Dymax、光・熱デュアル硬化型接着剤「9310」を発表、高信頼性PCB強化とアンダーフィル代替へ

PR Newswire アメリカ
概要
Dymaxは、高信頼性が求められるプリント基板(PCB)強化向けに、光・熱デュアル硬化型の接着剤「9310」を発表しました。この接着剤は、ファインピッチ、リードレスコンポーネントの実装に特化しており、光照射により数秒で迅速に硬化し、影になる領域は二次的な熱硬化で確実に硬化させます。従来のアンダーフィルと比較して工程を簡素化できる代替ソリューションを提供し、熱的・機械的ストレス下での高い伸長性と制御された弾性率で接合部の完全性を維持します。AIハードウェアを含む先進電子機器の性能と寿命向上に貢献します。
詳細

主要成果

Dymaxは、先進的な電子機器およびAIハードウェア向けに、高信頼性が要求されるプリント基板(PCB)の強化を目的とした光・熱デュアル硬化型接着剤「9310」を新たに発表しました。この製品は、ファインピッチ、リードレスコンポーネントの実装における接合部の完全性を維持し、従来のアンダーフィルプロセスを効率化する革新的なソリューションを提供します。

技術・臨床詳細

Dymax 9310接着剤は、そのデュアル硬化メカニズムが最大の特長です。まず、UVまたは可視光の照射により数秒で迅速に一次硬化し、生産性の向上に貢献します。その後、光が届かない影になる領域や、より高い接着強度と耐久性が求められる箇所には、二次的な熱硬化を適用することで、接着剤全体を均一かつ確実に硬化させます。この組み合わせにより、従来のアンダーフィル材料に見られた硬化時間や適用範囲の制約を克服します。9310は、高伸長性(例:特定の条件下でX%以上の伸長率)と制御された弾性率を両立しており、電子部品が経験する熱膨張・収縮サイクルや外部からの機械的ストレスに対して、接合部のひび割れや剥離を防ぎ、優れた耐性を発揮します。これにより、高密度実装されたPCB上の繊細なコンポーネントを長期にわたって保護し、特にAIチップなど、発熱量の多いデバイスの信頼性向上に寄与します。

背景・業界文脈

現代の電子機器は、小型化、高密度化、および高性能化が急速に進んでおり、プリント基板上にはファインピッチで多数のコンポーネントが実装されています。特にAIハードウェアの分野では、膨大なデータ処理に伴う高発熱と熱応力管理が喫緊の課題となっています。このような環境では、部品間の接合信頼性を確保するための材料が極めて重要です。従来のアンダーフィルプロセスは、フロー速度や硬化時間の点で限界があり、生産効率のボトルネックとなることがありました。Dymax 9310は、これらの業界の課題に対する効率的で信頼性の高い解決策を提供するものです。

今後の展望

Dymax 9310の登場は、高密度電子パッケージング技術に新たな選択肢をもたらします。このデュアル硬化型接着剤は、AIサーバー、データセンター、高性能モバイルデバイス、自動運転システムなど、高信頼性と高性能が求められる幅広いアプリケーションでの採用が期待されます。生産プロセスの簡素化とサイクルタイムの短縮は、メーカーにとって大きなメリットとなり、市場競争力を高めます。将来的には、この技術を基盤として、さらに多様な用途に対応する特性を持つ接着剤の開発や、スマートファクトリーにおける完全自動化された接着プロセスへの統合が進むでしょう。Dymax 9310は、電子機器の進化を支える材料技術として、その重要性を高めていくと予想されます。

元記事: https://www.prnewswire.com/apac/news-releases/dymax-launches-9310-adhesive-for-high-reliability-pcb-reinforcement-302839670.html

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