Wevo社、熱伝導率4 W/m·Kの新シリコーンギャップフィラー「WEVOSIL 26040 FL」を発表

Wevo ドイツ
概要
Wevoは、熱伝導率4 W/m·Kを誇る新しいシリコーンギャップフィラー熱界面材料(TIM)「WEVOSIL 26040 FL」を発表しました。この新材料は、パワーエレクトロニクスやバッテリー技術において、効率的な放熱を可能にします。特に、わずか70 µm未満の極めて薄いボンドライン厚、優れた沈降安定性、そして200°Cまでの高い耐熱性が特徴です。UL 94 V-0の難燃性と良好な機械的性能も兼ね備え、厳しい電子部品組立環境での信頼性を向上させます。
詳細

主要成果

Wevoは、パワーエレクトロニクスおよびバッテリー技術の熱管理を革新する、熱伝導率4 W/m·Kの新型シリコーンギャップフィラー「WEVOSIL 26040 FL」を発表しました。この製品は、極めて低いボンドライン厚と優れた熱特性を両立し、高性能デバイスの信頼性と寿命向上に貢献します。

技術詳細

WEVOSIL 26040 FLは、以下の主要な技術的特徴を有しています。

  • 高熱伝導率: 4 W/m·Kの熱伝導率により、効率的な熱放散を実現します。これは、高出力デバイスの過熱を防ぎ、性能低下を抑制するために不可欠です。
  • 極めて低いボンドライン厚: 70 µm未満という非常に薄いボンドライン厚を実現し、熱抵抗を最小限に抑えることで、部品間の熱伝達効率を最大化します。
  • 優れた安定性: 沈降安定性が向上しており、長期にわたる安定した性能を保証します。また、200°Cまでの高い温度耐性を持つため、過酷な動作環境にも対応可能です。
  • 難燃性: UL 94 V-0の難燃性を備えており、電子機器の安全性基準を満たし、火災リスクを低減します。
  • 機械的性能: 厳しい電子アセンブリ環境において、優れた機械的性能を発揮し、信頼性の高い接着・封止を提供します。

この材料は、2液性RTVシリコーンで、優れた加工性も持ち合わせています。これにより、生産プロセスにおける効率性と品質の向上が期待されます。

背景・業界文脈

現代のパワーエレクトロニクスやバッテリー技術は、小型化と高密度化が進む一方で、発熱量の増大が課題となっています。特に、電気自動車(EV)のバッテリーモジュールや高性能サーバーのプロセッサなどでは、効率的な熱管理がデバイスの性能、寿命、そして安全性に直結します。従来の熱界面材料では、熱伝導率と機械的特性、長期安定性の全てを高いレベルで満たすことが困難でした。WevoのWEVOSIL 26040 FLは、これらの課題に対応するために開発され、市場のニーズに応えるものです。

今後の展望

WEVOSIL 26040 FLの導入は、EVバッテリーやデータセンター向けパワーデバイスにおける熱管理ソリューションの進化を加速させるでしょう。より高い信頼性と持続可能な性能が求められる市場において、この材料は新しい標準を確立する可能性があります。将来的には、より広範な高発熱アプリケーションへの展開が期待され、電子機器の設計自由度と性能向上に大きく貢献すると見込まれます。

元記事: https://www.wevo-chemie.de/en/news-press/detailpage/new-silicone-gap-filler

毎週の技術動向レポートを無料でお届け

各分野の分析レポートを読む価値があるかどうか一目で判断できるインフォグラフィックをメールで受け取れます。

📢 メールマガジンに無料登録(週刊・技術動向レポート)

ご登録いただくと、Troy-Technical から週刊で技術動向レポート(メールマガジン)をお届けします。

  • 取得したメールアドレス・選択分野は配信目的にのみ使用します。
  • 第三者へ提供することはありません。
  • 配信はいつでも解除できます(各メール下部のリンクから)。

詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

登録は1分・いつでも解除できます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次