NFION社、EVバッテリーセル向け低熱伝導率シリコーンフォーム「NF150-788」を発表

NFION 中国
概要
NFIONは、EVバッテリーセル間の熱絶縁、緩衝、電気絶縁を目的としたシリコーンフォーム「NF150-788」を発表しました。この材料は、0.12 W/(m·K)以下の低い熱伝導率、優れた圧縮回復性、UL94 V-0の難燃性、および信頼性の高い電気絶縁性を特徴としています。NF150-788は、バッテリーモジュールをセルの膨張、振動、熱伝達から保護し、EVバッテリーパックの安全性と寿命を向上させます。
詳細

主要成果

NFIONは、電気自動車(EV)バッテリーセル間の熱絶縁、緩衝、および電気絶縁を実現するシリコーンフォーム「NF150-788」を発表しました。この革新的な材料は、特にEVバッテリーモジュールの安全性と長期的な性能を向上させることを目的に開発されました。

技術詳細

NF150-788シリコーンフォームの主な技術的特徴は以下の通りです。

  • 低熱伝導率: 0.12 W/(m·K)以下という非常に低い熱伝導率を誇ります。これにより、隣接するバッテリーセル間の熱伝達を効果的に抑制し、局所的な温度上昇を防ぎます。特に、熱暴走の伝播を遅らせる上で重要な役割を果たします。
  • 優れた圧縮回復性: セルの膨張や収縮に対応するために、優れた圧縮回復性を持っています。これにより、経年変化や使用中の圧力変化にも対応し、バッテリーパック内部の空間を安定的に維持します。
  • UL94 V-0難燃性: UL94 V-0の難燃性評価を取得しており、火災発生時の延焼リスクを大幅に低減します。EVバッテリーの安全性基準を満たす上で不可欠な特性です。
  • 信頼性の高い電気絶縁性: バッテリーセル間の電気的短絡を防ぐための確実な電気絶縁性を提供します。高電圧バッテリーシステムにおける安全性を確保します。
  • 緩衝効果: 振動や衝撃からバッテリーセルを保護する緩衝材としても機能します。これにより、走行中の機械的ストレスによる損傷リスクを低減し、バッテリーの耐久性を向上させます。

これらの特性の組み合わせにより、NF150-788はEVバッテリーのモジュールレベルでの保護に最適なソリューションとなります。

背景・業界文脈

電気自動車の普及に伴い、バッテリーのエネルギー密度とパックサイズは増大の一途をたどっています。これにより、熱管理、安全性、および耐久性がEVバッテリー設計における最も重要な課題となっています。特に、バッテリーセルの膨張や熱暴走の伝播を防ぐための効果的な材料が強く求められています。従来の断熱材や緩衝材では、全ての要件を高いレベルで満たすことが困難でした。NFIONのNF150-788は、これらの課題に対応するために特別に開発され、EVバッテリーの高性能化と安全性を両立させるための重要な技術的貢献です。

今後の展望

NF150-788シリコーンフォームは、EVバッテリー業界における安全性と性能の向上に大きく貢献するでしょう。特に、熱伝導率の低さと優れた難燃性は、次世代EVバッテリーパックの設計において不可欠な要素となります。NFIONは、この製品を通じて、バッテリーメーカーがより安全で信頼性の高い電気自動車を開発できるよう支援し、持続可能なモビリティ社会の実現を加速させることが期待されます。今後、より広範なエネルギー貯蔵システムへの応用も視野に入れ、技術のさらなる進化が注目されます。

元記事: https://www.nfionthermal.com/Product/s188.html

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