明)/確認できず
顧客の集中2025年は1社でUS$27.1 million(売上の約37.1%、本稿の計算)本稿の計算。売掛金の64%が主要顧客1社。売上の大きな部分が欧州の顧客。顧客の需要が変わると業績に影響事実/本稿の計算
性能の条件最高のエネルギー密度のセルは寿命が短く、外部クランプが必要な型番がある。カタログ表紙の1,150 Wh/Lを示すデータシートは確認できない。EV向けは寿命・コスト・量産の改善が必要と10-Kが述べる事実(メーカー公称)/確認できず
政府契約の条件OTA(最大US$7,500万)は、約US$2,200万を拠出済みで、大半が将来の予算を前提。成果に応じたマイルストーン払いで、30日前の通知で終了できる。DIU契約は増額された(US$14.8 million → US$18.1 million)事実/未確定/将来
計画の変更GWh規模のブライトン工場計画を撤回(減損US$19.1 million、解約金US$2,000万)。2025年の純損失と2026年のキャッシュに影響。将来の生産拠点の方針は更新されうる事実
競合・代替技術10-Kは、黒鉛系の大手と、シリコン複合負極の企業(Group14、Sila、Enovixなど)、将来はリチウム金属や固体電池との競合を挙げる。本稿は優劣を判断しない事実(会社の説明)
安全・認証ドローン用セルの釘刺し試験(MIL-PRF-32383の項、2022年)に合格と説明するが、特定のセルの特定の条件の結果で、一般化できない。製造物責任の請求リスクを10-Kが記載事実(会社の説明)

12. 用語集

SiCore
Ampriusのシリコン負極セルの主力ブランド。粒子型の負極材(Berzelius由来)を使う。
SiMaxx
Ampriusが自社で作る、ナノワイヤ型のシリコン負極セルのブランド。
Berzelius
中国・南京の会社(Berzelius (Nanjing) Co., Ltd.)。10-Kは「元の関連会社」と説明。
Wh/kg・Wh/L
重量・体積あたりのエネルギー。条件(放電レート、温度、包装を含むか)で変わる。
DOD・SOH
放電深度/健全度(劣化後の容量の割合)。「80%まで」は容量が当初の80%になるまで。
クランプ(PSI)
セルを外から押さえる力。PSI=ポンド毎平方インチ(約6.9 kPa)。
HAPS
成層圏を長時間飛行する高高度擬似衛星。太陽光と電池で運用する。
UAS・eVTOL
無人航空機(ドローン)/電動の垂直離着陸機。
USABC
米国先進電池コンソーシアム。EV用電池の目標を定め、評価する。
DIU
米国国防総省の国防イノベーション部門。民間の技術を導入する契約を結ぶ。
OTA(Other Transaction Agreement)
通常の調達規則とは異なる形式で結ぶ、米国政府の契約。マイルストーンで支払う。
NDAA
米国の国防権限法。国防調達の規則を定める。10-Kは、将来、電池・部品の産地を制限すると説明する。
ATM(市場売却)
株価を見ながら、証券会社を通じて少しずつ新株を売る資金調達の方法。
メーカー公称
メーカー自身が示す説明や性能値。測定条件と版が一緒でないと、他の製品と比べられない。
図3 パウチ形のセルを外から圧力をかけて評価する場面を表した概念図
図3 パウチ形のセルを外から圧力をかけて評価する場面を表した概念図。シリコン負極のセルは、膨張を抑えるために外部の圧力(クランプ)を指定する型番があります(AI生成による概念図。実際の設備・製品を写したものではありません)。 図の読み方:パウチセルを二枚の板で挟む加圧治具です。実際の指定圧力は製品資料で確認します。

13. 出典

  1. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 10-K(2025年12月期、2026年3月6日提出)。事業、製品、製造、特許、人員、財務、リスク。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm
  2. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 10-Q(2026年6月30日の四半期、2026年8月6日提出)。2026年上半期の業績、資金、DIU契約の増額、ブライトン賃貸の解約。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000059/ampx-20260630.htm
  3. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K Exhibit 99.1(2026年8月4日。2026年第2四半期の決算発表と通期見通し)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000056/ampx-2026x08x04x8kex991.htm
  4. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K(2026年9月28日提出)。Other Transaction Agreement「Project acCELLerate」(最大US$7,500万)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000065/ampx-20260923.htm
  5. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K(2026年2月3日提出)。コロラド州ブライトンの賃貸借契約の解約(解約金US$2,000万)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000005/ampx-20260130.htm
  6. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K(2026年1月12日提出)。市場売却プログラム(ATM)の完了(純額約US$9,750万)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000003/ampx-20260112.htm
  7. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K(2026年5月7日提出)。公募ワラントの株式への交換契約。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000047/ampx-20260506.htm
  8. U.S. SEC(Amprius Technologies) Form 8-K(2026年8月13日提出)。フリーモントの賃貸借の延長(2034年6月まで)。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000062/ampx-20260807.htm
  9. Amprius Technologies Product Portfolio Q3 2026(製品カタログ。セル別のデータシートAMP-TDS-SA02-R7ほか)。 https://amprius.com/documents/Amprius_Product_Catalog.pdf
  10. Amprius Technologies 公式サイト(ロゴ画像の取得元)。 https://amprius.com/

14. 主張と出典の対応表

本文の主張区分出典
事業の概要、用途(ドローン・HAPS・軽電動車)、顧客、累計420万個超の出荷、SiCore・SiMaxxの説明、製造と供給、特許(86件)、研究開発の方向、競合、人員(109人)事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm
2025年12月期の売上US$73,011千(+202%)、損益、粗利率11%、研究開発費、販売管理費、減損等、現金、総資産、自己資本、顧客1社のUS$27.1 million、売掛金の64%、株式数事実出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm
SiMaxxのナノワイヤ構造(100万本/cm²超、シリコン含有率99.5〜99.9%)、SiCoreの構造の説明、シランガスの添加剤、100 mV高い電位、釘刺し試験、USABCのA-sample、Berzeliusとの契約、元関連会社の説明、NDAAのリスク事実(会社の説明)出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm
ブライトンの減損と方針(受託製造への移行)、DIU契約US$14.8 million、パイロットラインの拡張事実(会社の説明)出典1 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm
2026年上半期の売上US$62,568千・粗利益・研究開発費・純損失、現金US$74.5 million、DIU契約の増額(US$18.1 million)、ワラント交換、ブライトン賃貸の解約の会計処理事実出典2 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000059/ampx-20260630.htm
2026年第2四半期の決算(売上US$34.0 million、粗利率27%)、通期見通し(売上US$1.4億以上、粗利率28%以上、純損失US$1,000万未満)、Stark Futureの契約(2027年開始、US$1億超の見込み)、欧州のドローン企業の注文(US$2,400万)、Redwireへの供給、パイロットラインの据付40%事実(会社の説明)/見通しは未確定/将来出典3 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000056/ampx-2026x08x04x8kex991.htm
Project acCELLerate:最大US$7,500万、拠出済み約US$2,200万、基本期間2026年9月23日〜2028年9月22日、NDAA第842条への適合、30日前の通知で終了可能事実/計画は未確定/将来出典4 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000065/ampx-20260923.htm
ブライトン賃貸の解約(2026年1月30日、解約金US$2,000万、保証金の返還)事実出典5 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000005/ampx-20260130.htm
ATM(市場売却)の完了(純額約US$9,750万、2026年1月12日)事実出典6 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000003/ampx-20260112.htm
公募ワラントの株式への交換(2026年5月6日)事実出典7 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000047/ampx-20260506.htm
フリーモントの賃貸の延長(2034年6月まで、2026年8月7日)事実出典8 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000062/ampx-20260807.htm
製品カタログ:セル別のデータシート(SA02・SA03・SA04・SA24・SA102・SA109・SA133)の数値と条件、クランプ、PRELIMINARY、表紙の「最大450 Wh/kgと1,150 Wh/L」事実(メーカー公称)出典9 https://amprius.com/documents/Amprius_Product_Catalog.pdf
ロゴ画像は公式サイトで公開されているロゴを取得事実出典10 https://amprius.com/
受託工場の名称と出荷量、SiCoreの負極材の構造・含有率、Project acCELLerateの生産地・規模、定置用蓄電向け製品、DOEの助成、1,150 Wh/Lのデータシート、通期見通しの達成未確定/将来本稿による整理・見通し(一次情報で確認できなかった事項。本稿)
「外部製造を前提とするモデルへ移行」「ドローン・防衛向けを主戦場」「軽電動車へ広げる」という読み、クランプがパック設計に影響するという見立て推測出典1・3・4・5・9 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000015/ampx-20251231.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000056/ampx-2026x08x04x8kex991.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000065/ampx-20260923.htm https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1899287/000189928726000005/ampx-20260130.htm https://amprius.com/documents/Amprius_Product_Catalog.pdf
Ampriusを「セル・材料メーカー」とする区分、顧客1社の売上比(約37.1%)、研究開発費の売上比(約12.9%)本稿の計算本稿による整理・見通し(本稿)
素材技術者の視点(SiMaxxとSiCoreの構造の違い、電位とクランプ、エネルギー密度と寿命、材料の調達)解説本稿による解説(10-Kとカタログを素材の観点で整理したもの。本稿)

最終更新:2026年10月10日/Troy Technical
本稿の内容は、Amprius Technologiesの米国SEC提出書類(10-K、10-Q、8-K)と公式の製品カタログ・公式サイトに基づきます。調査会社の市場推計や報道ベースの数値は使用していません。「推測」と記した箇所は、一次情報から本稿が読み取った解釈であり、会社の公表内容ではありません。製品の性能値はデータシートごとの条件つきのメーカー公称で、他の値とは比較できません。会社の見通し・計画は未確定で、実現を保証するものではありません。本稿は、電池の取扱い・安全、投資・調達の判断について、読者個人に助言するものではありません。